標本調査(比率の推定) 計算ドリル(解答・解説)

  1. 池にいる魚の総数を調べるために、魚を 40 匹捕まえて、全部に標識を付けて池に戻しました。 数日後、もう一度 30 匹を捕まえたところ、そのうち 6 匹に標識が付いていました。 池にいる魚は、およそ何匹と推定できますか。
    解答:約 200 匹
    池全体の数を \(x\) 匹とおきます。 「全体の数 : 標識の数」の比は、池全体でも2回目に捕まえた分でも等しいと考えられるので \(x : 40 = 30 : 6\) 内項の積=外項の積 より \(40 \times 30 = x \times 6\) \(x = \dfrac{1200}{6} = 200\) よって、池の魚はおよそ 200 匹と推定できます。
  2. 工場で作った製品 2000 個の中に、不良品が何個あるかを調べます。 50 個を無作為に取り出して検査したところ、不良品が 3 個ありました。 2000 個の中の不良品は、およそ何個と推定できますか。
    解答:約 120 個
    2000 個の中の不良品の数を \(x\) 個とおきます。 「全体の個数 : 不良品の個数」の比は、母集団でも標本でもほぼ等しいと考えられるので \(2000 : x = 50 : 3\) 内項の積=外項の積 より \(x \times 50 = 2000 \times 3\) \(x = \dfrac{6000}{50} = 120\) よって、不良品はおよそ 120 個と推定できます。
  3. 湖の魚の総数を調べるために、25 匹を捕まえて標識を付けて戻しました。 後日 40 匹を捕まえたところ、標識付きは 6 匹でした。 湖の魚はおよそ何匹と推定できますか。一の位を四捨五入して答えましょう。
    解答:約 170 匹
    湖全体の数を \(x\) 匹とおいて、比例式を立てます。 \(x : 25 = 40 : 6\) 内項の積=外項の積 より \(25 \times 40 = x \times 6\) \(x = \dfrac{1000}{6} = \dfrac{500}{3} = 166.6\cdots\) 割り切れないので、問題の指示どおり一の位を四捨五入して、十の位までの概数にします。 \(166.6\cdots\) の一の位は 6 なので切り上げて、約 170 匹と推定できます。
  4. 箱の中に、白い碁石だけがたくさん入っています。 白い碁石の数を数える代わりに、同じ大きさの黒い碁石 100 個を箱に入れてよくかき混ぜ、無作為に 60 個を取り出したところ、黒い碁石が 12 個含まれていました。 箱に最初に入っていた白い碁石は、およそ何個と推定できますか。
    解答:約 400 個
    黒い碁石を入れた後の、箱全体の碁石の数を \(x\) 個とおきます。 「全体の数 : 黒の数」の比は、箱全体でも取り出した 60 個でも等しいと考えられるので \(x : 100 = 60 : 12\) 内項の積=外項の積 より \(100 \times 60 = x \times 12\) \(x = \dfrac{6000}{12} = 500\) 箱全体はおよそ 500 個ですが、これは後から入れた黒い碁石 100 個を含んだ数です。 白い碁石はそこから黒の分を引いて \(500 - 100 = 400\) よって、白い碁石はおよそ 400 個と推定できます。
  5. ある池の魚の総数は、標識再捕獲法によって、およそ 600 匹と推定されています。 この調査では、最初に 30 匹を捕まえて標識を付けて戻し、後日 40 匹を捕まえ直しました。 2回目に捕まえた 40 匹の中に、標識付きの魚はおよそ何匹いたと考えられますか。
    解答:約 2 匹
    標識付きの数を \(k\) 匹とおきます。 池全体では 600 匹中 30 匹に標識が付いているので、標識の割合は \(\dfrac{30}{600} = \dfrac{1}{20}\) 2回目に捕まえた 40 匹の中でも、標識の割合はほぼ同じと考えられるので \(k = 40 \times \dfrac{1}{20} = 2\) よって、標識付きはおよそ 2 匹いたと考えられます。
問題ページを開く 標本調査の計算