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板取り計算
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棚板のたわみと耐荷重
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電圧降下の計算(電線の太さ・抵抗値から)

電気方式と、電線の太さ(または長さあたりの抵抗値)・電源電圧・こう長・電流を入力してください。電圧降下・電圧降下率・終端(負荷側)の電圧を計算します。

「電線の太さから」は銅線専用の簡略式(内線規程)で計算します。アルミ線などはカタログの導体抵抗を使う「電線の抵抗値から」を選んでください。数値はすべて0より大きい半角の数値で入力します。
計算結果・グラフ
左の入力欄に電気方式・電線の太さ・こう長・電流などを入れて「計算する」を押すと、ここに結果とグラフが表示されます。

このページでできること

  • 電線の太さ(断面積mm²・sq)と、こう長(電線の片道の長さ)・電流から、電圧降下(V)・電圧降下率(%)・終端(負荷側)の電圧をまとめて計算できます
  • 第一種電気工事士試験などで定番の、内線規程の簡略式(単相2線式なら \(e = \dfrac{35.6 L I}{1000 A}\))で計算します。単相2線式・単相3線式・三相3線式・三相4線式・直流に対応しています
  • 電線の太さは「よく使う電線サイズ」(VVFの単線1.6mm・2.0mm・2.6mm、2sq・5.5sq・8sqなどJISの標準サイズ)から選ぶだけでも入力できます
  • アルミ線や特殊な電線は、カタログの導体抵抗(Ω/km・Ω/m・mΩ/m)から直接計算できます(「電線の抵抗値から」モード)。同じ電線を2〜4本並列に使う場合の計算もできます
  • 計算結果と一緒に、こう長と電圧降下の関係のグラフ(「電源電圧の5%」の目安線つき)も表示します
この計算機は学習・設計検討の目安のためのものです。一般に全負荷時の電圧降下は5%未満が推奨され、日本の内線規程には、こう長や受電方式に応じた標準の許容値(2〜3%など)が定められています。なお、実際の屋内配線などの電気工事を行うには電気工事士の資格が必要です(資格のない人が配線工事をすることは法律で認められていません)。

この計算は何の役に立つ?

電気工事士試験の計算問題対策(学習)

「こう長10m・断面積2mm²・電流15Aの単相2線式回路の電圧降下は?」——この35.6式(と三相の30.8式・単相3線の17.8式)は、第一種電気工事士の筆記試験や電気工事施工管理技士の試験で繰り返し出題される定番です。答えは \(35.6 \times 10 \times 15 \div (1000 \times 2) = 2.67\)(V)。第二種電気工事士の試験では、電線1本あたりの抵抗 \(r\) から \(e = 2 I r\) の形で求める問題がよく出ますが、考え方はまったく同じです。
数値を変えて何度か手を動かして計算してみると、「こう長と電流に比例し、断面積に反比例する」という式の構造が体で覚えられます。

配線設計で電線の太さを決める目安(電気工事・設備設計)

分電盤から遠い場所に機器を付けるとき、電線が細いままだと電圧降下が大きくなりすぎることがあります。例えば三相200V・30Aの動力を5.5sqでこう長50m引くと、電圧降下は約8.4V(4.2%)です。
実際の設計では内線規程の許容値や許容電流・施工条件も併せて検討しますが、「この距離とこの電流なら、この太さで足りそうか」という当たりを付けるのにこの式が使われています。

太陽光・バッテリーなど低い電圧の直流配線

キャンピングカーや太陽光の12V・24V系では、電圧降下の影響が家庭の100Vよりずっと大きくなります。例えば2sqの線で片道5m・5Aを流すと降下は約0.45Vですが、12V系ではこれだけで約3.7%です(100V系なら0.45%)。
「電圧が低いほど太い線が必要」という直流配線の鉄則を、数字で確かめられます。

長い延長コード・コードリールで電圧が下がる理由

断面積0.75mm²の細いコード10mに10A(1000W級の家電)を流すと、電圧降下は約4.7V——コンセントに100V来ていても、機器には95V程度しか届きません。ドライヤーや電子レンジを長い延長コードで使うとパワーが落ちるのはこのためです。
細いコードに大電流を流すと発熱の危険もあるため、大電流の機器はできるだけ壁のコンセントの近くで使うのが安全です。

EV充電など200V・大電流回路の配線計画

自宅にEV充電用の200Vコンセントを付ける場合、駐車場までのこう長が長くなりがちです。例えば8sqの銅線でこう長30m・30Aなら、電圧降下は約4.0V(2.0%)に収まります。
工事そのものは電気工事士に依頼することになりますが、見積もりの妥当性を理解したり、充電位置を検討したりするときにこの計算が役立ちます。

式と図

電圧降下の簡略式(単相2線式・直流2線式)
図
数学表記 (一般的な数式)
\(e\) \(=\) \(35.6\) \(\times\) \(L\) \(\times\) \(I\) \(\div\) \(1000\) \(\div\) \(A\)
日本語表記 (記号を日本語に置き換えた式)
⑥ 電圧降下 \(e\) \(=\) ① 係数 35.6 \(\times\) ② こう長 \(L\) \(\times\) ③ 電流 \(I\) \(\div\) ④ 定数 1000 \(\div\) ⑤ 断面積 \(A\)
式を日本語で読むと
① 単相2線式・直流2線式では 係数 35.6 に
② こう長 \(L\)(片道の長さ・m) と
③ 電流 \(I\)(A) を掛け
④ 定数 1000 と
⑤ 断面積 \(A\)(mm²) で割ると
⑥ 電圧降下 \(e\)(V) になる
簡単な例
VVFケーブル(銅・断面積2mm²)を使った単相2線式の回路で、こう長10m・電流15Aのときの電圧降下は
電圧降下 \(e\) \(=\) 係数 35.6 \(\times\) こう長(10m) \(\times\) 電流(15A) \(\div\) 定数 1000 \(\div\) 断面積(2mm²)
\(35.6 \times 10 \times 15 = 5340\)
\(5340 \div 1000 \div 2 = 2.67\)
考え方のポイント
係数35.6は「長さ1m・断面積1mm²の銅線の抵抗 約0.0178Ω(=1/56.2Ω。電線用の軟銅の導電率を標準銅の97%として求めた値)×往復2本分の2×1000」から来ている値で、日本の内線規程に載っている簡略式です(\(35.6 = 2 \times 17.8\))。銅線専用の式なので、アルミ線には使えません(アルミ線は下の「電線の抵抗値から求める式」で計算します)。また、電線の抵抗だけを考えた式(力率1・電線のリアクタンスは無視)なので、力率の低いモーター負荷や断面積の大きい電線では、実際の電圧降下と少し差が出ることがあります。 こう長 \(L\) は電線の「片道」の長さで入れるのがポイントです。行きと帰りの2本分は、係数の中の「2」がすでに織り込んでいます。
三相3線式・単相3線式(三相4線式)の電圧降下
図
数学表記 (一般的な数式)
\(e\) \(=\) \(30.8\) \(\times\) \(L\) \(\times\) \(I\) \(\div\) \(1000\) \(\div\) \(A\)
\(e\) \(=\) \(17.8\) \(\times\) \(L\) \(\times\) \(I\) \(\div\) \(1000\) \(\div\) \(A\)
日本語表記 (記号を日本語に置き換えた式)
② 電圧降下 \(e\) \(=\) ① 係数 30.8 \(\times\) こう長 \(L\) \(\times\) 電流 \(I\) \(\div\) 定数 1000 \(\div\) 断面積 \(A\)
④ 電圧降下 \(e\) \(=\) ③ 係数 17.8 \(\times\) こう長 \(L\) \(\times\) 電流 \(I\) \(\div\) 定数 1000 \(\div\) 断面積 \(A\)
式を日本語で読むと
① 三相3線式では、係数を 係数 30.8 に変える(こう長 \(L\)・電流 \(I\)・定数 1000・断面積 \(A\) の扱いは単相2線式の式と同じ)。すると
② 電圧降下 \(e\)(線間の値) が求められる
③ 単相3線式・三相4線式(平衡負荷)では、係数を 係数 17.8 に変える。すると
④ 電圧降下 \(e\)(中性線との間の値) が求められる
簡単な例
三相3線式(200Vの動力回路)で、5.5sq(断面積5.5mm²)の銅線・こう長50m・電流30Aのときの電圧降下は
電圧降下 \(e\) \(=\) 係数 30.8 \(\times\) こう長(50m) \(\times\) 電流(30A) \(\div\) 定数 1000 \(\div\) 断面積(5.5mm²)
\(30.8 \times 50 \times 30 = 46200\)
\(46200 \div 1000 \div 5.5 = 8.4\)
考え方のポイント
3つの式の違いは係数だけです。係数のもとになっているのは共通の「17.8」(銅線の電圧降下1本分)で、単相2線式は往復2本分で \(2 \times 17.8 = 35.6\)、三相3線式は線間で \(\sqrt{3} \times 17.8 \fallingdotseq 30.8\)、単相3線式・三相4線式の「中性線と電圧線の間」は平衡負荷なら中性線に電流が流れないため1本分の17.8のままです。
電線の抵抗値から求める式
図
数学表記 (一般的な数式)
\(e\) \(=\) \(K\) \(\times\) \(I\) \(\times\) \(R\) \(\times\) \(L\)
日本語表記 (記号を日本語に置き換えた式)
⑤ 電圧降下 \(e\) \(=\) ① 方式の係数 \(K\) \(\times\) ② 電流 \(I\) \(\times\) ③ 1mの抵抗 \(R\) \(\times\) ④ こう長 \(L\)
式を日本語で読むと
① 電気方式で決まる係数 \(K\) に
② 電流 \(I\)(A) と
③ 電線1mあたりの抵抗 \(R\)(Ω/m) と
④ こう長 \(L\)(m) を掛けると
⑤ 電圧降下 \(e\)(V) になる
簡単な例
導体抵抗1.2Ω/km(=0.0012Ω/m)の電線を使った単相2線式(\(K = 2\))の回路で、こう長100m・電流40Aのときの電圧降下は
電圧降下 \(e\) \(=\) 係数(2) \(\times\) 電流(40A) \(\times\) 1mの抵抗(0.0012Ω/m) \(\times\) こう長(100m)
\(2 \times 40 \times 0.0012 \times 100 = 9.6\)
考え方のポイント
係数 \(K\) は電気方式で決まります:直流2線式・単相2線式は \(K = 2\)(行きと帰りの2本分)、三相3線式は \(K = \sqrt{3} \fallingdotseq 1.73\)、単相3線式・三相4線式(中性線と電圧線の間・平衡負荷)は \(K = 1\) です。 この式はオームの法則 \(V = I \times R\) そのものなので、銅・アルミなど材質を問わず、カタログの導体抵抗さえわかればどんな電線でも使えます。同じ電線を \(N\) 本並列に使うときは、抵抗 \(R\) を \(N\) で割ります。
電圧降下率
図
数学表記 (一般的な数式)
\(\varepsilon\) \(=\) \(e\) \(\div\) \(V\) \(\times\) \(100\)
日本語表記 (記号を日本語に置き換えた式)
④ 降下率 \(\varepsilon\) \(=\) ① 電圧降下 \(e\) \(\div\) ② 電源電圧 \(V\) \(\times\) ③ 定数 100
式を日本語で読むと
① 電圧降下 \(e\)(V) を
② 電源電圧 \(V\)(V) で割り
③ 定数 100 を掛けて百分率にすると
④ 電圧降下率 \(\varepsilon\)(%) になる
簡単な例
電源電圧100Vの回路で電圧降下が2.67Vのときの電圧降下率は
降下率 \(\varepsilon\) \(=\) 電圧降下(2.67V) \(\div\) 電源電圧(100V) \(\times\) 定数 100
\(2.67 \div 100 \times 100 = 2.67\ \ (2.67\%)\)
考え方のポイント
電圧降下は「何V下がったか」よりも「電源電圧の何%下がったか」で評価します。同じ1Vの降下でも、100Vの回路なら1%ですが、12Vのバッテリー回路では8%以上になり、影響の大きさがまったく違うからです。 一般に全負荷時の電圧降下は5%未満が推奨されています。日本の内線規程には、こう長や受電方式に応じた標準の許容値(2〜3%など)がより細かく定められているので、実際の設計ではそちらに従います。
電圧降下は「係数 × こう長 × 電流 ÷ (1000 × 断面積)」で求まり、係数は電気方式で決まります(単相2線式・直流は35.6、三相3線式は30.8、単相3線式・三相4線式は17.8)。こう長は片道の長さで入れることと、結果は「電源電圧の何%か」(一般に5%未満が目安)で評価することがコツです。

用語・記号の解説

記号

\(e\) イー 電圧降下(V)。電線自体の抵抗のために、電源から負荷へ届くまでに失われる電圧です。内線規程の式でよく使われる記号です。
\(L\) エル こう長(m)。電源から負荷までの電線の「片道」の長さです。往復2本分は式の係数が織り込んでいます。
\(I\) アイ 電流(A)。回路に流れる負荷電流です。
\(A\) エー 電線(導体)の断面積(mm²)。現場では「sq(スケア)」とも呼びます。太いほど抵抗が小さく、電圧降下も小さくなります。
\(R\) アール 電線1mあたりの抵抗(Ω/m)。電線カタログでは「導体抵抗」としてΩ/km表記で載っていることが多い値です。
\(K\) ケー 電気方式で決まる係数。直流2線式・単相2線式は2、三相3線式は \(\sqrt{3}\)、単相3線式・三相4線式(中性線との間)は1です。
\(N\) エヌ 並列導体数(本)。1相あたり同じ電線を何本並列に使うかです。並列にすると電線の抵抗が \(\dfrac{1}{N}\) になるため、電圧降下も \(\dfrac{1}{N}\) になります。
\(V\) ブイ 電源電圧(V)。送り出し側(分電盤など)の電圧です。
\(\varepsilon\) イプシロン 電圧降下率(%)。電圧降下が電源電圧の何%にあたるかを表します。
\(\sqrt{3}\) ルートさん 約1.732。三相3線式の線間電圧の計算に現れる値で、三相の3本の電流が互いに120度ずれていることから出てきます。

用語

電圧降下 でんあつこうか 電線自体にもわずかな抵抗があるため、電流が流れると電線の途中で電圧が失われ、負荷(コンセントや機器)に届く電圧が電源より低くなること。電線が細い・長い・電流が大きいほど大きくなります。
こう長 こうちょう 電線路の片道の長さ。漢字では「亘長」と書きますが、「亘」が常用漢字でないため、内線規程などの規格・試験でも「こう長」と表記されます。
sq
(スケア)
スケア 電線の断面積mm²の現場での呼び方。square(スクエア)ミリメートルの略で、「5.5sq」は断面積5.5mm²のより線を指します。
単相 たんそう 電気の送り方の1つで、家庭のコンセントに使われる2本(または3本)の電線で送る方式。
三相 さんそう 電気の送り方の1つで、工場のモーターなど大きな動力向けに、120度ずつずれた3つの交流を3本の電線で送る方式。
単相3線式 たんそうさんせんしき 電圧線2本+中性線1本の3本で送る方式。現在の住宅への引き込みはほとんどこれで、中性線と電圧線の間から100V、電圧線同士の間から200Vが取れます。
平衡負荷 へいこうふか 単相3線式や三相で、各相(各線)につながる負荷の大きさが揃っている状態。平衡していれば中性線に電流が流れないため、単相3線式・三相4線式の係数は1本分の17.8になります。
より線 よりせん 細い銅線を何本もより合わせた導体の電線。2sq・5.5sqのように断面積で呼びます。
単線 たんせん 1本の太い銅線を導体にした電線(VVFケーブルなど)。1.6mm・2.0mmのように直径で呼びます。
VVFケーブル ブイブイエフケーブル 住宅の屋内配線で最も広く使われるビニル絶縁ビニルシースの平形ケーブル。単線の直径1.6mm(断面積約2.0mm²)・2.0mm(約3.14mm²)・2.6mm(約5.3mm²)がよく使われます。
内線規程 ないせんきてい 屋内配線の設計・施工の技術的な基準をまとめた民間規程(一般社団法人日本電気協会)。このページの簡略式や、電圧降下の標準的な許容値もここに定められています。
電気工事士 でんきこうじし 電気工事に必要な国家資格。コンセントの増設や屋内配線などの工事は、資格のない人が行うことは法律で認められていません。この計算機はあくまで学習・設計検討の目安に使ってください。

前提として理解しておくといいこと

このページの計算を「意味がわかって」使えるようになるために、前提として理解しておくといいことをまとめました。

比例・反比例(小学6年〜中学1年)
  • 電圧降下が「こう長と電流に比例し、断面積に反比例する」という式の形が読み取れること
  • 長さを2倍にすれば降下も2倍、太さを2倍にすれば降下は半分、という感覚があること
オームの法則(中学2年 理科)
  • 電圧 = 電流 × 抵抗(\(V = I \times R\))の関係がわかること
  • 電線にもわずかな抵抗があり、直列につながった抵抗ではそれぞれに電圧が分かれる(分圧される)ことがわかること
百分率(小学5年)
  • 「全体の何%か」を、割り算と100倍で求められること
平方根(中学3年)
  • 三相3線式に出てくる \(\sqrt{3} \fallingdotseq 1.73\) が「2乗すると3になる数」だとわかること(なぜ三相で \(\sqrt{3}\) が出るかは高校物理の範囲なので、まずは値として使えれば十分です)

Excelで計算する方法

Excelファイルをダウンロード
式ごとにシートが分かれたExcelファイルです。貼り付け場所を気にせず、開いてすぐ使えます。
下の表を丸ごとコピーして、ExcelのA1セルに貼り付けるとそのまま使えます。
「単相2線式・直流2線式の電圧降下」を求める表
こう長 L(m) 10
電流 I(A) 15
断面積 A(mm²) 2
電圧降下 e(V) =35.6*B1*B2/(1000*B3)
「三相3線式の電圧降下」を求める表
こう長 L(m) 50
電流 I(A) 30
断面積 A(mm²) 5.5
電圧降下 e(V) =30.8*B1*B2/(1000*B3)
「単相3線式・三相4線式の電圧降下」を求める表
こう長 L(m) 20
電流 I(A) 10
断面積 A(mm²) 2
電圧降下 e(V) =17.8*B1*B2/(1000*B3)
「電線の抵抗値から求める電圧降下」を求める表
方式の係数 K 2
電流 I(A) 40
1mあたりの抵抗 R(Ω/m) 0.0012
こう長 L(m) 100
電圧降下 e(V) =B1*B2*B3*B4
「電圧降下率」を求める表
電圧降下 e(V) 2.67
電源電圧 V(V) 100
電圧降下率(%) =B1/B2*100
貼り付けると、B列の上の行が入力欄になり、最後の行が自動計算の結果になります。「*」が掛け算、「/」が割り算の記号です。
1つ目の表なら、B4に2.67(V)と表示されます。2つ目は8.4(V)、3つ目は1.78(V)、4つ目は9.6(V)、5つ目は2.67(%)になります。
B列の数値を自分の回路の値に書き換えるだけで使えます。三相3線式・単相3線式は係数(35.6の部分)が違うだけで、表の形は同じです。

Googleスプレッドシートで計算する方法

Excelファイルをダウンロード
上のExcelファイルをダウンロードし、Googleドライブにアップロードして開くと、そのままスプレッドシートとして使えます。
下の表を丸ごとコピーして、GoogleスプレッドシートのA1セルに貼り付けるとそのまま使えます。
「単相2線式・直流2線式の電圧降下」を求める表
こう長 L(m) 10
電流 I(A) 15
断面積 A(mm²) 2
電圧降下 e(V) =35.6*B1*B2/(1000*B3)
「三相3線式の電圧降下」を求める表
こう長 L(m) 50
電流 I(A) 30
断面積 A(mm²) 5.5
電圧降下 e(V) =30.8*B1*B2/(1000*B3)
「単相3線式・三相4線式の電圧降下」を求める表
こう長 L(m) 20
電流 I(A) 10
断面積 A(mm²) 2
電圧降下 e(V) =17.8*B1*B2/(1000*B3)
「電線の抵抗値から求める電圧降下」を求める表
方式の係数 K 2
電流 I(A) 40
1mあたりの抵抗 R(Ω/m) 0.0012
こう長 L(m) 100
電圧降下 e(V) =B1*B2*B3*B4
「電圧降下率」を求める表
電圧降下 e(V) 2.67
電源電圧 V(V) 100
電圧降下率(%) =B1/B2*100
Excelと同じ式がそのまま使えます。表を丸ごとコピーしてA1セルに貼り付け、B列の数値を自分の回路の値に書き換えてください。

Pythonで計算する方法

coefficient = 35.6      # 電気方式の係数(単相2線式・直流=35.6、三相3線式=30.8、単相3線式・三相4線式=17.8)
length_m = 10           # こう長(電線の片道の長さ・m)
current_a = 15          # 電流(A)
area_mm2 = 2            # 電線の断面積(mm²)
source_voltage = 100    # 電源電圧(V)

voltage_drop = coefficient * length_m * current_a / (1000 * area_mm2)   # 電圧降下(V)
drop_rate = voltage_drop / source_voltage * 100                         # 電圧降下率(%)
end_voltage = source_voltage - voltage_drop                             # 終端(負荷側)の電圧(V)

print(f"電圧降下: {voltage_drop} V")
print(f"電圧降下率: {drop_rate} %")
print(f"終端の電圧: {end_voltage} V")
標準ライブラリだけで動きます。先頭の係数と回路の値を書き換えて実行してください。アルミ線などを抵抗値から計算するときは、voltage_drop の行を「K * 電流 * 1mあたりの抵抗 * こう長」(単相2線式ならK=2)に書き換えます。

数式記述言語(LaTeX等)での書き方(コピペ可)

電圧降下の簡略式(単相2線式・直流2線式)
e = 35.6 × L × I ÷ (1000 × A)
e = \dfrac{35.6 L I}{1000 A}
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <mrow>
    <mi>e</mi>
    <mo>=</mo>
    <mfrac>
      <mrow><mn>35.6</mn><mi>L</mi><mi>I</mi></mrow>
      <mrow><mn>1000</mn><mi>A</mi></mrow>
    </mfrac>
  </mrow>
</math>
e = (35.6 L I)/(1000 A)
35.6*l*i/(1000*a)
e := 35.6*l*i/(1000*a);
e = 35.6*L*I/(1000*A);
e = (35.6 L I)/(1000 A)
三相3線式・単相3線式(三相4線式)の電圧降下
e = 30.8 × L × I ÷ (1000 × A)(三相3線式), e = 17.8 × L × I ÷ (1000 × A)(単相3線式・三相4線式)
e = \dfrac{30.8 L I}{1000 A}, \quad e = \dfrac{17.8 L I}{1000 A}
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <mrow>
    <mi>e</mi>
    <mo>=</mo>
    <mfrac>
      <mrow><mn>30.8</mn><mi>L</mi><mi>I</mi></mrow>
      <mrow><mn>1000</mn><mi>A</mi></mrow>
    </mfrac>
  </mrow>
</math>
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <mrow>
    <mi>e</mi>
    <mo>=</mo>
    <mfrac>
      <mrow><mn>17.8</mn><mi>L</mi><mi>I</mi></mrow>
      <mrow><mn>1000</mn><mi>A</mi></mrow>
    </mfrac>
  </mrow>
</math>
e = (30.8 L I)/(1000 A),  e = (17.8 L I)/(1000 A)
30.8*l*i/(1000*a)  (* 三相3線式。単相3線式・三相4線式は 17.8*l*i/(1000*a) *)
e := 30.8*l*i/(1000*a);  # 三相3線式。単相3線式・三相4線式は 17.8*l*i/(1000*a)
e = 30.8*L*I/(1000*A);  % 三相3線式。単相3線式・三相4線式は e = 17.8*L*I/(1000*A);
e = (30.8 L I)/(1000 A),  e = (17.8 L I)/(1000 A)
電線の抵抗値から求める式
e = K × I × R × L
e = K I R L
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <mrow>
    <mi>e</mi>
    <mo>=</mo>
    <mi>K</mi>
    <mi>I</mi>
    <mi>R</mi>
    <mi>L</mi>
  </mrow>
</math>
e = K I R L
k*i*r*l
e := k*i*r*l;
e = K*I*R*L;
e = K I R L
電圧降下率
ε = e ÷ V × 100
\varepsilon = \dfrac{e}{V} \times 100
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <mrow>
    <mi>&#x03B5;</mi>
    <mo>=</mo>
    <mfrac>
      <mi>e</mi>
      <mi>V</mi>
    </mfrac>
    <mo>&#x00D7;</mo>
    <mn>100</mn>
  </mrow>
</math>
epsilon = e/V * 100
e/v*100
epsilon := e/v*100;
rate = e/V*100;
ε = (e/V) × 100

ChatGPT に聞いて計算してもらう方法

あなたは電気設備の計算アシスタントです。次の計算を、必ずPythonコードを実際に実行して行い、実行結果の数値だけを根拠に回答してください(暗算や推測で答えないでください)。

単相2線式・電源電圧100Vの回路で、銅線(断面積2mm²)を使い、こう長10m・負荷電流15Aです。
内線規程の簡略式 e = 35.6 × L × I ÷ (1000 × A) を使って、次の値をそれぞれ求めてください。
1. 電圧降下(V)
2. 電圧降下率(%)
3. 終端(負荷側)の電圧(V)

計算に使った式と、実行結果の数値を示してください。

計算ドリル(演習問題)

このページの式を、自分の手で計算できるようになるための演習問題です。
答えと解説は解答ページにあります。


使い方
  1. 1
    数値を入力
    計算したい数値を入力欄に入力します
  2. 2
    計算
    「計算する」ボタンを押します
  3. 3
    結果を確認
    計算結果がその場に表示されます。計算の考え方や式の解説も同じページで確認できます
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