父・母の身長(cm)を入力し、お子さんの性別を選んでください。将来の身長の目安(ターゲットハイト)と、目安の幅(ターゲットレンジ:予測身長±9cm)をまとめて計算します。
このページでできること
- 父・母の身長(cm)と子供の性別を入れるだけで、将来の身長の目安(ターゲットハイト)がその場でわかります
- 「目安の下限〜上限」(ターゲットレンジ:予測身長±9cm)もあわせて表示するので、幅をもって見通しを立てられます
- 式は日本の小児科・成長の分野で広く使われる「(父の身長+母の身長±13)÷ 2」です
- 式のやさしい解説・Excel/Googleスプレッドシート/Python用のコピペ数式・計算ドリル(演習問題)もこのページにまとまっています
この計算は何の役に立つ?
「ぼく(わたし)は大人になったら何cmになる?」は、多くの家庭で一度は出る質問です。ターゲットハイトの式なら、父と母の身長だけで「だいたい◯cm前後、目安の幅は±9cm」と、根拠のある答え方ができます。
「ぴったり当たる予言」ではなく「遺伝から見た目安」だと言い添えれば、身長の話を通じて平均や幅(ばらつき)の考え方を伝える機会にもなります。
子供の低身長などを評価するとき、小児科・成長外来では、成長曲線などの検査・観察とあわせて、両親の身長から求めるターゲットハイトが「遺伝的にどのあたりが見込まれるか」の参考情報として使われています。
実際の診療では骨年齢の検査やホルモンの検査など多くの情報を組み合わせて判断されるため、この式だけで何かが診断できるわけではありません。気になることがあれば、この数値だけで自己判断せず受診して相談してください。
ターゲットハイトが見積もれるのは遺伝的な目安までで、実際の身長には栄養・睡眠・運動などの環境要因も大きく影響します。
「予測はあくまで真ん中の目安で、幅がある」と知っておくと、数字に一喜一憂せずに、バランスのよい食事や十分な睡眠といった、家庭でできることに目を向けやすくなります。
バレーボールやバスケットボールなど体格が話題になりやすいスポーツでは、育成の現場で「保護者の身長」が将来の体格を考える参考情報の一つとされることがあります。ターゲットハイトはその考え方を式にしたものです。
ただし±9cmの幅があるうえ、競技の適性は身長だけでは決まりません。「可能性を狭める道具」ではなく「見通しの参考」として使うのが適切です。
式
用語・記号の解説
記号
| \(H\) | エイチ | 予測身長(ターゲットハイト)。両親の身長から見積もった、子供の将来の身長の目安です(cm)。 |
| \(F\) | エフ | 父の身長(cm)。英語の father の頭文字です。 |
| \(M\) | エム | 母の身長(cm)。英語の mother の頭文字です。 |
| \(L\) | エル | 目安の下限(cm)。予測身長から9cmを引いた値で、英語の lower(下の)の頭文字です。 |
| \(U\) | ユー | 目安の上限(cm)。予測身長に9cmを足した値で、英語の upper(上の)の頭文字です。 |
| \(\pm\) | プラスマイナス ぷらまい(口語) | 「足した値と引いた値の両方」を1つの記号でまとめて表す記号。「予測身長 \(\pm 9\) cm」は「予測身長より9cm低い値から9cm高い値まで」という意味です。 |
用語
| ターゲットハイト (目標身長) |
たーげっとはいと | 両親の身長から見積もる、子供の遺伝的な身長の目安。日本の小児科・成長の分野では「(父の身長+母の身長±13)÷ 2」の式が広く使われています。英語の target height の読みです。 |
| ターゲットレンジ | たーげっとれんじ | ターゲットハイトを真ん中にした「実際の身長が収まりやすい幅」。一般に予測身長±9cmが目安として使われます。 |
| 平均 | へいきん | いくつかの数を足して、その個数で割った値。この式の「(父の身長+母の身長)÷ 2」の部分は、両親2人の身長の平均です。 |
| 遺伝要因 | いでんよういん | 両親から受け継ぐ体質による影響。この式が見積もれるのは遺伝要因にもとづく目安だけです。 |
| 環境要因 | かんきょうよういん | 栄養・睡眠・運動などの生活環境による影響。身長は遺伝要因に加えてこちらの影響も受けて決まりますが、この式には含まれていません。 |
| 骨年齢 | こつねんれい | 手のレントゲン写真などから調べる「骨の成熟度」を年齢で表したもの。骨年齢を使う予測(骨年齢法)は、このページの簡易式より精密な方法として小児科で使われています。 |
| Khamis-Roche法 | カーミス・ローシュほう | 子供の年齢・現在の身長・体重と両親の身長から将来の身長を予測する、アメリカで開発された統計的な方法。レントゲンなしで使える比較的精密な方法ですが、年齢ごとの細かい係数表を使う計算で、アメリカの白人の子供のデータをもとに作られているため、日本の子供にそのまま当てはめる場合は注意が必要です。 |
| 成長曲線 | せいちょうきょくせん | 年齢ごとの身長・体重の標準的な伸び方をグラフにしたもの。母子健康手帳や学校の健康診断で使われ、子供の成長を幅をもって確かめる基本の道具です。 |
前提として理解しておくといいこと
このページの計算を「意味がわかって」使えるようになるために、前提として理解しておくといいことをまとめました。
| 平均(小学5年) |
|
| 小数の計算(小学4〜5年) |
|
| データの散らばりと範囲(中学1年 データの活用) |
|
Excelで計算する方法
| 父の身長(cm) | 171 |
| 母の身長(cm) | 158 |
| 男子の予測身長(cm) | =(B1+B2+13)/2 |
| 父の身長(cm) | 171 |
| 母の身長(cm) | 158 |
| 女子の予測身長(cm) | =(B1+B2-13)/2 |
| 予測身長(cm) | 171 |
| 目安の下限(cm) | =B1-9 |
| 目安の上限(cm) | =B1+9 |
例えば1つ目の表なら、父171cm・母158cmでB3に171(cm)と表示されます。2つ目の表(女子)なら158、3つ目の表なら下限162・上限180になります。
入力欄のセルをご自身の数値に書き換えるだけで使えます。
Googleスプレッドシートで計算する方法
| 父の身長(cm) | 171 |
| 母の身長(cm) | 158 |
| 男子の予測身長(cm) | =(B1+B2+13)/2 |
| 父の身長(cm) | 171 |
| 母の身長(cm) | 158 |
| 女子の予測身長(cm) | =(B1+B2-13)/2 |
| 予測身長(cm) | 171 |
| 目安の下限(cm) | =B1-9 |
| 目安の上限(cm) | =B1+9 |
Pythonで計算する方法
father_height_cm = 171 # 父の身長(cm)
mother_height_cm = 158 # 母の身長(cm)
predicted_boy = (father_height_cm + mother_height_cm + 13) / 2 # 男子の予測身長
predicted_girl = (father_height_cm + mother_height_cm - 13) / 2 # 女子の予測身長
print(f"男子の予測身長: {predicted_boy} cm(目安の幅: {predicted_boy - 9}〜{predicted_boy + 9} cm)")
print(f"女子の予測身長: {predicted_girl} cm(目安の幅: {predicted_girl - 9}〜{predicted_girl + 9} cm)")
数式記述言語(LaTeX等)での書き方(コピペ可)
H = (F + M + 13) ÷ 2
H = \dfrac{F + M + 13}{2}
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
<mrow>
<mi>H</mi>
<mo>=</mo>
<mfrac>
<mrow><mi>F</mi><mo>+</mo><mi>M</mi><mo>+</mo><mn>13</mn></mrow>
<mn>2</mn>
</mfrac>
</mrow>
</math>
H = (F + M + 13) / 2
(F + M + 13)/2
H := (F + M + 13) / 2;
H = (F + M + 13) / 2;
H = (F + M + 13) / 2
H = (F + M − 13) ÷ 2
H = \dfrac{F + M - 13}{2}
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
<mrow>
<mi>H</mi>
<mo>=</mo>
<mfrac>
<mrow><mi>F</mi><mo>+</mo><mi>M</mi><mo>−</mo><mn>13</mn></mrow>
<mn>2</mn>
</mfrac>
</mrow>
</math>
H = (F + M - 13) / 2
(F + M - 13)/2
H := (F + M - 13) / 2;
H = (F + M - 13) / 2;
H = (F + M - 13) / 2
L = H − 9, U = H + 9
L = H - 9,\quad U = H + 9
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
<mrow>
<mi>L</mi><mo>=</mo><mi>H</mi><mo>−</mo><mn>9</mn>
<mo>,</mo>
<mi>U</mi><mo>=</mo><mi>H</mi><mo>+</mo><mn>9</mn>
</mrow>
</math>
L = H - 9, U = H + 9
{H - 9, H + 9}
L := H - 9; U := H + 9;
L = H - 9; U = H + 9;
L = H - 9, U = H + 9
ChatGPT に聞いて計算してもらう方法
あなたは計算アシスタントです。次の計算を、必ずPythonコードを実際に実行して行い、実行結果の数値だけを根拠に回答してください(暗算や推測で答えないでください)。 父の身長は171cm、母の身長は158cmです。 日本の小児科分野で使われるターゲットハイトの式(男子=(父+母+13)÷2、女子=(父+母−13)÷2)で、次の値を求めてください。 1. 男の子の場合の予測身長 2. 女の子の場合の予測身長 3. それぞれの目安の幅(予測身長±9cm の下限と上限) 計算に使った式と、実行結果の数値を示してください。なお、これは両親の身長から見た遺伝的な目安であり、医学的な助言ではない旨も添えてください。
計算ドリル(演習問題)
このページの式を、自分の手で計算できるようになるための演習問題です。
答えと解説は解答ページにあります。
使い方
-
1数値を入力計算したい数値を入力欄に入力します
-
2計算「計算する」ボタンを押します
-
3結果を確認計算結果がその場に表示されます。計算の考え方や式の解説も同じページで確認できます
DataChefの特徴
専門知識不要、直感的で簡単な操作
個人情報を登録することなく使用できます
「ダウンロード」押下でファイルを自動削除
クレジット表記不要
商用利用許諾の連絡も不要です
