「元の値」「増減率(%)」「増減後の値」の3つのうち、わかっている2つを入力し、求めたい1つは空欄のままにして「計算する」を押してください。空欄にした残りの1つを計算します。
このページでできること
- 「元の値」「増減率(%)」「増減後の値」の3つのうち、わかっている2つを入れるだけで、残りの1つがその場でわかります
- 「500円の10%増しはいくら?」「200が250になったのは何%増?」「20%引きで400円なら元の値段は?」——値上げ・値下げの3つの問いがすべてこれ1つで計算できます
- 消費税の上乗せ・セールの値引き・昇給率・前年比の増減など、身近な「〇%増し・〇%引き」の計算にそのまま使えます
- 式のやさしい解説・Excel/Googleスプレッドシート/Python用のコピペ数式・計算ドリル(演習問題)もこのページにまとまっています
この計算は何の役に立つ?
本体価格1500円の商品の税込価格(標準税率10%)は \(1500 \times 1.1 = 1650\) 円。「10%増し=1.1倍」の形を覚えると、掛け算1回で税込価格が出せます。
軽減税率8%の食料品なら1.08倍。「〇%増しは(1+小数の割合)倍」は、日本で買い物をする全員が毎日使える計算です。
定価4980円の服が30%オフなら、支払いは \(4980 \times 0.7 = 3486\) 円です(30%引き=0.7倍)。
逆に「セールで3486円だった服の定価はいくら?」は、0.7で割って \(3486 \div 0.7 = 4980\) 円と戻せます。「値引き後の値段に30%を足し戻す」と間違った答えになる——この違いがわかると、二重価格の表示などにもだまされにくくなります。
時給1200円が1260円に上がったら、昇給率は \((1260 - 1200) \div 1200 \times 100 = 5\%\) です。
「60円アップ」と聞くより「5%アップ」のほうが、物価の上昇率などと比べやすくなります。昇給・年金・家賃の改定など、お金の「上がった・下がった」を判断するときの共通のものさしです。
「売上が前年比15%増」という決算ニュースは、前年の売上2億円なら今年は \(2 \times 1.15 = 2.3\) 億円という意味です。逆に今年と前年の数字から \((2.3 - 2) \div 2 \times 100 = 15\%\) と増減率を確かめることもできます。
経済ニュースの数字の多くは増減率で語られるので、この式がわかるとニュースの意味を自分の頭で検算できるようになります。
A町は来訪者が200人から250人に(25%増)、B町は1000人から1050人に(5%増)増えたとします。増えた人数はどちらも50人ですが、増減率で見るとA町の伸びのほうがずっと大きいとわかります。
人口・アクセス数・感染者数など、元の規模が違うものの「増え方・減り方」を公平に比べたいときの標準的な方法です。
「25%増量」と書かれた60g入りのお菓子なら、増量後は \(60 \times 1.25 = 75\) gです。「糖質30%オフ」なら、比較対象の商品の0.7倍の糖質という意味になります。
パッケージの%表示を実際の量に直せると、「どちらがお得か」を値段と量の両方から自分で判断できるようになります。
式
用語・記号の解説
記号
| \(X\) | エックス | 元の値。増える・減る前の値です。「500円の10%増し」の500円のように、比べる基準(もとにする量)になります。 |
| \(P\) | ピー | 増減率。元の値と比べて何%増えた(減った)かを表します。このページでは符号付きで扱い、\(+10\) は10%増し、\(-10\) は10%引きを表します。 |
| \(Z\) | ゼット | 増減後の値。増えた・減ったあとの値です。「500円の10%増しは550円」の550円にあたります。 |
| \(Z - X\) | ゼット引くエックス | 増減量。実際に増えた(減った)量そのものです。マイナスなら減った量を表します。%ではなく、円や人などの実際の単位の量です。 |
| \(1 + P \div 100\) | いち足すピー割る100 | 倍率。元の値を1とみたときの、増減後の値の大きさです(10%増し → 1.1倍、10%引き → 0.9倍)。 |
| \(\%\) | パーセント | 百分率の単位記号。「100のうちいくつにあたるか」を表します。ラテン語の per centum(100につき)が語源です。 |
用語
| 増減率 | ぞうげんりつ | 元の値と比べてどれだけ増えたか・減ったかを%で表した割合。増えた場合は増加率、減った場合は減少率、まとめて変化率とも呼ばれますが、計算の仕方はすべて同じです。 |
| 割増 | わりまし | 元の値に一定の割合を上乗せすること。歩合で「1割増し」といえば10%増しのことです。 |
| 割引 | わりびき | 元の値から一定の割合を差し引くこと。歩合で「2割引」といえば20%引きのことです。 |
| 倍率 | ばいりつ | 元の値を1とみたときの増減後の値の大きさ。10%増しなら1.1倍、10%引きなら0.9倍。増減の計算を「倍率の掛け算・割り算」と捉えるのがこのページの式の考え方の中心です。 |
| もとにする量 | もとにするりょう | 割合の計算で比べる基準になる量。増減率の計算では、必ず「増える・減る前の元の値」がもとにする量になります。割る数を間違えやすいので注意が必要です。 |
| 百分率 | ひゃくぶんりつ | もとにする量を100とみて表した割合。単位は%(パーセント)です。小数の割合に100を掛けると百分率になります(0.25 → 25%)。 |
| 前年比 | ぜんねんひ | 前の年と比べてどうなったかを表す言い方。「売上が前年比15%増」のようにニュースや決算でよく使われ、この「何%増」の部分がこのページの増減率です。なお「前年比98%」のように倍率(前の年を100%とした比)そのものを指す使い方もあり、その場合の98%は「2%減った」という意味になります。 |
前提として理解しておくといいこと
このページの計算を「意味がわかって」使えるようになるために、前提として理解しておくといいことをまとめました。
つまずいたら、この表の内容に戻って復習するのが近道です。
| 割合(小学5年) |
|
| 百分率(小学5年) |
|
| 正負の数(中学1年) |
|
| 小数の掛け算・割り算(小学5年) |
|
Excelで計算する方法
| 元の値 | 500 |
| 増える割合(%) | 10 |
| 増しの後の値 | =B1*(1+B2/100) |
| 元の値 | 500 |
| 引く割合(%) | 10 |
| 引きの後の値 | =B1*(1-B2/100) |
| 元の値 | 200 |
| 増減後の値 | 250 |
| 増減率(%) | =(B2-B1)/B1*100 |
| 増減後の値 | 400 |
| 増減率(%。引きはマイナス) | -20 |
| 元の値 | =B1/(1+B2/100) |
数式の中の「B1」「B2」は「そのセルの数値を使う」という意味で、「*」が掛け算、「/」が割り算の記号です。
例えば1つ目の表ならB3に550、2つ目は450、3つ目は25、4つ目は500と表示されます。4つ目の表の増減率は符号付き(20%引きなら-20)で入力します。B1とB2を自分の数値に書き換えるだけで使えます。
Googleスプレッドシートで計算する方法
| 元の値 | 500 |
| 増える割合(%) | 10 |
| 増しの後の値 | =B1*(1+B2/100) |
| 元の値 | 500 |
| 引く割合(%) | 10 |
| 引きの後の値 | =B1*(1-B2/100) |
| 元の値 | 200 |
| 増減後の値 | 250 |
| 増減率(%) | =(B2-B1)/B1*100 |
| 増減後の値 | 400 |
| 増減率(%。引きはマイナス) | -20 |
| 元の値 | =B1/(1+B2/100) |
Pythonで計算する方法
# 増減後の値を求める(500の10%増しは? 10%引きなら percent = -10 にする)
before = 500 # 元の値
percent = 10 # 増減率(%)。増加は+、減少は-
after = before * (1 + percent / 100)
print(f"{before}の{percent}%増減後の値は {after}")
# 増減率を求める(200が250になったのは何%の増減?)
before = 200 # 元の値
after = 250 # 増減後の値
percent = (after - before) / before * 100
print(f"{before}から{after}への増減率は {percent}%")
# 元の値を逆算する(20%引きで400になったとき、元は?)
after = 400 # 増減後の値
percent = -20 # 増減率(%)。20%引きなので-20
before = after / (1 + percent / 100)
print(f"{percent}%の増減後に{after}になったとき、元の値は {before}")
数式記述言語(LaTeX等)での書き方(コピペ可)
Z = X × (1 + P ÷ 100)
Z = X \times \left(1 + \frac{P}{100}\right)
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
<mrow>
<mi>Z</mi>
<mo>=</mo>
<mi>X</mi>
<mo>×</mo>
<mrow>
<mo>(</mo>
<mn>1</mn>
<mo>+</mo>
<mfrac><mi>P</mi><mn>100</mn></mfrac>
<mo>)</mo>
</mrow>
</mrow>
</math>
Z = X xx (1 + P/100)
before*(1 + percent/100)
after := before*(1 + percent/100);
after = before*(1 + percent/100);
Z = X × (1 + P/100)
Z = X × (1 − P ÷ 100)
Z = X \times \left(1 - \frac{P}{100}\right)
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
<mrow>
<mi>Z</mi>
<mo>=</mo>
<mi>X</mi>
<mo>×</mo>
<mrow>
<mo>(</mo>
<mn>1</mn>
<mo>−</mo>
<mfrac><mi>P</mi><mn>100</mn></mfrac>
<mo>)</mo>
</mrow>
</mrow>
</math>
Z = X xx (1 - P/100)
before*(1 - percent/100)
after := before*(1 - percent/100);
after = before*(1 - percent/100);
Z = X × (1 - P/100)
P = (Z − X) ÷ X × 100
P = \frac{Z - X}{X} \times 100
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
<mrow>
<mi>P</mi>
<mo>=</mo>
<mfrac>
<mrow><mi>Z</mi><mo>−</mo><mi>X</mi></mrow>
<mi>X</mi>
</mfrac>
<mo>×</mo>
<mn>100</mn>
</mrow>
</math>
P = (Z - X)/X xx 100
(after - before)/before*100
percent := (after - before)/before*100;
percent = (after - before)/before*100;
P = (Z - X)/X × 100
X = Z ÷ (1 + P ÷ 100)
X = \frac{Z}{1 + \frac{P}{100}}
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
<mrow>
<mi>X</mi>
<mo>=</mo>
<mfrac>
<mi>Z</mi>
<mrow>
<mn>1</mn>
<mo>+</mo>
<mfrac><mi>P</mi><mn>100</mn></mfrac>
</mrow>
</mfrac>
</mrow>
</math>
X = Z/(1 + P/100)
after/(1 + percent/100)
before := after/(1 + percent/100);
before = after/(1 + percent/100);
X = Z/(1 + P/100)
ChatGPT に聞いて計算してもらう方法
あなたは増減率(〇%増し・〇%引き)の計算アシスタントです。次の計算を、必ずPythonコードを実際に実行して行い、実行結果の数値だけを根拠に回答してください(暗算や推測で答えないでください)。 1. 500円の10%増しの金額 2. 200人が250人に増えたときの増減率(%) 3. 20%引きのセールで400円になった商品の、元の値段 計算に使った式と、実行結果の数値を示してください。
計算ドリル(演習問題)
このページの式を、自分の手で計算できるようになるための演習問題です。
答えと解説は解答ページにあります。
使い方
-
1数値を入力計算したい数値を入力欄に入力します
-
2計算「計算する」ボタンを押します
-
3結果を確認計算結果がその場に表示されます。計算の考え方や式の解説も同じページで確認できます
DataChefの特徴
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