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板取り計算
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棚板のたわみと耐荷重
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電気使用量(kWh)からの電気代・逆算計算機

「電気使用量から電気代」か「予算から使える電気使用量」かを選び、電気使用量(または予算)と、お使いのプランの単価を入力してください。段階料金のプランは「料金の形」で「段階料金」を選ぶと、段ごとの入力欄が出ます。

数値は半角で入力してください。基本料金と1kWhあたりの加算額は無ければ空欄(0)のままでかまいません。段階料金で第2段が最後の段(2段の料金)なら、第2段の上限を空欄にします。
計算結果・グラフ
左の入力欄に電気使用量(kWh)と単価を入れて「計算する」を押すと、ここに電気代の合計・段ごとの内訳・グラフが表示されます。

このページでできること

  • 検針票や電力会社のマイページに書かれている電気使用量(kWh)と、お使いのプランの単価を入れるだけで、その月の電気代の合計がその場でわかります
  • 「120kWhまでは○円、300kWhまでは△円、それを超えると□円」のような段階料金(最大3段)にも対応。段ごとの使用量と金額の内訳、合計を使用量で割った実効単価(1kWhあたり実際にいくら払っているか)も表示します
  • 基本料金(円/月)や、燃料費調整額・再生可能エネルギー発電促進賦課金のような「1kWhあたりの加算額」も加えて計算できます(加算額はマイナスの値も入力できます)
  • 「電気代を○円以内に抑えたい」ときは逆算モードに切り替えると、予算から使える電気使用量(kWh)を求められます(段階料金でも段を順に埋めて正確に逆算します)
  • 使用量と電気代の関係を折れ線グラフで表示。段階料金では段の境目で線の傾き(単価)が変わる様子が見えます
単価・段の区切り・基本料金はすべて入力欄です(プランによって値が違うため、この計算機では特定の電力会社・プランの数値を持っていません)。お使いのプランの単価は、検針票(電気ご使用量のお知らせ)や電力会社のサイト・マイページで確認できます。本文や入力例に出てくる「120kWhまで・300kWhまで」の区切りや単価は、段階料金の一般的な形を示すための例です。加算額の名称や単価もプラン・時期によって違うので、お使いの電力会社の明細で確認してください。家電の消費電力(W)と使用時間から電気代を見積もりたいときは、関連ページの「電気代計算機(消費電力からの電気使用量・電気代)」をお使いください。

この計算は何の役に立つ?

検針票の請求額の「内訳」を自分で確かめる

検針票やマイページには使用量(kWh)と請求額が書かれていますが、「なぜその金額になるのか」は内訳を計算してみないとわかりません。例えば使用量350kWh・基本料金900円・段階料金(120kWhまで20円、300kWhまで26円、超過30円)・加算額3.5円/kWhなら、従量料金8,580円+加算額1,225円+基本料金900円で合計10,705円です。
内訳を一度自分で計算できるようになると、「今月は加算額が上がったから高い」「使用量が第3段に入ったから高い」と原因を切り分けられるようになり、電気代の変化を納得して受け止められます(実際の請求額は1円未満の端数処理などで数円ずれることがあります)。

一人暮らし・新生活の電気代の予算を立てる

「電気代を月8,000円以内に収めたい」と決めたら、逆算で「何kWhまで使えるか」を出しておくと、月の途中でマイページの使用量を見て進み具合を確かめられます。例えば基本料金900円・一律単価30円/kWh・加算額2円/kWhなら、\((8000 - 900) \div 32 \fallingdotseq 221.9\) kWhが上限です。
金額ではなくkWhの目標にしておくと、単価が変わっても「使用量」という自分でコントロールできる数字で管理できます。

節電の効果を「一番高い段の単価」で正しく見積もる

段階料金では、減らした分の電気は一番上の段(一番高い単価)から減っていきます。使用量350kWhの家庭がエアコンの使い方を見直して30kWh減らすと、減るのは第3段の分なので節約額は \(30 \times (30 + 3.5) = 1005\) 円です。平均の実効単価(約30.6円/kWh)で計算した約918円より大きくなります。
逆に、使用量が第1段に収まっている家庭(例:100kWh)が10kWh減らしても、節約額は第1段の単価 \(10 \times (20 + 3.5) = 235\) 円にとどまります。この式を知っていると「同じ10kWhの節電でも、たくさん使っている家庭ほど効果が大きい」ことが数字でわかり、節電の優先順位を決めやすくなります。

家電の買い替えや太陽光の自家消費で「浮く電気代」を見積もる

省エネ家電への買い替えや、太陽光発電の電気を自宅で使う(自家消費)ことで、電力会社から買う電気の量(kWh)が減ります。減る金額は「減ったkWh × その分にかかっていた単価(+加算額)」で見積もれます。例えば月に60kWh減り、その分が第3段(30円/kWh)+加算額3.5円/kWhにかかっていたなら、月に \(60 \times 33.5 = 2010\) 円、年に約24,000円です。
この見積もりは「入力した単価と使用量のもとでの計算結果」であり、実際には季節による使用量の変化や単価の改定で変わります。買い替えや設置の判断は、数年分の幅を持って考えるのが安全です。

シェアハウス・二世帯住宅で電気代を使用量で分ける

電気のメーターが1つで、部屋ごとの子メーターで使用量(kWh)だけがわかる場合、金額の分け方には注意が必要です。段階料金では「使用量の比で請求額を分ける」と、たくさん使った人が安い段の恩恵を受けすぎたり、逆に基本料金の負担が偏ったりします。
公平に分ける一つの方法は、合計の実効単価(請求額 ÷ 合計kWh)に各人のkWhを掛けることで、これは「基本料金も段階の差もみんなで平均して負担する」という考え方です。負担の考え方を話し合うときに、この式を共通の土台にできます。

電気料金プランの比較を「同じ使用量」で行う

プランの比較で「単価が安い」だけを見ると、基本料金や段の区切りの違いで逆転することがあります。自分の使用量(例:350kWh)を固定して、それぞれのプランの基本料金・単価・段で電気代の合計を計算し、実効単価(円/kWh)で並べると、公平に比べられます。
使用量が少ない月と多い月の両方で計算しておくと、「夏冬は安いが春秋は高い」のような季節による違いも見えてきます。単価は改定されるので、比較はその時点の単価で行い、定期的に見直すのが確実です。

式

一律単価のときの電気代
数学表記 (一般的な数式)
\(C\) \(=\) \(E\) \(\times\) \((\) \(u\) \(+\) \(a\) \()\) \(+\) \(B\)
日本語表記 (記号を日本語に置き換えた式)
⑤ 電気代の合計 \(C\)(円) \(=\) ① 電気使用量 \(E\)(kWh) \(\times\) \((\) ② 電気料金単価 \(u\)(円/kWh) \(+\) ③ 1kWhあたりの加算額 \(a\)(円/kWh) \()\) \(+\) ④ 基本料金 \(B\)(円)
式を日本語で読むと
① 電気使用量 \(E\)(kWh) に
② 「 電気料金単価 \(u\)(円/kWh) と
③ 1kWhあたりの加算額 \(a\)(円/kWh) を足した、1kWhあたり実際に払う金額」を掛けて
④ 基本料金 \(B\)(円) を足すと
⑤ 電気代の合計 \(C\)(円) になる
簡単な例
電気使用量250kWh・単価30円/kWh・1kWhあたりの加算額2円/kWh・基本料金1,000円のときの電気代は
電気代の合計 \(C\)(円) \(=\) 電気使用量(250 kWh) \(\times\) \((\) 単価(30円/kWh) \(+\) 加算額(2円/kWh) \()\) \(+\) 基本料金(1,000円)
\(250 \times (30 + 2) + 1000 = 8000 + 1000 = 9000\)
考え方のポイント
電気代は大きく分けて「使った量に関係なくかかる固定の部分(基本料金)」と「使った量に比例する部分」の2つでできています。比例する部分の1kWhあたりの金額は、プランの単価 \(u\) だけでなく、燃料費調整額や再生可能エネルギー発電促進賦課金のような「1kWhあたり○円」の加算 \(a\) も含めた \(u + a\) です。加算額は見直しで変わることがあり、燃料費調整額のようにマイナスになるものもあるので、その月の検針票・明細に書かれている値を使ってください。 加算額が無いプラン(または無視してよいとき)は \(a = 0\)、基本料金が無いプランは \(B = 0\) として、この式のまま使えます。
段階料金の従量料金(段ごとの合計)
数学表記 (一般的な数式)
\(F\) \(=\) \(E_1\) \(\times\) \(u_1\) \(+\) \(E_2\) \(\times\) \(u_2\) \(+\) \(E_3\) \(\times\) \(u_3\)
日本語表記 (記号を日本語に置き換えた式)
⑦ 従量料金 \(F\)(円) \(=\) ① 第1段の使用量 \(E_1\)(kWh) \(\times\) ② 第1段の単価 \(u_1\) \(+\) ③ 第2段の使用量 \(E_2\)(kWh) \(\times\) ④ 第2段の単価 \(u_2\) \(+\) ⑤ 第3段の使用量 \(E_3\)(kWh) \(\times\) ⑥ 第3段の単価 \(u_3\)
式を日本語で読むと
① 第1段の使用量 \(E_1\)(kWh) に
② 第1段の単価 \(u_1\)(円/kWh) を掛けたもの(第1段の料金)と、
③ 第2段の使用量 \(E_2\)(kWh) に
④ 第2段の単価 \(u_2\)(円/kWh) を掛けたもの(第2段の料金)と、
⑤ 第3段の使用量 \(E_3\)(kWh) に
⑥ 第3段の単価 \(u_3\)(円/kWh) を掛けたもの(第3段の料金)を全部足すと
⑦ 従量料金 \(F\)(円) になる
簡単な例
電気使用量350kWhを「120kWhまで20円/kWh・300kWhまで26円/kWh・300kWh超30円/kWh」の段階料金で計算すると、段ごとの使用量は120kWh・180kWh・50kWhなので
従量料金 \(F\)(円) \(=\) 第1段(120 kWh) \(\times\) 20円/kWh \(+\) 第2段(180 kWh) \(\times\) 26円/kWh \(+\) 第3段(50 kWh) \(\times\) 30円/kWh
\(120 \times 20 + 180 \times 26 + 50 \times 30 = 2400 + 4680 + 1500 = 8580\)
考え方のポイント
段階料金で一番間違えやすいのは「350kWh使ったら全部が第3段の30円になる」と思ってしまうことです。正しくは、使用量を下の段から順に「積み上げて」いき、それぞれの段に入った分だけにその段の単価がかかります(所得税の累進課税と同じ仕組みです)。第1段の上限を \(L_1\)、第2段の上限を \(L_2\) とすると、段ごとの使用量は \(E_1 = \min(E,\ L_1)\)、\(E_2 = \min(E,\ L_2) - L_1\)(マイナスなら0)、\(E_3 = E - L_2\)(マイナスなら0) で求められます。例えば \(E = 350\)、\(L_1 = 120\)、\(L_2 = 300\) なら \(E_1 = 120\)、\(E_2 = 300 - 120 = 180\)、\(E_3 = 350 - 300 = 50\) です。使用量が第1段の上限に届かないとき(例:\(E = 80\))は \(E_1 = 80\)、\(E_2 = E_3 = 0\) になります。 段が2つしかないプランは \(E_3 = 0\)(第2段に上限なし)として、同じ式で計算できます。
電気代の合計と実効単価
数学表記 (一般的な数式)
\(C\) \(=\) \(F\) \(+\) \(a\) \(\times\) \(E\) \(+\) \(B\)
\(\bar{u}\) \(=\) \(C\) \(\div\) \(E\)
日本語表記 (記号を日本語に置き換えた式)
④ 電気代の合計 \(C\)(円) \(=\) ① 従量料金 \(F\)(円) \(+\) ② 1kWhあたりの加算額 \(a\)(円/kWh) \(\times\) 電気使用量 \(E\)(kWh) \(+\) ③ 基本料金 \(B\)(円)
⑥ 実効単価 \(\bar{u}\)(円/kWh) \(=\) ⑤ 電気代の合計 \(C\)(円) \(\div\) 電気使用量 \(E\)(kWh)
式を日本語で読むと
① 従量料金 \(F\)(円) に
② 1kWhあたりの加算額 \(a\)(円/kWh) を電気使用量 \(E\) の分だけ掛けたもの(加算額の合計)と
③ 基本料金 \(B\)(円) を足すと
④ 電気代の合計 \(C\)(円) になる。さらに
⑤ 電気代の合計 \(C\)(円) を電気使用量 \(E\) で割ると
⑥ 実効単価 \(\bar{u}\)(円/kWh) になる
簡単な例
従量料金8,580円(式2の例)・加算額3.5円/kWh・電気使用量350kWh・基本料金900円のときの電気代の合計と実効単価は
電気代の合計 \(C\)(円) \(=\) 従量料金(8,580円) \(+\) 加算額(3.5円/kWh) \(\times\) 使用量(350 kWh) \(+\) 基本料金(900円)
\(8580 + 3.5 \times 350 + 900 = 8580 + 1225 + 900 = 10705\)
\(\bar{u} = 10705 \div 350 \fallingdotseq 30.59\)
考え方のポイント
実効単価は「結局、1kWhあたりいくら払っているか」を表す値で、合計の電気代を使用量で割るだけで求められます。段階料金では使用量が増えるほど高い段の割合が増えるので実効単価は上がり、基本料金があるので使用量が少ないほど(固定費が薄まらず)実効単価は高くなります。 この値は、プラン同士の比較や「家電をこれだけ減らしたら何円浮くか」のざっくりした見積もりに便利です。ただし節約額を正確に見積もるときは、減らした分が一番上の段(例では30円/kWh+加算額3.5円)から減っていくことに注意してください。実効単価(30.59円)ではなく、その段の単価で計算するのが正確です。
予算から使える電気使用量(逆算)
数学表記 (一般的な数式)
\(E\) \(=\) \((\) \(P\) \(-\) \(B\) \()\) \(\div\) \((\) \(u\) \(+\) \(a\) \()\)
日本語表記 (記号を日本語に置き換えた式)
⑤ 使える電気使用量 \(E\)(kWh) \(=\) \((\) ① 予算 \(P\)(円) \(-\) ② 基本料金 \(B\)(円) \()\) \(\div\) \((\) ③ 電気料金単価 \(u\)(円/kWh) \(+\) ④ 1kWhあたりの加算額 \(a\)(円/kWh) \()\)
式を日本語で読むと
① 予算 \(P\)(円) から
② 基本料金 \(B\)(円) を引いて「使用量に回せるお金」を求め、それを
③ 「 電気料金単価 \(u\)(円/kWh) と
④ 1kWhあたりの加算額 \(a\)(円/kWh) を足した、1kWhあたり実際に払う金額」で割ると
⑤ 使える電気使用量 \(E\)(kWh) になる
簡単な例
予算10,000円・基本料金1,000円・単価30円/kWh・加算額2円/kWhのとき、予算内で使える電気使用量は
使える電気使用量 \(E\)(kWh) \(=\) \((\) 予算(10,000円) \(-\) 基本料金(1,000円) \()\) \(\div\) \((\) 単価(30円/kWh) \(+\) 加算額(2円/kWh) \()\)
\((10000 - 1000) \div (30 + 2) = 9000 \div 32 = 281.25\)
考え方のポイント
逆算は式1を \(E\) について解いただけです。「まず固定費(基本料金)を引く」「残りを1kWhあたりの実際の金額で割る」の2ステップで求められます。 段階料金のときは割り算1回では求められないので、予算から基本料金を引いた残りを、安い段から順に「段の幅 × その段の1kWhあたりの金額(単価+加算額)」で使っていきます。例えば残り9,805円(予算10,705円、基本料金900円)、加算額3.5円/kWh、段が「120kWhまで20円・300kWhまで26円・超過30円」なら 第1段:\(120 \times (20 + 3.5) = 2820\) 円を使って残り \(9805 - 2820 = 6985\) 円 第2段:\(180 \times (26 + 3.5) = 5310\) 円を使って残り \(6985 - 5310 = 1675\) 円 第3段:残り \(1675 \div (30 + 3.5) = 50\) kWh となり、使える電気使用量は \(120 + 180 + 50 = 350\) kWhです(式3の例の10,705円と一致します)。途中の段でお金が足りなくなったら、その段で「残り ÷ その段の金額」を足して終わりです。この計算機はこの手順を自動で行います。
電気代は「基本料金(固定)+ 使用量に比例する部分」でできています。一律単価なら「使用量 × (単価+加算額) + 基本料金」、段階料金なら使用量を安い段から順に積み上げて「段ごとの使用量 × その段の単価」を足し、加算額 × 使用量と基本料金を加えます。合計を使用量で割った実効単価が「1kWhあたり実際にいくら払っているか」で、予算から使える使用量は同じ式を逆向きにたどれば求められます。

用語・記号の解説

記号

\(E\) イー 電気使用量(電力量)。その月に使った電気の合計量で、単位はkWh(キロワット時)。英語の energy(エネルギー)の頭文字です。検針票では「ご使用量」などと書かれています。
\(u\) ユー 電気料金単価。電気1kWhあたりの料金(円/kWh)。英語の unit price(単価)の頭文字です。
\(a\) エー 1kWhあたりの加算額(円/kWh)。燃料費調整額や再生可能エネルギー発電促進賦課金のように、使用量1kWhあたりで上乗せされる金額の合計。英語の addition(加算)の頭文字です。マイナスのこともあります。
\(B\) ビー 基本料金(円/月)。使用量に関係なく毎月かかる固定の料金。英語の basic charge(基本料金)の頭文字です。
\(C\) シー 電気代の合計(円)。英語の cost(費用)の頭文字です。
\(L_1,\ L_2\) エル・いち、エル・に 段階料金の第1段・第2段の上限(kWh)。英語の limit(上限)の頭文字で、右下の小さい数字(添え字)が何段目かを表します。「120kWhまで」なら \(L_1 = 120\) です。
\(E_1,\ E_2,\ E_3\) イー・いち、イー・に、イー・さん 段ごとの使用量(kWh)。使用量 \(E\) を安い段から順に積み上げたときに、それぞれの段に入る量です。\(E_1 + E_2 + E_3 = E\) になります。
\(u_1,\ u_2,\ u_3\) ユー・いち、ユー・に、ユー・さん 段ごとの単価(円/kWh)。多くのプランでは段が上がるほど高くなります。
\(F\) エフ 従量料金(円)。使用量に応じてかかる料金のうち、段ごとの単価で計算した部分の合計。英語の(energy)fee の頭文字です。
\(\bar{u}\) ユー・バー 実効単価(円/kWh)。合計の電気代を使用量で割った「1kWhあたり実際に払っている金額」。記号の上の横線(バー)は、統計で平均を \(\bar{x}\) と書くのと同じで「ならした値」を表します。
\(P\) ピー 予算(円)。電気代をこの金額以内に抑えたい、という上限額。英語の budget(予算)の頭文字 B は基本料金で使っているので、このページでは plan(計画)の頭文字 P を予算の記号にしています。
\(\min(E,\ L_1)\) ミニマム \(E\) と \(L_1\) の小さいほう。英語の minimum(最小)の略で、「使用量が上限を超えていたら上限の値、超えていなければ使用量そのもの」を1つの式で書くための記号です。

用語

キロワット時
(kWh)
キロワットじ キロワットアワー 電力量(使った電気の合計量)の単位。1kW(1000W)の電力を1時間使い続けたときの電気の量が1kWhで、電気料金はこのkWhをもとに計算されます。検針票の「ご使用量 350kWh」のように使われます。
検針票 けんしんひょう 電力会社が毎月届ける「電気ご使用量のお知らせ」。その月の電気使用量(kWh)・請求額・単価などが書かれています。最近は紙ではなく電力会社のサイトやアプリで確認する形が増えています。
基本料金 きほんりょうきん 使用量に関係なく毎月かかる固定の料金。契約アンペア(契約容量)で決まるプランが多く、電気をまったく使わなくてもかかります(基本料金が無いプランもあります)。
従量料金 じゅうりょうりょうきん 使った量(kWh)に応じてかかる料金。「従量」は「量に従う」という意味で、単価 × 使用量で計算されます。段階料金では段ごとに計算して足します。
段階料金 だんかいりょうきん 使用量を「120kWhまで」「300kWhまで」「それ以上」のような段に分け、段ごとに違う単価を掛ける料金の形。使った量が多いほど高い単価の段に入るので、節電するほど1kWhあたりの負担も下がります。3段のものを三段階料金と呼びます。
一律単価 いちりつたんか 使用量に関係なく1kWhあたりの単価がずっと同じ料金の形。電気代は「使用量 × 単価 + 基本料金」のシンプルな式で計算できます。
実効単価 じっこうたんか 電気代の合計を使用量で割った「1kWhあたり実際にいくら払っているか」。基本料金・段階料金・加算額をすべて含めた平均の単価で、プランの比較やおおまかな節約額の見積もりに使います。
燃料費調整額 ねんりょうひちょうせいがく 発電に使う燃料(液化天然ガス・石炭・石油など)の価格の変動を電気料金に反映させるための加算(または減算)。「1kWhあたり○円」の形で定期的に見直され、燃料が安い時期はマイナスになることもあります。名称や単価は電力会社の検針票・明細で確認できます。
再生可能エネルギー発電促進賦課金 さいせいかのうエネルギーはつでんそくしんふかきん 太陽光や風力などの再生可能エネルギーで発電した電気の買取費用を、電気を使う人全体で負担する仕組みの加算。「1kWhあたり○円」の形で定期的に見直され、使用量に比例してかかります。「再エネ賦課金」と略されることがあります。単価は電力会社の検針票・明細で確認できます。
契約アンペア けいやくアンペア 同時に使える電気の大きさの上限(10A〜60Aなど)。多くの家庭向けプランでは、この値が大きいほど基本料金が高くなります。
累進 るいしん 量が増えるにつれて、増えた部分にだけ高い率(単価)がかかる仕組み。段階料金は電気の累進、所得税の税率は所得の累進です。「全部が高い率になる」わけではない点がポイントです。

前提として理解しておくといいこと

このページの計算を「意味がわかって」使えるようになるために、前提として理解しておくといいことをまとめました。
つまずいたら、この表の内容に戻って復習するのが近道です。

小数の掛け算・割り算(小学5年)
  • \(350 \times 3.5\) や \(10705 \div 350\) のような小数の掛け算・割り算ができること
  • 割り切れない割り算を「小数第2位まで」のように指定された位で四捨五入できること
単位量あたりの大きさ(小学5〜6年)
  • 「1kWhあたり30円」のような単位量あたりの金額に量を掛けると合計になる(\(30 \times 250 = 7500\))とわかること
  • 逆に合計を量で割ると「1つあたり」の値(実効単価)になるとわかること
文字を使った式と式の変形(中学1〜2年)
  • \(C = E(u + a) + B\) のように、量を文字で表した式の意味が読めること
  • 等式を \(E\) について解く(\(E = (C - B) \div (u + a)\))ように、式を変形して求めたい文字を左辺に出せること
一次関数のグラフ(中学2年)
  • \(y = ax + b\) のグラフで、傾き \(a\) が「\(x\) が1増えたときの \(y\) の増え方」、切片 \(b\) が「\(x = 0\) のときの \(y\)」だとわかること(電気代では傾き=単価、切片=基本料金)
  • 傾きが途中で変わる折れ線グラフを見て、「どの区間の傾きが大きいか」を読み取れること
電力・電力量(中学2年 理科)
  • 電力量(kWh)が「使った電気の合計量」で、電力(W)× 時間で求められるとわかること
  • 検針票の「使用量○kWh」がその電力量だとわかること

Excelで計算する方法

Excelファイルをダウンロード
式ごとにシートが分かれたExcelファイルです。貼り付け場所を気にせず、開いてすぐ使えます。
下の表を丸ごとコピーして、ExcelのA1セルに貼り付けるとそのまま使えます。
「一律単価のときの電気代」を求める表
電気使用量(kWh) 250
電気料金単価(円/kWh) 30
1kWhあたりの加算額(円/kWh) 2
基本料金(円) 1000
電気代の合計(円) =B1*(B2+B3)+B4
「段階料金の従量料金」を求める表
電気使用量(kWh) 350
第1段の上限(kWh) 120
第1段の単価(円/kWh) 20
第2段の上限(kWh) 300
第2段の単価(円/kWh) 26
第3段の単価(円/kWh) 30
第1段の使用量(kWh) =MIN(B1,B2)
第2段の使用量(kWh) =MAX(MIN(B1,B4)-B2,0)
第3段の使用量(kWh) =MAX(B1-B4,0)
従量料金(円) =B7*B3+B8*B5+B9*B6
「電気代の合計と実効単価」を求める表
従量料金(円) 8580
1kWhあたりの加算額(円/kWh) 3.5
電気使用量(kWh) 350
基本料金(円) 900
電気代の合計(円) =B1+B2*B3+B4
実効単価(円/kWh) =B5/B3
「予算から使える電気使用量」を求める表
予算(円) 10000
基本料金(円) 1000
電気料金単価(円/kWh) 30
1kWhあたりの加算額(円/kWh) 2
使える電気使用量(kWh) =(B1-B2)/(B3+B4)
貼り付けると、B列の上の欄が入力欄になり、緑の式のセルが自動計算の結果になります。
1つ目の表は一律単価の例で、B5に9000(円)と表示されます。2つ目の表は段階料金の例で、MIN(小さいほう)とMAX(大きいほう)を使って段ごとの使用量(B7〜B9に120・180・50)を求め、B10に従量料金8580(円)が出ます。
3つ目の表はその従量料金に加算額と基本料金を足す表で、B5に10705(円)、B6に実効単価約30.59(円/kWh)が表示されます。4つ目の表は逆算で、B5に281.25(kWh)と出ます。B列の数値をお使いのプランの値に書き換えるだけで使えます。

Googleスプレッドシートで計算する方法

Excelファイルをダウンロード
上のExcelファイルをダウンロードし、Googleドライブにアップロードして開くと、そのままスプレッドシートとして使えます。
下の表を丸ごとコピーして、GoogleスプレッドシートのA1セルに貼り付けるとそのまま使えます。
「一律単価のときの電気代」を求める表
電気使用量(kWh) 250
電気料金単価(円/kWh) 30
1kWhあたりの加算額(円/kWh) 2
基本料金(円) 1000
電気代の合計(円) =B1*(B2+B3)+B4
「段階料金の従量料金」を求める表
電気使用量(kWh) 350
第1段の上限(kWh) 120
第1段の単価(円/kWh) 20
第2段の上限(kWh) 300
第2段の単価(円/kWh) 26
第3段の単価(円/kWh) 30
第1段の使用量(kWh) =MIN(B1,B2)
第2段の使用量(kWh) =MAX(MIN(B1,B4)-B2,0)
第3段の使用量(kWh) =MAX(B1-B4,0)
従量料金(円) =B7*B3+B8*B5+B9*B6
「電気代の合計と実効単価」を求める表
従量料金(円) 8580
1kWhあたりの加算額(円/kWh) 3.5
電気使用量(kWh) 350
基本料金(円) 900
電気代の合計(円) =B1+B2*B3+B4
実効単価(円/kWh) =B5/B3
「予算から使える電気使用量」を求める表
予算(円) 10000
基本料金(円) 1000
電気料金単価(円/kWh) 30
1kWhあたりの加算額(円/kWh) 2
使える電気使用量(kWh) =(B1-B2)/(B3+B4)
四則演算とMIN・MAX関数だけの式なので、Excelと同じ式がそのまま使えます。表を丸ごとコピーしてA1セルに貼り付け、B列をお使いのプランの数値に書き換えてください。

Pythonで計算する方法

kwh = 350                       # 電気使用量(kWh)
base_fee = 900                  # 基本料金(円/月)。無ければ 0
extra_per_kwh = 3.5             # 1kWhあたりの加算額(円/kWh)。無ければ 0
# 段階料金:(上限kWh, 単価) を安い段から順に。最後の段は上限 None(上限なし)
# 一律単価なら [(None, 30)] のように1段だけ書く
tiers = [(120, 20), (300, 26), (None, 30)]

# 段ごとの使用量と料金(使用量を安い段から順に積み上げる)
energy_charge = 0
previous_limit = 0
for limit, unit_price in tiers:
    if limit is None:
        part = max(kwh - previous_limit, 0)
    else:
        part = max(min(kwh, limit) - previous_limit, 0)
        previous_limit = limit
    energy_charge += part * unit_price
    print(f"{part:.2f} kWh × {unit_price} 円/kWh = {part * unit_price:.2f} 円")

total = energy_charge + extra_per_kwh * kwh + base_fee
print(f"従量料金 {energy_charge:.2f} 円 / 加算額 {extra_per_kwh * kwh:.2f} 円 / 基本料金 {base_fee} 円")
print(f"電気代の合計 {total:.2f} 円 / 実効単価 {total / kwh:.2f} 円/kWh")

# 逆算:予算から使える電気使用量(段を順に埋める)
budget = 10705
remaining = budget - base_fee
available_kwh = 0
previous_limit = 0
for limit, unit_price in tiers:
    price_with_extra = unit_price + extra_per_kwh
    if limit is None:
        available_kwh += remaining / price_with_extra
        break
    cost_to_fill = (limit - previous_limit) * price_with_extra
    if remaining <= cost_to_fill:
        available_kwh += remaining / price_with_extra
        break
    available_kwh += limit - previous_limit
    remaining -= cost_to_fill
    previous_limit = limit
print(f"予算 {budget} 円で使える電気使用量 {available_kwh:.2f} kWh")
標準ライブラリだけで動きます。先頭の使用量・基本料金・加算額と、段のリスト tiers をお使いのプランの値に書き換えて実行してください。一律単価のプランは tiers を「[(None, 単価)]」の1段にします。後半は逆算で、予算 budget を書き換えると使える電気使用量が出ます。

数式記述言語(LaTeX等)での書き方(コピペ可)

一律単価のときの電気代
C = E × (u + a) + B
C = E \times (u + a) + B
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <mrow>
    <mi>C</mi>
    <mo>=</mo>
    <mi>E</mi>
    <mo>&#xD7;</mo>
    <mo>(</mo>
    <mi>u</mi>
    <mo>+</mo>
    <mi>a</mi>
    <mo>)</mo>
    <mo>+</mo>
    <mi>B</mi>
  </mrow>
</math>
C = E * (u + a) + B
cost = energy*(unitPrice + extra) + baseFee
C := E*(u + a) + B;
C = E*(u + a) + B;
C = E×(u + a) + B
段階料金の従量料金(段ごとの合計)
F = E₁×u₁ + E₂×u₂ + E₃×u₃
F = E_1 u_1 + E_2 u_2 + E_3 u_3
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <mrow>
    <mi>F</mi>
    <mo>=</mo>
    <msub><mi>E</mi><mn>1</mn></msub>
    <msub><mi>u</mi><mn>1</mn></msub>
    <mo>+</mo>
    <msub><mi>E</mi><mn>2</mn></msub>
    <msub><mi>u</mi><mn>2</mn></msub>
    <mo>+</mo>
    <msub><mi>E</mi><mn>3</mn></msub>
    <msub><mi>u</mi><mn>3</mn></msub>
  </mrow>
</math>
F = E_1 u_1 + E_2 u_2 + E_3 u_3
energyCharge = e1*u1 + e2*u2 + e3*u3
F := E1*u1 + E2*u2 + E3*u3;
F = E1*u1 + E2*u2 + E3*u3;
F = E_1 u_1 + E_2 u_2 + E_3 u_3
電気代の合計と実効単価
C = F + a × E + B,  ū = C ÷ E
C = F + aE + B, \quad \bar{u} = \frac{C}{E}
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <mrow>
    <mi>C</mi>
    <mo>=</mo>
    <mi>F</mi>
    <mo>+</mo>
    <mi>a</mi>
    <mi>E</mi>
    <mo>+</mo>
    <mi>B</mi>
    <mo>,</mo>
    <mspace width="1em"/>
    <mover><mi>u</mi><mo>&#xAF;</mo></mover>
    <mo>=</mo>
    <mfrac><mi>C</mi><mi>E</mi></mfrac>
  </mrow>
</math>
C = F + a E + B, bar u = C / E
total = energyCharge + extra*energy + baseFee; effectivePrice = total/energy
C := F + a*E + B; ubar := C/E;
C = F + a*E + B; u_bar = C/E;
C = F + aE + B, u̅ = C/E
予算から使える電気使用量(逆算)
E = (P − B) ÷ (u + a)
E = \frac{P - B}{u + a}
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <mrow>
    <mi>E</mi>
    <mo>=</mo>
    <mfrac>
      <mrow><mi>P</mi><mo>&#x2212;</mo><mi>B</mi></mrow>
      <mrow><mi>u</mi><mo>+</mo><mi>a</mi></mrow>
    </mfrac>
  </mrow>
</math>
E = (P - B) / (u + a)
energy = (budget - baseFee)/(unitPrice + extra)
E := (P - B)/(u + a);
E = (P - B)/(u + a);
E = (P − B)/(u + a)

ChatGPT に聞いて計算してもらう方法

あなたは電気料金計算アシスタントです。次の計算を、必ずPythonコードを実際に実行して行い、実行結果の数値だけを根拠に回答してください(暗算や推測で答えないでください)。

電気使用量は350kWhです。料金は段階料金で、120kWhまでは20円/kWh、120kWhを超えて300kWhまでは26円/kWh、300kWhを超えた分は30円/kWhです。基本料金は月900円、燃料費調整額などの1kWhあたりの加算額は合計3.5円/kWhです。
段階料金は、使用量を安い段から順に積み上げて「段ごとの使用量 × その段の単価」を足して従量料金を求め、それに「加算額 × 使用量」と基本料金を足して合計にしてください。
次の値をそれぞれ求めてください。
1. 段ごとの使用量(kWh)と料金(円)
2. 従量料金・加算額の合計・基本料金・電気代の合計(円)
3. 実効単価(合計 ÷ 使用量、円/kWh。小数第2位まで)
4. 逆に、同じ料金で電気代を9,000円以内に抑えるには、使用量を何kWh以内にすればよいか(基本料金を引いた残りを安い段から順に使い切る方法で)

計算に使った式と、実行結果の数値を示してください。

計算ドリル(演習問題)

このページの式を、自分の手で計算できるようになるための演習問題です。
答えと解説は解答ページにあります。


使い方
  1. 1
    数値を入力
    計算したい数値を入力欄に入力します
  2. 2
    計算
    「計算する」ボタンを押します
  3. 3
    結果を確認
    計算結果がその場に表示されます。計算の考え方や式の解説も同じページで確認できます
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