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スロープの必要長さ
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ブラインドの採寸
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額縁の取り付け高さと配置
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排水勾配と高低差
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木材の材積(m³・才)
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フェンスの本数
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部屋の熱損失の目安
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家具の搬入可否
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収納・棚の容量
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板取り計算
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棚板のたわみと耐荷重
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三角形計算機(辺・角度・面積などの総合計算)

3辺 a・b・c と3角 A・B・C(単位は度)のうち、わかっている3つ(少なくとも1つは辺)を入力してください。辺aは角Aの向かい側(対辺)、辺bは角Bの、辺cは角Cの向かい側です。

入力するのは「ちょうど3つ・少なくとも1つは辺」です。角度は度(°)で入力してください(例:直角は 90)。残りの欄は空欄のままにします。
計算結果・図形
左の入力欄に3辺・3角のうちわかっている3つ(少なくとも1つは辺)を入れて「計算する」を押すと、ここに結果が表示されます。

このページでできること

  • 三角形の3辺 \(a, b, c\) と3角 \(A, B, C\) のうち、わかっている3つ(少なくとも1つは辺)を入れるだけで、残りの辺と角がすべてわかります
  • 面積・周りの長さ・半周長・3方向の高さ・3本の中線・内接円/外接円の半径まで、まとめて一度に計算します
  • 「正三角形・二等辺三角形・不等辺三角形」「鋭角・直角・鈍角三角形」の分類も自動で判定します
  • 「2辺とその一方の対角」の入力で三角形が2通り考えられる場合は、両方の解を表示します(高校 数学Iの有名な論点です)
  • 余弦定理・正弦定理・ヘロンの公式のやさしい解説・Excel/Googleスプレッドシート/Python用のコピペ数式・計算ドリル(演習問題)もこのページにまとまっています
辺と角は「辺aは角Aの向かい側(対辺)」のように、同じ文字の大小で向かい合わせに対応しています。角度の単位は度(°)で入力してください。

この計算は何の役に立つ?

測量・地図づくり(渡れない場所までの距離を測る)

川の対岸の目標物までの距離は、直接メジャーを引けなくても計算できます。こちら岸に100mの基線を引き、その両端から目標物を見た角度を測ると、100mの辺と2つの角がわかった三角形になります。角度が50°と60°なら残りの角は70°、目標物までの距離は正弦定理で \(100 \times \sin 50^\circ \div \sin 70^\circ \fallingdotseq 81.5\) m と求まります。
測量士が使うトータルステーションや、地図づくりの土台になった三角測量は、まさにこの計算の積み重ねです。

三角形の土地・畑の面積を測る(ヘロンの公式)

三角形の土地は、角度を測る道具がなくてもメジャー1本で面積がわかります。3辺が30m・40m・50mなら、半周長は60mで、面積は \(\sqrt{60 \times 30 \times 20 \times 10} = 600\) m²です。
「辺の長さなら素人でも正確に測れる」というのがヘロンの公式が実務で愛されてきた理由で、農地や宅地のおおまかな面積確認に今でも役立ちます。

建築・DIY(斜め材の長さや角度を先に計算する)

屋根の斜面、階段、突っ張り棒代わりの筋交いなど、建物には斜めの部材がたくさんあります。水平方向3m・高さ2mの片流れ屋根なら、斜面の長さは \(\sqrt{3^2 + 2^2} \fallingdotseq 3.61\) m(直角なので余弦定理の補正項が消えた形=三平方の定理)。
木材を切る前に長さと角度を計算しておけば、材料の無駄も現場での手戻りも減らせます。

ロボットアーム・機械設計(2本のリンクと関節の角度)

工場のロボットアームは「腕のリンク2本と、その間の関節の角度」という三角形そのものです。リンクが50cmと30cmで関節を120°に開くと、根元から手先までの距離は余弦定理で \(\sqrt{50^2 + 30^2 - 2 \times 50 \times 30 \times \cos 120^\circ} = 70\) cm。
手先を目的の位置に動かすために関節の角度を逆算する計算(逆運動学)も、余弦定理の変形が基本部品になっています。

天文学(星までの距離を三角形で測る)

恒星までの距離は、地球が太陽の周りを半年かけて公転で移動した距離を底辺とする、非常に細長い三角形を使って測ります(年周視差といいます)。底辺と角度のずれから距離を割り出す考え方は、このページの「1辺と角から残りを求める」計算と同じです。
「三角形が解ければ、直接行けない場所までの距離がわかる」——測量から宇宙まで通用する、幾何学の一番強力な応用の一つです。

式と図

三角形の内角の和
図
数学表記 (一般的な数式)
\(A\) \(+\) \(B\) \(+\) \(C\) \(=\) \(180^\circ\)
日本語表記 (記号を日本語に置き換えた式)
① 角 \(A\) \(+\) ② 角 \(B\) \(+\) ③ 角 \(C\) \(=\) ④ \(180^\circ\)(一定)
式を日本語で読むと
① 角 \(A\) と
② 角 \(B\) と
③ 角 \(C\) を足すと
④ \(180^\circ\) に必ずなる
簡単な例
2つの角が50°と60°の三角形の、残りの角は
残りの角 \(C\) \(=\) \(180^\circ\) \(-\) 角 \(A\)(50°) \(-\) 角 \(B\)(60°)
\(180^\circ - 50^\circ - 60^\circ = 70^\circ\)
考え方のポイント
どんな形の三角形でも、3つの内角の和は必ず180°です。だから2つの角がわかれば、残りの角は引き算だけで求められます。この計算機でも「1辺と2角」の入力では、まずこの式で残りの角を求めています。
余弦定理(2辺とはさむ角から残りの辺)
図
数学表記 (一般的な数式)
\(c^{2}\) \(=\) \(a^{2}\) \(+\) \(b^{2}\) \(-\) \(2ab\cos C\)
日本語表記 (記号を日本語に置き換えた式)
④ 残りの辺 \(c\) の2乗 \(=\) ① わかっている辺 \(a\) の2乗 \(+\) ② わかっている辺 \(b\) の2乗 \(-\) ③ 補正の項 \(2ab\cos C\)
式を日本語で読むと
① わかっている辺 \(a\) の2乗 に
② わかっている辺 \(b\) の2乗 を足し
③ はさむ角の開き具合で決まる補正の項 \(2ab\cos C\) を引くと
④ 残りの辺 \(c\) の2乗 になる(最後に平方根をとる)
簡単な例
2辺が5と7で、そのはさむ角が60°(cos60° = 0.5)のとき、残りの辺は
残りの辺 \(c\) の2乗 \(=\) 辺 \(a\) の2乗(5²) \(+\) 辺 \(b\) の2乗(7²) \(-\) 補正の項(2×5×7×0.5)
\(c^{2} = 5^{2} + 7^{2} - 2 \times 5 \times 7 \times \cos 60^\circ = 25 + 49 - 35 = 39\)
\(c = \sqrt{39} \fallingdotseq 6.245\)
考え方のポイント
\(\cos C\)(コサイン)は「はさむ角の開き具合」を −1〜1 の数で表したものです。角が90°ちょうどのときは \(\cos 90^\circ = 0\) で補正の項が消え、三平方の定理 \(c^2 = a^2 + b^2\) と同じ式になります。つまり余弦定理は「直角でない三角形にも使えるように三平方の定理を拡張した式」です。 3辺がわかっていて角を求めたいときは、この式を変形した \(A = \arccos\bigl(\frac{b^2 + c^2 - a^2}{2bc}\bigr)\) を使います(この計算機の「3辺」入力はこの形を使っています)。
正弦定理(辺と対角の橋渡し)
図
数学表記 (一般的な数式)
\(\dfrac{a}{\sin A}\) \(=\) \(\dfrac{b}{\sin B}\) \(=\) \(\dfrac{c}{\sin C}\) \(=\) \(2R\)
日本語表記 (記号を日本語に置き換えた式)
① 辺 \(a\) ÷ 対角のサイン \(\sin A\) \(=\) ② 辺 \(b\) ÷ 対角のサイン \(\sin B\) \(=\) ③ 辺 \(c\) ÷ 対角のサイン \(\sin C\) \(=\) ④ 外接円の直径 \(2R\)
式を日本語で読むと
① 辺 \(a\) をその対角のサイン \(\sin A\) で割ったもの と
② 辺 \(b\) をその対角のサイン \(\sin B\) で割ったもの と
③ 辺 \(c\) をその対角のサイン \(\sin C\) で割ったもの は、どれも同じ値になり
④ 外接円の直径 \(2R\) に等しい
簡単な例
辺aが6、その対角Aが45°、角Bが60°のとき、辺bは
辺 \(b\) \(=\) 辺 \(a\)(6) \(\times\) 対角のサイン \(\sin 60^\circ\) \(\div\) 対角のサイン \(\sin 45^\circ\)
\(b = \dfrac{6 \times \sin 60^\circ}{\sin 45^\circ} \fallingdotseq 7.348\)
考え方のポイント
「辺 ÷ 対角のサイン」は、3組のどれで計算しても同じ値になります。だから、1組(1辺とその対角)がわかっていれば、それを橋渡しにして他の辺や角を次々に求められます。この計算機の「1辺と2角」の入力はこの式を使っています。 さらにこの共通の値は、実は三角形に外接する円の直径 \(2R\) に等しい——というところまで含めて正弦定理と呼びます。
面積(2辺とはさむ角)
図
数学表記 (一般的な数式)
\(S\) \(=\) \(\dfrac{1}{2}\) \(\times\) \(a\) \(\times\) \(b\) \(\times\) \(\sin C\)
日本語表記 (記号を日本語に置き換えた式)
⑤ 面積 \(S\) \(=\) ④ 2分の1 \(\times\) ① わかっている辺 \(a\) \(\times\) ② わかっている辺 \(b\) \(\times\) ③ はさむ角のサイン \(\sin C\)
式を日本語で読むと
① わかっている辺 \(a\) と
② わかっている辺 \(b\) をかけ
③ はさむ角のサイン \(\sin C\) をかけて
④ 2分の1 倍すると
⑤ 面積 \(S\) になる
簡単な例
2辺が8と5で、そのはさむ角が30°(sin30° = 0.5)の三角形の面積は
面積 \(S\) \(=\) 2分の1 \(\times\) 辺 \(a\)(8) \(\times\) 辺 \(b\)(5) \(\times\) はさむ角のサイン(0.5)
\(S = \dfrac{1}{2} \times 8 \times 5 \times \sin 30^\circ = \dfrac{1}{2} \times 8 \times 5 \times 0.5 = 10\)
考え方のポイント
小学校で習う「底辺 × 高さ ÷ 2」の高さの部分が、\(b\sin C\)(辺bとはさむ角から計算した高さ)に置き換わった式です。はさむ角が90°のとき \(\sin 90^\circ = 1\) で高さは辺bそのものになり、面積は最大になります。
ヘロンの公式(3辺から面積)
図
数学表記 (一般的な数式)
\(s\) \(=\) \(\dfrac{a+b+c}{2}\)
\(S\) \(=\) \(\sqrt{s(s-a)(s-b)(s-c)}\)
日本語表記 (記号を日本語に置き換えた式)
② 半周長 \(s\) \(=\) ① 3辺の和 ÷ 2
④ 面積 \(S\) \(=\) ③ \(s\) と「\(s\) −各辺」3つの積の平方根
式を日本語で読むと
① 3辺 \(a, b, c\) を全部足して2で割ったもの を
② 半周長 \(s\) とおく。次に
③ \(s\) と、\(s\) から各辺を引いた3つの数(\(s-a\)、\(s-b\)、\(s-c\))をすべてかけて平方根をとると それが
④ 面積 \(S\) になる
簡単な例
3辺が3・4・5の三角形の面積は
半周長 \(s\) \(=\) 3辺の和(3+4+5)÷ 2
\(s = \dfrac{3+4+5}{2} = 6\)
\(S = \sqrt{6 \times (6-3) \times (6-4) \times (6-5)} = \sqrt{6 \times 3 \times 2 \times 1} = \sqrt{36} = 6\)
考え方のポイント
角度も高さも測らずに、3辺の長さだけで面積が出せるのがヘロンの公式の強みです。メジャーで3辺を測るだけでよいので、三角形の土地の面積を求めるときなどに昔から使われてきました。半周長 \(s\)(周りの長さの半分)を先に作るのがコツです。
内接円の半径
図
数学表記 (一般的な数式)
日本語表記 (記号を日本語に置き換えた式)
\(r\) \(=\) \(S\) \(\div\) \(s\)
③ 内接円の半径 \(r\) \(=\) ① 面積 \(S\) \(\div\) ② 半周長 \(s\)
式を日本語で読むと
① 面積 \(S\) を
② 半周長 \(s\)(周りの長さの半分) で割ると
③ 内接円の半径 \(r\) になる
簡単な例
3辺が3・4・5の三角形(面積6、半周長6)の内接円の半径は
内接円の半径 \(r\) \(=\) 面積(6) \(\div\) 半周長(6)
\(r = 6 \div 6 = 1\)
考え方のポイント
内接円は、三角形の3つの辺すべてにぴったり内側から接する円です。三角形を内接円の中心(内心)から3つの小さい三角形に切り分けると、それぞれ「底辺=各辺、高さ=r」なので、全体の面積は \(S = \frac{1}{2}r(a+b+c) = rs\) です。これを \(r\) について解くと \(r = S \div s\) になります。
外接円の半径
図
数学表記 (一般的な数式)
日本語表記 (記号を日本語に置き換えた式)
\(R\) \(=\) \(abc\) \(\div\) \(4S\)
③ 外接円の半径 \(R\) \(=\) ① 3辺の積 \(abc\) \(\div\) ② 面積 \(S\) の4倍
式を日本語で読むと
① 3辺をすべてかけたもの \(abc\) を
② 面積 \(S\) の4倍 で割ると
③ 外接円の半径 \(R\) になる
簡単な例
3辺が3・4・5の三角形(面積6)の外接円の半径は
外接円の半径 \(R\) \(=\) 3辺の積(3×4×5) \(\div\) 面積の4倍(4×6)
\(R = \dfrac{3 \times 4 \times 5}{4 \times 6} = \dfrac{60}{24} = 2.5\)
考え方のポイント
外接円は、三角形の3つの頂点すべてを通る円です。この式は、正弦定理の \(\frac{a}{\sin A} = 2R\) と面積の式 \(S = \frac{1}{2}bc\sin A\) を組み合わせると導けます。 例の3・4・5の三角形は直角三角形なので、外接円の中心は斜辺のちょうど真ん中にあり、\(R\) は斜辺の半分(\(5 \div 2 = 2.5\))——結果がぴったり一致しています。
三角形は「3つの条件(少なくとも1辺)」で決まります。3辺なら余弦定理の逆形、2辺とはさむ角なら余弦定理、1辺と2角なら内角の和+正弦定理——この3つの道具で残りの辺と角がすべて求められ、面積・内接円・外接円まで芋づる式に計算できます。

用語・記号の解説

記号

\(a, b, c\) エー・ビー・シー(小文字) 三角形の3つの辺の長さ。辺aは角Aの向かい側(対辺)、というように同じ文字の大小で対応させるのが数学の慣例です。
\(A, B, C\) エー・ビー・シー(大文字) 三角形の3つの内角(単位は度)。3つを足すと必ず180°になります。
\(S\) エス 三角形の面積。
\(s\) エス(小文字) 半周長。周りの長さ(\(a+b+c\))の半分で、ヘロンの公式や内接円の半径の計算に使います。
\(\sin\theta\) サイン・シータ 三角比の一つ。直角三角形で「斜辺に対する高さの割合」を表し、角度から高さ方向の成分を取り出すのに使います。\(\sin 30^\circ = 0.5\)、\(\sin 90^\circ = 1\) です。
\(\cos\theta\) コサイン・シータ 三角比の一つ。直角三角形で「斜辺に対する底辺の割合」を表します。\(\cos 60^\circ = 0.5\)、\(\cos 90^\circ = 0\) です。余弦定理の「余弦」はコサインのことです。
\(r\) アール(小文字) 内接円(3辺すべてに内側から接する円)の半径。
\(R\) アール(大文字) 外接円(3つの頂点すべてを通る円)の半径。

用語

対辺 たいへん ある角の向かい側にある辺を、その角の「対辺」といいます。このページでは辺aが角A、辺bが角B、辺cが角Cの対辺です。
対角 たいかく ある辺の向かい側にある角を、その辺の「対角」といいます。このページでは角Aが辺a、角Bが辺b、角Cが辺cの対角です。
内角の和 ないかくのわ 三角形の3つの内角を足すと必ず180°になるという性質。2つの角がわかれば残りは引き算で求められます。
三角形の成立条件 さんかっけいのせいりつじょうけん 3つの長さから三角形が作れるための条件で、「どの2辺の和も残りの辺より大きい」こと(三角不等式)。例えば1・2・4では 1+2=3 が4より小さいので三角形になりません。
余弦定理 よげんていり 2辺とはさむ角から残りの辺を求める定理 \(c^2 = a^2 + b^2 - 2ab\cos C\) です。三平方の定理を直角以外の三角形に拡張したもので、変形すれば3辺から角も求められます。高校 数学Iで学びます。
正弦定理 せいげんていり 「辺 ÷ 対角のサイン」が3組とも等しく、外接円の直径 \(2R\) になるという定理。1辺とその対角がわかれば、他の辺・角への橋渡しができます。高校 数学Iで学びます。
ヘロンの公式 へろんのこうしき 角度を使わずに3辺の長さだけで面積を求められる公式。古代ギリシャの数学者ヘロンにちなんだ名前です。
半周長 はんしゅうちょう 三角形の周りの長さの半分。ヘロンの公式と内接円の半径の式に登場します。
内接円 ないせつえん 三角形の3辺すべてに内側から接する円。中心(内心)は3つの角の二等分線が交わる点です。
外接円 がいせつえん 三角形の3つの頂点すべてを通る円。中心(外心)は3辺の垂直二等分線が交わる点です。
中線 ちゅうせん 三角形の頂点と、その向かい側の辺の中点を結んだ線分。3本の中線は1点(重心)で交わります。
鋭角三角形 えいかくさんかっけい 一番大きい内角が90°より小さい三角形。内角の大きさで、鋭角・直角・鈍角三角形の3つに分類されます。
直角三角形 ちょっかくさんかっけい 一番大きい内角がちょうど90°の三角形。内角の大きさで、鋭角・直角・鈍角三角形の3つに分類されます。
鈍角三角形 どんかくさんかっけい 一番大きい内角が90°より大きい三角形。内角の大きさで、鋭角・直角・鈍角三角形の3つに分類されます。

前提として理解しておくといいこと

このページの計算を「意味がわかって」使えるようになるために、前提として理解しておくといいことをまとめました。
内角の和とヘロンの公式までは中学までの知識で使えます。余弦定理・正弦定理は高校 数学Iの内容です。

三角形の角(小学5年〜中学2年)
  • 三角形の内角の和が180°になること
  • 二等辺三角形・正三角形の性質(等しい辺の向かいの角は等しい)がわかること
平方根(中学3年)
  • \(\sqrt{36} = 6\) のように、2乗するともとに戻る数が平方根だとわかること
  • \(\sqrt{39}\) のような値の大きさを、6と7の間などとおおよそ見積もれること
三平方の定理(中学3年)
  • 直角三角形で \(c^2 = a^2 + b^2\)(斜辺の2乗=他の2辺の2乗の和)が成り立つこと
  • 余弦定理は、この定理を直角以外にも広げたものだと位置づけられること
三角比(高校 数学I)
  • サイン・コサインが直角三角形の辺の比(割合)を表すことがわかること
  • \(\sin 30^\circ = 0.5\)、\(\cos 60^\circ = 0.5\)、\(\cos 90^\circ = 0\) など、代表的な角の値を使えること
正弦定理・余弦定理(高校 数学I)
  • どの3つの条件がわかっているか(3辺・2辺とはさむ角・1辺と2角など)で、使う定理を選べること
  • 「2辺とその一方の対角」では三角形が2通りできる場合があると知っていること

Excelで計算する方法

Excelファイルをダウンロード
式ごとにシートが分かれたExcelファイルです。貼り付け場所を気にせず、開いてすぐ使えます。
下の表を丸ごとコピーして、ExcelのA1セルに貼り付けるとそのまま使えます。
「残りの角(内角の和)」を求める表
角A(度) 50
角B(度) 60
残りの角C(度) =180-B1-B2
「余弦定理で残りの辺」を求める表
辺a 5
辺b 7
はさむ角C(度) 60
残りの辺c =SQRT(B1^2+B2^2-2*B1*B2*COS(RADIANS(B3)))
「正弦定理で残りの辺」を求める表
辺a 6
その対角A(度) 45
角B(度) 60
辺b =B1*SIN(RADIANS(B3))/SIN(RADIANS(B2))
「面積(2辺とはさむ角)」を求める表
辺a 8
辺b 5
はさむ角C(度) 30
面積S =B1*B2*SIN(RADIANS(B3))/2
「面積(ヘロンの公式)」を求める表
辺a 3
辺b 4
辺c 5
半周長s =(B1+B2+B3)/2
面積S =SQRT(B4*(B4-B1)*(B4-B2)*(B4-B3))
「内接円の半径」を求める表
面積S 6
半周長s 6
内接円の半径r =B1/B2
「外接円の半径」を求める表
辺a 3
辺b 4
辺c 5
面積S 6
外接円の半径R =B1*B2*B3/(4*B4)
貼り付けると、上の行が入力欄になり、最後の行の数式が自動計算の結果になります。
ExcelのCOSやSINはラジアンという単位で角度を受け取るため、度をラジアンに直すRADIANS関数を間にはさんでいます。SQRTは平方根(ルート)です。
例えば2つ目の表なら、B4に約6.245と表示されます。入力欄の数値を自分の値に書き換えるだけで使えます。

Googleスプレッドシートで計算する方法

Excelファイルをダウンロード
上のExcelファイルをダウンロードし、Googleドライブにアップロードして開くと、そのままスプレッドシートとして使えます。
下の表を丸ごとコピーして、GoogleスプレッドシートのA1セルに貼り付けるとそのまま使えます。
「残りの角(内角の和)」を求める表
角A(度) 50
角B(度) 60
残りの角C(度) =180-B1-B2
「余弦定理で残りの辺」を求める表
辺a 5
辺b 7
はさむ角C(度) 60
残りの辺c =SQRT(B1^2+B2^2-2*B1*B2*COS(RADIANS(B3)))
「正弦定理で残りの辺」を求める表
辺a 6
その対角A(度) 45
角B(度) 60
辺b =B1*SIN(RADIANS(B3))/SIN(RADIANS(B2))
「面積(2辺とはさむ角)」を求める表
辺a 8
辺b 5
はさむ角C(度) 30
面積S =B1*B2*SIN(RADIANS(B3))/2
「面積(ヘロンの公式)」を求める表
辺a 3
辺b 4
辺c 5
半周長s =(B1+B2+B3)/2
面積S =SQRT(B4*(B4-B1)*(B4-B2)*(B4-B3))
「内接円の半径」を求める表
面積S 6
半周長s 6
内接円の半径r =B1/B2
「外接円の半径」を求める表
辺a 3
辺b 4
辺c 5
面積S 6
外接円の半径R =B1*B2*B3/(4*B4)
Excelと同じ式がそのまま使えます(RADIANS・SIN・COS・SQRTはGoogleスプレッドシートにも同じ名前であります)。
表を丸ごとコピーしてA1セルに貼り付け、入力欄の数値を自分の値に書き換えてください。

Pythonで計算する方法

import math

side_a = 3.0   # 辺a
side_b = 4.0   # 辺b
side_c = 5.0   # 辺c(3辺がわかっている場合の例)

# 余弦定理の逆形で3つの角を求める(単位: 度)
angle_a = math.degrees(math.acos((side_b**2 + side_c**2 - side_a**2) / (2 * side_b * side_c)))
angle_b = math.degrees(math.acos((side_a**2 + side_c**2 - side_b**2) / (2 * side_a * side_c)))
angle_c = 180 - angle_a - angle_b

# ヘロンの公式で面積
half_perimeter = (side_a + side_b + side_c) / 2
area = math.sqrt(half_perimeter * (half_perimeter - side_a)
                 * (half_perimeter - side_b) * (half_perimeter - side_c))

inradius = area / half_perimeter                            # 内接円の半径
circumradius = side_a * side_b * side_c / (4 * area)        # 外接円の半径

print(f"角A = {angle_a}°, 角B = {angle_b}°, 角C = {angle_c}°")
print(f"面積 = {area}")
print(f"内接円の半径 = {inradius}, 外接円の半径 = {circumradius}")
標準ライブラリのmathだけで動きます。math.acosはアークコサイン(コサインの逆向きの計算)、math.degreesはラジアンを度に直す関数です。先頭の3辺を自分の値に書き換えて実行してください。

数式記述言語(LaTeX等)での書き方(コピペ可)

三角形の内角の和
A + B + C = 180°
A + B + C = 180^\circ
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <mrow>
    <mi>A</mi><mo>+</mo><mi>B</mi><mo>+</mo><mi>C</mi>
    <mo>=</mo>
    <mn>180</mn><mo>&#xB0;</mo>
  </mrow>
</math>
A + B + C = 180^@
angleA + angleB + angleC == 180
A + B + C = 180;
C = 180 - A - B;
A + B + C = 180°
余弦定理(2辺とはさむ角から残りの辺)
c² = a² + b² − 2ab·cos C
c^{2} = a^{2} + b^{2} - 2ab\cos C
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <mrow>
    <msup><mi>c</mi><mn>2</mn></msup>
    <mo>=</mo>
    <msup><mi>a</mi><mn>2</mn></msup>
    <mo>+</mo>
    <msup><mi>b</mi><mn>2</mn></msup>
    <mo>&#x2212;</mo>
    <mn>2</mn><mi>a</mi><mi>b</mi>
    <mi>cos</mi><mo>&#x2061;</mo><mi>C</mi>
  </mrow>
</math>
c^2 = a^2 + b^2 - 2ab cos C
cSide = Sqrt[a^2 + b^2 - 2 a b Cos[angleC Degree]]
c := sqrt(a^2 + b^2 - 2*a*b*cos(C*Pi/180));
c = sqrt(a^2 + b^2 - 2*a*b*cosd(C));
c^2 = a^2 + b^2 - 2ab cos(C)
正弦定理(辺と対角の橋渡し)
a/sin A = b/sin B = c/sin C = 2R
\dfrac{a}{\sin A} = \dfrac{b}{\sin B} = \dfrac{c}{\sin C} = 2R
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <mrow>
    <mfrac><mi>a</mi><mrow><mi>sin</mi><mo>&#x2061;</mo><mi>A</mi></mrow></mfrac>
    <mo>=</mo>
    <mfrac><mi>b</mi><mrow><mi>sin</mi><mo>&#x2061;</mo><mi>B</mi></mrow></mfrac>
    <mo>=</mo>
    <mfrac><mi>c</mi><mrow><mi>sin</mi><mo>&#x2061;</mo><mi>C</mi></mrow></mfrac>
    <mo>=</mo>
    <mn>2</mn><mi>R</mi>
  </mrow>
</math>
a/sin A = b/sin B = c/sin C = 2R
bSide = a Sin[angleB Degree]/Sin[angleA Degree]
b := a*sin(B*Pi/180)/sin(A*Pi/180);
b = a*sind(B)/sind(A);
a/sin(A) = b/sin(B) = c/sin(C) = 2R
面積(2辺とはさむ角)
S = (1/2)·ab·sin C
S = \frac{1}{2}ab\sin C
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <mrow>
    <mi>S</mi>
    <mo>=</mo>
    <mfrac><mn>1</mn><mn>2</mn></mfrac>
    <mi>a</mi><mi>b</mi>
    <mi>sin</mi><mo>&#x2061;</mo><mi>C</mi>
  </mrow>
</math>
S = 1/2 ab sin C
area = (1/2) a b Sin[angleC Degree]
S := (1/2)*a*b*sin(C*Pi/180);
S = a*b*sind(C)/2;
S = (1/2)ab sin(C)
ヘロンの公式(3辺から面積)
s = (a+b+c)/2,  S = √(s(s−a)(s−b)(s−c))
s = \frac{a+b+c}{2}, \quad S = \sqrt{s(s-a)(s-b)(s-c)}
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <mrow>
    <mi>S</mi>
    <mo>=</mo>
    <msqrt>
      <mi>s</mi>
      <mo>(</mo><mi>s</mi><mo>&#x2212;</mo><mi>a</mi><mo>)</mo>
      <mo>(</mo><mi>s</mi><mo>&#x2212;</mo><mi>b</mi><mo>)</mo>
      <mo>(</mo><mi>s</mi><mo>&#x2212;</mo><mi>c</mi><mo>)</mo>
    </msqrt>
  </mrow>
</math>
S = sqrt(s(s-a)(s-b)(s-c))
area = Sqrt[s (s - a) (s - b) (s - c)] /. s -> (a + b + c)/2
s := (a+b+c)/2; S := sqrt(s*(s-a)*(s-b)*(s-c));
s = (a+b+c)/2; S = sqrt(s*(s-a)*(s-b)*(s-c));
S = √(s(s-a)(s-b)(s-c))
内接円の半径
r = S/s
r = \dfrac{S}{s}
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <mrow>
    <mi>r</mi>
    <mo>=</mo>
    <mfrac><mi>S</mi><mi>s</mi></mfrac>
  </mrow>
</math>
r = S/s
inradius = area/s
r := S/s;
r = S/s;
r = S/s
外接円の半径
R = abc/(4S)
R = \dfrac{abc}{4S}
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <mrow>
    <mi>R</mi>
    <mo>=</mo>
    <mfrac>
      <mrow><mi>a</mi><mi>b</mi><mi>c</mi></mrow>
      <mrow><mn>4</mn><mi>S</mi></mrow>
    </mfrac>
  </mrow>
</math>
R = (abc)/(4S)
circumradius = a b c/(4 area)
R := a*b*c/(4*S);
R = a*b*c/(4*S);
R = abc/(4S)

ChatGPT に聞いて計算してもらう方法

あなたは三角形の計算アシスタントです。次の計算を、必ずPythonコードを実際に実行して行い、実行結果の数値だけを根拠に回答してください(暗算や推測で答えないでください)。

三角形の辺a = 7、辺b = 10、角A = 40°(角Aは辺aの向かい側の角)がわかっています。
1. 正弦定理を使って角Bを求めてください。この条件では三角形が2通りできる場合があることに注意し、2つの解があればどちらも示してください。
2. それぞれの解について、残りの角C・辺c・面積を求めてください。

計算に使った式と、実行結果の数値を表形式で示してください。

計算ドリル(演習問題)

このページの式を、自分の手で計算できるようになるための演習問題です。
答えと解説は解答ページにあります。


使い方
  1. 1
    数値を入力
    計算したい数値を入力欄に入力します
  2. 2
    計算
    「計算する」ボタンを押します
  3. 3
    結果を確認
    計算結果がその場に表示されます。計算の考え方や式の解説も同じページで確認できます
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