年平均成長率(CAGR) 計算ドリル(解答・解説)

  1. ある店の売上が2年で100万円から121万円になりました。 年平均成長率(CAGR)は何%ですか。
    解答:\(10\%\)
    まず全体の倍率を求めます。 \(121 \div 100 = 1.21\) 2年なので、1年あたりの倍率は \(1.21\) の平方根です。 \(\sqrt{1.21} = 1.1\) \(1.1 \times 1.1 = 1.21\) となるので確かめられます。 1年あたりの倍率 \(1.1\) から元の分の \(1\) を引くと年平均成長率です。 \(1.1 - 1 = 0.1\) よって \(10\%\) です。
  2. あるアプリの利用者数が3年で1万人から8万人になりました。 年平均成長率(CAGR)は何%ですか。
    解答:\(100\%\)
    全体の倍率を求めます。 \(8 \div 1 = 8\) 3年なので、1年あたりの倍率は \(8\) の立方根(3乗すると \(8\) になる数)です。 \(\sqrt[3]{8} = 2\) \(2 \times 2 \times 2 = 8\) となるので確かめられます。 \(2 - 1 = 1\) よって年平均成長率は \(100\%\)(毎年2倍)です。
  3. 売上200万円の会社が、年平均成長率 \(50\%\) で2年間成長しました。 2年後の売上は何万円ですか。
    解答:\(450\) 万円
    年平均成長率 \(50\%\) は、1年あたりの倍率が \(1 + 0.5 = 1.5\) ということです。 2年分なので \(1.5\) を2回掛けます。 \(200 \times 1.5 \times 1.5 = 200 \times 2.25 = 450\) よって \(450\) 万円です。 「\(50\% \times 2\) 年 \(= 100\%\) 増で \(400\) 万円」ではないことに注意します。2年目は1年目に増えた後の \(300\) 万円を基準に \(50\%\) 増えるからです。
  4. 年平均成長率 \(20\%\) で3年間成長して、3年後に売上が \(1728\) 万円になりました。 3年前の売上は何万円でしたか。
    解答:\(1000\) 万円
    1年あたりの倍率は \(1 + 0.2 = 1.2\) です。 3年分の倍率を求めます。 \(1.2 \times 1.2 \times 1.2 = 1.728\) 最終値をこの倍率で割ると初期値です。 \(1728 \div 1.728 = 1000\) よって \(1000\) 万円です。
  5. 会員数100人のサービスが、毎年 \(100\%\)(毎年2倍)のペースで増えています。 会員数が初めて \(1600\) 人以上になるのは何年後ですか。
    解答:\(4\) 年後
    毎年2倍なので、1年ごとの会員数を順に書き出します。 \(100 \to 200 \to 400 \to 800 \to 1600\) \(1600\) 人になるのは4回2倍にしたときです。 \(100 \times 2^{4} = 1600\) よって \(4\) 年後です。 対数を使って書くと \(\log_{2} 16 = 4\) で、これが「目標到達までの年数」の式の中身です。
  6. 売上が2年で100万円から144万円になりました。 年平均成長率(CAGR)と、単純平均成長率(全体の成長率を年数で割った値)をそれぞれ求めましょう。
    解答:年平均成長率 \(20\%\)、単純平均成長率 \(22\%\)
    全体の倍率は次のとおりです。 \(144 \div 100 = 1.44\) 年平均成長率は、1年あたりの倍率(平方根)から \(1\) を引きます。 \(\sqrt{1.44} = 1.2\) \(1.2 - 1 = 0.2\) よって年平均成長率は \(20\%\) です。 単純平均成長率は、全体の成長率を年数で割ります。 \(1.44 - 1 = 0.44\) \(0.44 \div 2 = 0.22\) よって単純平均成長率は \(22\%\) です。 単純平均の \(22\%\) を本当に2年続けると \(1.22 \times 1.22 = 1.4884\) 倍になり、実際の \(1.44\) 倍より大きくなってしまいます。年率の成長率として正しいのは年平均成長率の \(20\%\) の方です。
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