常用対数と桁数 計算ドリル(解答・解説)

  1. \(2^{10}\) は何桁の整数か求めましょう。 ただし \(\log_{10} 2 = 0.3010\) とします。
    解答:\(4\) 桁
    常用対数をとり、累乗の法則で指数を前に出します。 \(\log_{10} 2^{10} = 10 \log_{10} 2 = 10 \times 0.3010 = 3.010\) 整数部分に注目して、10 の累乗ではさみます。 \(3 \le 3.010 < 4\) \(10^{3} \le 2^{10} < 10^{4}\) \(10^{3}\)(=1000)は 4 桁で一番小さい数なので、\(2^{10}\) は 4 桁です。 実際に \(2^{10} = 1024\) で、確かに 4 桁です。
  2. \(3^{20}\) は何桁の整数か求めましょう。 ただし \(\log_{10} 3 = 0.4771\) とします。
    解答:\(10\) 桁
    常用対数をとって指数を前に出します。 \(\log_{10} 3^{20} = 20 \log_{10} 3 = 20 \times 0.4771 = 9.542\) 整数部分は 9 なので、10 の累乗ではさみます。 \(9 \le 9.542 < 10\) \(10^{9} \le 3^{20} < 10^{10}\) よって \(3^{20}\) は 10 桁です。
  3. \(5^{20}\) は何桁の整数か求めましょう。 ただし \(\log_{10} 2 = 0.3010\) とします。
    解答:\(14\) 桁
    \(\log_{10} 5\) は与えられていませんが、\(5 = \dfrac{10}{2}\) を使うと \(\log_{10} 2\) から導けます。 \(\log_{10} 5 = \log_{10} \dfrac{10}{2} = \log_{10} 10 - \log_{10} 2 = 1 - 0.3010 = 0.6990\) あとは指数を前に出して整数部分を見ます。 \(\log_{10} 5^{20} = 20 \times 0.6990 = 13.98\) \(13 \le 13.98 < 14\) よって \(10^{13} \le 5^{20} < 10^{14}\) となり、\(5^{20}\) は 14 桁です。
  4. \(6^{30}\) は何桁の整数か求めましょう。 ただし \(\log_{10} 2 = 0.3010\)、\(\log_{10} 3 = 0.4771\) とします。
    解答:\(24\) 桁
    \(6 = 2 \times 3\) なので、積の法則で \(\log_{10} 6\) を求めます。 \(\log_{10} 6 = \log_{10} 2 + \log_{10} 3 = 0.3010 + 0.4771 = 0.7781\) 指数を前に出して計算します。 \(\log_{10} 6^{30} = 30 \times 0.7781 = 23.343\) 整数部分は 23 なので、10 の累乗ではさみます。 \(23 \le 23.343 < 24\) \(10^{23} \le 6^{30} < 10^{24}\) よって \(6^{30}\) は 24 桁です。
  5. \(2^{100}\) の最高位の数字(一番左の数字)を求めましょう。 ただし \(\log_{10} 2 = 0.3010\) とします。
    解答:\(1\)
    まず常用対数を計算します。 \(\log_{10} 2^{100} = 100 \times 0.3010 = 30.10\) 最高位の数字を決めるのは小数部分です。 \(2^{100} = 10^{30.10} = 10^{30} \times 10^{0.10}\) 小数部分 \(0.10\) を、1〜9 の常用対数の値と見比べます。 \(\log_{10} 1 = 0 \le 0.10 < 0.3010 = \log_{10} 2\) \(1 \le 10^{0.10} < 2\) よって \(2^{100}\) は \(1.\cdots \times 10^{30}\) の形なので、最高位の数字は 1 です。
  6. \(\left(\dfrac{1}{2}\right)^{100}\) を小数で表すとき、小数第何位に初めて 0 でない数字が現れるか求めましょう。 ただし \(\log_{10} 2 = 0.3010\) とします。
    解答:小数第 \(31\) 位
    \(\dfrac{1}{2}\) の常用対数は、商の法則からマイナスの値になります。 \(\log_{10} \dfrac{1}{2} = \log_{10} 1 - \log_{10} 2 = 0 - 0.3010 = -0.3010\) 指数を前に出して計算します。 \(\log_{10} \left(\dfrac{1}{2}\right)^{100} = 100 \times (-0.3010) = -30.10\) マイナスの数の整数部分に注意して、10 の累乗ではさみます(\(-30.10\) のすぐ左の整数は \(-31\) です)。 \(-31 \le -30.10 < -30\) \(10^{-31} \le \left(\dfrac{1}{2}\right)^{100} < 10^{-30}\) \(10^{-31}\) は小数第 31 位に初めて 1 が現れる数なので、\(\left(\dfrac{1}{2}\right)^{100}\) は小数第 31 位に初めて 0 でない数字が現れます。
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