排水勾配と配管の高低差 計算ドリル(解答・解説)

  1. 長さ \(5\,\text{m}\) の排水管に \(\dfrac{1}{100}\) の勾配をつけます。配管の始点と終点の高低差は何 mm か求めましょう。
    解答:\(50\,\text{mm}\)
    単位を mm に揃えます。 \(5\,\text{m} = 5000\,\text{mm}\) 高低差は、配管の長さを勾配の分母で割って求めます。 \(5000 \div 100 = 50\) よって \(50\,\text{mm}\) です。 「\(\dfrac{1}{100}\) の勾配は、水平に100進むと1下がる」と考えて、長さを100で割っています。
  2. 長さ \(3\,\text{m}\) の排水管に \(\dfrac{1}{50}\) の勾配をつける場合と \(\dfrac{1}{100}\) の勾配をつける場合で、高低差はそれぞれ何 mm か求めましょう。また、その差は何 mm か求めましょう。
    解答:\(\dfrac{1}{50}\):\(60\,\text{mm}\)、\(\dfrac{1}{100}\):\(30\,\text{mm}\)、差:\(30\,\text{mm}\)
    単位を mm に揃えます。 \(3\,\text{m} = 3000\,\text{mm}\) 勾配 \(\dfrac{1}{50}\) のとき、高低差は \(3000 \div 50 = 60\) よって \(60\,\text{mm}\) です。 勾配 \(\dfrac{1}{100}\) のとき、高低差は \(3000 \div 100 = 30\) よって \(30\,\text{mm}\) です。 差は \(60 - 30 = 30\) よって \(30\,\text{mm}\) です。 分母が小さい(急な)勾配ほど、大きい高低差が必要になります。
  3. 長さ \(8\,\text{m}\) の排水管で、始点と終点の高低差が \(40\,\text{mm}\) でした。この勾配を分数 \(\dfrac{1}{n}\) の形とパーセント(%)で表しましょう。
    解答:\(\dfrac{1}{200}\)、\(0.5\,\%\)
    単位を mm に揃えます。 \(8\,\text{m} = 8000\,\text{mm}\) 勾配の分母は、配管の長さを高低差で割って求めます。 \(8000 \div 40 = 200\) よって勾配は \(\dfrac{1}{200}\) です。 パーセントにするには、高低差を配管の長さで割って100を掛けます。 \(40 \div 8000 \times 100 = 0.5\) よって \(0.5\,\%\) です。
  4. 桝を2か所経由する排水管があります。区間1は長さ \(4\,\text{m}\)・勾配 \(\dfrac{1}{100}\)、区間2は長さ \(3\,\text{m}\)・勾配 \(\dfrac{1}{100}\)、区間3は長さ \(5\,\text{m}\)・勾配 \(\dfrac{1}{50}\) です。始点から終点までの累積の高低差は何 mm か求めましょう。
    解答:\(170\,\text{mm}\)
    区間ごとに、長さを勾配の分母で割って高低差を求めます。 区間1:\(4000 \div 100 = 40\) 区間2:\(3000 \div 100 = 30\) 区間3:\(5000 \div 50 = 100\) 累積の高低差は、区間ごとの高低差を全部足したものです。 \(40 + 30 + 100 = 170\) よって \(170\,\text{mm}\) です。
  5. 始点の管底が地表面から \(300\,\text{mm}\) の深さにある排水管を、長さ \(6\,\text{m}\)・勾配 \(\dfrac{1}{100}\) で敷設します。終点の管底の深さは地表面から何 mm か求めましょう。
    解答:\(360\,\text{mm}\)
    まず高低差を求めます。 \(6000 \div 100 = 60\) よって高低差は \(60\,\text{mm}\) です。 終点の管底の深さは、始点の深さに高低差を足したものです。 \(300 + 60 = 360\) よって \(360\,\text{mm}\) です。 下り勾配をつけると、終点ほど管底が深くなります。
  6. 浴室の洗い場で、一番遠い所から排水口までの距離が \(1.5\,\text{m}\) あります。床に \(2\,\%\) の水勾配をつけるとき、一番遠い所と排水口の高低差は何 mm か求めましょう。
    解答:\(30\,\text{mm}\)
    単位を mm に揃えます。 \(1.5\,\text{m} = 1500\,\text{mm}\) \(2\,\%\) の勾配は「水平に100進むと2下がる」なので、距離に \(\dfrac{2}{100}\) を掛けます。 \(1500 \times \dfrac{2}{100} = 30\) よって \(30\,\text{mm}\) です。 \(2\,\%\) は分数で書くと \(\dfrac{1}{50}\) なので、\(1500 \div 50 = 30\) と計算しても同じです。
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