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額縁の取り付け高さと配置
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排水勾配と高低差
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木材の材積(m³・才)
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フェンスの本数
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木材の収縮量(含水率変化)
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部屋の熱損失の目安
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引越しのダンボール枚数
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収納・棚の容量
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板取り計算
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棚板のたわみと耐荷重
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ファイナンス計算機(貨幣の時間価値・TVM)

期間数N・年利I/Y・現在価値PV・毎期の支払額PMT・将来価値FVの5欄のうち、求めたい1欄だけを空欄にして、残りの4欄に数値を入力してください。空欄にした欄を逆算します。

符号の決まり(金融電卓と同じ):自分から出て行くお金はマイナス、自分に入るお金はプラスで入力します。例えば「20,000円を借りて毎年2,000円返す」なら PV = 20000(入る)・PMT = -2000(出る)です。使わない欄は 0 を入力してください(空欄は「求めたい欄」の意味になります)。計算は利率一定の数学的な計算で、実際の金融商品の手数料・税金・利率の変動は含みません。
計算結果・グラフ
左の5欄のうち求めたい1欄だけを空欄にして「計算する」を押すと、ここに結果とグラフが表示されます。

このページでできること

  • 期間数 \(N\)・年利 \(I/Y\)・現在価値 \(PV\)・毎期の支払額 \(PMT\)・将来価値 \(FV\) の5つのうち4つを入れると、残り1つを逆算できます(BA II PlusやHP 12Cなどの金融電卓の「5キーTVM」と同じ設計です)
  • 符号の決まりも金融電卓と同じです:自分から出るお金(預ける・積み立てる・返す)はマイナス、自分に入るお金(借りる・受け取る)はプラスで入力します。例:毎年2,000円積み立てるなら PMT = -2000
  • 支払いのタイミング(期末=普通のローンや積立/期首)と、P/Y(1年あたりの支払回数)・C/Y(1年あたりの複利回数)を設定できます
  • 求めた値に加えて、毎期の支払額の合計と利息の合計も表示します。期間数が20以内の整数のときは、期ごとの「利息・残高」の推移表も出ます
  • 残高の推移グラフ付き。式のやさしい解説・Excel(FV・PV・PMT・RATE・NPER関数)/Googleスプレッドシート/Python用のコピペ数式・計算ドリル(演習問題)もこのページにまとまっています
このページの計算は、利率が期間中ずっと一定という仮定の数学的な計算(貨幣の時間価値=TVM)です。実際のローン・預金・投資には手数料・税金・利率の変動があるため、正確な金額は各金融機関の条件で確認してください。特定の金融商品をすすめるものではありません。FP技能検定・簿記・CFPなどの学習や、ローン・年金の仕組みの理解に役立ててください。

この計算は何の役に立つ?

FP技能検定・簿記・CFPの学習(6つの係数の正体)

FP技能検定で暗記しがちな「6つの係数」(終価係数・現価係数・年金終価係数・減債基金係数・年金現価係数・資本回収係数)は、実は全部このTVM方程式の変形です。例えば終価係数は \((1+i)^N\) そのもの、年金終価係数は \(\dfrac{(1+i)^N-1}{i}\) です。
このページで数値を変えながら確かめると、6つをバラバラに覚える代わりに「1本の式の読み替え」として理解でき、応用問題にも強くなります。

住宅ローンの毎月返済額の仕組みを理解する

「3,000万円を年利1.5%(固定)・35年の元利均等返済で借りる」は、PV = +30,000,000・N = 420(35年×12回)・毎月払い(P/Y = C/Y = 12)・FV = 0 としてPMTを解く計算です。答えは毎月約91,855円、総返済額は約3,858万円で、利息の合計は約858万円になります。
金額の仕組みが式で見えると、「借入額・金利・期間のどれがどれだけ効くのか」を自分で確かめられます。実際のローンには手数料・保証料・金利の変動があるため、正確な返済額は金融機関の試算で確認してください。

年金・退職金の取り崩し計画(毎年いくら受け取れるか)

「毎年120万円を20年間受け取りたい。年利2%で運用できるとしたら、最初にいくら必要か」は、PMT = +1,200,000・N = 20・FV = 0 としてPVを解く計算で、答えは約1,962万円(PV = −19,621,720円=最初に出すお金)です。
受取総額は2,400万円なので、差額の約438万円を運用益がまかなう計算になります。「率が変わると必要額がいくら変わるか」を数字で確かめられるのは、老後資金を考える上での大きな判断材料です(実際の運用では利率は一定でなく、元本割れの可能性もあります)。

積立の目標達成にかかる期間を見積もる

「毎月1万円を年利3%(月複利)で積み立てて、100万円に届くのはいつか」は、PMT = -10,000・FV = +1,000,000・P/Y = C/Y = 12 としてNを解く計算で、答えは約89.4か月(約7.4年)です。
金利0%なら100か月かかるところが、利息のおかげで約10か月早く届く——という「利息の効き方」まで数字で見えるのが、Nの逆算の面白いところです。

リース料・分割払いの金利分を見抜く

「300万円の設備を5年リース(実質年利4%相当・毎月払い)」なら、PV = +3,000,000・N = 60・P/Y = C/Y = 12・FV = 0 としてPMTを解くと月額約55,250円、支払総額は約331.5万円です。差額の約31.5万円が金利・手数料に相当します。
逆に「月額と総額だけ提示されている」場合は、I/Yを逆算すると実質の年利が見抜けます。分割払い・カーリース・携帯端末の分割などの比較に役立つ考え方です。

式とグラフ

TVM方程式(貨幣の時間価値の基本式・期末払い)
グラフ
数学表記 (一般的な数式)
\(PV\) \(\times\) \((1+i)\) \(N\) \(+\) \(PMT\) \(\times\) \(\dfrac{(1+i)^{N}-1}{i}\) \(+\) \(FV\) \(=\) \(0\)
日本語表記 (記号を日本語に置き換えた式)
① 現在価値 \(PV\) \(\times\) ② 1期分の倍率 ③ 期間数 \(N\) \(+\) ④ 毎期の支払額 \(\times\) ⑤ 年金終価係数 \(+\) ⑥ 将来価値 \(FV\) \(=\) \(0\)
式を日本語で読むと
① 今の時点のお金である 現在価値 \(PV\) に
② 1期分の倍率 \((1+i)\) を
③ 期間数 \(N\) の分だけくり返し掛けたものと、
④ 毎期の支払額 \(PMT\) に
⑤ 年金終価係数(毎期の支払いが利息付きで積み上がる倍率) を掛けたものと、
⑥ 将来価値 \(FV\) の3つを全部足すと0になる(お金の出入りが、利息の分まで含めてちょうどつり合う)
簡単な例
1,000円を年利6%で借りて(PV = +1000・入るお金)、途中の支払いなし(PMT = 0)で5年後に一括返済するとき、返す金額(FV)は
現在価値(+1000) \(\times\) 1期分の倍率(1.06) 期間数(5期) \(+\) 将来価値 \(FV\) \(=\) \(0\)
\(1000 \times 1.06^{5} + FV = 0\)
\(FV = -1000 \times 1.06^{5} \fallingdotseq -1338.23\)
考え方のポイント
この式の主役は符号の決まり(符号規約)です。自分から出て行くお金はマイナス、自分に入るお金はプラスで書きます。例の答え「FV = −1,338.23」のマイナスは「5年後に1,338.23円を支払う」という意味です。逆に、毎年2,000円を積み立てるなら「出て行くお金」なので PMT = −2000 と入力します。この決まりは BA II Plus や HP 12C などの金融電卓、ExcelのFV・PV・PMT関数と共通です。 \(i\) は「1期あたりの利率」(年1回払いなら年利そのもの。6%なら \(i = 0.06\))、\(g\) を使う一般形では期首払いのとき \(PMT\) の項に \((1+i)\) を1回多く掛けます(早く支払った分、利息が1期分多く付くため)。
将来価値 FV を求める形(期末払い)
グラフ
数学表記 (一般的な数式)
\(FV\) \(=\) \(-\) \((\) \(PV\) \(\times\) \((1+i)\) \(N\) \(+\) \(PMT\) \(\times\) \(\dfrac{(1+i)^{N}-1}{i}\) \()\)
日本語表記 (記号を日本語に置き換えた式)
⑥ 将来価値 \(FV\) \(=\) \(-\) \((\) ① 現在価値 \(PV\) \(\times\) ② 1期分の倍率 ③ 期間数 \(N\) \(+\) ④ 毎期の支払額 \(\times\) ⑤ 年金終価係数 \()\)
式を日本語で読むと
① 現在価値 \(PV\) に
② 1期分の倍率 \((1+i)\) を
③ 期間数 \(N\) の分だけくり返し掛けたものと、
④ 毎期の支払額 \(PMT\) に
⑤ 年金終価係数 を掛けたものを足し、符号を反対にすると
⑥ 将来価値 \(FV\) になる
簡単な例
毎年2,000円を年利3%で5年間積み立てると(PV = 0・PMT = −2000・期末払い)、5年後に受け取れる金額(FV)は
将来価値 \(FV\) \(=\) \(-\) \((\) 毎期の支払額(−2000) \(\times\) 年金終価係数(約5.31) \()\)
\(\dfrac{1.03^{5}-1}{0.03} \fallingdotseq 5.3091\)
\(FV = -\left( 0 + (-2000) \times 5.3091 \right) \fallingdotseq 10618.27\)
考え方のポイント
マイナスで入力した「出て行くお金」(毎年の積立2,000円)が、プラスの「受け取るお金」(約10,618円)になって戻ってくる——符号の向きが変わるのがTVMの読み方のコツです。元本は 2,000円 × 5年 = 10,000円なので、差額の約618円が利息です。 期首払い(各年の初めに積み立てる)にすると \(PMT\) の項に \((1+i)\) を1回多く掛けるので、\(FV \fallingdotseq 10618.27 \times 1.03 \fallingdotseq 10936.82\) 円に増えます。
期間数 N を求める形(対数・PMT = 0 の場合)
グラフ
数学表記 (一般的な数式)
\(N\) \(=\) \(\ln\!\left(-\dfrac{FV}{PV}\right)\) \(\div\) \(\ln(1+i)\)
日本語表記 (記号を日本語に置き換えた式)
③ 期間数 \(N\) \(=\) ① 増える倍率の対数 \(\div\) ② 1期分の対数
式を日本語で読むと
① 何倍に増えるか(増える倍率 \(-FV \div PV\))を求めて、その 増える倍率の対数 \(\ln(-FV \div PV)\) を
② 1期分の倍率の対数 \(\ln(1+i)\) で割ると
③ 期間数 \(N\) になる
簡単な例
1,000円を年利8%で預けて(PV = −1000)、2,000円(FV = +2000・倍率2倍)に増えるまでの期間数は
期間数 \(N\) \(=\) 増える倍率(2倍)の対数 \(\div\) 1期分(1.08)の対数
\(-FV \div PV = -2000 \div (-1000) = 2\)
\(N = \ln 2 \div \ln 1.08 \fallingdotseq 0.6931 \div 0.07696 \fallingdotseq 9.006\)
考え方のポイント
\(N\) は指数の位置にあるので、指数から取り出す道具である対数(\(\ln\))を使って解きます。\((1+i)^N = -FV \div PV\) の両辺の対数を取ると \(N \ln(1+i) = \ln(-FV \div PV)\) となり、上の式になります。 毎期の支払いがある場合(\(PMT \neq 0\))も、\(K = PMT(1+i \cdot g) \div i\) と置くと \((PV + K)(1+i)^N = K - FV\) と変形でき、同じように対数で解けます(このページの計算機はこの一般形で計算しています)。増える倍率が0以下になる組み合わせ(例:預けたのに符号が同じ向き)では解が存在しません。
金利0%の特別な式(i = 0 の場合)
グラフ
数学表記 (一般的な数式)
\(PV\) \(+\) \(PMT\) \(\times\) \(N\) \(+\) \(FV\) \(=\) \(0\)
日本語表記 (記号を日本語に置き換えた式)
① 現在価値 \(PV\) \(+\) ② 毎期の支払額 \(\times\) ③ 期間数 \(N\) \(+\) ④ 将来価値 \(FV\) \(=\) \(0\)
式を日本語で読むと
① 現在価値 \(PV\) と、
② 毎期の支払額 \(PMT\) の
③ 期間数 \(N\) 回分と、
④ 将来価値 \(FV\) を全部足すと0になる(利息が付かないので、ただの足し算・引き算になる)
簡単な例
金利0%で、最初に1,000円を預け(PV = −1000)、毎年100円を12年間積み立てる(PMT = −100)とき、12年後に受け取れる金額(FV)は
現在価値(−1000) \(+\) 毎期の支払額(−100) \(\times\) 期間数(12期) \(+\) 将来価値 \(FV\) \(=\) \(0\)
\(-1000 + (-100) \times 12 + FV = 0\)
\(FV = 1000 + 1200 = 2200\)
考え方のポイント
TVM方程式には \(i\) で割る部分があるため、金利0%(\(i = 0\))のときはそのままでは計算できません。しかし利息が付かないなら話は簡単で、「出したお金の合計がそのまま戻る」だけの足し算になります。このページの計算機も、\(i = 0\) のときは自動でこの式に切り替えます。
TVM(貨幣の時間価値)は「今のお金・毎期のお金・将来のお金が、利息込みでつり合う」1本の方程式です。出るお金はマイナス・入るお金はプラスという符号の決まりを守れば、5つの値(N・I/Y・PV・PMT・FV)のどれでも残り4つから逆算できます。年利I/Yだけは式変形で取り出せないため、数値解法(二分法)で求めます。

用語・記号の解説

記号

\(PV\) ピーブイ げんざいかち 現在価値(Present Value)。今の時点で動くお金です。借りる・受け取るならプラス、預ける・投資するならマイナスで表します。
\(FV\) エフブイ しょうらいかち 将来価値(Future Value)。期間の最後の時点で動くお金です。満期に受け取るならプラス、最後に支払うならマイナスで表します。
\(PMT\) ペイメント 毎期の支払額(Payment)。毎期くり返し動くお金です。積立や返済のように自分から出るお金はマイナス、家賃収入のように入るお金はプラスで表します。
\(N\) エヌ 期間数(支払回数)。利息が付く期間の数です。年1回払いなら年数と同じですが、毎月払い(P/Y = 12)では月数で数えます(10年なら \(N = 120\))。
\(I/Y\) アイワイ 年利(Interest per Year)。1年あたりの利率を%で表したものです。金融電卓のキーの名前がそのまま使われています。
\(P/Y\) ピーワイ 1年あたりの支払回数(Payments per Year)。毎期の支払額 \(PMT\) が1年に何回あるかです。年1回払いなら1、毎月払いなら12にします。
\(C/Y\) シーワイ 1年あたりの複利回数(Compounding per Year)。利息が元本に組み入れられる回数です。普通は \(P/Y\) と同じ値にし、違う値のときは複利の周期を支払いの周期に換算して計算します。
\(i\) アイ(小文字) 1期あたりの利率を小数で表したもの。年1回払いなら年利そのもの(6%なら \(i = 0.06\))、毎月払いなら月あたりに直した利率です。
\(g\) ジー 支払いのタイミングを表すスイッチ。期首払いなら \(g = 1\)、期末払いなら \(g = 0\) として、期首払いのとき \(PMT\) の項に \((1+i)\) を1回多く掛けます。
\(\ln\) ログ・ナチュラル エル・エヌ 自然対数。「何回掛けたらこの倍率になるか」を取り出す道具で、期間数 \(N\) の逆算に使います。

用語

貨幣の時間価値
(TVM)
かへいのじかんかち 「今の1万円は、将来の1万円より価値が高い」という考え方(Time Value of Money)。今のお金は利息を付けて増やせるからです。ファイナンス(金融論)の一番の土台で、このページの方程式はその考え方を1本の式にしたものです。
現在価値 げんざいかち 将来のお金を「今のお金に直すといくらか」で表した金額。例えば年利2%なら、1年後の102万円は今の100万円と同じ価値です。
将来価値 しょうらいかち 今のお金や毎期の積立が、利息込みで将来いくらになるかを表した金額。
割引 わりびき 将来のお金を現在価値に直す計算のこと。将来の金額を \((1+i)^N\) で割るので「割り引く」と言います。利息を付ける計算(複利)のちょうど逆向きです。
年金終価係数 ねんきんしゅうかけいすう 毎期1円ずつ積み立てたときに、利息込みで将来いくらに積み上がるかを表す倍率 \(\dfrac{(1+i)^N - 1}{i}\) のこと。FP技能検定で学ぶ「6つの係数」の一つで、毎期の支払額に掛けて使います。
年金現価係数 ねんきんげんかけいすう 毎期1円ずつ受け取る権利が、今のお金に直すといくらかを表す倍率 \(\dfrac{1-(1+i)^{-N}}{i}\) のこと。年金や住宅ローン(借入額と毎回の返済額の関係)の計算に使う、年金終価係数の現在価値版です。
キャッシュフロー キャッシュフロー お金の出入りの流れのこと。TVMでは「いつ・いくら・どちら向きに」お金が動くかだけに注目し、向きを符号(プラス・マイナス)で表します。
符号規約 ふごうきやく 自分から出て行くお金(預ける・積み立てる・返す)はマイナス、自分に入るお金(借りる・受け取る)はプラスで表す決まり。金融電卓やExcelの財務関数と共通のルールで、この決まりのおかげで種類の違う計算(ローン・積立・年金)を全部1本の式で扱えます。
期末払い きまつばらい 毎期の支払い(PMT)を各期間の終わりに行う方式。普通のローン返済や積立はこちらで、このページの初期設定も期末払いです。
期首払い きしゅばらい 毎期の支払い(PMT)を各期間の初めに行う方式。同じ支払額でも1期分早く利息が付き始めるため、\(PMT\) の項に \((1+i)\) を1回多く掛けて計算します。家賃の前払いのような「先払い」がこの形です。
金融電卓 きんゆうでんたく TVM計算専用のキー(N・I/Y・PV・PMT・FV)を持つ電卓。BA II Plus(テキサス・インスツルメンツ)やHP 12Cが有名で、CFP・証券アナリストなどの試験や実務で使われます。このページは同じ5キー方式のWEB版です。
数値解法
(二分法)
すうちかいほう(にぶんほう) 式変形で答えを取り出せないとき、「答えがある区間を半分ずつに狭めて」近似値を求める方法。年利I/Yの逆算はN次方程式を解くことになり公式が無いため、このページも二分法で計算しています。

前提として理解しておくといいこと

このページの計算を「意味がわかって」使えるようになるために、前提として理解しておくといいことをまとめました。

正負の数(中学1年)
  • マイナスの数を「反対向きの量」として読めること(このページでは「出て行くお金」をマイナスで表します)
  • \((-2000) \times 5 = -10000\) のような、負の数の掛け算ができること
割合・百分率(小学5年)
  • 「6%」を小数の0.06に直せること
  • 「6%増える」が「×1.06」と同じ意味だとわかること
累乗・指数(中学1年)
  • \(1.06^{5}\) が「1.06を5回掛ける」ことだとわかること
複利の基本(このサイトの「複利計算」ページ・中学〜)
  • 付いた利息にも次の利息が付く「複利」の仕組みがわかること
対数(高校 数学II・発展)
  • 「何回掛けたらこの倍率になるか」を対数で取り出せること(期間数Nの逆算で使います。わからなくても計算機が計算してくれます)

Excelで計算する方法

Excelファイルをダウンロード
式ごとにシートが分かれたExcelファイルです。貼り付け場所を気にせず、開いてすぐ使えます。
下の表を丸ごとコピーして、ExcelのA1セルに貼り付けるとそのまま使えます。
「将来価値FV」をFV関数で求める表
1期あたりの利率(6%なら0.06) 0.06
期間数N 10
毎期の支払額PMT -2000
現在価値PV 20000
将来価値FV =FV(B1,B2,B3,B4,0)
「毎期の支払額PMT」をPMT関数で求める表
1期あたりの利率(6%なら0.06) 0.06
期間数N 10
現在価値PV 20000
将来価値FV 0
毎期の支払額PMT =PMT(B1,B2,B3,B4,0)
「利率」をRATE関数で求める表
期間数N 5
毎期の支払額PMT 0
現在価値PV -1000
将来価値FV 1500
1期あたりの利率 =RATE(B1,B2,B3,B4)
「期間数N」をNPER関数で求める表
1期あたりの利率(8%なら0.08) 0.08
毎期の支払額PMT 0
現在価値PV -1000
将来価値FV 2000
期間数N =NPER(B1,B2,B3,B4)
「現在価値PV」をPV関数で求める表(期首払い)
1期あたりの利率(5%なら0.05) 0.05
期間数N 20
毎期の支払額PMT -100
将来価値FV 0
現在価値PV =PV(B1,B2,B3,B4,1)
ExcelにはTVM計算の専用関数(FV・PMT・RATE・NPER・PV)がそのまま用意されていて、符号の決まり(出るお金はマイナス・入るお金はプラス)もこのページと共通です。
1つ目の表はB5に-9,455.36、2つ目はB5に-2,717.36、3つ目はB5に約0.0845(=年利8.447%。セルの表示形式をパーセントにすると読みやすくなります)、4つ目はB5に約9.006、5つ目はB5に1,308.53と表示されます。
FV・PMT・PV関数の最後の引数は支払いのタイミングで、0または省略=期末払い、1=期首払いです。毎月払いの計算では、利率は月あたり(年利÷12)、Nは月数で入れます。

Googleスプレッドシートで計算する方法

Excelファイルをダウンロード
上のExcelファイルをダウンロードし、Googleドライブにアップロードして開くと、そのままスプレッドシートとして使えます。
下の表を丸ごとコピーして、GoogleスプレッドシートのA1セルに貼り付けるとそのまま使えます。
「将来価値FV」をFV関数で求める表
1期あたりの利率(6%なら0.06) 0.06
期間数N 10
毎期の支払額PMT -2000
現在価値PV 20000
将来価値FV =FV(B1,B2,B3,B4,0)
「毎期の支払額PMT」をPMT関数で求める表
1期あたりの利率(6%なら0.06) 0.06
期間数N 10
現在価値PV 20000
将来価値FV 0
毎期の支払額PMT =PMT(B1,B2,B3,B4,0)
「利率」をRATE関数で求める表
期間数N 5
毎期の支払額PMT 0
現在価値PV -1000
将来価値FV 1500
1期あたりの利率 =RATE(B1,B2,B3,B4)
「期間数N」をNPER関数で求める表
1期あたりの利率(8%なら0.08) 0.08
毎期の支払額PMT 0
現在価値PV -1000
将来価値FV 2000
期間数N =NPER(B1,B2,B3,B4)
「現在価値PV」をPV関数で求める表(期首払い)
1期あたりの利率(5%なら0.05) 0.05
期間数N 20
毎期の支払額PMT -100
将来価値FV 0
現在価値PV =PV(B1,B2,B3,B4,1)
GoogleスプレッドシートでもExcelと同じ関数名(FV・PMT・RATE・NPER・PV)・同じ符号の決まりがそのまま使えます。表を丸ごとコピーしてA1セルに貼り付け、B列の入力値を自分の数値に書き換えてください。

Pythonで計算する方法

import math

# 求めたい欄を None にする(下の例では fv を求める)
n = 10            # 期間数N(支払回数)
annual_rate = 6   # 年利I/Y(%)
pv = 20000        # 現在価値PV(入るお金=プラス、出るお金=マイナス)
pmt = -2000       # 毎期の支払額PMT
fv = None         # 将来価値FV
is_beginning = False  # True=期首払い、False=期末払い

g = 1 if is_beginning else 0
# 1期あたりの利率(年1回払いの場合。毎月払いなら12で割り、nは月数にする)。年利を求めるときはNoneのまま
i = annual_rate / 100 if annual_rate is not None else None

def tvm_left_side(i_, n_, pv_, pmt_, fv_):
    """TVM方程式の左辺(0になる組み合わせが答え)"""
    if abs(i_) < 1e-12:
        return pv_ + pmt_ * n_ + fv_
    growth = (1 + i_) ** n_
    return pv_ * growth + pmt_ * (1 + i_ * g) * (growth - 1) / i_ + fv_

if fv is None:
    fv = -(pv + pmt * n) if abs(i) < 1e-12 else -(pv * (1 + i) ** n + pmt * (1 + i * g) * ((1 + i) ** n - 1) / i)
    print(f"将来価値FV = {fv:,.2f}")
elif pv is None:
    pv = -(fv + pmt * n) if abs(i) < 1e-12 else -(fv + pmt * (1 + i * g) * ((1 + i) ** n - 1) / i) / (1 + i) ** n
    print(f"現在価値PV = {pv:,.2f}")
elif pmt is None:
    pmt = -(pv + fv) / n if abs(i) < 1e-12 else -(pv * (1 + i) ** n + fv) / ((1 + i * g) * ((1 + i) ** n - 1) / i)
    print(f"毎期の支払額PMT = {pmt:,.2f}")
elif n is None:
    if abs(i) < 1e-12:
        n = -(pv + fv) / pmt
    else:
        k = pmt * (1 + i * g) / i
        n = math.log((k - fv) / (pv + k)) / math.log(1 + i)
    print(f"期間数N = {n:.3f}")
else:
    # 年利は式変形で取り出せないため二分法で探索する(解が無い入力もある)
    low, high = -0.9999, 10.0
    if tvm_left_side(low, n, pv, pmt, fv) * tvm_left_side(high, n, pv, pmt, fv) > 0:
        raise SystemExit("この範囲では解が見つかりません。お金の向き(符号)を確認してください")
    for _ in range(200):
        mid = (low + high) / 2
        if tvm_left_side(low, n, pv, pmt, fv) * tvm_left_side(mid, n, pv, pmt, fv) <= 0:
            high = mid
        else:
            low = mid
    i = (low + high) / 2
    print(f"年利I/Y = {i * 100:.3f} %")

total_interest = abs(pv + pmt * n + fv)
print(f"利息の合計 = {total_interest:,.2f}")
標準ライブラリだけで動きます。求めたい欄を None にして、残りの4つに数値を入れて実行してください。符号の決まり(出るお金はマイナス・入るお金はプラス)はこのページの計算機と同じです。年利の逆算だけは公式が無いため、二分法(答えのある区間を半分ずつに狭める方法)で探索しています。

数式記述言語(LaTeX等)での書き方(コピペ可)

TVM方程式(貨幣の時間価値の基本式・期末払い)
PV(1 + i)ᴺ + PMT × ((1 + i)ᴺ − 1)/i + FV = 0
PV(1+i)^{N} + PMT \cdot \dfrac{(1+i)^{N}-1}{i} + FV = 0
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <mrow>
    <mi>PV</mi>
    <msup>
      <mrow><mo>(</mo><mn>1</mn><mo>+</mo><mi>i</mi><mo>)</mo></mrow>
      <mi>N</mi>
    </msup>
    <mo>+</mo>
    <mi>PMT</mi>
    <mo>&#x22C5;</mo>
    <mfrac>
      <mrow>
        <msup>
          <mrow><mo>(</mo><mn>1</mn><mo>+</mo><mi>i</mi><mo>)</mo></mrow>
          <mi>N</mi>
        </msup>
        <mo>&#x2212;</mo>
        <mn>1</mn>
      </mrow>
      <mi>i</mi>
    </mfrac>
    <mo>+</mo>
    <mi>FV</mi>
    <mo>=</mo>
    <mn>0</mn>
  </mrow>
</math>
PV(1+i)^N + PMT((1+i)^N-1)/i + FV = 0
pv (1 + i)^n + pmt ((1 + i)^n - 1)/i + fv == 0
pv*(1 + i)^n + pmt*((1 + i)^n - 1)/i + fv = 0;
pv*(1 + i)^n + pmt*((1 + i)^n - 1)/i + fv == 0
PV(1+i)^N + PMT((1+i)^N-1)/i + FV = 0
将来価値 FV を求める形(期末払い)
FV = −(PV(1 + i)ᴺ + PMT × ((1 + i)ᴺ − 1)/i)
FV = -\left( PV(1+i)^{N} + PMT \cdot \dfrac{(1+i)^{N}-1}{i} \right)
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <mrow>
    <mi>FV</mi>
    <mo>=</mo>
    <mo>&#x2212;</mo>
    <mrow>
      <mo>(</mo>
      <mi>PV</mi>
      <msup>
        <mrow><mo>(</mo><mn>1</mn><mo>+</mo><mi>i</mi><mo>)</mo></mrow>
        <mi>N</mi>
      </msup>
      <mo>+</mo>
      <mi>PMT</mi>
      <mo>&#x22C5;</mo>
      <mfrac>
        <mrow>
          <msup>
            <mrow><mo>(</mo><mn>1</mn><mo>+</mo><mi>i</mi><mo>)</mo></mrow>
            <mi>N</mi>
          </msup>
          <mo>&#x2212;</mo>
          <mn>1</mn>
        </mrow>
        <mi>i</mi>
      </mfrac>
      <mo>)</mo>
    </mrow>
  </mrow>
</math>
FV = -(PV(1+i)^N + PMT((1+i)^N-1)/i)
fv = -(pv (1 + i)^n + pmt ((1 + i)^n - 1)/i)
fv := -(pv*(1 + i)^n + pmt*((1 + i)^n - 1)/i);
fv = -(pv*(1 + i)^n + pmt*((1 + i)^n - 1)/i);
FV = -(PV(1+i)^N + PMT((1+i)^N-1)/i)
期間数 N を求める形(対数・PMT = 0 の場合)
N = ln(−FV/PV) / ln(1 + i)
N = \dfrac{\ln\left(-\dfrac{FV}{PV}\right)}{\ln(1+i)}
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <mrow>
    <mi>N</mi>
    <mo>=</mo>
    <mfrac>
      <mrow>
        <mi>ln</mi>
        <mrow>
          <mo>(</mo>
          <mo>&#x2212;</mo>
          <mfrac><mi>FV</mi><mi>PV</mi></mfrac>
          <mo>)</mo>
        </mrow>
      </mrow>
      <mrow>
        <mi>ln</mi>
        <mrow><mo>(</mo><mn>1</mn><mo>+</mo><mi>i</mi><mo>)</mo></mrow>
      </mrow>
    </mfrac>
  </mrow>
</math>
N = ln(-FV/PV) / ln(1+i)
n = Log[-fv/pv]/Log[1 + i]
n := ln(-fv/pv)/ln(1 + i);
n = log(-fv/pv)/log(1 + i);
N = ln(-FV/PV)/ln(1+i)
金利0%の特別な式(i = 0 の場合)
PV + PMT × N + FV = 0
PV + PMT \cdot N + FV = 0
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <mrow>
    <mi>PV</mi>
    <mo>+</mo>
    <mi>PMT</mi>
    <mo>&#x22C5;</mo>
    <mi>N</mi>
    <mo>+</mo>
    <mi>FV</mi>
    <mo>=</mo>
    <mn>0</mn>
  </mrow>
</math>
PV + PMT * N + FV = 0
pv + pmt n + fv == 0
pv + pmt*n + fv = 0;
pv + pmt*n + fv == 0
PV + PMT N + FV = 0

ChatGPT に聞いて計算してもらう方法

あなたはファイナンス計算(貨幣の時間価値・TVM)のアシスタントです。次の計算を、必ずPythonコードを実際に実行して行い、実行結果の数値だけを根拠に回答してください(暗算や推測で答えないでください)。

標準TVM方程式 PV(1+i)^N + PMT(1+i*g)*((1+i)^N - 1)/i + FV = 0 を使います(g=1が期首払い、g=0が期末払い)。
符号の決まりは金融電卓と同じで、自分から出るお金はマイナス、入るお金はプラスです。

20,000円を年利6%で借りて(PV = +20000)、毎年一定額を10年間、各年の終わり(期末)に返済して完済します(FV = 0)。
次の値をそれぞれ求めてください。
1. 毎年の返済額PMT
2. 返済額の合計(PMT × 10)
3. 利息の合計(|PV + PMT×N + FV|)

計算に使った式と、実行結果の数値を示してください。

計算ドリル(演習問題)

このページの式と符号の決まりを、自分の手で使えるようになるための演習問題です。
答えと解説は解答ページにあります。


使い方
  1. 1
    数値を入力
    計算したい数値を入力欄に入力します
  2. 2
    計算
    「計算する」ボタンを押します
  3. 3
    結果を確認
    計算結果がその場に表示されます。計算の考え方や式の解説も同じページで確認できます
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