チャーン率 計算ドリル(解答・解説)

  1. 月初に400人の会員がいて、その月のうちに12人が解約しました。月次チャーン率は何%ですか。
    解答:3%
    チャーン率は、解約数を期首の顧客数で割った割合です。 \(12 \div 400 \times 100 = 3\) よって3%です。 分母は月初の400人で、その月に入った新規会員がいても分母には数えません。
  2. 問題1のとき、月次リテンション率(継続率)は何%ですか。
    解答:97%
    リテンション率は、100からチャーン率を引いた値です。 \(100 - 3 = 97\) よって97%です。 チャーン率とリテンション率を足すとちょうど100%になります。
  3. 月次チャーン率が4%のサービスで、1人の顧客が平均して続ける月数は何か月ですか。
    解答:25か月
    平均継続月数は、チャーン率(%)の逆数、つまり100をチャーン率で割った値です。 \(100 \div 4 = 25\) よって25か月です。
  4. 月次リテンション率が90%のサービスで、月初に1000人いた会員は2か月後に何人残っていると見込めますか。
    解答:810人
    リテンション率90%は「1か月後に残る割合が0.9」という意味です。 2か月後の残存顧客数は、期首の顧客数に0.9を2回掛けた値です。 \(1000 \times 0.9^{2} = 1000 \times 0.81 = 810\) よって810人です。
  5. 顧客に平均40か月は続けてほしいとき、月次チャーン率を何%以下に抑える必要がありますか。
    解答:2.5%以下
    平均継続月数の式を裏返して、100を目標の平均継続月数で割ります。 \(100 \div 40 = 2.5\) よって2.5%以下です。 確かめると、チャーン率2.5%の平均継続月数は次のようになります。 \(100 \div 2.5 = 40\) 40か月になっているので正しいです。
  6. 月次チャーン率が2%のとき、「単純に12倍した24%」と「正しく年率換算したチャーン率」では、どちらが大きいですか。理由も答えましょう。
    解答:単純に12倍した24%の方が大きい
    解約する人数は、毎月「その時点で残っている人」の2%です。 残っている人は月ごとに減っていくので、解約する人数も月ごとに少しずつ減ります。 12倍する計算は、毎月同じ人数(最初の人数の2%)が解約すると仮定しているため、実際より多く見積もることになります。 よって、単純に12倍した24%の方が大きく、正しく換算した年率は24%より小さくなります。 式で書くと、年率換算チャーン率は次の値です。 \((1 - 0.98^{12}) \times 100\) \(0.98^{12}\) は、減る分が回を重ねるごとに小さくなるため \(1 - 0.02 \times 12 = 0.76\) より大きくなります。 よって年率換算チャーン率は \((1 - 0.76) \times 100 = 24\) より小さいとわかります。
問題ページを開く チャーン率(解約率)と平均継続期間