合同式・余りの計算 計算ドリル(解答・解説)

  1. 次の余りを求めましょう。 \(17 \bmod 5\)
    解答:\(2\)
    割り算の基本式 \(a = n \times q + r\)(\(0 \le r < n\))に当てはめます。 \(17 = 5 \times 3 + 2\) よって余りは \(2\) です。
  2. 次の余りを、数学の約束(\(0 \le r < 3\))で求めましょう。 \((-7) \bmod 3\)
    解答:\(2\)
    余りを 0 以上にするため、商は小さい方の整数へ切り捨てて決めます(床除算)。 \(-7 \div 3 = -2.33\ldots\) これを小さい方の整数へ切り捨てた \(-3\) が商です。 \(-7 = 3 \times (-3) + 2\) よって余りは \(2\) です。 商を \(-2\) で止めると、余りが \(-1\) になってしまいます。 \(-7 = 3 \times (-2) - 1\) これはC言語やJavaの % 演算子と同じ結果で、数学の余りとしては使いません。
  3. 次の合同式が成り立つか答えましょう。 \(38 \equiv 14 \pmod{12}\)
    解答:成り立つ
    合同式が成り立つのは、2 つの数の差が法の倍数になっているときです。 \(38 - 14 = 24 = 12 \times 2\) 差 \(24\) が法 \(12\) の倍数なので、合同式は成り立ちます。 余りで確かめると、次のように等しくなっています。 \(38 \bmod 12 = 2,\quad 14 \bmod 12 = 2\)
  4. 次の合同式が成り立つか答えましょう。 \(40 \equiv 5 \pmod{6}\)
    解答:成り立たない
    差を計算します。 \(40 - 5 = 35 = 6 \times 5 + 5\) 差 \(35\) は法 \(6\) の倍数ではありません。 よって合同式は成り立ちません。 余りで確かめると、次のように異なっています。 \(40 \bmod 6 = 4,\quad 5 \bmod 6 = 5\)
  5. 次の余りを求めましょう。 \(3^{4} \bmod 5\)
    解答:\(1\)
    まず \(3^{2}\) の余りを求めます。 \(3^{2} = 9 \equiv 4 \pmod{5}\) 掛け算と余りの関係から、これを 2 乗すれば \(3^{4}\) の余りになります。 \(3^{4} \equiv 4^{2} = 16 \equiv 1 \pmod{5}\) よって余りは \(1\) です。 実際に計算して確かめても、余りは \(1\) になっています。 \(3^{4} = 81 = 5 \times 16 + 1\)
  6. \(7^{2026}\) の一の位を求めましょう。
    解答:\(9\)
    一の位は「10 で割った余り」です。 \(7\) のべき乗の余りを順に調べると、周期が見つかります。 \(7^{1} \equiv 7,\quad 7^{2} \equiv 9,\quad 7^{3} \equiv 3,\quad 7^{4} \equiv 1 \pmod{10}\) \(7^{4} \equiv 1\) なので、一の位は 7・9・3・1 の 4 つを周期的に繰り返します。 指数 \(2026\) を周期 \(4\) で割ります。 \(2026 = 4 \times 506 + 2\) 余りが \(2\) なので、\(7^{2026}\) の一の位は周期の 2 番目と同じです。 \(7^{2026} \equiv 7^{2} \equiv 9 \pmod{10}\) よって一の位は \(9\) です。
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