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巾木・廻り縁の長さ
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排水勾配と高低差
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木材の材積(m³・才)
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フェンスの本数
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木材の収縮量(含水率変化)
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引越しのダンボール枚数
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収納・棚の容量
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板取り計算
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棚板のたわみと耐荷重
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エアコンの畳数・能力(kW)の目安計算機

部屋の広さと建物の構造を入力してください。最上階・天井の高さ・日当たりなどの条件は、当てはまるものを選ぶと補正係数として掛かります(わからなければそのままで構いません)。

畳は1畳=1.62m²(不動産の表示規約の換算)としてm²と相互に換算します。1畳あたりの負荷は、空欄なら建物の構造ごとの標準値(冷房:木造350・鉄筋230 W/畳、暖房:木造440・鉄筋350 W/畳)を使います。補正係数はすべて目安です。
計算結果・グラフ
左の入力欄に部屋の広さや建物の構造を入れて「計算する」を押すと、ここに必要な能力(kW)・対応するクラスとグラフが表示されます。

このページでできること

  • 部屋の広さ(畳またはm²)と建物の構造(木造/鉄筋)を入れるだけで、必要な冷房能力・暖房能力(kW)の目安と、対応する一般的なクラス(6畳用2.2kW・10畳用2.8kW など)がその場でわかります
  • 最上階・天井の高さ・日当たり・キッチン一体(LDK)・寒冷地といった部屋の条件を選ぶと、補正係数を掛けた必要能力が求められます(係数は目安で、自分で変えることもできます)
  • 逆に、エアコンの冷房能力・暖房能力(kW)から「木造なら何畳・鉄筋なら何畳まで対応できるか」を逆算できます
  • 畳数と必要能力の関係を木造・鉄筋の2本の線でグラフに描き、クラスの境目(2.2・2.5・2.8・3.6 kW …)のどこに自分の部屋があるかが一目でわかります
  • カタログの「木造○畳〜鉄筋○畳」の読み方・式のやさしい解説・Excel/Googleスプレッドシート/Python用のコピペ数式・計算ドリル(演習問題)もこのページにまとまっています
結果はあくまで目安です。カタログの畳数目安は標準的な部屋の条件(南向き・断熱が普通の部屋)を前提にした対応表なので、断熱性能・窓の大きさ・間取り・地域によって実際に必要な能力は変わります。最終的な機種選びは、部屋の条件を伝えたうえで販売店や設置工事の業者に相談してください。電気代の計算は「電気代計算機」のページが担当し、このページは「どのクラスのエアコンが必要か」だけを扱います。

この計算は何の役に立つ?

引っ越し・新築で、部屋ごとに買うエアコンのクラスを決める

新居のエアコンをそろえるときは、部屋ごとに「木造か鉄筋か」「何畳か」を当てはめて必要な能力を出し、クラスに割り当てていきます。例えば鉄筋のマンションで寝室6畳・子ども部屋6畳・LDK14畳なら、寝室と子ども部屋は6×230÷1000=1.38kWで6畳用(2.2kW)、LDKはキッチン一体の係数1.1を掛けて14×230×1.1÷1000=3.54kWで12畳用(3.6kW)が目安になります。
クラスを1つ上げると本体価格も上がるため、「どの部屋にどのクラスが要るか」を先に数字で押さえておくと、見積もりの比較がしやすくなります。

「冷えない・暖まらない」の原因が能力不足かを確かめる

真夏に設定温度まで下がらない、真冬に暖まるまで時間がかかる、というとき、原因が「エアコンの能力が部屋に対して小さすぎる」ことはよくあります。木造の10畳のリビングに6畳用(2.2kW)が付いていれば、必要な冷房能力は10×350÷1000=3.5kWなので、能力が6割程度しかない計算です。
能力が足りないエアコンはフル運転が続いて電気代もかさみやすいので、買い替え時は必要な能力以上のクラスを選ぶことが、快適さと電気代の両方の改善につながりやすくなります(実際の電気代は「電気代計算機」で試算できます)。

手持ちのエアコンを別の部屋に移設できるか判断する

引っ越しや部屋替えで、今使っているエアコンを別の部屋に付け直すことがあります。逆算モードで冷房能力2.5kWのエアコンを入れると、木造なら2500÷350=7.14…で約7.1畳、鉄筋なら2500÷230=10.86…で約10.8畳(どちらも小数第1位で切り捨て)まで対応できるとわかります。移設先が木造の8畳なら少し足りず、鉄筋の8畳なら余裕がある、という判断ができます。
移設には配管の長さや電源の種類(100V/200V)の確認も必要なので、実際の可否は工事業者に相談してください。

賃貸の備え付けエアコンが部屋に合っているか確認する

賃貸物件では、備え付けのエアコンが部屋の広さに対して小さいことがあります。内見のときに本体の銘板やリモコンから型番を調べ、冷房能力(kW)を逆算モードに入れると、その部屋(畳数・構造)に足りているかがわかります。
「木造8畳の部屋に6畳用が付いている」とわかれば、入居前に大家さんや管理会社に相談する材料になります。

店舗・事務所の小部屋に家庭用エアコンで足りるか見積もる

小さな事務所や店舗の一室(例:鉄筋の20畳の会議室)に家庭用エアコンを付ける場合、20×230÷1000=4.6kWなので18畳用(5.6kW)が目安です。人が多く集まる部屋や、パソコン・照明の多い部屋は発熱が大きいので、「その他の補正係数」で1.2〜1.3程度の余裕を見た見積もりにしておくと、能力不足になりにくくなります。
必要な能力が9.0kWを超える広さや、天井が高い店舗では業務用エアコンの領域になるため、空調の専門業者に相談してください。

式

m²を畳数に直す
数学表記 (一般的な数式)
\(A\) \(=\) \(S\) \(\div\) \(1.62\)
日本語表記 (記号を日本語に置き換えた式)
③ 畳数 \(A\)(畳) \(=\) ① 部屋の面積 \(S\)(m²) \(\div\) ② 1.62(1畳の面積 m²)
式を日本語で読むと
① 部屋の面積 \(S\)(m²) を
② 1畳の面積 1.62 m² で割ると
③ 畳数 \(A\)(畳) になる
簡単な例
面積が20m²の部屋は何畳にあたるか
畳数 \(A\)(畳) \(=\) 面積(20 m²) \(\div\) 1.62
\(20 \div 1.62 = 12.345\ldots \fallingdotseq 12.35\)
考え方のポイント
畳の大きさは地域や建物で違います(京間は約1.82m²、江戸間は約1.55m²、団地間は約1.45m²)。この計算機は、不動産の広告で「1畳=1.62m²以上」と決められている換算値の1.62m²を使います。賃貸情報や間取り図の畳数は、この基準で書かれていることがほとんどです。 m²で入力した広さは、いったんこの式で畳数に直してから、次の式で必要な能力を求めます。畳で入力したときは、この式は使わずそのまま次の式に進みます。
必要な冷房能力(kW)
数学表記 (一般的な数式)
\(Q_{c}\) \(=\) \(A\) \(\times\) \(q_{c}\) \(\times\) \(k_{c}\) \(\div\) \(1000\)
日本語表記 (記号を日本語に置き換えた式)
⑤ 必要な冷房能力 \(Q_c\)(kW) \(=\) ① 畳数 \(A\)(畳) \(\times\) ② 1畳あたりの冷房負荷 \(q_c\)(W/畳) \(\times\) ③ 冷房の補正係数 \(k_c\) \(\div\) ④ 1000(W → kW の換算)
式を日本語で読むと
① 畳数 \(A\)(畳) に
② 1畳あたりの冷房負荷 \(q_c\)(W/畳) を掛けて「部屋全体を冷やすのに必要な力(W)」にし
③ 冷房の補正係数 \(k_c\) を掛けて部屋の条件ぶんの余裕を見て
④ 1000 で割ってkW(キロワット)に直すと
⑤ 必要な冷房能力 \(Q_c\)(kW) になる
簡単な例
木造の6畳の部屋(1畳あたりの冷房負荷350W/畳・補正なし)に必要な冷房能力は
必要な冷房能力 \(Q_c\)(kW) \(=\) 畳数(6畳) \(\times\) 冷房負荷(350 W/畳) \(\times\) 補正係数(1) \(\div\) 1000
\(6 \times 350 \times 1 \div 1000 = 2.1\)
考え方のポイント
2.1kW以上の冷房能力があればよいので、対応するクラスは定格冷房能力が2.1kW以上で一番小さい「6畳用(2.2kW)」です。クラスは「必要な能力以上で一番小さいもの」を選びます。 1畳あたりの冷房負荷は「1畳ぶんの部屋を冷やすのに、どれだけの力(W)が要るか」の目安です。この計算機では木造350W/畳・鉄筋230W/畳を標準値にしています。この値は、家庭用エアコンのカタログに載っている畳数の目安(木造6畳〜鉄筋9畳=2.2kW、木造8畳〜鉄筋12畳=2.8kW …)を、どのクラスでも同じ式で再現できるように決めた値です。木造のほうが大きいのは、壁や窓から熱が出入りしやすく、同じ広さでも冷やすのに大きな力が要るからです。 1m²あたりに直すと、木造は約216W/m²、鉄筋は約142W/m²にあたります(350÷1.62、230÷1.62)。
必要な暖房能力(kW)
数学表記 (一般的な数式)
\(Q_{h}\) \(=\) \(A\) \(\times\) \(q_{h}\) \(\times\) \(k_{h}\) \(\div\) \(1000\)
日本語表記 (記号を日本語に置き換えた式)
⑤ 必要な暖房能力 \(Q_h\)(kW) \(=\) ① 畳数 \(A\)(畳) \(\times\) ② 1畳あたりの暖房負荷 \(q_h\)(W/畳) \(\times\) ③ 暖房の補正係数 \(k_h\) \(\div\) ④ 1000(W → kW の換算)
式を日本語で読むと
① 畳数 \(A\)(畳) に
② 1畳あたりの暖房負荷 \(q_h\)(W/畳) を掛けて「部屋全体を暖めるのに必要な力(W)」にし
③ 暖房の補正係数 \(k_h\) を掛けて部屋の条件ぶんの余裕を見て
④ 1000 で割ってkW(キロワット)に直すと
⑤ 必要な暖房能力 \(Q_h\)(kW) になる
簡単な例
木造の6畳の部屋(1畳あたりの暖房負荷440W/畳・補正なし)に必要な暖房能力は
必要な暖房能力 \(Q_h\)(kW) \(=\) 畳数(6畳) \(\times\) 暖房負荷(440 W/畳) \(\times\) 補正係数(1) \(\div\) 1000
\(6 \times 440 \times 1 \div 1000 = 2.64\)
考え方のポイント
式の形は冷房とまったく同じで、1畳あたりの負荷と補正係数が暖房用の値に変わるだけです。暖房負荷の標準値は木造440W/畳・鉄筋350W/畳で、冷房より大きめです。冬は「外の温度」と「部屋の目標温度」の差が夏より大きい(例:外0℃→室内20℃は差20℃、外35℃→室内27℃は差8℃)ため、同じ部屋でも暖房のほうが大きな力を必要とするからです。 この例では、冷房は2.1kW(6畳用2.2kWで足りる)なのに暖房は2.64kWが必要です。カタログでも6畳用(冷房2.2kW)の暖房の畳数目安は木造5畳前後と、冷房より狭く書かれているのが普通です。暖房をしっかり使う部屋では、暖房能力がこの値以上の機種かを確認し、寒冷地では寒冷地向けの機種(低い外気温でも暖房能力が落ちにくい設計)も候補に入れてください。
補正係数の求め方
数学表記 (一般的な数式)
\(k\) \(=\) \(k_{1}\) \(\times\) \(k_{2}\) \(\times\) \(k_{3}\) \(\times\) \(k_{4}\)
日本語表記 (記号を日本語に置き換えた式)
⑤ 補正係数 \(k\) \(=\) ① 最上階の係数 \(k_1\) \(\times\) ② 天井の高さの係数 \(k_2\) \(\times\) ③ 日当たり/地域の係数 \(k_3\) \(\times\) ④ キッチン一体の係数 \(k_4\)
式を日本語で読むと
① 最上階の係数 \(k_1\)(当てはまれば1.1、そうでなければ1) に
② 天井の高さの係数 \(k_2\)(標準1・高め1.1・吹き抜け1.2) を掛け
③ 日当たり/地域の係数 \(k_3\)(冷房は西日が強ければ1.1、暖房は寒冷地なら1.2) を掛け
④ キッチン一体の係数 \(k_4\)(LDKなら1.1) を掛けると
⑤ 補正係数 \(k\) になる(当てはまらない項目は1を掛ける=何もしないのと同じ)
簡単な例
最上階(1.1)・天井が高め(1.1)・日当たりは普通(1)・キッチン一体のLDK(1.1)の部屋の冷房の補正係数は
冷房の補正係数 \(k_c\) \(=\) 最上階(1.1) \(\times\) 天井高め(1.1) \(\times\) 日当たり普通(1) \(\times\) LDK(1.1)
\(1.1 \times 1.1 \times 1 \times 1.1 = 1.331\)
考え方のポイント
補正係数は「標準的な部屋より、どれだけ余裕を見るか」の倍率です。1なら余裕なし、1.1なら1割増し、1.331なら約3割増しの能力が必要という意味になります。条件が2つ、3つと重なると、掛け算なので余裕もそのぶん大きくなります。 冷房の補正係数 \(k_c\) と暖房の補正係数 \(k_h\) は掛ける項目が少し違います。日当たり(西日)は夏の冷房にだけ効くので冷房だけに掛け、寒冷地は冬の暖房にだけ効くので暖房だけに掛けます。最上階・天井の高さ・キッチン一体は夏冬どちらにも効くので両方に掛けます。「その他の補正係数」を入力した場合は、それも両方に掛けます。 係数の値(1.1・1.2)はこの計算機の目安です。断熱性能の高い住宅では余裕を小さく、古い住宅や窓の多い部屋では大きく見るなど、事情がわかっている場合は「その他の補正係数」で調整してください。
能力(kW)から対応できる畳数を求める(逆算)
数学表記 (一般的な数式)
\(A\) \(=\) \(Q\) \(\times\) \(1000\) \(\div\) \((\) \(q\) \(\times\) \(k\) \()\)
日本語表記 (記号を日本語に置き換えた式)
⑤ 対応できる畳数 \(A\)(畳) \(=\) ① エアコンの能力 \(Q\)(kW) \(\times\) ② 1000(kW → W の換算) \(\div\) \((\) ③ 1畳あたりの負荷 \(q\)(W/畳) \(\times\) ④ 補正係数 \(k\) \()\)
式を日本語で読むと
① エアコンの能力 \(Q\)(kW) に
② 1000 を掛けてW(ワット)に直し
③ 1畳あたりの負荷 \(q\)(W/畳) と
④ 補正係数 \(k\) を掛けたもの(=補正込みの1畳あたりの負荷)で割ると
⑤ 対応できる畳数 \(A\)(畳) になる
簡単な例
冷房能力2.8kWのエアコンが木造(350W/畳・補正なし)で対応できる畳数は
対応できる畳数 \(A\)(畳) \(=\) 冷房能力(2.8 kW) \(\times\) 1000 \(\div\) \((\) 冷房負荷(350 W/畳) \(\times\) 補正係数(1) \()\)
\(2.8 \times 1000 \div (350 \times 1) = 8\)
考え方のポイント
「必要な冷房能力」の式を、畳数 \(A\) について解き直した(式を裏返した)ものです。鉄筋なら 2800 ÷ 230 = 12.17… なので約12.1畳。つまり2.8kWのエアコンは「木造8畳〜鉄筋12畳」に対応でき、カタログの10畳用(2.8kW)の畳数目安「木造8畳〜鉄筋12畳」と一致します。 この計算機の逆算モードでは、対応できる畳数は小数第1位で切り捨てます(四捨五入で切り上がると、実際には少し足りない広さまで「対応できる」と読めてしまうため)。なお、逆算の結果はクラスによってはカタログの畳数目安より1畳ほど大きめに出ることがあります(例:5.6kWは木造16.0畳と出ますが、カタログの目安は木造15畳)。カタログの目安は整数の畳数に丸めて書かれているためで、実際に選ぶときはカタログの畳数目安のほうを優先してください。暖房能力を入力したときは、同じ式に暖房負荷(木造440・鉄筋350 W/畳)と暖房の補正係数を当てはめて、暖房で対応できる畳数も求めます。
エアコンに必要な能力は「畳数 × 1畳あたりの負荷(W/畳)× 補正係数 ÷ 1000」でkWに直して求め、その値以上で一番小さい定格冷房能力のクラス(6畳用2.2kW・8畳用2.5kW・10畳用2.8kW …)を選ぶのが基本です。1畳あたりの負荷は木造のほうが鉄筋より大きく、暖房は冷房より大きめに見ます。能力から畳数を知りたいときは、同じ式を畳数について解き直せば求められます。

用語・記号の解説

記号

\(A\) エー 部屋の広さを畳数で表した値(畳)。英語の area(面積)の頭文字です。m²で入力したときは1.62で割って畳数に直します。
\(S\) エス 部屋の面積(m²)。面積を表すのによく使われる文字で、Square(平方)や Surface(面)の頭文字に由来するといわれます。
\(q_c\)・\(q_h\) キュー・シー、キュー・エイチ 1畳あたりの冷房負荷・暖房負荷(W/畳)。\(q\) は熱の量を表すのによく使われる文字で(quantity of heat の頭文字)、右下の \(c\) は cooling(冷房)、\(h\) は heating(暖房)の頭文字です。この計算機の標準値は冷房が木造350・鉄筋230、暖房が木造440・鉄筋350です。
\(k_c\)・\(k_h\) ケー・シー、ケー・エイチ 冷房用・暖房用の補正係数。\(k\) は係数(定数)を表すのによく使われる文字です。部屋の条件ごとの係数 \(k_1\)〜\(k_4\) を掛け合わせて求め、条件が何も当てはまらなければ1です。
\(Q_c\)・\(Q_h\) キュー・シー、キュー・エイチ(大文字) 必要な冷房能力・暖房能力(kW)。1畳あたりの負荷 \(q\) を部屋全体に広げた(畳数を掛けた)値なので、小文字の \(q\) に対して大文字の \(Q\) で書き分けています。
\(Q\) キュー 逆算の式で使う、手元のエアコンの能力(kW)。冷房能力を入れれば冷房で対応できる畳数、暖房能力を入れれば暖房で対応できる畳数が求められます。
kW キロワット エアコンの能力(1秒あたりにどれだけの熱を部屋から運び出せるか・運び込めるか)の単位。1kW=1000Wです。電気の消費電力と同じ単位ですが、ここでは「冷やす・暖める力」の大きさを表しています。

用語

定格冷房能力 ていかくれいぼうのうりょく カタログに「冷房能力 2.8kW(0.6〜3.4)」のように書かれている、決められた試験条件でエアコンが発揮できる冷やす力。かっこ内は運転の最小〜最大の範囲です。「○畳用」のクラス名は、この定格冷房能力で決まっています。
定格暖房能力 ていかくだんぼうのうりょく カタログに「暖房能力 3.6kW(0.6〜4.8)」のように書かれている、決められた試験条件でエアコンが発揮できる暖める力。かっこ内は運転の最小〜最大の範囲です。同じ機種では定格冷房能力より大きい値になるのが普通です。
畳数の目安 じょうすうのめやす カタログの「冷房 6〜9畳(木造6畳・鉄筋9畳)」のような表記。JIS(日本産業規格 C 9612)で決められた標準的な部屋の条件(木造は平屋建ての南向き和室、鉄筋は集合住宅の中間階にある南向き洋室)を前提に、そのエアコンで冷やせる・暖められる広さを示したものです。小さい数字が木造、大きい数字が鉄筋の目安です。
木造 もくぞう 建物の構造の区分の1つで、戸建てや木造アパートなど。壁が薄く熱が出入りしやすいため、同じ広さの鉄筋の建物より大きな能力が必要です。
鉄筋 てっきん 建物の構造の区分の1つで、鉄筋コンクリート造のマンションなど。コンクリートの壁が熱を通しにくく、同じ広さなら木造より小さな能力で済みます。
クラス
(○畳用)
クラス(まるじょうよう) 家庭用エアコンの能力の区分。6畳用(2.2kW)・8畳用(2.5kW)・10畳用(2.8kW)・12畳用(3.6kW)・14畳用(4.0kW)・18畳用(5.6kW)・20畳用(6.3kW)・23畳用(7.1kW)・26畳用(8.0kW)・29畳用(9.0kW)が一般的です。「○畳用」の数字は、おおむね木造の畳数目安と鉄筋の畳数目安の間に収まる値です(6畳用だけは木造の目安と同じ6畳)。
熱負荷 ねつふか 部屋の温度を保つために、1秒あたりに取り除く(または加える)必要がある熱の量。壁や窓から出入りする熱、日差し、人や家電が出す熱などの合計で、単位はW(ワット)です。夏の分を冷房負荷、冬の分を暖房負荷と呼びます。このページの「1畳あたりの負荷」は、これを1畳ぶんに割り当てた目安です。
冷房負荷 れいぼうふか 夏に部屋の温度を保つために、1秒あたりに取り除く必要がある熱の量(熱負荷の冷房版)。壁や窓から入る熱、日差し、人や家電が出す熱などの合計で、単位はW(ワット)です。
暖房負荷 だんぼうふか 冬に部屋の温度を保つために、1秒あたりに加える必要がある熱の量(熱負荷の暖房版)。壁や窓から逃げる熱を補う分で、単位はW(ワット)です。
補正係数 ほせいけいすう 標準的な部屋の条件と比べて、どれだけ余裕を見るかを表す倍率。最上階・天井の高さ・日当たり・キッチン一体・寒冷地などの条件ごとの倍率を掛け合わせて作ります。当てはまる条件がなければ1です。
寒冷地エアコン かんれいちエアコン 外気温が低くても暖房能力が落ちにくいように設計されたエアコン。普通のエアコンは外の温度が下がると暖房能力も下がるため、寒冷地では暖房能力に余裕のある機種や寒冷地向けの機種が選ばれます。
不動産表示の1畳
(1.62m²)
ふどうさんひょうじのいちじょう 不動産の広告で「1畳」と表示するときの基準(不動産の表示に関する公正競争規約で、1畳は1.62m²以上と決められています)。実際の畳は地域によって大きさが違いますが、この計算機は換算にこの値を使います。

前提として理解しておくといいこと

このページの計算を「意味がわかって」使えるようになるために、前提として理解しておくといいことをまとめました。
つまずいたら、この表の内容に戻って復習するのが近道です。

小数の掛け算・割り算(小学5年)
  • \(6 \times 350 \times 1.1\) のような小数を含む掛け算ができること
  • 1000で割ると小数点が左に3つ動くこと(\(2100 \div 1000 = 2.1\))
  • \(16.2 \div 1.62\) のような小数の割り算を、両方を100倍して整数の割り算に直せること
割合・倍率(小学5年)
  • 「1.1倍」が「1割増し」、「1.2倍」が「2割増し」を表すとわかること
  • 倍率を2つ重ねると掛け算になること(\(1.1 \times 1.2 = 1.32\))
単位の換算(小学〜中学)
  • k(キロ)が1000倍を表す接頭語で、\(1\,\mathrm{kW} = 1000\,\mathrm{W}\) だとわかること
  • 面積の単位m²(平方メートル)と、「畳」が面積の単位として使われることを知っていること
電力・熱(中学2年 理科)
  • W(ワット)が「1秒あたりのエネルギーの大きさ」を表す単位で、電気にも熱にも使えるとわかること
  • 熱は温度の高いほうから低いほうへ移動し、温度差が大きいほど速く移動することを知っていること(暖房が冷房より大きな能力を必要とする理由)

Excelで計算する方法

Excelファイルをダウンロード
式ごとにシートが分かれたExcelファイルです。貼り付け場所を気にせず、開いてすぐ使えます。
下の表を丸ごとコピーして、ExcelのA1セルに貼り付けるとそのまま使えます。
「m²を畳数に直す」表
部屋の面積(m²) 20
畳数(畳) =B1/1.62
「必要な冷房能力(kW)」を求める表
畳数(畳) 6
1畳あたりの冷房負荷(W/畳) 350
冷房の補正係数 1
必要な冷房能力(kW) =B1*B2*B3/1000
「必要な暖房能力(kW)」を求める表
畳数(畳) 6
1畳あたりの暖房負荷(W/畳) 440
暖房の補正係数 1
必要な暖房能力(kW) =B1*B2*B3/1000
「補正係数」を求める表
最上階の係数 1.1
天井の高さの係数 1.1
日当たり(冷房)または地域(暖房)の係数 1
キッチン一体の係数 1.1
補正係数 =B1*B2*B3*B4
「能力から対応できる畳数」を求める表(逆算)
エアコンの能力(kW) 2.8
1畳あたりの負荷(W/畳) 350
補正係数 1
対応できる畳数(畳) =B1*1000/(B2*B3)
貼り付けると、B列の上の欄が入力欄になり、緑の式のセルが自動計算の結果になります。
1つ目の表は20m²を畳数に直す表で、B2に約12.35(畳)と表示されます。2つ目の表は木造6畳の例で、B4に2.1(kW)と表示されます。この値以上で一番小さいクラスが「6畳用(2.2kW)」です。3つ目の表は同じ部屋の暖房で、B4に2.64(kW)と表示されます。
4つ目の表は補正係数の掛け合わせで、B5に1.331と表示されます。この値を2つ目・3つ目の表のB3に入れると、補正込みの必要能力になります。5つ目の表は逆算で、冷房能力2.8kW・木造(350W/畳)のときB4に8(畳)と表示されます。鉄筋ならB2を230にしてください。

Googleスプレッドシートで計算する方法

Excelファイルをダウンロード
上のExcelファイルをダウンロードし、Googleドライブにアップロードして開くと、そのままスプレッドシートとして使えます。
下の表を丸ごとコピーして、GoogleスプレッドシートのA1セルに貼り付けるとそのまま使えます。
「m²を畳数に直す」表
部屋の面積(m²) 20
畳数(畳) =B1/1.62
「必要な冷房能力(kW)」を求める表
畳数(畳) 6
1畳あたりの冷房負荷(W/畳) 350
冷房の補正係数 1
必要な冷房能力(kW) =B1*B2*B3/1000
「必要な暖房能力(kW)」を求める表
畳数(畳) 6
1畳あたりの暖房負荷(W/畳) 440
暖房の補正係数 1
必要な暖房能力(kW) =B1*B2*B3/1000
「補正係数」を求める表
最上階の係数 1.1
天井の高さの係数 1.1
日当たり(冷房)または地域(暖房)の係数 1
キッチン一体の係数 1.1
補正係数 =B1*B2*B3*B4
「能力から対応できる畳数」を求める表(逆算)
エアコンの能力(kW) 2.8
1畳あたりの負荷(W/畳) 350
補正係数 1
対応できる畳数(畳) =B1*1000/(B2*B3)
掛け算と割り算だけの式なので、Excelと同じ式がそのまま使えます。表を丸ごとコピーしてA1セルに貼り付け、B列を自分の部屋の数値に書き換えてください。

Pythonで計算する方法

tatami = 6                 # 部屋の広さ(畳)。m²なら m2 / 1.62 で畳数に直す
is_wood = True             # 木造なら True、鉄筋なら False
cooling_factor = 1.0       # 冷房の補正係数(最上階1.1 × 天井高め1.1 × … のように掛け合わせる)
heating_factor = 1.0       # 暖房の補正係数

# 1畳あたりの負荷(W/畳)。この計算機の標準値
cooling_load = 350 if is_wood else 230
heating_load = 440 if is_wood else 350

# 必要な能力(kW)= 畳数 × 負荷 × 補正係数 ÷ 1000
cooling_kw = tatami * cooling_load * cooling_factor / 1000
heating_kw = tatami * heating_load * heating_factor / 1000

# 一般的なクラス(定格冷房能力kW, 「○畳用」)。必要な冷房能力以上で一番小さいものを選ぶ
classes = [(2.2, 6), (2.5, 8), (2.8, 10), (3.6, 12), (4.0, 14), (5.6, 18), (6.3, 20), (7.1, 23), (8.0, 26), (9.0, 29)]
chosen = next((c for c in classes if c[0] >= cooling_kw), None)

print(f"必要な冷房能力: {cooling_kw:.2f} kW / 必要な暖房能力: {heating_kw:.2f} kW")
if chosen:
    print(f"対応するクラス: {chosen[1]}畳用(定格冷房能力 {chosen[0]} kW)")
else:
    print("9.0kWクラスを超えます(複数台や業務用の検討を)")
標準ライブラリだけで動きます。先頭の4つの値(畳数・木造かどうか・冷房と暖房の補正係数)を自分の部屋に合わせて書き換えて実行してください。木造6畳の例では、冷房2.10kW・暖房2.64kW・対応するクラスは6畳用(2.2kW)と表示されます。

数式記述言語(LaTeX等)での書き方(コピペ可)

m²を畳数に直す
A = S ÷ 1.62
A = \frac{S}{1.62}
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <mrow>
    <mi>A</mi>
    <mo>=</mo>
    <mfrac><mi>S</mi><mn>1.62</mn></mfrac>
  </mrow>
</math>
A = S / 1.62
tatami = area/1.62
A := S/1.62;
A = S/1.62;
A = S/1.62
必要な冷房能力(kW)
Qc = A × qc × kc ÷ 1000
Q_c = \frac{A \times q_c \times k_c}{1000}
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <mrow>
    <msub><mi>Q</mi><mi>c</mi></msub>
    <mo>=</mo>
    <mfrac>
      <mrow><mi>A</mi><mo>&#xD7;</mo><msub><mi>q</mi><mi>c</mi></msub><mo>&#xD7;</mo><msub><mi>k</mi><mi>c</mi></msub></mrow>
      <mn>1000</mn>
    </mfrac>
  </mrow>
</math>
Q_c = (A * q_c * k_c) / 1000
coolingKw = tatami*coolingLoad*coolingFactor/1000
Q_c := A*q_c*k_c/1000;
Q_c = A*q_c*k_c/1000;
Q_c = (A×q_c×k_c)/1000
必要な暖房能力(kW)
Qh = A × qh × kh ÷ 1000
Q_h = \frac{A \times q_h \times k_h}{1000}
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <mrow>
    <msub><mi>Q</mi><mi>h</mi></msub>
    <mo>=</mo>
    <mfrac>
      <mrow><mi>A</mi><mo>&#xD7;</mo><msub><mi>q</mi><mi>h</mi></msub><mo>&#xD7;</mo><msub><mi>k</mi><mi>h</mi></msub></mrow>
      <mn>1000</mn>
    </mfrac>
  </mrow>
</math>
Q_h = (A * q_h * k_h) / 1000
heatingKw = tatami*heatingLoad*heatingFactor/1000
Q_h := A*q_h*k_h/1000;
Q_h = A*q_h*k_h/1000;
Q_h = (A×q_h×k_h)/1000
補正係数の求め方
k = k₁ × k₂ × k₃ × k₄
k = k_1 \times k_2 \times k_3 \times k_4
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <mrow>
    <mi>k</mi>
    <mo>=</mo>
    <msub><mi>k</mi><mn>1</mn></msub>
    <mo>&#xD7;</mo>
    <msub><mi>k</mi><mn>2</mn></msub>
    <mo>&#xD7;</mo>
    <msub><mi>k</mi><mn>3</mn></msub>
    <mo>&#xD7;</mo>
    <msub><mi>k</mi><mn>4</mn></msub>
  </mrow>
</math>
k = k_1 * k_2 * k_3 * k_4
factor = k1*k2*k3*k4
k := k1*k2*k3*k4;
k = k1*k2*k3*k4;
k = k_1×k_2×k_3×k_4
能力(kW)から対応できる畳数を求める(逆算)
A = Q × 1000 ÷ (q × k)
A = \frac{Q \times 1000}{q \times k}
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <mrow>
    <mi>A</mi>
    <mo>=</mo>
    <mfrac>
      <mrow><mi>Q</mi><mo>&#xD7;</mo><mn>1000</mn></mrow>
      <mrow><mi>q</mi><mo>&#xD7;</mo><mi>k</mi></mrow>
    </mfrac>
  </mrow>
</math>
A = (Q * 1000) / (q * k)
tatami = capacityKw*1000/(load*factor)
A := Q*1000/(q*k);
A = Q*1000/(q*k);
A = (Q×1000)/(q×k)

ChatGPT に聞いて計算してもらう方法

あなたはエアコン選びの計算アシスタントです。次の計算を、必ずPythonコードを実際に実行して行い、実行結果の数値だけを根拠に回答してください(暗算や推測で答えないでください)。

木造の部屋で、広さは20m²です。1畳=1.62m²として畳数に直してください。
1畳あたりの冷房負荷は350W/畳、暖房負荷は440W/畳とします。部屋は最上階(係数1.1)で天井の高さは標準(係数1)、日当たりは普通(係数1)、キッチン一体のLDK(係数1.1)、一般地域(係数1)です。
必要な冷房能力(kW)は「畳数 × 冷房負荷 × 冷房の補正係数 ÷ 1000」、必要な暖房能力(kW)は「畳数 × 暖房負荷 × 暖房の補正係数 ÷ 1000」で求めてください。冷房の補正係数は最上階×天井×日当たり×LDK、暖房の補正係数は最上階×天井×LDK×地域の積です。
次の値をそれぞれ求めてください。
1. 畳数(小数第2位まで)
2. 冷房・暖房それぞれの補正係数
3. 必要な冷房能力と暖房能力(kW、小数第2位まで)
4. 定格冷房能力が 2.2・2.5・2.8・3.6・4.0・5.6・6.3・7.1・8.0・9.0 kW のクラスのうち、必要な冷房能力以上で一番小さいもの

計算に使った式と、実行結果の数値を示してください。

計算ドリル(演習問題)

このページの式を、自分の手で計算できるようになるための演習問題です。
1畳あたりの冷房負荷は木造350W/畳・鉄筋230W/畳、暖房負荷は木造440W/畳・鉄筋350W/畳、1畳=1.62m²とします。クラスは 2.2・2.5・2.8・3.6・4.0・5.6・6.3・7.1 kW(順に 6・8・10・12・14・18・20・23畳用)から選びます。答えと解説は解答ページにあります。


使い方
  1. 1
    数値を入力
    計算したい数値を入力欄に入力します
  2. 2
    計算
    「計算する」ボタンを押します
  3. 3
    結果を確認
    計算結果がその場に表示されます。計算の考え方や式の解説も同じページで確認できます
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