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排水勾配と高低差
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木材の材積(m³・才)
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フェンスの本数
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木材の収縮量(含水率変化)
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部屋の熱損失の目安
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家具の搬入可否
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引越しのダンボール枚数
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収納・棚の容量
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板取り計算
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棚板のたわみと耐荷重
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値入率・掛率・粗利率の相互換算(原価・売価・掛率・値入率・マークアップ率)

原価・売価・掛率(%)・値入率(%)・マークアップ率(%)の5つのうち、わかっている2つを入力し、残りは空欄のままにして「計算する」を押してください。空欄にした項目と値入額(粗利)を計算し、売価の帯を原価と値入に分けた図で掛率の位置を表示します。

入力は「ちょうど2つ」です(3つ以上入力すると計算できません)。掛率・値入率・マークアップ率は%の数値で入力してください(7掛けなら「70」、値入率30%なら「30」)。%どうしの組み合わせ(掛率と値入率など)では金額が決まらないので、原価か売価のどちらかを入れてください。売価が原価を下回る「原価割れ」の値付けも、値入率・マークアップ率をマイナスの値として計算できます。
計算結果・グラフ
左の入力欄のうち2つに値を入れて「計算する」を押すと、ここに結果と売価の内訳図が表示されます。

このページでできること

  • 原価・売価・掛率(%)・値入率(%)・マークアップ率(%)の5つのうち、わかっている2つを入れるだけで、残りと値入額(粗利)をまとめて計算します
  • 「7掛けで仕入れた商品の値入率は何%?」「原価700円で値入率30%にしたい売価は?」「原価に25%乗せたら値入率は何%?」——小売・卸の値付けの疑問がこれ1つで解決します
  • 掛率⇄値入率(値入率 = 100 − 掛率)、値入率⇄マークアップ率(分母が売価か原価か)の換算式と早見表があるので、取引先や資料で使われている%が「どの基準の%か」を読み替えられます
  • 売価の帯を原価と値入に分けた図で、掛率の位置(原価が売価の何割か)が一目でわかります
  • 式のやさしい解説・Excel/Googleスプレッドシート/Python用のコピペ数式・計算ドリル(演習問題)もこのページにまとまっています
このページの「値入率」は売価に対する値入額(売価 − 原価)の割合=売価基準(売価値入率)です。原価に対する割合は「マークアップ率(原価値入率)」として区別します。実際に売れた後の「粗利率」との違いは「式と図」の中で解説しています。原価と売価は0より大きい金額で、金額の単位は円でもドルでも自由です。

この計算は何の役に立つ?

卸の取引条件「定価の7掛け」を儲けに読み替える(小売店の仕入れ)

問屋やメーカーから「この商品は定価の7掛けで卸します」と言われたとき、定価1000円の商品の仕入値は \(1000 \times 0.7 = 700\) 円、定価で売れれば値入額は300円、値入率は \(100 - 70 = 30\)%とすぐに読み替えられます。
「6.5掛けなら値入率35%、6掛けなら40%」のように、掛率の数字がそのまま儲けの割合に直結するので、仕入れ交渉の場でこの換算ができると、条件の良し悪しをその場で判断できます。

目標の値入率から売価を決める(雑貨店・アパレルの値付け)

仕入値700円の商品に「値入率30%は確保したい」という方針で値付けするなら、売価は \(700 \div (1 - 0.3) = 1000\) 円です。
「原価に30%足して910円」にしてしまうと、値入率は \(210 \div 910 \times 100 \fallingdotseq 23.08\)%にしかなりません。売価基準の値入率と原価基準のマークアップ率の取り違えは実務で起こりやすく、商品数が多いほど利益への影響が積み上がります。

値入率と粗利率のずれで「値引き・ロス」の大きさを知る(店舗の数値管理)

値入率30%で値付けした売り場でも、セールの値引きや売れ残りの廃棄があると、月末に集計した粗利率は25%のように値入率を下回ります。この差(この例では5ポイント)が値引きとロスの分です。
値入率は「値付け時の予定」、粗利率は「売れた後の実績」——同じ式でも意味が違うことを知っていると、「値入率は十分なのに利益が出ない」原因を値引き・廃棄の管理に絞って探せます。

海外の資料や仕入れサイトの「マークアップ○%」を日本の値入率に直す(輸入・EC)

海外の卸サイトや英語の資料では、原価基準の「マークアップ率(markup)」で利幅を示すことがよくあります。「マークアップ50%」は原価の1.5倍で売るという意味なので、売価基準の値入率に直すと \(50 \div (100 + 50) \times 100 \fallingdotseq 33.33\)%です。
同じ「50%」でも基準が違えば利幅は大きく違うので、社内の値入率の基準と比べる前に、この換算式で同じ基準にそろえる必要があります。

フリマ・ハンドメイド販売の値付けで販売手数料を見込む(副業)

材料費と送料で原価800円かかる作品を、値入率40%になるように売るなら売価は \(800 \div 0.6 \fallingdotseq 1333\) 円です。ただしフリマアプリの販売手数料(例えば売価の10%)は売れてから引かれるので、実際の粗利率は値入率より手数料の分だけ下がります。
「値入率40%で値付けしたのに、手数料を引いたら手元にあまり残らない」を避けるには、手数料を差し引いた後の粗利率で確かめるのが安全です。

式と図

掛率を求める式
図
数学表記 (一般的な数式)
\(r\) \(=\) \(C\) \(\div\) \(P\) \(\times\) \(100\)
日本語表記 (記号を日本語に置き換えた式)
④ 掛率 \(r\)(%) \(=\) ① 原価 \(C\) \(\div\) ② 売価 \(P\) \(\times\) ③ 百分率の基準 \(100\)
式を日本語で読むと
① 原価 \(C\) を
② 売価 \(P\) で割り、
③ 百分率の基準 \(100\) を掛けてパーセントに直すと
④ 掛率 \(r\)(%) になる
簡単な例
定価1000円の商品を700円で仕入れたときの掛率は
掛率 \(r\)(%) \(=\) 原価(700円) \(\div\) 売価(1000円) \(\times\) \(100\)
\(700 \div 1000 \times 100 = 70\ \ (70\%)\)
考え方のポイント
掛率は「売価(定価)に対して原価が何%か」を表す、卸売・小売の取引でよく使われる数字です。掛率70%のことを「7掛け」、65%なら「6.5掛け」と呼びます。「定価の7掛けで卸す」は「定価 × 0.7 の値段で仕入れられる」という意味です。 掛率が小さいほど仕入れが安く、売ったときの儲け(値入)が大きくなります。掛率が100%を超えると「原価割れ」(売価より原価が高い)です。
値入率を求める式
図
数学表記 (一般的な数式)
\(M\) \(=\) \((\) \(P\) \(-\) \(C\) \()\) \(\div\) \(P\) \(\times\) \(100\)
日本語表記 (記号を日本語に置き換えた式)
⑤ 値入率 \(M\)(%) \(=\) \((\) ① 売価 \(P\) \(-\) ② 原価 \(C\) \()\) \(\div\) ③ 売価 \(P\) \(\times\) ④ 百分率の基準 \(100\)
式を日本語で読むと
① 売価 \(P\) から
② 原価 \(C\) を引いた残り(=値入額)を、
③ 売価 \(P\) で割り、
④ 百分率の基準 \(100\) を掛けてパーセントに直すと
⑤ 値入率 \(M\)(%) になる
簡単な例
原価700円の商品を売価1000円にしたときの値入率は
値入率 \(M\)(%) \(=\) \((\) 売価(1000円) \(-\) 原価(700円) \()\) \(\div\) 売価(1000円) \(\times\) \(100\)
\(1000 - 700 = 300\)
\(300 \div 1000 \times 100 = 30\ \ (30\%)\)
考え方のポイント
「値入(ねいれ)」は小売業の用語で、仕入れた商品に売価を付けるとき、原価に上乗せする儲けの予定額のことです。値入額 = 売価 − 原価、値入率はそれを売価で割った割合(売価基準)です。 よく混同される「粗利率」は、式の形は値入率とまったく同じ(粗利 ÷ 売上 × 100)ですが、こちらは実際に売れた後の実績です。値引きセールや売れ残りの廃棄があると、実際の売上は予定の売価より下がるので、粗利率は値入率より低くなるのが普通です。「値入率30%で値付けしたのに、月末の粗利率は25%だった」という差は、値引きとロスの分です。
掛率と値入率の換算式
数学表記 (一般的な数式)
\(M\) \(=\) \(100\) \(-\) \(r\)
日本語表記 (記号を日本語に置き換えた式)
③ 値入率 \(M\)(%) \(=\) ① 百分率の基準 \(100\) \(-\) ② 掛率 \(r\)(%)
式を日本語で読むと
① 百分率の基準 \(100\) から
② 掛率 \(r\)(%) を引くと
③ 値入率 \(M\)(%) になる
簡単な例
7掛け(掛率70%)で仕入れた商品を定価で売るときの値入率は
値入率 \(M\)(%) \(=\) \(100\) \(-\) 掛率(70%)
\(100 - 70 = 30\ \ (30\%)\)
考え方のポイント
掛率も値入率も「売価を100%としたときの割合」なので、売価の帯を原価と値入額の2つに分けると、原価の側が掛率、値入額の側が値入率です。2つを足すと必ず100%になるので、片方がわかればもう片方は引き算で出ます。逆向きは 掛率 \(r = 100 - M\) です。 早見表:9掛け(90%)→値入率10%、8掛け(80%)→20%、7掛け(70%)→30%、6.5掛け(65%)→35%、6掛け(60%)→40%、5掛け(50%)→50%。
売価を逆算する式(原価と掛率から)
図
数学表記 (一般的な数式)
\(P\) \(=\) \(C\) \(\div\) \(\dfrac{r}{100}\)
日本語表記 (記号を日本語に置き換えた式)
③ 売価 \(P\) \(=\) ① 原価 \(C\) \(\div\) ② 掛率 \(r \div 100\)
式を日本語で読むと
① 原価 \(C\) を
② 掛率 \(r \div 100\) (=売価のうち原価が占める割合を小数にしたもの)で割ると
③ 売価 \(P\) になる
簡単な例
1400円で仕入れた商品が「定価の7掛け」で卸されたものなら、その定価(売価)は
売価 \(P\) \(=\) 原価(1400円) \(\div\) \(70 \div 100\)
\(70 \div 100 = 0.7\)
\(1400 \div 0.7 = 2000\)
考え方のポイント
「原価 = 売価 × 掛率 ÷ 100」(定価2000円の7掛けは \(2000 \times 0.7 = 1400\) 円)を、売価を求める形に変形した式です。「掛率で割る」のが直感に反するように感じるかもしれませんが、「売価の70%が1400円」なら「売価 = 1400 ÷ 0.7」になる、という割合の考え方そのものです。 値入率から売価を決めたいときは、掛率 \(r = 100 - M\) を先に出してからこの式に入れます。原価700円で値入率30%にしたいなら、掛率は70%なので \(700 \div 0.7 = 1000\) 円です。「原価に30%を足して910円」にすると値入率は \(210 \div 910 \times 100 \fallingdotseq 23.08\)%にしかならないので注意してください。
マークアップ率(原価値入率)を求める式
図
数学表記 (一般的な数式)
\(K\) \(=\) \((\) \(P\) \(-\) \(C\) \()\) \(\div\) \(C\) \(\times\) \(100\)
日本語表記 (記号を日本語に置き換えた式)
⑤ マークアップ率 \(K\)(%) \(=\) \((\) ① 売価 \(P\) \(-\) ② 原価 \(C\) \()\) \(\div\) ③ 原価 \(C\) \(\times\) ④ 百分率の基準 \(100\)
式を日本語で読むと
① 売価 \(P\) から
② 原価 \(C\) を引いた残り(=値入額)を、
③ 原価 \(C\) で割り、
④ 百分率の基準 \(100\) を掛けてパーセントに直すと
⑤ マークアップ率 \(K\)(%) になる
簡単な例
原価700円の商品を売価1000円にしたときのマークアップ率は
マークアップ率 \(K\)(%) \(=\) \((\) 売価(1000円) \(-\) 原価(700円) \()\) \(\div\) 原価(700円) \(\times\) \(100\)
\(1000 - 700 = 300\)
\(300 \div 700 \times 100 \fallingdotseq 42.86\ \ (42.86\%)\)
考え方のポイント
マークアップ率は「原価に何%上乗せして売価を付けたか」=原価を基準(分母)にした割合で、小売の用語では「原価値入率」と呼びます。同じ値入額300円でも、売価基準の値入率は30%、原価基準のマークアップ率は約42.86%と数値が変わります。分母が売価か原価かの違いだけです。 マークアップ率から売価を出すときは 売価 = 原価 × (1 + マークアップ率 ÷ 100) です(原価700円に42.86%乗せると \(700 \times 1.4286 \fallingdotseq 1000\) 円)。「原価に3割乗せる」はマークアップ率30%の値付けで、値入率30%の値付けではありません。
マークアップ率と値入率の換算式
数学表記 (一般的な数式)
\(M\) \(=\) \(K\) \(\div\) \((\) \(100\) \(+\) \(K\) \()\) \(\times\) \(100\)
日本語表記 (記号を日本語に置き換えた式)
④ 値入率 \(M\)(%) \(=\) ① マークアップ率 \(K\)(%) \(\div\) \((\) ② 百分率の基準 \(100\) \(+\) マークアップ率 \(K\)(%) \()\) \(\times\) ③ 百分率の基準 \(100\)
式を日本語で読むと
① マークアップ率 \(K\)(%) を、
② 百分率の基準 \(100\) にマークアップ率 \(K\) を足したもの(=原価を100としたときの売価)で割り、
③ 百分率の基準 \(100\) を掛けてパーセントに直すと
④ 値入率 \(M\)(%) になる
簡単な例
「原価に25%乗せた」(マークアップ率25%)値付けの値入率は
値入率 \(M\)(%) \(=\) マークアップ率(25%) \(\div\) \((\) \(100\) \(+\) \(25\) \()\) \(\times\) \(100\)
\(25 \div (100 + 25) \times 100 = 20\ \ (20\%)\)
考え方のポイント
原価を100とすると、マークアップ率 \(K\)%の値付けの売価は \(100 + K\)、値入額は \(K\) です。値入率は「値入額 ÷ 売価」なので \(K \div (100 + K)\) になる、というのがこの式の意味です。逆向き(値入率→マークアップ率)は \(K = M \div (100 - M) \times 100\) で、原価を基準に読み替えます。 早見表:マークアップ率10%→値入率約9.09%、20%→約16.67%、25%→20%、30%→約23.08%、50%→約33.33%、100%(原価の2倍で売る)→50%。マークアップ率は値入率より必ず大きく、マークアップ率100%でも値入率は50%です。
掛率は「原価 ÷ 売価 × 100」、値入率は「(売価 − 原価)÷ 売価 × 100」で、どちらも売価を100%とした割合なので 値入率 = 100 − 掛率 です。マークアップ率(原価値入率)だけは原価が基準で、値入率 = マークアップ率 ÷ (100 + マークアップ率) × 100 で換算します。「どちらを基準にした%か」をまず確かめるのがコツです。

用語・記号の解説

記号

\(C\) シー 原価(Cost の頭文字)。商品を仕入れた金額(仕入値・仕入原価)です。(例:1個700円で仕入れたら \(C = 700\))
\(P\) ピー 売価(Price の頭文字)。商品に付けた売る値段(定価・販売価格)です。
\(r\) アール 掛率(%)。売価に対する原価の割合です。「率」を表す英語 rate の頭文字から、このページでは \(r\) と書きます(決まった1文字の記号はありません)。\(r = C \div P \times 100\) で求めます。
\(M\) エム 値入率(%)。売価に対する値入額(売価 − 原価)の割合です。英語では売価基準の利幅を Margin(マージン)と呼ぶことから、その頭文字 \(M\) を使います。\(M = (P - C) \div P \times 100\) で求めます。
\(K\) ケー マークアップ率(%)。原価に対する値入額の割合です。決まった1文字の記号がないため、このページでは \(K\) と書きます(利益率計算機のページと同じ記号です)。\(K = (P - C) \div C \times 100\) で求めます。
\(P - C\) ピー マイナス シー 値入額(売価 − 原価)。売価に含まれる儲けの予定額で、実際に売れれば粗利になります。

用語

掛率 かけりつ 売価(定価)に対する原価(仕入値)の割合(%)。卸売・小売の取引条件でよく使われ、掛率70%を「7掛け」、65%を「6.5掛け」と呼びます。「定価の7掛けで卸す」は「定価 × 0.7 で仕入れられる」という意味です。値入率と足すと100%になります。
値入
(値入れ)
ねいれ 小売業で、仕入れた商品に売価を付けるときに原価に上乗せする儲けの予定額(値入額 = 売価 − 原価)のこと。「値を入れる」=値段を付ける、という意味の言葉です。
値入率 ねいれりつ 売価に対する値入額の割合(%)。「売価のうち何%が儲けの予定か」を表し、売価が基準(分母)です。小売の教科書では原価基準と区別して「売価値入率」とも呼びます。原価が基準の割合は「マークアップ率(原価値入率)」と区別します。
粗利率
(売上総利益率)
あらりりつ(うりあげそうりえきりつ) 実際の売上高に対する粗利(売上高 − 売上原価)の割合(%)。式の形は値入率と同じですが、値入率が「値付け時の予定」なのに対し、粗利率は「売れた後の実績」です。値引きや廃棄ロスがあると、粗利率は値入率より低くなります。
マークアップ率
(原価値入率)
マークアップりつ(げんかねいれりつ) 原価に対する値入額の割合(%)。「原価に何%上乗せしたか」を表し、原価が基準(分母)です。同じ値入額でも、売価基準の値入率より必ず大きな数値になります。
原価
(仕入原価)
げんか(しいれげんか) 商品を仕入れるのにかかった金額。小売店なら仕入値、メーカーなら材料費や製造にかかった費用です。掛率の計算では「売価の何%を仕入れに払ったか」の分子になります。
売価
(定価)
ばいか(ていか) 商品に付けた売る値段。掛率・値入率の計算では、この売価を100%として割合を考えます。メーカーが決めた「定価(希望小売価格)」を基準に「定価の何掛け」と言うことが多いです。
原価割れ げんかわれ 売価が原価より安い状態。掛率が100%を超え、値入率・マークアップ率はマイナスになります。在庫処分の見切り販売などで起こります。

前提として理解しておくといいこと

このページの計算を「意味がわかって」使えるようになるために、前提として理解しておくといいことをまとめました。

割合・百分率(小学5年)
  • 割合が「比べられる量 ÷ もとにする量」で求められること
  • %と小数を行き来できること(\(70\% = 0.7\)、\(0.3 = 30\%\))
  • 「何を基準(もとにする量)にした割合か」で数値が変わると気づけること(値入率は売価基準、マークアップ率は原価基準)
割合の3用法(小学5年)
  • 「もとにする量 × 割合 = 比べられる量」の式を、どれか1つを求める形に使い分けられること(売価の逆算で「掛率で割る」になる理由です)
小数の掛け算・割り算(小学5年)
  • \(1400 \div 0.7\) のような、小数で割る計算ができること
文字式・等式の変形(中学1〜2年)
  • \(C = P \times r \div 100\) のような文字式の意味がわかり、\(P = C \div (r \div 100)\) のように別の量を求める形に変形できること
  • \(M = 100 - r\) を \(r = 100 - M\) のように移項できること

Excelで計算する方法

Excelファイルをダウンロード
式ごとにシートが分かれたExcelファイルです。貼り付け場所を気にせず、開いてすぐ使えます。
下の表を丸ごとコピーして、ExcelのA1セルに貼り付けるとそのまま使えます。
「掛率」を求める表
原価 C 700
売価 P 1000
掛率 r(%) =B1/B2*100
「値入率」を求める表
原価 C 700
売価 P 1000
値入率 M(%) =(B2-B1)/B2*100
「掛率⇄値入率」の換算表
掛率 r(%) 70
値入率 M(%) =100-B1
「売価」を逆算する表(原価と掛率から)
原価 C 1400
掛率 r(%) 70
売価 P =B1/(B2/100)
「マークアップ率」を求める表
原価 C 700
売価 P 1000
マークアップ率 K(%) =(B2-B1)/B1*100
「マークアップ率⇄値入率」の換算表
マークアップ率 K(%) 25
値入率 M(%) =B1/(100+B1)*100
貼り付けると、B1(とB2)が入力欄になり、最後の行が自動計算の結果になります。
例えば1つ目の表ならB3に70(掛率70%=7掛け)、2つ目の表ならB3に30(値入率30%)、3つ目の表ならB2に30、4つ目の表ならB3に2000(売価2000円)、5つ目の表ならB3に約42.86(マークアップ率)、6つ目の表ならB2に20(値入率20%)と表示されます。入力欄を自分の数値に書き換えるだけで使えます。

Googleスプレッドシートで計算する方法

Excelファイルをダウンロード
上のExcelファイルをダウンロードし、Googleドライブにアップロードして開くと、そのままスプレッドシートとして使えます。
下の表を丸ごとコピーして、GoogleスプレッドシートのA1セルに貼り付けるとそのまま使えます。
「掛率」を求める表
原価 C 700
売価 P 1000
掛率 r(%) =B1/B2*100
「値入率」を求める表
原価 C 700
売価 P 1000
値入率 M(%) =(B2-B1)/B2*100
「掛率⇄値入率」の換算表
掛率 r(%) 70
値入率 M(%) =100-B1
「売価」を逆算する表(原価と掛率から)
原価 C 1400
掛率 r(%) 70
売価 P =B1/(B2/100)
「マークアップ率」を求める表
原価 C 700
売価 P 1000
マークアップ率 K(%) =(B2-B1)/B1*100
「マークアップ率⇄値入率」の換算表
マークアップ率 K(%) 25
値入率 M(%) =B1/(100+B1)*100
Excelと同じ式がそのまま使えます。表を丸ごとコピーしてA1セルに貼り付け、入力欄を自分の数値に書き換えてください。

Pythonで計算する方法

cost = 700       # 原価(仕入値)
price = 1000     # 売価(定価)

gross = price - cost                  # 値入額(粗利)
kake = cost / price * 100             # 掛率(%)
neire = gross / price * 100           # 値入率(%)= 100 − 掛率
markup = gross / cost * 100           # マークアップ率(%)

print(f"値入額: {gross}")
print(f"掛率: {kake}%({kake / 10:g}掛け)")
print(f"値入率: {neire}%")
print(f"マークアップ率: {markup}%")

# 逆算:原価と掛率から売価(定価)を求める
cost2 = 1400            # 原価
kake2 = 70              # 掛率(%)
price2 = cost2 * 100 / kake2   # 原価 ÷ (掛率 ÷ 100) と同じ(小数の誤差を避けるため先に100倍)
print(f"掛率{kake2}%のときの売価: {price2}")

# 換算:マークアップ率から値入率を求める
markup3 = 25            # マークアップ率(%)
neire3 = markup3 / (100 + markup3) * 100
print(f"マークアップ率{markup3}%は値入率{neire3}%")
標準ライブラリだけで動きます。この例では値入額が300、掛率が70.0%(7掛け)、値入率が30.0%、マークアップ率が約42.86%、逆算の売価が2000.0、換算の値入率が20.0になります。先頭の原価と売価を書き換えて実行してください。

数式記述言語(LaTeX等)での書き方(コピペ可)

掛率を求める式
r = C ÷ P × 100
r = \dfrac{C}{P} \times 100
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <mrow>
    <mi>r</mi>
    <mo>=</mo>
    <mfrac><mi>C</mi><mi>P</mi></mfrac>
    <mo>&#xD7;</mo>
    <mn>100</mn>
  </mrow>
</math>
r = C/P xx 100
c/p*100
r := C/P*100;
r = C/P*100;
r = C/P × 100
値入率を求める式
M = (P − C) ÷ P × 100
M = \dfrac{P - C}{P} \times 100
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <mrow>
    <mi>M</mi>
    <mo>=</mo>
    <mfrac>
      <mrow><mi>P</mi><mo>&#x2212;</mo><mi>C</mi></mrow>
      <mi>P</mi>
    </mfrac>
    <mo>&#xD7;</mo>
    <mn>100</mn>
  </mrow>
</math>
M = (P - C)/P xx 100
(p - c)/p*100
M := (P - C)/P*100;
M = (P - C)/P*100;
M = (P - C)/P × 100
掛率と値入率の換算式
M = 100 − r
M = 100 - r
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <mrow>
    <mi>M</mi>
    <mo>=</mo>
    <mn>100</mn>
    <mo>&#x2212;</mo>
    <mi>r</mi>
  </mrow>
</math>
M = 100 - r
100 - r
M := 100 - r;
M = 100 - r;
M = 100 - r
売価を逆算する式(原価と掛率から)
P = C ÷ (r ÷ 100)
P = \dfrac{C}{r/100}
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <mrow>
    <mi>P</mi>
    <mo>=</mo>
    <mfrac>
      <mi>C</mi>
      <mrow><mi>r</mi><mo>/</mo><mn>100</mn></mrow>
    </mfrac>
  </mrow>
</math>
P = C/(r/100)
c/(r/100)
P := C/(r/100);
P = C/(r/100);
P = C/(r/100)
マークアップ率(原価値入率)を求める式
K = (P − C) ÷ C × 100
K = \dfrac{P - C}{C} \times 100
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <mrow>
    <mi>K</mi>
    <mo>=</mo>
    <mfrac>
      <mrow><mi>P</mi><mo>&#x2212;</mo><mi>C</mi></mrow>
      <mi>C</mi>
    </mfrac>
    <mo>&#xD7;</mo>
    <mn>100</mn>
  </mrow>
</math>
K = (P - C)/C xx 100
(p - c)/c*100
K := (P - C)/C*100;
K = (P - C)/C*100;
K = (P - C)/C × 100
マークアップ率と値入率の換算式
M = K ÷ (100 + K) × 100
M = \dfrac{K}{100 + K} \times 100
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <mrow>
    <mi>M</mi>
    <mo>=</mo>
    <mfrac>
      <mi>K</mi>
      <mrow><mn>100</mn><mo>+</mo><mi>K</mi></mrow>
    </mfrac>
    <mo>&#xD7;</mo>
    <mn>100</mn>
  </mrow>
</math>
M = K/(100 + K) xx 100
k/(100 + k)*100
M := K/(100 + K)*100;
M = K/(100 + K)*100;
M = K/(100 + K) × 100

ChatGPT に聞いて計算してもらう方法

あなたは小売・卸の値付け計算のアシスタントです。次の計算を、必ずPythonコードを実際に実行して行い、実行結果の数値だけを根拠に回答してください(暗算や推測で答えないでください)。

原価(仕入値)700円の商品を売価1000円で売ります。
次の値をそれぞれ求めてください。
1. 値入額(売価 − 原価)
2. 掛率(原価 ÷ 売価 × 100。%)と「何掛け」の呼び方
3. 値入率(値入額 ÷ 売価 × 100。%)
4. マークアップ率(値入額 ÷ 原価 × 100。%)
5. 別の商品について:1400円で仕入れた商品が定価の7掛け(掛率70%)で卸されたものなら、定価はいくらか(売価 = 原価 ÷ (70/100))
6. 換算:マークアップ率25%の値付けは値入率何%か(値入率 = 25 ÷ (100 + 25) × 100)

計算に使った式と、実行結果の数値を示してください。

計算ドリル(演習問題)

このページの式を、自分の手で計算できるようになるための演習問題です。
答えと解説は解答ページにあります。


使い方
  1. 1
    数値を入力
    計算したい数値を入力欄に入力します
  2. 2
    計算
    「計算する」ボタンを押します
  3. 3
    結果を確認
    計算結果がその場に表示されます。計算の考え方や式の解説も同じページで確認できます
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