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巾木・廻り縁の長さ
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排水勾配と高低差
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木材の材積(m³・才)
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フェンスの本数
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部屋の熱損失の目安
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収納・棚の容量
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板取り計算
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棚板のたわみと耐荷重
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クッションフロア・カーペットの必要m数計算機(ロール幅・継ぎ方向・端材・費用)

部屋の広さ(縦×横または畳数)とロール幅・切りしろ・柄リピート・切り売りの単位を入力してください。価格は空欄でもかまいません(空欄なら費用は計算しません)。

長さの単位は、部屋の縦横が m(メートル)、切りしろ・柄リピートが cm、ロール幅は右のプルダウンで選んだ単位(cm または m)です。無地の床材は柄リピートを0にしてください。
計算結果・図形
左の入力欄に部屋の広さとロール幅を入れて「計算する」を押すと、ここに縦に流す場合と横に流す場合の必要m数が表示されます。

このページでできること

  • 部屋の縦横(m)とロール幅(クッションフロアは182cmが一般的)を入れるだけで、ロールを「縦に流す」場合と「横に流す」場合それぞれの必要枚数・1枚の長さ・必要m数がその場でわかり、少なくて済む向きをおすすめします
  • 部屋の広さは畳数(6畳・8畳など)と畳の基準(京間・中京間・江戸間・団地間・不動産表示規約)からも指定できます
  • 切りしろ(1枚あたりの余裕)と柄リピートを入れると、柄合わせで増える長さも1枚の長さに反映されます
  • 必要m数を切り売りの単位(10cm・50cm・1m)に切り上げた「購入する長さ」と、そのときに出る端材の面積・端材率も表示します
  • 単価(円/m または 円/㎡)を入れると、向きごとの概算費用もまとめて計算できます
  • 式のやさしい解説・割り付け図・Excel/Googleスプレッドシート/Python用のコピペ数式・計算ドリル(演習問題)もこのページにまとまっています
このページは、クッションフロア(CF)・ロールカーペット・長尺シートのように「幅が決まったロールから長さを切って買う床材」用です。フローリングやフロアタイルのように「1枚ずつ並べて張る板状の床材」は「フローリング・床材の必要枚数」のページを、壁紙は「壁紙の必要量」のページを使ってください。必要m数は部屋を長方形とみなした計算です。L字型の部屋や柱・出入口の形によっては、実際の割り付けで枚数や長さが変わることがあります。

この計算は何の役に立つ?

6畳の部屋のクッションフロアをDIYで張り替える

賃貸の原状回復や模様替えで人気なのが、幅182cmのクッションフロアを自分で敷くDIYです。縦3.6m×横2.7mの6畳相当の部屋なら、ロールを横に流せば2枚×2.8m=5.6m、縦に流すと2枚×3.7m=7.4mで、向きを間違えると1.8mも多く買うことになります。
買う前に両方の向きで必要m数を出しておくと、材料費の無駄も、足りずに買い足したときの「同じ商品でも製造ロットが違って色が微妙に合わない」という失敗も避けられます。

寝室・子ども部屋に継ぎ目のないカーペットを敷く

ロールカーペットには幅364cm(2間幅)の商品があり、縦3.6m×横2.7mの部屋なら横に流して1枚(2.8m)で継ぎ目なしに敷けます。足の裏の感触や見た目を大事にしたい寝室・子ども部屋では、継ぎ目なしに敷けるかどうかが商品選びの決め手になります。
このページでロール幅を364に変えて計算すると、枚数が1枚(継ぎ目なし)になる向きがあるかどうかがすぐわかります。

内装工事の見積書の「m数」を自分で確かめる

床の張り替えの見積書には「CF張り替え 6.0m」「長尺シート 22m」のように、面積ではなくメートル数で材料が書かれることがよくあります。これはロール物の材料が「幅×長さ」で買われるからで、この式のとおり枚数×1枚の長さで決まっています。
式を知っていると、見積もりのm数がどの向きの割り付けから出ているのか、切りしろや柄合わせがどれくらい見込まれているのかを自分でも追いかけられます(実際の見積もりには施工費・下地処理・廃材処分などの条件も入るため、m数だけで金額の妥当性は判断できません)。

店舗・事務所の廊下に長尺シートを敷く

幅1.5m×長さ12mの廊下のように細長い場所では、ロールを長さ方向に流せば1枚(12.1m)で継ぎ目なしに済みます。幅方向に流すと \(\lceil 12 \div 1.82 \rceil = 7\) 枚×1.6m=11.2mと必要m数はわずかに少ないものの、継ぎ目が6か所もできます。必要m数が近いときは、継ぎ目の数と施工の手間もあわせて向きを決めるのが、店舗や事務所の内装では一般的な考え方です。
このページのおすすめは購入する長さで決めているので、継ぎ目を減らしたいときは結果の「必要な枚数(継ぎ目)」も見て選んでください。

柄物のクッションフロアで柄合わせのロスを見込む

木目柄やタイル柄のクッションフロアには「リピート 64cm」のような柄の周期があり、継ぎ目で柄をつなげるには1枚の長さをリピートの倍数に切り上げる必要があります。縦3.6mの部屋に縦に流すなら、無地の3.7mが柄物では3.84mになり、2枚で0.28m余分に必要です。
無地のつもりで計算して柄物を買うと足りなくなることがあるので、柄物は必ずリピートを入れて計算します。

式と図

必要な枚数(何列並べるか)
数学表記 (一般的な数式)
\(n\) \(=\) \(\lceil\) \(b\) \(\div\) \(w\) \(\rceil\)
日本語表記 (記号を日本語に置き換えた式)
必要な枚数 \(n\) \(=\) \(\lceil\) 流す方向と直角の部屋の長さ \(b\) \(\div\) ロール幅 \(w\) \(\rceil\)
式を日本語で読むと
流す方向と直角の部屋の長さ \(b\)
ロール幅 \(w\) で割って「ロール何枚分の幅か」を求め
小数点以下を切り上げる(記号 \(\lceil\ \rceil\) は「切り上げ」の意味)と
必要な枚数 \(n\) になる
簡単な例
縦3.6m×横2.7mの部屋に幅182cm(1.82m)のクッションフロアを「縦に流す」(横の長さ2.7mをロール幅で埋める)ときの枚数は
必要な枚数 \(n\) \(=\) \(\lceil\) 横の長さ(2.7m) \(\div\) ロール幅(1.82m) \(\rceil\)
\(2.7 \div 1.82 \fallingdotseq 1.48\)
\(\lceil 1.48 \rceil = 2\)
考え方のポイント
ロール状の床材は、ロールの幅をそのまま生かして「何列並べるか」で枚数が決まります。ロールを縦の長さの方向に伸ばして敷く(縦に流す)なら、埋めるのは横の長さなので \(b\) は横の長さ、横に流すなら \(b\) は縦の長さです。1.48枚分の幅でも「1枚と半分」は買えないので、切り上げて2枚です。2枚並べると継ぎ目が1か所できます(継ぎ目の数は \(n-1\))。ロール幅が部屋の幅より広ければ \(n=1\) で、継ぎ目なしに敷けます。 部屋の幅が「ロール幅×枚数」とほぼ同じ(例:横1.82mの部屋に幅1.82mのロール)ときは、幅方向に余裕がないため、壁の歪みや採寸の誤差で足りなくなることがあります。実測して数cm以上の余裕があるか確かめ、不安なら1枚多く見込んでください。
1枚の長さ(切りしろ・柄合わせ込み)
数学表記 (一般的な数式)
\(l\) \(=\) \(a\) \(+\) \(m\)
\(l\) \(=\) \(p\) \(\times\) \(\lceil\) \((\) \(a\) \(+\) \(m\) \()\) \(\div\) \(p\) \(\rceil\)
日本語表記 (記号を日本語に置き換えた式)
1枚の長さ \(l\)(無地) \(=\) 流す方向の部屋の長さ \(a\) \(+\) 切りしろ \(m\)
1枚の長さ \(l\)(柄物) \(=\) 柄リピート \(p\) \(\times\) \(\lceil\) \((\) 流す方向の部屋の長さ \(a\) \(+\) 切りしろ \(m\) \()\) \(\div\) 柄リピート \(p\) \(\rceil\)
式を日本語で読むと
流す方向の部屋の長さ \(a\)
切りしろ \(m\) を足すと
無地の1枚の長さ \(l\) になる
柄物のときは、この長さが 柄リピート \(p\) の何個分かを求めて
小数点以下を切り上げ(記号 \(\lceil\ \rceil\))、
その個数に柄リピートを掛けたものが 柄物の1枚の長さ \(l\) になる
簡単な例
縦3.6mの部屋に縦に流すとき、切りしろ10cm(0.1m)を見込んだ無地の1枚の長さと、柄リピート64cm(0.64m)の柄物の1枚の長さは
1枚の長さ \(l\)(無地) \(=\) 縦の長さ(3.6m) \(+\) 切りしろ(0.1m)
\(3.6 + 0.1 = 3.7\)
\(0.64 \times \lceil 3.7 \div 0.64 \rceil = 0.64 \times \lceil 5.78 \rceil = 0.64 \times 6 = 3.84\)
考え方のポイント
部屋の壁は完全に真っすぐとは限らず、出入口の段差や柱もあるため、部屋の長さちょうどに切ると足りなくなることがあります。両端に5cmずつ程度の余裕(切りしろ)を取り、敷いてから壁に合わせて切りそろえるのが一般的です。 柄物(木目柄・タイル柄など)は、継ぎ目で隣の枚と柄がつながるように位置を合わせて張ります。合わせるためにずらす分が必要なので、1枚の長さを柄リピートの倍数に切り上げておきます。無地なら柄合わせは不要なので、切りしろを足すだけです。厳密には1枚目は合わせる相手がいないので切り上げなくてもよいのですが、どの枚から張っても足りるよう、このページでは2枚以上並べるときは全部の枚をリピートの倍数で見込みます。逆に、1枚で済む(継ぎ目がない)向きは柄合わせそのものが不要なので、柄物でも切りしろを足すだけの長さで計算します。 柄合わせに必要な長さは商品によって違い、メーカーが「リピート分を余分に」のような目安を示していることもあります。実際に注文するときは商品の説明書や施工要領を確認してください。
必要m数と購入する長さ
数学表記 (一般的な数式)
\(M\) \(=\) \(n\) \(\times\) \(l\)
\(M'\) \(=\) \(\lceil\) \(M\) \(\div\) \(u\) \(\rceil\) \(\times\) \(u\)
日本語表記 (記号を日本語に置き換えた式)
必要m数 \(M\) \(=\) 必要な枚数 \(n\) \(\times\) 1枚の長さ \(l\)
購入する長さ \(M'\) \(=\) \(\lceil\) 必要m数 \(M\) \(\div\) 切り売りの単位 \(u\) \(\rceil\) \(\times\) 切り売りの単位 \(u\)
式を日本語で読むと
必要な枚数 \(n\)
1枚の長さ \(l\) を掛けると
必要m数 \(M\) になる
さらに、必要m数を 切り売りの単位 \(u\) で割って切り上げ、単位を掛け直すと
購入する長さ \(M'\) になる
簡単な例
縦3.6m×横2.7mの部屋・幅1.82mの無地・切りしろ0.1m・10cm単位のとき、縦に流す場合(2枚×1枚3.7m)と横に流す場合(2枚×1枚2.8m)の必要m数は(途中式の1行目が縦に流す場合、2行目が横に流す場合)
必要m数 \(M\) \(=\) 枚数(2枚) \(\times\) 1枚の長さ(3.7m)
\(2 \times 3.7 = 7.4\)
\(2 \times 2.8 = 5.6\)
考え方のポイント
この例では、縦に流しても横に流しても枚数は2枚ですが、1枚の長さが3.7mと2.8mで違うため、必要m数は7.4mと5.6mと大きく差がつきます。ロールの向きを決めるときは、必ず両方の向きで必要m数を計算して比べます。このページは購入する長さが少ない方(同じなら継ぎ目が少ない方)をおすすめとして表示します。継ぎ目の数も一緒に表示するので、必要m数の差が小さいときは継ぎ目が少ない向きを選ぶのも一つの考え方です。 必要m数がそのまま買えるとは限りません。クッションフロアは10cm単位、カーペットは1m単位で切り売りしているお店が多いので、必要m数を切り売りの単位に切り上げた長さが実際に購入する長さです(例:必要m数5.654mを10cm単位で買うなら \(\lceil 5.654 \div 0.1 \rceil \times 0.1 = 57 \times 0.1 = 5.7\) m)。
端材の面積と端材率
数学表記 (一般的な数式)
\(E\) \(=\) \(M'\) \(\times\) \(w\) \(-\) \(S\)
\(r\) \(=\) \(E\) \(\div\) \((\) \(M'\) \(\times\) \(w\) \()\)
日本語表記 (記号を日本語に置き換えた式)
端材の面積 \(E\) \(=\) 購入する長さ \(M'\) \(\times\) ロール幅 \(w\) \(-\) 床面積 \(S\)
端材率 \(r\) \(=\) 端材の面積 \(E\) \(\div\) \((\) 購入する長さ \(M'\) \(\times\) ロール幅 \(w\) \()\)
式を日本語で読むと
購入する長さ \(M'\)
ロール幅 \(w\) を掛けて「買う面積」を求め、そこから
床面積 \(S\) を引くと
端材の面積 \(E\) になる
端材の面積を 買う面積(購入する長さ×ロール幅) で割ると
端材率 \(r\) になる
簡単な例
縦3.6m×横2.7m(床面積9.72㎡)の部屋に、幅1.82mのロールを横に流して5.6m買うときの端材は
端材の面積 \(E\) \(=\) 購入する長さ(5.6m) \(\times\) ロール幅(1.82m) \(-\) 床面積(9.72㎡)
\(5.6 \times 1.82 - 9.72 = 10.192 - 9.72 = 0.472\,\mathrm{m^2}\)
\(0.472 \div 10.192 \fallingdotseq 0.046\ \ (4.6\%)\)
考え方のポイント
端材は「買った面積 − 床面積」です。買った面積は、購入する長さにロール幅を掛けた面積(ロールを広げたときの面積)です。同じ部屋でも、縦に流すと購入する長さ7.4m×1.82m=13.468㎡で端材は3.748㎡(27.8%)、横に流すと0.472㎡(4.6%)と、向きだけで端材が大きく変わります。端材の主な正体は「幅方向の余り」(2枚並べた幅3.64mと部屋の幅の差)で、次に切りしろと柄合わせの分です。端材率が大きいときは、向きを変える・幅の違う商品を選ぶ・端材を洗面所やトイレなど小さな場所に使い回す、といった工夫ができます。
概算費用
数学表記 (一般的な数式)
\(T\) \(=\) \(c\) \(\times\) \(Q\)
日本語表記 (記号を日本語に置き換えた式)
概算費用 \(T\) \(=\) 単価 \(c\) \(\times\) 数量 \(Q\)
式を日本語で読むと
単価 \(c\)(1mあたり・1㎡あたりの価格)
数量 \(Q\)(単価に合わせた購入する長さ・買う面積) を掛けると
概算費用 \(T\) になる
簡単な例
1mあたり1,500円のクッションフロアを、横に流す向きで5.6m買うときの費用は
概算費用 \(T\) \(=\) 単価(1,500円/m) \(\times\) 購入する長さ(5.6m)
\(1500 \times 5.6 = 8400\)
考え方のポイント
単価と数量の「単位」を揃えるのがポイントです。クッションフロアの価格表示は「1mあたり○円」(ロール幅いっぱいの長さ1m分)が多いので、購入する長さ \(M'\) を掛けます。カーペットなどで「1㎡あたり」の表示なら、買う面積 \(M' \times w\) を掛けます。縦に流す向き(7.4m)なら11,100円、横に流す向き(5.6m)なら8,400円と、向きで費用も変わります。接着剤・両面テープ・カッターなどの材料費や工賃は別にかかります。
ロール状の床材の必要m数は「幅方向の枚数 ⌈b ÷ w⌉ × 1枚の長さ(a + 切りしろ、柄物はリピートの倍数に切り上げ)」で求めます。縦に流す・横に流すの両方を計算し、購入する長さが少ない方を選ぶのが基本です。

用語・記号の解説

記号

\(a\) エー 流す方向の部屋の長さ(m)。ロールを縦に流すなら縦の長さ、横に流すなら横の長さです。along(〜に沿って)の頭文字と考えると覚えやすい記号です。
\(b\) ビー 流す方向と直角の部屋の長さ(m)。ロール幅で埋めていく方向の長さで、縦に流すなら横の長さ、横に流すなら縦の長さです。
\(w\) ダブリュー ロール幅(m)。width(幅)の頭文字です。クッションフロアは1.82m(182cm)が一般的な規格幅です。
\(m\) エム 切りしろ(m)。1枚あたりに余分に取る長さの合計で、両端5cmずつ=10cm(0.1m)が目安です。margin(余白)の頭文字です。
\(p\) ピー 柄リピート(m)。柄が長さ方向に繰り返す1周期の長さで、無地は0として扱います。pattern(柄)の頭文字です。
\(n\) エヌ 必要な枚数(幅方向に並べる列数)。\(n = \lceil b \div w \rceil\) で求めます。number(数)の頭文字です。継ぎ目の数は \(n - 1\) です。
\(l\) エル 1枚の長さ(m)。無地は \(a + m\)、柄物で2枚以上並べるときは \(p \times \lceil (a + m) \div p \rceil\) です(1枚で済むときは柄物でも \(a + m\))。length(長さ)の頭文字です。
\(M\) エム 必要m数(m)。\(M = n \times l\) で、切り売りの単位に切り上げる前の長さです。
\(M'\) エムダッシュ 購入する長さ(m)。必要m数を切り売りの単位に切り上げた長さで、お店に注文する長さです。
\(u\) ユー 切り売りの単位(m)。10cm単位なら0.1、1m単位なら1です。unit(単位)の頭文字です。
\(S\) エス 床面積(㎡)。縦×横で求めます。
\(E\) イー 端材の面積(㎡)。買う面積(購入する長さ×ロール幅)から床面積を引いた値です。
\(r\) アール 端材率。買う面積のうち端材になる割合で、\(r = E \div (M' \times w)\) です。rate(割合)の頭文字です。
\(c\) シー 単価(1mあたり・1㎡あたりのいずれか)。cost(費用)の頭文字です。
\(Q\) キュー 単価の単位に合わせた数量(購入する長さ、または買う面積)。quantity(数量)の頭文字です。
\(T\) ティー 概算費用(床材本体のみ。接着剤・工賃などは含みません)。total(合計)の頭文字です。
\(\lceil x \rceil\) 天井関数(てんじょうかんすう) 小数点以下を切り上げて整数にする記号。(例:\(\lceil 1.48 \rceil = 2\)、\(\lceil 2 \rceil = 2\))

用語

クッションフロア クッションフロア 塩化ビニル系のシート状の床材。表面に木目やタイルの柄が印刷され、裏に発泡層があって柔らかいのが特徴です。幅182cmのロールで売られ、必要な長さを切り売りで買うのが一般的です。CFと略されます。
ロールカーペット ロールカーペット 幅364cm(2間幅)や182cmのロール状で売られるカーペット。部屋の寸法に合わせて切って敷きます。幅364cmなら、多くの部屋を継ぎ目なしに敷けます。
長尺シート ちょうじゃくシート 店舗・事務所・廊下などに使われるビニル系のシート状床材。クッションフロアと同じくロール状で、同じ考え方で必要m数を計算できます。
ロール幅 ロールはば ロール状の材料の幅。クッションフロアは182cm、ロールカーペットは364cm・182cmが一般的な規格幅です。部屋の幅がロール幅より狭ければ、1枚で継ぎ目なしに敷けます。
継ぎ目 つぎめ 幅が足りずに2枚以上を並べて敷くときの、隣り合う枚の境目。数はロールの枚数より1つ少なくなります。少ないほど仕上がりがきれいで、施工も楽になります。継ぎ目は窓からの光と平行な向きにすると目立ちにくいとされます。
切りしろ きりしろ 部屋の両端で壁に合わせて切りそろえるために、部屋の長さより余分に取っておく長さ。壁の歪みや出入口の形に対応するための余裕で、両端5cmずつ=合計10cmが目安です。
柄リピート がらリピート 柄が長さ方向に繰り返す1周期の長さ。商品の表示に「リピート 64cm」のように書かれています。2枚以上並べるとき、継ぎ目で隣の枚と柄をそろえるために、1枚の長さをこの倍数に切り上げます。無地は0として扱います。
柄合わせ がらあわせ 継ぎ目で隣り合う枚の柄がつながって見えるように、位置をそろえて張ること。合わせるためにずらす分だけ材料が余分に必要になります。1枚で済む(継ぎ目がない)ときは不要です。
割り付け わりつけ ロールをどの向きに流し、何枚をどこで継ぐかを決めること。内装工事では材料を注文する前に割り付けを決め、そこから必要m数を出します。このページの「縦に流す」「横に流す」は、割り付けの最も基本的な2通りです。
端材 はざい 買ったロールのうち、部屋に敷かれずに切り落とされる部分。幅方向の余り(並べた枚の幅と部屋の幅の差)が最も大きく、次に切りしろと柄合わせの分です。トイレや洗面所など小さな場所に使い回せることがあります。
端材率 はざいりつ 買った面積のうち端材になる割合。向きの選び方や商品の幅の選び方が上手かどうかの目安になります。
内法 うちのり 壁の内側から内側までの寸法。床材の必要量は内法で測った長さで計算します。図面の寸法は壁の中心から中心までの「芯々」で書かれていることが多いので、その場合は壁の厚みの分だけ内法の方が短くなります。
切り売り きりうり ロールから注文した長さだけ切って売る売り方。クッションフロアは10cm単位、カーペットは1m単位のお店が多いですが、お店ごとに注文できる単位が決まっています。
畳の基準 たたみのきじゅん 1畳の大きさの決まり。京間(西日本)・中京間(中部)・江戸間(東日本)・団地間(集合住宅)で畳1枚の寸法が違い、同じ「6畳」でも部屋の広さが変わります。不動産広告は「1畳=1.62㎡以上」で表示するルールです。値は「坪・畳・平方メートル換算」のページと同じです。
けん 日本の建築で使われてきた長さの単位で、畳の長辺と同じ長さ。6尺(約1.818m)が基本ですが、畳の基準によって少し変わります。「6畳=2間×1.5間」のように、部屋の寸法を間で表します。
切り上げ きりあげ 小数点以下があれば、値を1つ上の整数にする端数処理。枚数や切り売りの単位数の計算では、足りなくならないように必ず切り上げます。

前提として理解しておくといいこと

このページの計算を「意味がわかって」使えるようになるために、前提として理解しておくといいことをまとめました。

長方形の面積(小学4年)
  • 長方形の面積が「縦 × 横」で求められること
  • ロールを広げた形も長方形で、「長さ × 幅」が買う面積になるとわかること
長さの単位の換算(小学2〜3年)
  • 1m = 100cm の関係がわかり、182cm を 1.82m に直せること
小数の掛け算・割り算(小学5年)
  • \(2.7 \div 1.82\) や \(2 \times 3.7\) のような小数の計算の意味がわかること(計算自体は電卓でかまいません)
概数・端数処理(小学4年)
  • 切り上げ・切り捨て・四捨五入の違いがわかること
  • 「材料の枚数や注文する長さはなぜ切り上げるのか」を自分の言葉で説明できること
割合(小学5年)
  • 「端材率」のような「全体のうちの一部の割合」を、一部 ÷ 全体 で求められること

Excelで計算する方法

Excelファイルをダウンロード
式ごとにシートが分かれたExcelファイルです。貼り付け場所を気にせず、開いてすぐ使えます。
下の表を丸ごとコピーして、ExcelのA1セルに貼り付けるとそのまま使えます。
「必要な枚数」を求める表
流す方向と直角の部屋の長さ b(m) 2.7
ロール幅 w(m) 1.82
必要な枚数 n =ROUNDUP(B1/B2,0)
「1枚の長さ」を求める表
流す方向の部屋の長さ a(m) 3.6
切りしろ m(cm) 10
柄リピート p(cm・無地は0) 0
1枚の長さ l(m) =IF(B3>0,B3/100*ROUNDUP((B1+B2/100)/(B3/100),0),B1+B2/100)
「必要m数と購入する長さ」を求める表
必要な枚数 n 2
1枚の長さ l(m) 2.8
切り売りの単位 u(m) 0.1
必要m数 M(m) =B1*B2
購入する長さ M'(m) =ROUNDUP(B4/B3,0)*B3
「端材の面積と端材率」を求める表
購入する長さ M'(m) 5.6
ロール幅 w(m) 1.82
床面積 S(㎡) 9.72
端材の面積 E(㎡) =B1*B2-B3
端材率 r =B4/(B1*B2)
「概算費用」を求める表
単価 c(円) 1500
数量 Q(m または ㎡) 5.6
概算費用 T(円) =B1*B2
貼り付けると、B列の上の行が入力欄になり、最後の行(と途中の計算行)が自動計算の結果になります。
「ROUNDUP(値, 0)」は小数点以下を切り上げて整数にする関数です(式の ⌈ ⌉ に対応します)。
1つ目の表のB3は2枚、2つ目の表は切りしろ・柄リピートをcmで入力して「/100」でmに直し、柄リピートが0より大きいときだけIF関数でリピートの倍数に切り上げます(無地の例では3.7、柄リピート64を入れると3.84になります)。
3つ目の表のB4は5.6、B5も5.6(10cm単位でちょうど買える)、4つ目の表のB4は0.472、B5は約0.046(4.6%)、5つ目の表のB3は8400になります。
1つ目・2つ目の表は「縦に流す」場合(横の長さ2.7mをロール幅で埋め、1枚の長さは縦3.6m+切りしろ)、3つ目以降の表は「横に流す」場合(2枚×2.8m=5.6m)の数値を入れてあります。横に流す場合の枚数と1枚の長さは、1つ目の表のB1を縦の長さ3.6、2つ目の表のB1を横の長さ2.7に入れ替えると求められます(2枚・2.8m)。柄物で1枚で済む(継ぎ目がない)場合は柄合わせが不要なので、2つ目の表のB3(柄リピート)を0にして計算してください。

Googleスプレッドシートで計算する方法

Excelファイルをダウンロード
上のExcelファイルをダウンロードし、Googleドライブにアップロードして開くと、そのままスプレッドシートとして使えます。
下の表を丸ごとコピーして、GoogleスプレッドシートのA1セルに貼り付けるとそのまま使えます。
「必要な枚数」を求める表
流す方向と直角の部屋の長さ b(m) 2.7
ロール幅 w(m) 1.82
必要な枚数 n =ROUNDUP(B1/B2,0)
「1枚の長さ」を求める表
流す方向の部屋の長さ a(m) 3.6
切りしろ m(cm) 10
柄リピート p(cm・無地は0) 0
1枚の長さ l(m) =IF(B3>0,B3/100*ROUNDUP((B1+B2/100)/(B3/100),0),B1+B2/100)
「必要m数と購入する長さ」を求める表
必要な枚数 n 2
1枚の長さ l(m) 2.8
切り売りの単位 u(m) 0.1
必要m数 M(m) =B1*B2
購入する長さ M'(m) =ROUNDUP(B4/B3,0)*B3
「端材の面積と端材率」を求める表
購入する長さ M'(m) 5.6
ロール幅 w(m) 1.82
床面積 S(㎡) 9.72
端材の面積 E(㎡) =B1*B2-B3
端材率 r =B4/(B1*B2)
「概算費用」を求める表
単価 c(円) 1500
数量 Q(m または ㎡) 5.6
概算費用 T(円) =B1*B2
Excelと同じ式(ROUNDUP・IFも同じ関数名)がそのまま使えます。表を丸ごとコピーしてA1セルに貼り付け、B列を自分の数値に書き換えてください。

Pythonで計算する方法

import math

room_length_m = 3.6      # 部屋の縦の長さ(m)
room_width_m = 2.7       # 部屋の横の長さ(m)
roll_width_m = 1.82      # ロール幅(m)。クッションフロアは182cm=1.82
margin_m = 0.1           # 切りしろ(1枚あたりの余裕の合計・m)
repeat_m = 0             # 柄リピート(m)。無地は0
sale_unit_m = 0.1        # 切り売りの単位(m)。10cm単位なら0.1
price_per_m = 1500       # 1mあたりの価格(円)

floor_area_m2 = room_length_m * room_width_m

def one_direction(along_m, across_m):
    """ロールを along_m の方向に流し、across_m をロール幅で埋めるときの必要量"""
    strips = math.ceil(across_m / roll_width_m)                      # 必要な枚数(切り上げ)
    strip_len_m = along_m + margin_m                                  # 1枚の長さ(切りしろ込み)
    if repeat_m > 0 and strips > 1:
        strip_len_m = repeat_m * math.ceil(strip_len_m / repeat_m)    # 柄物で2枚以上ならリピートの倍数に切り上げ(1枚なら継ぎ目がなく柄合わせ不要)
    total_m = strips * strip_len_m                                    # 必要m数
    purchase_m = math.ceil(round(total_m / sale_unit_m, 9)) * sale_unit_m   # 切り売りの単位に切り上げ
    waste_m2 = purchase_m * roll_width_m - floor_area_m2              # 端材の面積
    waste_rate = waste_m2 / (purchase_m * roll_width_m)               # 端材率
    cost = price_per_m * purchase_m                                   # 概算費用(円)
    return strips, strip_len_m, total_m, purchase_m, waste_m2, waste_rate, cost

for name, along_m, across_m in (("縦に流す", room_length_m, room_width_m), ("横に流す", room_width_m, room_length_m)):
    strips, strip_len_m, total_m, purchase_m, waste_m2, waste_rate, cost = one_direction(along_m, across_m)
    print(f"{name}: {strips}枚 × {strip_len_m:.2f} m = 必要m数 {total_m:.2f} m → 購入する長さ {purchase_m:.1f} m、"
          f"端材 {waste_m2:.3f} ㎡({waste_rate * 100:.1f}%)、概算費用 {cost:,.0f} 円")
標準ライブラリだけで動きます。math.ceil() が切り上げ(式の ⌈ ⌉)です。one_direction() が「1つの向き」の計算で、縦に流す・横に流すの2回呼んで比べます。round(…, 9) は 5.6 ÷ 0.1 のような割り算で浮動小数の誤差(56.00000001 など)によって1単位多く切り上がるのを防ぐためのものです。先頭の寸法・幅・価格を自分の数値に書き換えて実行してください。

数式記述言語(LaTeX等)での書き方(コピペ可)

必要な枚数(何列並べるか)
n = ⌈b ÷ w⌉
n = \left\lceil \frac{b}{w} \right\rceil
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <mrow>
    <mi>n</mi>
    <mo>=</mo>
    <mo>&#x2308;</mo>
    <mfrac><mi>b</mi><mi>w</mi></mfrac>
    <mo>&#x2309;</mo>
  </mrow>
</math>
n = |~ b / w ~|
Ceiling[b/w]
n := ceil(b/w);
n = ceil(b/w);
n = ⌈b/w⌉
1枚の長さ(切りしろ・柄合わせ込み)
l = a + m(無地),  l = p × ⌈(a + m) ÷ p⌉(柄物)
l = a + m,\quad l = p \left\lceil \frac{a + m}{p} \right\rceil
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <mrow>
    <mi>l</mi>
    <mo>=</mo>
    <mi>a</mi><mo>+</mo><mi>m</mi>
    <mo>,</mo>
    <mi>l</mi>
    <mo>=</mo>
    <mi>p</mi>
    <mo>&#x2062;</mo>
    <mo>&#x2308;</mo>
    <mfrac><mrow><mi>a</mi><mo>+</mo><mi>m</mi></mrow><mi>p</mi></mfrac>
    <mo>&#x2309;</mo>
  </mrow>
</math>
l = a + m,  l = p |~ (a + m) / p ~|
If[p > 0, p*Ceiling[(a + m)/p], a + m]
l := piecewise(p > 0, p*ceil((a + m)/p), a + m);
if p > 0, l = p*ceil((a + m)/p); else, l = a + m; end
l = a + m, l = p⌈(a + m)/p⌉
必要m数と購入する長さ
M = n × l,  M' = ⌈M ÷ u⌉ × u
M = n l,\quad M' = \left\lceil \frac{M}{u} \right\rceil u
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <mrow>
    <mi>M</mi>
    <mo>=</mo>
    <mi>n</mi><mo>&#x2062;</mo><mi>l</mi>
    <mo>,</mo>
    <msup><mi>M</mi><mo>&#x2032;</mo></msup>
    <mo>=</mo>
    <mo>&#x2308;</mo>
    <mfrac><mi>M</mi><mi>u</mi></mfrac>
    <mo>&#x2309;</mo>
    <mo>&#x2062;</mo>
    <mi>u</mi>
  </mrow>
</math>
M = n l,  M' = |~ M / u ~| u
{n*l, Ceiling[n*l/u]*u}
M := n*l;  Mp := ceil(M/u)*u;
M = n*l; Mp = ceil(M/u)*u;
M = nl, M' = ⌈M/u⌉u
端材の面積と端材率
E = M' × w − S,  r = E ÷ (M' × w)
E = M' w - S,\quad r = \frac{E}{M' w}
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <mrow>
    <mi>E</mi>
    <mo>=</mo>
    <msup><mi>M</mi><mo>&#x2032;</mo></msup><mo>&#x2062;</mo><mi>w</mi>
    <mo>&#x2212;</mo>
    <mi>S</mi>
    <mo>,</mo>
    <mi>r</mi>
    <mo>=</mo>
    <mfrac><mi>E</mi><mrow><msup><mi>M</mi><mo>&#x2032;</mo></msup><mo>&#x2062;</mo><mi>w</mi></mrow></mfrac>
  </mrow>
</math>
E = M' w - S,  r = E / (M' w)
{mp*w - s, (mp*w - s)/(mp*w)}
E := Mp*w - S;  r := E/(Mp*w);
E = Mp*w - S; r = E/(Mp*w);
E = M'w − S, r = E/(M'w)
概算費用
T = c × Q
T = c \times Q
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <mrow>
    <mi>T</mi>
    <mo>=</mo>
    <mi>c</mi>
    <mo>&#xD7;</mo>
    <mi>Q</mi>
  </mrow>
</math>
T = c * Q
c*q
T := c*Q;
T = c*Q;
T = c × Q

ChatGPT に聞いて計算してもらう方法

あなたは内装工事の数量計算アシスタントです。次の計算を、必ずPythonコードを実際に実行して行い、実行結果の数値だけを根拠に回答してください(暗算や推測で答えないでください)。

縦3.6m×横2.7mの部屋に、幅182cmの無地のクッションフロアを張ります。切りしろは1枚あたり10cm、10cm単位で切り売りされています。
ロールを「縦に流す」場合(横の長さ2.7mをロール幅で埋める)と「横に流す」場合(縦の長さ3.6mをロール幅で埋める)のそれぞれについて、次の値を求めてください。
1. 必要な枚数(部屋の幅÷ロール幅の切り上げ)
2. 1枚の長さ(部屋の長さ+切りしろ)
3. 必要m数(枚数×1枚の長さ)と、10cm単位に切り上げた購入する長さ
4. 端材の面積(購入する長さ×ロール幅−床面積)と端材率
最後に、購入する長さが少ない向きを答えてください。

計算に使った式と、実行結果の数値を示してください。

計算ドリル(演習問題)

このページの式を、自分の手で計算できるようになるための演習問題です。
答えと解説は解答ページにあります。


使い方
  1. 1
    数値を入力
    計算したい数値を入力欄に入力します
  2. 2
    計算
    「計算する」ボタンを押します
  3. 3
    結果を確認
    計算結果がその場に表示されます。計算の考え方や式の解説も同じページで確認できます
  DataChefの特徴
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