「部屋の寸法から畳数を求める」か「畳数から広さを求める」かを選び、畳の基準(江戸間・京間など)を選んでください。
このページでできること
- 部屋の縦・横の寸法(m・cm・mm)を入れるだけで、その部屋が「何畳の広さか」がわかります
- 同じ部屋が、江戸間・京間・中京間・団地間・六一間・不動産表示規約(1畳=1.62㎡)のそれぞれで何畳相当になるかを比較表で見られます
- 逆に「6畳」「4.5畳」のような畳数から、床面積(㎡・坪)と部屋の寸法の目安を求められます
- 畳1枚の寸法(長辺・短辺・面積)を規格ごとに確認でき、6畳・8畳などは畳の敷き方(祝儀敷き)の図も表示します
- 式のやさしい解説・Excel/Googleスプレッドシート/Python用のコピペ数式・計算ドリル(演習問題)もこのページにまとまっています
この計算は何の役に立つ?
同じ「和室6畳」でも、江戸間なら約9.27㎡、京間なら約10.93㎡と、その差は約1.67㎡=江戸間の畳1枚分以上あります。関西から関東に引っ越すと「同じ6畳なのに狭い」と感じるのはこのためです。
この式で内見前に実際の広さを㎡に直しておけば、手持ちの家具が入るか、ベッドや机をどう置くかを、地域の違いに惑わされずに比べられます。
不動産広告の畳数(帖数)は「1畳=1.62㎡以上」で表示するルールなので、「洋室6.0帖」は9.72㎡以上という意味です(広告の面積は壁の中心線で測った壁芯面積なので、内法の床はそれより少し狭めです)。逆に図面に「10.5㎡」とあれば \(10.5 \div 1.62 \fallingdotseq 6.48\) 帖です。
広告の帖数は実際の畳の寸法とは別の決まりなので、和室に本当に畳が6枚敷けるかは、部屋の寸法を江戸間・京間などの基準で割って確かめる必要があります。
ラグやカーペットは「江戸間6畳用」「本間(京間)6畳用」「中京間6畳用」のように、畳の基準ごとにサイズが分かれて売られています。江戸間の6畳は約3.52m×2.64m、京間の6畳は約3.82m×2.86mと、同じ6畳用でも30cm近く違います。
自分の部屋の縦・横を測って、どの基準の何畳分に近いかを確かめてから選ぶと、「敷いてみたら壁に届かない・はみ出す」という失敗を減らせます。
畳の表替えや新調は「畳1枚あたりの料金×枚数」で見積もられるので、部屋の畳数がそのまま枚数になります(8畳なら8枚、4.5畳なら畳4枚と半畳1枚)。
寸法を測って基準を確かめておくと、「団地間の部屋に江戸間の畳を注文してしまった」というような寸法違いを防げます。実際の畳は部屋ごとに採寸して作るため、注文前には畳店に採寸してもらうのが確実です。
畳をフローリングやクッションフロアに張り替えるときは、まず畳数を㎡に直して床材の必要量を出します。江戸間の6畳なら約9.27㎡、団地間の6畳なら約8.64㎡です。
この床面積に、切り落としの分(ロス率)を上乗せして床材の枚数やケース数を出すのが、張り替え見積りの第一歩です。
式と図
用語・記号の解説
記号
| \(a\) | エー | 畳1枚の長辺(長い方の辺)の長さ(m)。尺で決まった寸法に \(\dfrac{10}{33}\) を掛けてメートルにします。江戸間なら5.8尺≒1.7576m。 |
| \(b\) | ビー | 畳1枚の短辺(短い方の辺)の長さ(m)。どの規格でも長辺のちょうど半分です。江戸間なら2.9尺≒0.8788m。 |
| \(j\) | ジェー | 畳1枚の面積(㎡)。畳(jo)の頭文字です。\(j = a \times b\) で、規格によって値が変わります(京間≒1.8223、六一間≒1.7084、中京間≒1.6529、江戸間≒1.5445、団地間≒1.4399、不動産表示規約=1.62)。 |
| \(L\) | エル | 部屋の縦の長さ(m)。Length(長さ)の頭文字です。壁の内側から内側まで(内法)で測ります。 |
| \(W\) | ダブリュー | 部屋の横の長さ(m)。Width(幅)の頭文字です。縦と横はどちらがどちらでも計算結果は同じです。 |
| \(S\) | エス | 部屋の床面積(㎡)。Square(平方)や Surface(面)の頭文字に由来するといわれます。\(S = L \times W\)、または \(S = n \times j\) で求めます。 |
| \(n\) | エヌ | 畳数(畳の枚数)。number(数)の頭文字です。\(n = S \div j\) で求め、6.29のように小数になることもあります。 |
| \(T\) | ティー | 坪数。tsubo(坪)の頭文字です。\(T = S \times \dfrac{121}{400}\) で求めます。 |
| \(\dfrac{10}{33}\) | さんじゅうさんぶんのじゅう | 1尺をメートルで表した値(1尺=\(\dfrac{10}{33}\) m ≒ 0.30303m)。尺に掛けるとメートルになります。この分数が畳の面積の分母(1089=33²、242=2×11² など)のもとになっています。 |
用語
| 畳 | たたみ | 和室の床に敷く、い草の表を付けた厚い敷物。長辺:短辺=2:1の長方形で、寸法は地域や建物の種類によって決まった規格(江戸間・京間・中京間・団地間・六一間)があります。「6畳」のように、部屋の広さを表す単位としても使います。 |
| 帖 | じょう | 部屋の広さを表すときの「畳」の別の書き方。畳を敷かない洋室でも広さを畳の枚数で表せるように、「畳」の代わりに「帖」と書く慣習があります。意味も広さも「畳」と同じで、不動産広告では1帖=1.62㎡以上として表示されます。 |
| 江戸間 (関東間) |
えどま(かんとうま) | 畳の寸法の基準の1つで、主に関東・東北・北海道など東日本で使われる5.8尺×2.9尺(≒1.7576m×0.8788m、約1.5445㎡)。「五八間(ごはちま)」とも呼びます。柱割りで作られる家に合わせた寸法のため、京間より一回り小さく、全国的に最も多く使われています。 |
| 京間 (本間) |
きょうま(ほんま) | 畳の寸法の基準の1つで、主に関西・中国・四国・九州など西日本で使われる6.3尺×3.15尺(≒1.9091m×0.9545m、約1.8223㎡)。畳割りで作られる家の寸法で、規格の中で最も大きく、同じ畳数でも江戸間より2割近く(約1.18倍)広くなります。 |
| 中京間 | ちゅうきょうま | 畳の寸法の基準の1つで、主に愛知・岐阜・三重など名古屋周辺(東北・北陸・沖縄の一部でも)で使われる6尺×3尺(≒1.8182m×0.9091m、約1.6529㎡)。「三六間(さぶろくま)」とも呼びます。2枚並べるとちょうど1間四方=1坪になります。 |
| 団地間 | だんちま | 畳の寸法の基準の1つで、公団住宅・アパート・マンションなどの集合住宅で使われる5.6尺×2.8尺(≒1.6970m×0.8485m、約1.4399㎡)。「五六間(ごろくま)」とも呼びます。規格の中で最も小さく、物件によって寸法にばらつきがあります。 |
| 六一間 | ろくいちま | 畳の寸法の基準の1つで、主に山陰・山陽地方(鳥取・島根・岡山・広島・山口)の一部で使われる6.1尺×3.05尺(≒1.8485m×0.9242m、約1.7084㎡)。京間と中京間の中間の大きさです。 |
| 不動産表示規約 | ふどうさんひょうじきやく | 不動産広告の書き方を定めた業界の決まり(不動産の表示に関する公正競争規約)。部屋の広さを畳数(帖数)で書くときは「1畳=1.62㎡以上」で換算するよう定められているため、広告の「6帖」は少なくとも9.72㎡あるという意味になります。この面積は壁の中心線で測った壁芯面積なので、内法で測った実際の床はそれより少し狭くなります。実際の畳の寸法とは関係のない、面積だけの決まりです。 |
| 尺 | しゃく | 尺貫法の長さの単位。1尺=\(\dfrac{10}{33}\) m(約30.3cm)と定められています。畳や坪の寸法はこの尺がもとになっています。 |
| 間 | けん | 尺貫法の長さの単位。1間=6尺(約1.82m)。家の柱と柱の間隔の基本の長さで、畳の長辺や坪(1間四方)の寸法はこの間がもとになっています。 |
| 坪 | つぼ | 尺貫法の面積の単位。1坪=1間四方(約1.82m×1.82m)=\(\dfrac{400}{121}\) ㎡ ≒ 3.3058㎡で、中京間の畳2枚分に相当します。土地や建物の広さの目安として今も広く使われています。 |
| 内法 | うちのり | 壁の内側から内側までを測った寸法。畳数や床面積は、柱や壁の厚みを除いたこの内法で考えます。図面の「壁芯(壁の中心線どうしの距離)」で測った面積より少し小さくなります。 |
| 畳割り | たたみわり | 畳の寸法を先に決め、それに合わせて柱を立てる家の作り方。京間の家はこの方式なので、どの部屋でも畳の寸法が同じで、畳を別の部屋に移して使えます。 |
| 柱割り | はしらわり | 柱の中心どうしの間隔(1間=6尺)を先に決め、柱の太さの分だけ畳を小さくする家の作り方。江戸間の家はこの方式なので、畳の長辺は6尺より短い5.8尺前後になり、部屋ごとに畳の寸法が少しずつ違うこともあります。 |
| 祝儀敷き | しゅうぎじき | 畳の角が1か所に4枚集まらない(十字の目地ができない)ように、畳をぐるりと回すように敷く並べ方。普段の和室はこの敷き方が基本で、このページの図もこの一例です。 |
| 不祝儀敷き | ぶしゅうぎじき | 畳を同じ向きにそろえて敷き、角が十字に集まる並べ方。葬儀などの場で使われる敷き方で、普段の和室では避けるのが慣習です(旅館の大広間など、畳を並べ替えやすくするために使うこともあります)。 |
| 半畳 | はんじょう | 畳を半分にした正方形の畳。4.5畳(四畳半)の部屋の真ん中や、部屋の寸法の調整に使います。面積は畳1枚の半分で、畳数では「0.5」と数えます。 |
前提として理解しておくといいこと
このページの計算を「意味がわかって」使えるようになるために、前提として理解しておくといいことをまとめました。
| 長方形の面積(小学4年) |
|
| 小数の掛け算・割り算(小学5年) |
|
| 分数の掛け算(小学6年) |
|
| 長さ・面積の単位の換算(小学2〜6年) |
|
| 概数・四捨五入(小学4年) |
|
Excelで計算する方法
| 畳の長辺(尺) | 5.8 |
| 畳の短辺(尺) | 2.9 |
| 1尺の長さ(m) | =10/33 |
| 長辺(m) | =B1*B3 |
| 短辺(m) | =B2*B3 |
| 畳1枚の面積(㎡) | =B4*B5 |
| 部屋の縦の長さ(m) | 3.6 |
| 部屋の横の長さ(m) | 2.7 |
| 床面積(㎡) | =B1*B2 |
| 畳1枚の面積(㎡) | =1682/1089 |
| 畳数 | =B3/B4 |
| 畳数 | 6 |
| 畳1枚の面積(㎡) | =1682/1089 |
| 床面積(㎡) | =B1*B2 |
| 床面積(㎡) | 9.72 |
| 坪数 | =B1*121/400 |
1つ目の表は、尺で入力した寸法に「10/33」(1尺のm)を掛けてメートルに直してから、長辺×短辺で面積を出しています(B6に約1.5445と表示されます)。
2つ目の表は床面積9.72㎡を江戸間の畳1枚の面積で割り、B5に約6.29(畳)が出ます。畳1枚の面積(B4)は基準に合わせて「=441/242」(京間)、「=3721/2178」(六一間)、「=200/121」(中京間)、「=1568/1089」(団地間)、「1.62」(不動産表示規約)に書き換えてください。
3つ目の表のB3は約9.2672㎡、4つ目の表のB2は2.9403坪になります。
Googleスプレッドシートで計算する方法
| 畳の長辺(尺) | 5.8 |
| 畳の短辺(尺) | 2.9 |
| 1尺の長さ(m) | =10/33 |
| 長辺(m) | =B1*B3 |
| 短辺(m) | =B2*B3 |
| 畳1枚の面積(㎡) | =B4*B5 |
| 部屋の縦の長さ(m) | 3.6 |
| 部屋の横の長さ(m) | 2.7 |
| 床面積(㎡) | =B1*B2 |
| 畳1枚の面積(㎡) | =1682/1089 |
| 畳数 | =B3/B4 |
| 畳数 | 6 |
| 畳1枚の面積(㎡) | =1682/1089 |
| 床面積(㎡) | =B1*B2 |
| 床面積(㎡) | 9.72 |
| 坪数 | =B1*121/400 |
Pythonで計算する方法
from fractions import Fraction
shaku = Fraction(10, 33) # 1尺 = 10/33 m
# 畳の基準ごとの長辺・短辺(尺)
tatami_shaku = {
"京間": (Fraction("6.3"), Fraction("3.15")),
"六一間": (Fraction("6.1"), Fraction("3.05")),
"中京間": (Fraction(6), Fraction(3)),
"江戸間": (Fraction("5.8"), Fraction("2.9")),
"団地間": (Fraction("5.6"), Fraction("2.8")),
}
room_length_m = Fraction("3.6") # 部屋の縦の長さ(m)
room_width_m = Fraction("2.7") # 部屋の横の長さ(m)
jo_count = 6 # 畳数→広さ を求めたいときの畳数
standard = "江戸間" # 畳の基準
floor_area = room_length_m * room_width_m # 床面積 S = L × W
tsubo = floor_area * Fraction(121, 400) # 坪 T = S × 121/400
print(f"床面積: {float(floor_area):.4f} ㎡({float(tsubo):.4f} 坪)")
# 基準ごとの畳1枚の面積 j = a × b と、床面積 ÷ j の畳数
for name, (long_shaku, short_shaku) in tatami_shaku.items():
jo_area = (long_shaku * shaku) * (short_shaku * shaku)
print(f"{name}: 1畳 = {jo_area} ㎡ ≒ {float(jo_area):.4f} ㎡ → {float(floor_area / jo_area):.2f} 畳")
jo_area_fudosan = Fraction("1.62") # 不動産表示規約(1畳 = 1.62 ㎡)
print(f"不動産表示規約: {float(floor_area / jo_area_fudosan):.2f} 畳")
# 畳数 → 床面積 S = n × j
long_shaku, short_shaku = tatami_shaku[standard]
jo_area = (long_shaku * shaku) * (short_shaku * shaku)
area_from_count = jo_count * jo_area
print(f"{standard}の{jo_count}畳: {float(area_from_count):.4f} ㎡({float(area_from_count * Fraction(121, 400)):.4f} 坪)")
数式記述言語(LaTeX等)での書き方(コピペ可)
j = a × b
j = a \times b
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
<mrow>
<mi>j</mi>
<mo>=</mo>
<mi>a</mi>
<mo>×</mo>
<mi>b</mi>
</mrow>
</math>
j = a * b
j = a*b
j := a*b;
j = a*b;
j = a × b
S = L × W, n = S ÷ j
S = L \times W,\quad n = \frac{S}{j}
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
<mrow>
<mi>S</mi><mo>=</mo><mi>L</mi><mo>×</mo><mi>W</mi>
<mo>,</mo>
<mi>n</mi><mo>=</mo>
<mfrac><mi>S</mi><mi>j</mi></mfrac>
</mrow>
</math>
S = L * W, n = S / j
S = L*W; n = S/j
S := L*W; n := S/j;
S = L*W; n = S/j;
S = L × W, n = S/j
S = n × j
S = n \times j
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
<mrow>
<mi>S</mi>
<mo>=</mo>
<mi>n</mi>
<mo>×</mo>
<mi>j</mi>
</mrow>
</math>
S = n * j
S = n*j
S := n*j;
S = n*j;
S = n × j
T = S × 121/400
T = S \times \frac{121}{400}
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
<mrow>
<mi>T</mi>
<mo>=</mo>
<mi>S</mi>
<mo>×</mo>
<mfrac><mn>121</mn><mn>400</mn></mfrac>
</mrow>
</math>
T = S * 121/400
T = S*121/400
T := S*121/400;
T = S*121/400;
T = S × 121/400
ChatGPT に聞いて計算してもらう方法
あなたは住まいの寸法計算のアシスタントです。次の計算を、必ずPythonコードを実際に実行して行い、実行結果の数値だけを根拠に回答してください(暗算や推測で答えないでください)。 畳の寸法は「1尺=10/33 m」で換算し、京間=6.3尺×3.15尺、六一間=6.1尺×3.05尺、中京間=6尺×3尺、江戸間=5.8尺×2.9尺、団地間=5.6尺×2.8尺、不動産表示規約=1畳1.62㎡とします。 縦3.6m×横2.7mの部屋について、次の値をそれぞれ求めてください。 1. 床面積(㎡)と坪数(㎡×121/400) 2. 6つの基準それぞれの畳1枚の面積(㎡・小数第4位まで) 3. 6つの基準それぞれで数えた畳数(小数第2位まで) 4. 逆に、江戸間の6畳の床面積(㎡) 計算に使った式と、実行結果の数値を示してください。
計算ドリル(演習問題)
このページの式を、自分の手で計算できるようになるための演習問題です。
答えと解説は解答ページにあります。
使い方
-
1数値を入力計算したい数値を入力欄に入力します
-
2計算「計算する」ボタンを押します
-
3結果を確認計算結果がその場に表示されます。計算の考え方や式の解説も同じページで確認できます
DataChefの特徴
専門知識不要、直感的で簡単な操作
個人情報を登録することなく使用できます
「ダウンロード」押下でファイルを自動削除
クレジット表記不要
商用利用許諾の連絡も不要です
