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巾木・廻り縁の長さ
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ブラインドの採寸
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額縁の取り付け高さと配置
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排水勾配と高低差
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木材の材積(m³・才)
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フェンスの本数
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木材の収縮量(含水率変化)
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接着剤・コーキングの必要量
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部屋の熱損失の目安
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家具の搬入可否
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引越しのダンボール枚数
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収納・棚の容量
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板取り計算
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棚板のたわみと耐荷重
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導関数計算機(多項式の微分・微分係数・増減表・極値)

微分する多項式 f(x) の次数・係数を入力してください。微分係数(接線の傾き)も知りたいときは、求める点 t を入力します。下の数式は入力欄と連動していて、係数の部分を直接書き換えても計算できます。

数値は半角で入力してください。小数・負の数・3/4 のような分数が使えます。x が付く項の係数の空欄は 1(x² は 1x² の意味)、定数項の空欄は 0 として扱います。使わない項には 0 を入力してください。
計算結果・グラフ
左の入力欄に係数を入れて「計算する」を押すと、ここに結果とグラフが表示されます。

このページでできること

  • 多項式 \(f(x)\)(1次〜4次)を微分した導関数 \(f'(x)\) を、係数を入れるだけでその場で求められます
  • 指定した点 \(x = t\) での微分係数 \(f'(t)\)(その点での接線の傾き)も同時に計算。答えは \(\dfrac{3}{4}\) のような約分済みの分数(厳密値)と小数の両方で表示します
  • \(f'(x) = 0\) を解いて、教科書と同じ形の増減表と極大値・極小値まで自動で作ります
  • 計算機には手書きと同じ \(\dfrac{d}{dx}\) の式が表示され、係数の部分を直接書き換えて計算することもできます
  • \(f(x)\) と \(f'(x)\) を重ねたグラフで、「\(f'(x)\) がプラスの区間で \(f(x)\) が増加する」という対応を目で見て確認できます
対象は多項式(整式)の微分です。分数関数・三角関数・指数関数・対数関数などの微分には対応していません。極値の位置が分数や√で表せない場合は、小数の近似値で表示します。

この計算は何の役に立つ?

速度・加速度を求める(物理・乗り物)

「位置を時間で微分すると速度、速度を微分すると加速度」という関係があり、微分は運動を記述する基本の道具です。例えば、投げ上げたボールの高さが \(h = 20t - 5t^2\)(m)なら、速度は微分して \(h' = 20 - 10t\)(m/秒)。\(h' = 0\) になる \(t = 2\) 秒が最高点に達する瞬間です。
ロケットの軌道計算も自動車の自動ブレーキも、「いま位置がどう変化しているか」を微分でとらえることから始まります。

一番得な形・量を設計する(製造・パッケージ設計)

「同じ材料で容積が最大になる箱の寸法は?」「缶の表面積(材料費)が最小になる半径は?」——こうした設計の問題は、容積や面積を式で表して微分し、極値を探すことで解けます。増減表で「どこまで増えてどこから減るか」がわかるので、一番よい寸法が計算だけで求められます。
飲料缶や梱包箱のような身の回りの工業製品の形には、この種の最適化の考え方が生きています。

利益が最大になる生産量を求める(経済学・経営)

経済学では、生産量を1単位増やしたときの費用の増え方(限界費用)や収入の増え方(限界収入)を、費用・収入の関数の微分として定義します。利益の関数を微分して \(0\) になる点=極大を探せば、「利益が最大になる生産量」の目安が計算できます。
「もう1個作ると得か損か」という経営判断を、傾きの符号で判定しているわけです。

AI(機械学習)の学習を支える勾配降下法

機械学習のモデルは、「予測の外れ具合」を表す関数(損失関数)が小さくなる方向へパラメータを少しずつ動かして学習します。その「小さくなる方向」を教えてくれるのが微分(勾配)で、この方法を勾配降下法といいます。
画像認識も機械翻訳も、内部では「微分して傾きの下り方向へ進む」計算を膨大に繰り返しています。増減表の「\(f'(x)\) がマイナスなら減少」という考え方そのものです。

薬の血中濃度のピークを予測する(薬学・医療)

飲み薬の血中濃度は「吸収で増え、分解・排出で減る」ため、時間の関数として山なりのカーブを描きます。濃度の関数を微分して \(0\) になる時刻を求めると、濃度がピークになる時刻(Tmax)が予測できます。
「食後に飲む」「6時間あけて飲む」といった用法の設計には、このような濃度カーブの解析が使われています(実際の体内動態は個人差があるため、モデル式による目安です)。

式とグラフ

微分係数(接線の傾き)の定義
グラフ
数学表記 (一般的な数式)
\(f'(a)\) \(=\) \(\lim_{h \to 0}\) \(\dfrac{f(a+h) - f(a)}{h}\)
日本語表記 (記号を日本語に置き換えた式)
③ \(x = a\) での微分係数(接線の傾き) \(f'(a)\) \(=\) ② 幅 \(h\) を \(0\) に限りなく近づける(極限) ① \(x\) が \(a\) から \(a+h\) まで変わる間の平均変化率
式を日本語で読むと
① \(x\) が \(a\) から \(a+h\) まで変わるときの 平均変化率(\(y\) の変化 ÷ \(x\) の変化) を求め、
② 幅 \(h\) を \(0\) に限りなく近づける(極限) と
③ \(x = a\) での微分係数(接線の傾き) になる
簡単な例
\(f(x) = x^{2}\) の \(x = 1\) での微分係数は(まず平均変化率を計算してから、\(h\) を \(0\) に近づける)
\(x = 1\) での微分係数 \(=\) \(h\) を \(0\) に近づける \(1\) から \(1+h\) までの平均変化率
\(\dfrac{f(1+h) - f(1)}{h} = \dfrac{(1+h)^{2} - 1^{2}}{h} = \dfrac{2h + h^{2}}{h} = 2 + h\)
\(f'(1) = \lim_{h \to 0}\,(2 + h) = 2\)
考え方のポイント
微分係数は「その一瞬の変化の割合」です。車のスピードメーターが表示する「時速60km」は、1時間走った平均ではなく「その瞬間の速さ」——これが微分係数のイメージです。 2点を結ぶ直線の傾き(平均変化率)を求めておいて、2点の間隔 \(h\) を \(0\) に限りなく近づけると、直線はその点で曲線に接する接線に近づきます。だから微分係数は接線の傾きと一致します。 そして「\(x = a\) を決めるたびに微分係数 \(f'(a)\) が1つ決まる」ので、これ自体を \(x\) の関数と見ることができます。それが導関数 \(f'(x)\) です。
べき関数(\(x^n\) の形の関数)の微分公式
数学表記 (一般的な数式)
\(\left(x^{n}\right)'\) \(=\) \(n\) \(x^{n-1}\)
日本語表記 (記号を日本語に置き換えた式)
③ \(x^n\) の導関数 \(=\) ① 前に降ろした指数 \(n\) ② 指数を1減らした \(x^{n-1}\)
式を日本語で読むと
① 指数 \(n\) を前に降ろして掛け、
② 指数を1減らした \(x^{n-1}\) を掛けると
③ \(x^n\) の導関数 になる
簡単な例
\(x^{3}\) を微分すると(指数の 3 を前に降ろし、指数を 1 減らして 2 にする)
\(x^3\) の導関数 \(=\) 前に降りた 3 \(\times\) 指数を1減らした \(x^2\)
\(\left(x^{3}\right)' = 3x^{2}\)
\(\left(2x^{3}\right)' = 2 \times 3x^{2} = 6x^{2}\)
考え方のポイント
この公式に、次の3つのルールを合わせると、多項式はすべて微分できます。 ①定数倍はそのまま前に残します(例:\((2x^{3})' = 2 \times 3x^{2} = 6x^{2}\))。②足し算・引き算は項ごとに微分してつなぎます。③定数(数字だけの項)の微分は \(0\) です(変化しないものの変化の割合は \(0\))。 \(n = 1\) のときは \((x)' = 1\) です(\(x^{0} = 1\) なので公式どおり)。 積分の公式(指数を1増やして \(n+1\) で割る)とちょうど逆の操作になっています。「微分して \(f(x)\) に戻る関数」を探す積分の検算にも、この公式が使えます。
導関数の符号と増減・極値
グラフ
数学表記 (一般的な数式)
\(f'(x)\) \(>\) \(0\) \(\Longrightarrow\) \(\nearrow\)
\(f'(x)\) \(<\) \(0\) \(\Longrightarrow\) \(\searrow\)
日本語表記 (記号を日本語に置き換えた式)
① 導関数の値(接線の傾き) \(>\) ゼロ \(\Longrightarrow\) ② \(f(x)\) は増加(グラフは右上がり)
③ 導関数の値(接線の傾き) \(<\) ゼロ \(\Longrightarrow\) ④ \(f(x)\) は減少(グラフは右下がり)
式を日本語で読むと
① 導関数 \(f'(x)\) の値がプラス の区間では
② \(f(x)\) は増加(グラフは右上がり) し、
③ 導関数 \(f'(x)\) の値がマイナス の区間では
④ \(f(x)\) は減少(グラフは右下がり) する
簡単な例
\(f(x) = x^{3} - 3x\)(導関数は \(f'(x) = 3x^{2} - 3\))の増減は
\(x < -1\)、\(1 < x\) で \(f'(x) > 0\) \(\Longrightarrow\) 増加
\(-1 < x < 1\) で \(f'(x) < 0\) \(\Longrightarrow\) 減少
\(f'(x) = 3x^{2} - 3 = 3(x + 1)(x - 1)\)
\(f'(-2) = 9 > 0,\quad f'(0) = -3 < 0,\quad f'(2) = 9 > 0\)
考え方のポイント
増減の切り替わりの点が極値です。増加から減少に切り替わる山のてっぺんが極大、減少から増加に切り替わる谷底が極小で、そこでの \(f(x)\) の値を極大値・極小値といいます。切り替わりの点では接線が水平になるので、極値の候補は \(f'(x) = 0\) を解けば見つかります。 ただし \(f'(a) = 0\) でも極値になるとは限りません。例えば \(f(x) = x^{3}\) は \(f'(0) = 0\) ですが、\(f'(x) = 3x^{2}\) は \(x = 0\) の前後どちらもプラスなので、増加のまま——極値ではありません。「\(f'(x)\) の符号が変わるかどうか」まで確かめる必要があり、それを整理する表が増減表です。 「極」の字のとおり、極大値・極小値は「その付近で」一番大きい・小さい値で、グラフ全体での最大・最小とは別物です(この違いは最大・最小の問題で重要になります)。
多項式の微分は、各項を公式 \((x^{n})' = nx^{n-1}\)(指数を前に降ろして、指数を1減らす)で微分するだけで計算できます。できあがった導関数 \(f'(x)\) は「各点での接線の傾き」を表す関数で、\(f'(x)\) がプラスの区間で \(f(x)\) は増加、マイナスの区間で減少します。符号の変わり目が極大・極小です。

用語・記号の解説

記号

\(f'(x)\) エフダッシュエックス エフプライムエックス \(f(x)\) を微分してできる導関数。右上の \(' \)(ダッシュ、プライム)が「微分した」ことを表す記号です。\(x\) に値を入れると、その点での接線の傾きが返ってきます。
\(f'(a)\) エフダッシュエー \(x = a\) での微分係数。導関数 \(f'(x)\) に \(x = a\) を代入した値のことで、点 \((a,\ f(a))\) での接線の傾きを表します。
\(\dfrac{d}{dx}\) ディーディーエックス 「\(x\) で微分する」ことを表す記号。\(d\) は difference(差)の頭文字で、「ごくわずかな変化」という意味です。\(\dfrac{d}{dx}f(x)\) は \(f'(x)\) と同じ意味で、この計算機の数式にも使われています。
\(\displaystyle\lim_{h \to 0}\) リミット・エイチを0に近づける 極限を表す記号。limit(極限)の頭3文字で、「\(h\) を \(0\) に限りなく近づけたときに行き着く値」を表します。微分係数の定義に登場します。
\(h\) エイチ \(x\) の変化の幅(増分)を表す文字。平均変化率の「2点の間隔」で、これを \(0\) に限りなく近づけると微分係数になります。
\(a\) エー 微分係数を求める点を表す文字。「決まった数」を表すときはアルファベットの最初の方の文字 \(a,\ b,\ c\) を使う慣例があります。この計算機の入力欄では \(t\) と書いています。
\(x^n\) エックスのエヌ乗 \(x\) を \(n\) 回掛け合わせたもの(べき乗)。回数を表す文字には number(数)の頭文字 \(n\) がよく使われます。微分の公式では、この右上の指数 \(n\) が前に降りて、指数は \(n-1\) に減ります。
\(\nearrow\)・\(\searrow\) ぞうか・げんしょう(矢印) 増減表で使う矢印。\(\nearrow\) は増加(グラフが右上がり)、\(\searrow\) は減少(右下がり)を表します。

用語

関数 かんすう 数を入れると、決まったルールで数が1つ返ってくる対応関係のこと。「入力 \(x\) を入れると出力が出てくる機械」とイメージするとわかりやすく、例えば \(f(x) = x^2\) という機械に 3 を入れると \(f(3) = 9\) が出てきます。
微分 びぶん 関数の変化の割合(グラフの接線の傾き)を求める計算。高校では数学IIで学びます。積分とはちょうど逆の操作の関係にあります。
導関数 どうかんすう \(f(x)\) を微分してできる新しい関数 \(f'(x)\) のこと。「各点での接線の傾き」を \(x\) の関数として表したもので、「微分係数へ導く関数」という意味の名前です。
微分係数 びぶんけいすう 1つの点 \(x = a\) での変化の割合 \(f'(a)\) のこと。グラフでは点 \((a,\ f(a))\) での接線の傾きにあたります。導関数に値を代入すると求められます。
接線 せっせん 曲線にその点でぴったり触れる直線。その点のごく近くでは、曲線は接線とほとんど同じ動きをします。接線の傾きが微分係数です。
傾き かたむき 直線が「右へ1進む間に上下へどれだけ進むか」を表す数。プラスなら右上がり、マイナスなら右下がりです。中学の一次関数 \(y = ax + b\) の \(a\) がそれで、微分はこの考え方を曲線に広げたものです。
平均変化率 へいきんへんかりつ \(x\) が \(a\) から \(b\) まで変わる間の「\(y\) の変化 ÷ \(x\) の変化」。グラフ上の2点を結ぶ直線の傾きにあたります。2点を限りなく近づけると微分係数になります。
極限 きょくげん 変数をある値に限りなく近づけたとき、式の値が行き着く先のこと。記号は \(\lim\) で表します。微分係数は「平均変化率の \(h \to 0\) の極限」として定義されます。
増減表 ぞうげんひょう \(x\) の範囲ごとに \(f'(x)\) の符号と \(f(x)\) の増減(\(\nearrow\)・\(\searrow\))を整理した表。グラフの形を調べる・極値を求める・最大最小を求めるときの定番の道具です。
極値 きょくち 極大値と極小値をまとめた呼び方。増減が切り替わる点での関数の値です。
極大値 きょくだいち 増加から減少に切り替わる「山のてっぺん」での \(f(x)\) の値。その付近では一番大きい値ですが、グラフ全体の最大値とは限りません。
極小値 きょくしょうち 減少から増加に切り替わる「谷底」での \(f(x)\) の値。その付近では一番小さい値ですが、グラフ全体の最小値とは限りません。
多項式 たこうしき \(2x^3 - x + 5\) のように、\(x\) のべき乗に係数を掛けた項を足し合わせた式。整式とも呼びます。この計算機が微分できるのは多項式です。
係数 けいすう 文字の前に付いている数。\(3x^2\) の 3 が係数です。\(x^2\) のように数が書かれていない項の係数は 1 と考えます。
次数 じすう 式に出てくる \(x\) のべき乗のうち、最も高い指数のこと。\(x^3 - 3x\) は \(x^3\) が最高なので「3次式」です。この計算機では最初に次数を選びます。
定数項 ていすうこう \(x^2 + 3x + 5\) の 5 のように、\(x\) を含まない「数字だけの項」。\(x\) が変わっても値が変わらないので、微分すると \(0\) になって消えます。
べき関数 べきかんすう \(y = x\)、\(y = x^2\)、\(y = x^3\) のように、「\(x\) を何回か掛けただけ」の形(\(x^n\))の関数。「べき(冪)」は同じものを掛け合わせる回数、つまり右上に小さく書く指数のことです。多項式は、べき関数に係数を掛けて足し合わせたものです。

前提として理解しておくといいこと

このページの計算を「意味がわかって」使えるようになるために、前提として理解しておくといいことをまとめました。
つまずいたら、この表の内容に戻って復習するのが近道です。

関数とは何か(中学1〜2年)
  • 関数が「数を入れると、決まったルールで数が1つ返ってくる機械」だとイメージできること(例:\(f(x) = x^2\) という機械に 3 を入れると \(f(3) = 9\) が出てくる)
  • \(y = f(x)\) のグラフが、「入れた数 \(x\)」と「出てきた数 \(y\)」の組を、座標の点として並べた図だとわかること
一次関数と傾き(中学2年)
  • \(y = ax + b\) の \(a\)(傾き)が「右へ1進む間にどれだけ上下するか」を表すとわかること
  • 傾きがプラスなら右上がり、マイナスなら右下がりの直線になることがわかること
累乗・指数(中学1年〜高校 数学I)
  • \(x^3 = x \times x \times x\) のように、右上の小さい数(指数)が「掛ける回数」を表すとわかること
  • \((-1)^{2} = 1\)、\((-2)^{3} = -8\) のような負の数のべき乗の計算ができること
多項式と係数(中学2年〜高校 数学I)
  • \(x^3 - 3x\) のような式が、項(\(x^3\)・\(-3x\))という部品の足し算・引き算でできているとわかること
  • 係数(文字の前の数。\(-3x\) なら \(-3\))と次数(最も高い指数。この式なら3次)を読み取れること
二次方程式・因数分解(中学3年〜高校 数学I)
  • \(3x^{2} - 3 = 3(x+1)(x-1)\) のような因数分解ができること(極値を求めるときに \(f'(x) = 0\) を解くのに使います)
  • 因数分解できないときに解の公式で二次方程式を解けること
極限の考え方(高校 数学II)
  • 「\(h\) を \(0\) に限りなく近づける」という考え方(極限)のイメージがあること
  • \(2 + h\) の \(h\) を \(0\) に近づけると \(2\) に行き着く、という程度の計算ができること

Excelで計算する方法

Excelファイルをダウンロード
式ごとにシートが分かれたExcelファイルです。貼り付け場所を気にせず、開いてすぐ使えます。
下の表を丸ごとコピーして、ExcelのA1セルに貼り付けるとそのまま使えます。
「微分係数 f'(t)(多項式は4次まで)」を求める表
微分係数を求める点 t 2
x⁴の係数 c4 0
x³の係数 c3 1
x²の係数 c2 0
xの係数 c1 -3
定数項 c0 0
微分係数 f'(t) =4*B2*B1^3+3*B3*B1^2+2*B4*B1+B5
「導関数 f'(x) の係数」を求める表
x⁴の係数 c4 1
x³の係数 c3 0
x²の係数 c2 -2
xの係数 c1 0
定数項 c0 5
f'(x) の x³の係数(= 4×c4) =4*B1
f'(x) の x²の係数(= 3×c3) =3*B2
f'(x) の xの係数(= 2×c2) =2*B3
f'(x) の定数項(= c1) =B4
「べき関数の微分公式」を確かめる表
指数 n 3
代入する x の値 2
導関数 n·x^(n−1) の値 =B1*B2^(B1-1)
「3次関数の極値の x 座標」を求める表
x³の係数 c3 1
x²の係数 c2 0
xの係数 c1 -3
判別式 D =(2c2)²−12×c3×c1 =(2*B2)^2-12*B1*B3
極値の x 座標(その1) =(-2*B2-SQRT(B4))/(6*B1)
極値の x 座標(その2) =(-2*B2+SQRT(B4))/(6*B1)
貼り付けると、上の行(係数など)が入力欄になり、下の行が自動計算の結果になります。
「^」はべき乗の記号です。導関数の各項は「指数 × 係数 × x^(指数−1)」なので、例えば x⁴ の項の微分は「=4*B2*B1^3」のように書けます。
1つ目の表は f(x) = x³ − 3x の x = 2 での微分係数を求める例で、答えは 9 になります。使わない項の係数には 0 を入れてください。
2つ目の表は f(x) = x⁴ − 2x² + 5 の導関数の係数を求める例で、f'(x) = 4x³ − 4x(係数は上から 4, 0, -4, 0)になります。
3つ目の表は、べき関数の微分公式 n·x^(n−1) に値を代入する表です。指数 n に 3、x に 2 を入れると 3 × 2² = 12 になります。
4つ目の表は 3次関数 f(x) = c3·x³ + c2·x² + c1·x + c0 の極値の x 座標(f'(x) = 3c3·x² + 2c2·x + c1 = 0 の解)を求める表で、例の f(x) = x³ − 3x では -1 と 1 になります。判別式 D がマイナスのときは極値がありません(SQRT がエラーになります)。D が 0 のときは2つのセルに同じ値が出ますが、そこで f'(x) の符号が変わらないため、これも極値ではありません。

Googleスプレッドシートで計算する方法

Excelファイルをダウンロード
上のExcelファイルをダウンロードし、Googleドライブにアップロードして開くと、そのままスプレッドシートとして使えます。
下の表を丸ごとコピーして、GoogleスプレッドシートのA1セルに貼り付けるとそのまま使えます。
「微分係数 f'(t)(多項式は4次まで)」を求める表
微分係数を求める点 t 2
x⁴の係数 c4 0
x³の係数 c3 1
x²の係数 c2 0
xの係数 c1 -3
定数項 c0 0
微分係数 f'(t) =4*B2*B1^3+3*B3*B1^2+2*B4*B1+B5
「導関数 f'(x) の係数」を求める表
x⁴の係数 c4 1
x³の係数 c3 0
x²の係数 c2 -2
xの係数 c1 0
定数項 c0 5
f'(x) の x³の係数(= 4×c4) =4*B1
f'(x) の x²の係数(= 3×c3) =3*B2
f'(x) の xの係数(= 2×c2) =2*B3
f'(x) の定数項(= c1) =B4
「べき関数の微分公式」を確かめる表
指数 n 3
代入する x の値 2
導関数 n·x^(n−1) の値 =B1*B2^(B1-1)
「3次関数の極値の x 座標」を求める表
x³の係数 c3 1
x²の係数 c2 0
xの係数 c1 -3
判別式 D =(2c2)²−12×c3×c1 =(2*B2)^2-12*B1*B3
極値の x 座標(その1) =(-2*B2-SQRT(B4))/(6*B1)
極値の x 座標(その2) =(-2*B2+SQRT(B4))/(6*B1)
Excelと同じ式がそのまま使えます。表を丸ごとコピーしてA1セルに貼り付け、係数を自分の数値に書き換えてください。

Pythonで計算する方法

from fractions import Fraction

# f(x) の係数を低い次数から並べる [c0, c1, c2, ...]
# 例:f(x) = x³ − 3x → 定数項0, xの係数−3, x²の係数0, x³の係数1
coefficients = [Fraction(0), Fraction(-3), Fraction(0), Fraction(1)]
point = Fraction(2)   # 微分係数を求める点 t(3/4 のような分数は Fraction(3, 4) と書ける)

# 導関数 f'(x) の係数:x^(k−1) の係数 = k × c_k(定数項は微分すると消える)
derivative = [k * c for k, c in enumerate(coefficients)][1:]
print(f"f'(x) の係数(低い次数から): {', '.join(str(c) for c in derivative)}")

# 微分係数 f'(t) = 導関数に t を代入した値
value = sum(c * point ** k for k, c in enumerate(derivative))
print(f"微分係数 f'({point}) = {value} = {float(value)}")
標準ライブラリの fractions モジュールを使うと、小数の丸め誤差なしの厳密な分数のまま計算できます。この例は f(x) = x³ − 3x を微分するもので、実行すると導関数の係数 -3, 0, 3(= f'(x) = 3x² − 3)と、x = 2 での微分係数 9 が表示されます。係数と点を書き換えて実行してください。

数式記述言語(LaTeX等)での書き方(コピペ可)

微分係数(接線の傾き)の定義
f′(a) = lim[h→0] (f(a+h) − f(a))/h
f'(a) = \lim_{h \to 0} \frac{f(a+h) - f(a)}{h}
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <mrow>
    <msup><mi>f</mi><mo>&#x2032;</mo></msup><mo>(</mo><mi>a</mi><mo>)</mo>
    <mo>=</mo>
    <munder><mo>lim</mo><mrow><mi>h</mi><mo>&#x2192;</mo><mn>0</mn></mrow></munder>
    <mfrac>
      <mrow><mi>f</mi><mo>(</mo><mi>a</mi><mo>+</mo><mi>h</mi><mo>)</mo><mo>&#x2212;</mo><mi>f</mi><mo>(</mo><mi>a</mi><mo>)</mo></mrow>
      <mi>h</mi>
    </mfrac>
  </mrow>
</math>
f'(a) = lim_(h->0) (f(a+h) - f(a))/h
Limit[(f[a + h] - f[a])/h, h -> 0]
limit((f(a + h) - f(a))/h, h = 0);
limit((f(a + h) - f(a))/h, h, 0)
f'(a) = lim_(h→0) (f(a+h) - f(a))/h
べき関数(\(x^n\) の形の関数)の微分公式
(xⁿ)′ = nxⁿ⁻¹
(x^{n})' = nx^{n-1}
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <mrow>
    <msup>
      <mrow><mo>(</mo><msup><mi>x</mi><mi>n</mi></msup><mo>)</mo></mrow>
      <mo>&#x2032;</mo>
    </msup>
    <mo>=</mo>
    <mi>n</mi>
    <msup><mi>x</mi><mrow><mi>n</mi><mo>&#x2212;</mo><mn>1</mn></mrow></msup>
  </mrow>
</math>
(x^n)' = n x^(n-1)
D[x^n, x]
diff(x^n, x);
diff(x^n, x)
(x^n)' = nx^(n-1)
導関数の符号と増減・極値
f′(x) > 0 ⇒ f(x)↗、f′(x) < 0 ⇒ f(x)↘
f'(x) > 0 \Longrightarrow f(x) \nearrow,\quad f'(x) < 0 \Longrightarrow f(x) \searrow
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <mrow>
    <msup><mi>f</mi><mo>&#x2032;</mo></msup><mo>(</mo><mi>x</mi><mo>)</mo>
    <mo>&gt;</mo><mn>0</mn>
    <mo>&#x27F9;</mo>
    <mi>f</mi><mo>(</mo><mi>x</mi><mo>)</mo><mo>&#x2197;</mo>
  </mrow>
</math>
f'(x) > 0 => f(x) uarr
Reduce[D[f[x], x] > 0, x]
solve(diff(f(x), x) > 0, x);
solve(diff(f, x) > 0, x)
f'(x) > 0 ⇒ f(x) 増加、f'(x) < 0 ⇒ f(x) 減少

ChatGPT に聞いて計算してもらう方法

あなたは数学(微分)の計算アシスタントです。次の計算を、必ずPythonコードを実際に実行して行い、実行結果の数値だけを根拠に回答してください(暗算や推測で答えないでください)。

f(x) = x³ − 3x について、次の内容をそれぞれ示してください。
1. 導関数 f'(x)
2. x = 2 での微分係数 f'(2)(約分済みの分数または整数で)
3. f'(x) = 0 の解と増減表、極大値・極小値

Pythonでは標準ライブラリの fractions モジュール(または sympy)を使って厳密に計算し、計算に使った式と実行結果の数値を示してください。

計算ドリル(演習問題)

このページの式を、自分の手で計算できるようになるための演習問題です。
答えと解説は解答ページにあります。


使い方
  1. 1
    数値を入力
    計算したい数値を入力欄に入力します
  2. 2
    計算
    「計算する」ボタンを押します
  3. 3
    結果を確認
    計算結果がその場に表示されます。計算の考え方や式の解説も同じページで確認できます
  DataChefの特徴
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