年齢・性別・身長・体重と活動レベル・目標を入力してください。1日の維持カロリー(TDEE)と目標別のカロリーを内部計算し、炭水化物から摂る割合(40%・50%・60%・65%。50〜65%が「日本人の食事摂取基準」の目標量の範囲)ごとの1日のグラム数を、棒グラフとマトリクス表で表示します。
このページでできること
- 年齢・性別・身長・体重と活動レベルを入れるだけで、1日の維持カロリー(TDEE)と、目標(減量・維持・増量)別の1日に摂る炭水化物のグラム数がその場でわかります
- 結果は「目標5段階(維持・週0.5kg減・週1kg減・週0.5kg増・週1kg増)× 炭水化物から摂る割合4通り(40%・50%・60%・65%)」のマトリクス表で表示します
- 割合は厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」の目標量(総カロリーの50〜65%)が主役です。選んだ目標について割合ごとのグラム数を棒グラフで表示し、目標量の範囲に入る割合かどうかも一目でわかります
- カロリーからグラム数への換算は 4 kcal/g を使います(アトウォーター係数。日本の食品表示と同じ標準の換算係数です)
- 式のやさしい解説・Excel/Googleスプレッドシート/Python用のコピペ数式・計算ドリル(演習問題)もこのページにまとまっています
この計算は何の役に立つ?
長時間の持久系運動では、筋肉と肝臓にたくわえられた糖(グリコーゲン)が主な燃料になるため、スポーツ栄養の現場では、練習量の多い時期に炭水化物の割合・グラム数を多めに設計することがよく行われます。このページの60%・65%(目標量の上限側)のような高めの列は、そうした「たくさん動く日」の目安として読めます。
レース前に炭水化物を多めに摂ってグリコーゲンをためる「カーボローディング」も、この「カロリー × 割合 ÷ 換算係数」という同じ構造の計算が出発点です。競技レベルの具体的な設計は公認スポーツ栄養士などの専門家の領分ですが、自分の普段の量を数字で把握しておくことは、その相談の出発点になります。
減量というとまず炭水化物を減らす人が多いですが、脳や体の主なエネルギー源であるため、減らしすぎは頭痛・集中力の低下・便秘などの不調につながることがあります。脳が1日に必要とするブドウ糖の量にもとづいて、成人はおよそ130g/日を下回らないようにするという国際的な知見もあります。
このページで自分の目標カロリーに対する40%(低めの割合)のグラム数を見れば、「どこまでなら目標量の範囲か・どこからが少なめか」を感覚ではなく数字で判断できます。40%は「日本人の食事摂取基準」の目標量(50〜65%)より低い水準であり、それより大きく減らす場合は専門家への相談が安全です。
計算結果の「1日250g」のようなグラム数は、そのままでは量の感覚がつかみにくいですが、身近な主食に換算すると一気に具体的になります。例えば茶碗1杯のごはん(約150g)に含まれる炭水化物は約56g、食パン6枚切り1枚は約28gです。1日の目安が250gなら「毎食ごはん1杯+果物や間食」でおよそ収まる、という見当が立ちます。
外食やコンビニ食品の栄養成分表示にも炭水化物のグラム数は必ず書かれているので、自分の1日の目安を知っておくと、その食品が1日の何割にあたるかをその場で判断できるようになります。
糖尿病の食事療法では、食事に含まれる炭水化物のグラム数を数えて血糖の変化を管理する「カーボカウント」という方法が使われており、炭水化物をグラム数で把握することは医療の現場でも重要な技術です。
ただし、病気の治療としての炭水化物の量の設定は、体の状態や薬に合わせて医師・管理栄養士が個別に決めるものです。このページの計算は健康な成人向けの一般的な目安であり、治療中の方はこの数字ではなく、必ず主治医の指示に従ってください。
筋肉を増やす増量期には、トレーニングに加えて消費より多いカロリーを摂る必要があり、その増えた分のカロリーの多くを担うのが炭水化物です。「週0.5kg増(+500kcal/日)」の行を見ると、維持のときより炭水化物を1日数十g増やす必要があることが数字でわかります。
「あと何gぶん主食を足せばよいか」まで見えるので、やみくもに食べるのではなく、計画的に増量したい人の食事設計に役立ちます。
式と図
用語・記号の解説
記号
| \(E\) | イー | 1日の目標カロリー(kcal/日)。維持カロリー(TDEE)に目標調整値を足した値で、この一部を炭水化物から摂ります。英語の energy(エネルギー)の頭文字です。 |
| \(B\) | ビー | 基礎代謝量(BMR)。何もしなくても1日に消費するカロリーの推定値(kcal/日)です。英語の Basal metabolic rate にちなんで、このページでは頭文字のBを使います。 |
| \(k\) | ケー | 活動係数。基礎代謝量の何倍のカロリーを1日に消費するかを表す倍率で、このページでは1.2〜1.9の6段階を使います。 |
| \(a\) | エー(小文字) | 目標調整値(kcal/日)。維持なら0、減量ならマイナス(−500/−1000)、増量ならプラス(+500/+1000)の値です。英語の adjustment(調整)の頭文字です。 |
| \(r\) | アール | 炭水化物から摂る割合。1日の目標カロリーのうち、炭水化物から摂る割合です(例:60%なら0.60)。英語の ratio(比率)の頭文字です。 |
| \(G\) | ジー | 求めたい炭水化物の1日のグラム数(g/日)。英語の gram の頭文字です。 |
| \(W\) | ダブリュー | 体重(kg)。基礎代謝量の推定式で使います。英語の weight の頭文字です。 |
| \(H\) | エイチ | 身長(cm)。基礎代謝量の推定式で使います。英語の height の頭文字です。 |
| \(A\) | エー(大文字) | 年齢(歳)。基礎代謝量の推定式で使います。英語の age の頭文字です。 |
| \(F\) | エフ | 体脂肪率を小数で表した値(例:20% → 0.20)。キャッチ・マカードル式で使います。英語の fat(脂肪)の頭文字です。 |
用語
| 炭水化物 | たんすいかぶつ | 体と脳の主なエネルギー源になる栄養素。ごはん・パン・麺・いも・果物・砂糖などに多く含まれます。消化されてエネルギーになる「糖質」と、消化されにくい「食物繊維」を合わせた呼び名で、たんぱく質・脂質と並ぶ三大栄養素の一つです。 |
| 糖質 | とうしつ | 炭水化物のうち、消化・吸収されてエネルギー(ブドウ糖など)になる部分。砂糖などの「糖類」と、ごはんやいもに多い「でんぷん」に大きく分かれます。「糖質制限」というときの糖質はこれを指します。 |
| 食物繊維 | しょくもつせんい | 炭水化物のうち、人の消化酵素ではほとんど消化されない部分。野菜・海藻・全粒穀物などに多く、腸の働きを整えるなどの役割があります。エネルギー源としてはほとんど数えられません。 |
| 精製炭水化物 | せいせいたんすいかぶつ | 白米・白いパンのように、精製の過程で食物繊維などを取り除いた炭水化物。同じグラム数でも全粒穀物より食物繊維やビタミンが少なく、血糖値も上がりやすいとされています。 |
| 全粒穀物 | ぜんりゅうこくもつ | 玄米・全粒粉パンのように、精製で食物繊維などを取り除いていない穀物。同じグラム数でも精製炭水化物より食物繊維やビタミンが多く、血糖値の上がり方も緩やかになるとされています。 |
| TDEE (1日の総消費エネルギー量) |
ティーディーイーイー | Total Daily Energy Expenditure の略。基礎代謝に運動や日常の活動の分を加えた、1日に消費するカロリーの合計(kcal/日)。「基礎代謝量 × 活動係数」で見積もります。維持カロリーとも呼ばれ、詳しくは関連ページの「TDEE計算機」をご覧ください。 |
| 基礎代謝量 (BMR) |
きそたいしゃりょう | 体温の維持・呼吸・心臓の動きなど、生きているだけで消費するエネルギー(kcal/日)。このページでは推定式(ミフリン・セントジョー式またはキャッチ・マカードル式)で計算します。 |
| 活動係数 | かつどうけいすう | 運動や日常の活動でどれだけカロリーを余分に使うかを表す倍率。基礎代謝量に掛けてTDEEを見積もります。このページでは1.2〜1.9の6段階の目安を使います。 |
| 除脂肪体重 | じょしぼうたいじゅう | 体重から体脂肪の重さを引いた、筋肉・骨・臓器などの重さ。体重 ×(1 − 体脂肪率)で求めます。キャッチ・マカードル式はこの値から基礎代謝量を推定します。 |
| アトウォーター係数 | アトウォーターけいすう | 栄養素1gあたりのエネルギーの換算係数。炭水化物は4 kcal/gで、日本の食品表示のカロリー計算にも使われている標準の値です。この計算機も同じ4 kcal/gを使っています。 |
| 日本人の食事摂取基準 | にほんじんのしょくじせっしゅきじゅん | 厚生労働省が定める、日本人のエネルギーと栄養素の摂取量の基準。おおむね5年ごとに改定され、現行は2025年版です。炭水化物の目標量は総カロリーの50〜65%(18歳以上共通)で、この計算機の割合の主役です。 |
| 目標量 | もくひょうりょう | 「日本人の食事摂取基準」で、生活習慣病の予防を目的として定められた摂取量の範囲。炭水化物では総カロリーの50〜65%(18歳以上共通)です。このページの50%・60%・65%の列がこの範囲にあたります。 |
| 米国の食事ガイドライン (参考) |
べいこくのしょくじガイドライン | 参考までに、米国の食事ガイドライン(DGA)で採用されている炭水化物の許容範囲(AMDR)は総カロリーの45〜65%で、日本の目標量50〜65%とおおむね重なります。このページの計算は日本の「日本人の食事摂取基準」を基準にしています。 |
| 糖質制限 (低炭水化物ダイエット) |
とうしつせいげん | 炭水化物(糖質)から摂るカロリーの割合を意図的に低くする食事法。このページの40%は「日本人の食事摂取基準」の目標量(50〜65%)より低い「炭水化物少なめ」の水準ですが、日本でロカボと呼ばれる緩やかな糖質制限(糖質1日70〜130gが目安)よりはかなり多い量にあたります。極端な制限は頭痛・便秘などの不調や栄養バランスの崩れにつながることがあるため、行う場合も専門家に相談するのが安全です。 |
前提として理解しておくといいこと
このページの計算を「意味がわかって」使えるようになるために、前提として理解しておくといいことをまとめました。
| 割合・百分率(小学5年) |
|
| 小数の掛け算・割り算(小学5年) |
|
| 正の数・負の数(中学1年) |
|
| 四捨五入と概数(小学4年) |
|
Excelで計算する方法
| 性別(男 または 女) | 男 |
| 体重(kg) | 60 |
| 身長(cm) | 180 |
| 年齢(歳) | 25 |
| 活動係数 | 1.375 |
| 目標調整値(kcal/日。維持は0・減量はマイナス) | -500 |
| 基礎代謝量(BMR)(kcal/日) | =10*B2+6.25*B3-5*B4+IF(B1="男",5,-161) |
| TDEE(維持カロリー)(kcal/日) | =ROUND(B7*B5,0) |
| 1日の目標カロリー(kcal/日) | =B8+B6 |
| 1日の目標カロリー(kcal/日) | 1707 |
| 炭水化物から摂る割合(例:60%なら0.6) | 0.6 |
| 炭水化物のグラム数(g/日) | =ROUND(B1*B2/4,0) |
1つ目の表のIF関数は、B1が「男」なら5を足し、それ以外(女)なら161を引くという、性別による定数の切り替えです。例の数値のままなら、基礎代謝量1605・TDEE2207・目標カロリー1707になります。
2つ目の表は、「日本人の食事摂取基準」の目標量(50〜65%)の範囲内にあたる割合60%の例で、炭水化物256(g/日)になります。B2を0.4に書き換えると171、0.5なら213、0.65なら277になり、このページのマトリクス表の1行分が再現できます。B列を自分の数値に書き換えるだけで使えます。
なお、このページの計算機はグラム数を四捨五入前のTDEEから計算するため、TDEEを四捨五入してから計算するこの表とは、境界付近の値でごくまれに結果が1gだけずれることがあります。
Googleスプレッドシートで計算する方法
| 性別(男 または 女) | 男 |
| 体重(kg) | 60 |
| 身長(cm) | 180 |
| 年齢(歳) | 25 |
| 活動係数 | 1.375 |
| 目標調整値(kcal/日。維持は0・減量はマイナス) | -500 |
| 基礎代謝量(BMR)(kcal/日) | =10*B2+6.25*B3-5*B4+IF(B1="男",5,-161) |
| TDEE(維持カロリー)(kcal/日) | =ROUND(B7*B5,0) |
| 1日の目標カロリー(kcal/日) | =B8+B6 |
| 1日の目標カロリー(kcal/日) | 1707 |
| 炭水化物から摂る割合(例:60%なら0.6) | 0.6 |
| 炭水化物のグラム数(g/日) | =ROUND(B1*B2/4,0) |
Pythonで計算する方法
sex = "男性" # "男性" または "女性"
age = 25 # 年齢(歳)
height_cm = 180 # 身長(cm)
weight_kg = 60 # 体重(kg)
activity_factor = 1.375 # 活動係数(1.2〜1.9。選び方は関連ページ「TDEE計算機」を参照)
goal_adjust = -500 # 目標調整値(kcal/日。維持は0、減量はマイナス、増量はプラス)
# 基礎代謝量(ミフリン・セントジョー式)→ TDEE → 1日の目標カロリー
bmr = 10 * weight_kg + 6.25 * height_cm - 5 * age
bmr = bmr + 5 if sex == "男性" else bmr - 161
tdee = bmr * activity_factor # 四捨五入前のTDEE(グラム数の計算にはこちらを使う)
calories = tdee + goal_adjust # 四捨五入前の目標カロリー
print(f"維持カロリー(TDEE): {round(tdee)} kcal/日")
print(f"1日の目標カロリー: {round(calories)} kcal/日")
# 炭水化物のグラム数(割合4通り。50〜65%が「日本人の食事摂取基準」の目標量の範囲。
# 熱量換算係数は4 kcal/g(アトウォーター係数)。四捨五入前のカロリーから計算して最後だけ整数へ丸める)
for ratio_pct in [40, 50, 60, 65]:
carb_g = round(calories * ratio_pct / 100 / 4)
print(f"カロリーの{ratio_pct}%を炭水化物から摂る場合: {carb_g} g/日")
数式記述言語(LaTeX等)での書き方(コピペ可)
E = B × k + a
E = B \times k + a
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
<mrow>
<mi>E</mi><mo>=</mo>
<mi>B</mi><mo>×</mo><mi>k</mi>
<mo>+</mo><mi>a</mi>
</mrow>
</math>
E = B xx k + a
b*k + a
E := B*k + a;
E = B*k + a;
E = B × k + a
G = E × r ÷ 4
G = \dfrac{E \times r}{4}
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
<mrow>
<mi>G</mi><mo>=</mo>
<mfrac>
<mrow><mi>E</mi><mo>×</mo><mi>r</mi></mrow>
<mn>4</mn>
</mfrac>
</mrow>
</math>
G = (E xx r) / 4
e*r/4
G := E*r/4;
G = E*r/4;
G = E × r / 4
ChatGPT に聞いて計算してもらう方法
あなたは炭水化物摂取量計算のアシスタントです。次の計算を、必ずPythonコードを実際に実行して行い、実行結果の数値だけを根拠に回答してください(暗算や推測で答えないでください)。 25歳・男性・身長180cm・体重60kgで、軽い運動をしている人(活動係数1.375)が、週0.5kgの減量(1日−500kcal)を目指します。 1. ミフリン・セントジョー式(男性:基礎代謝量 = 10 × 体重kg + 6.25 × 身長cm − 5 × 年齢 + 5)で基礎代謝量を求め、活動係数1.375を掛けて整数に四捨五入し(TDEE)、−500kcalを足して1日の目標カロリーを求めてください。 2. 目標カロリーの40%・50%・60%・65%をそれぞれ炭水化物から摂る場合の1日のグラム数を、熱量換算係数4 kcal/g(アトウォーター係数)で割って整数に四捨五入して求めてください。 3. 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」の炭水化物の目標量は総カロリーの50〜65%です。4つの割合のうちどれがこの範囲に入るかも示してください。 計算に使った式と、実行結果の数値を表にまとめて示してください。なお、これは健康な成人向けの目安であり、医学的な助言ではない旨も添えてください。
計算ドリル(演習問題)
このページの式を、自分の手で計算できるようになるための演習問題です。数値は計算しやすいように調整しています(換算係数はこのページの計算機と同じ 炭水化物1g = 4kcal(アトウォーター係数)を使います)。
答えと解説は解答ページにあります。
使い方
-
1数値を入力計算したい数値を入力欄に入力します
-
2計算「計算する」ボタンを押します
-
3結果を確認計算結果がその場に表示されます。計算の考え方や式の解説も同じページで確認できます
DataChefの特徴
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商用利用許諾の連絡も不要です
