「速さ・道のり(距離)・時間」のうち、わかっている2つを入力してください。残りの1つを計算し、分速・秒速への換算も表示します。
このページでできること
- 「速さ・道のり(距離)・時間」のうち、わかっている2つを入れるだけで、残りの1つがその場でわかります
- 時間は「時・分・秒」に分けて入力できます(「90分だけ」「20秒だけ」のような入力もOK)
- 結果には時速(km/h)だけでなく、分速(m/分)・秒速(m/秒)への換算も同時に表示します
- 式のやさしい解説・Excel/Googleスプレッドシート/Python用のコピペ数式・計算ドリル(演習問題)もこのページにまとまっています
この計算は何の役に立つ?
200 km先の目的地まで高速道路を平均時速80 kmで走ると、かかる時間は \(200 \div 80 = 2.5\)(2時間30分)と見積もれます。
休憩や渋滞の分を上乗せして出発時刻を決める——カーナビが出す「到着予想時刻」も、区間ごとの想定速度からこの式で所要時間を積み上げたものです。
フルマラソン(42.195 km)を3時間30分で完走したい場合、必要な平均の速さは \(42.195 \div 3.5 \fallingdotseq 12.06\)(時速約12.1 km)です。
ランナーはこれを「1 kmあたり何分か」(この例では約4分59秒/km)というペースに直して、時計を見ながら配分を管理します。速さの式は市民ランナーの練習計画の土台です。
東海道新幹線の東京〜新大阪間は実際の距離が約515 kmで、のぞみ号の所要時間は約2時間30分。平均の速さは \(515 \div 2.5 = 206\)(時速約206 km)になります。
最高速度(時速285 km)より低いのは、加減速や停車の時間が含まれるためです。鉄道の世界では、この「途中停車も込みの平均の速さ」を表定速度と呼び、ダイヤ作成の基本指標にしています。
天気予報で「台風は時速20 kmで北上中」と聞いたとき、300 km先まで来るのにかかる時間は \(300 \div 20 = 15\)(約15時間)と概算できます(実際の台風は速度や進路が変わるため、あくまで目安です)。
「今夜のうちに備えるべきか、明日の朝でも間に合うか」——速さの式は、防災行動のタイミングを自分で考える手がかりになります。
不動産広告の「駅徒歩◯分」は、「道のり80 mにつき1分」(分速80 m)という業界共通のルールで計算されています。徒歩10分なら \(80 \times 10 = 800\)(約800 m)です。
信号待ちや坂道は含まれない基準なので、実際はもう少しかかることも。速さの式を知っていれば、地図の距離から自分の足でかかる時間を見積もり直せます。
式
用語・記号の解説
記号
| \(v\) | ブイ | 速さを表す記号。英語のvelocity(速度)の頭文字です。(例:時速50 kmなら \(v = 50\)) |
| \(d\) | ディー | 道のり(距離)を表す記号。英語のdistance(距離)の頭文字です。(例:150 kmなら \(d = 150\)) |
| \(t\) | ティー | 時間を表す記号。英語のtime(時間)の頭文字です。(例:3時間なら \(t = 3\)) |
| \(\mathrm{km/h}\) | キロメートルまいじ(時速キロメートル) | 1時間あたりに進むkm数で表した速さの単位。「時速40 km」と「40 km/h」は同じ意味です。スラッシュ(/)は「〜あたり」を表します。 |
| \(\mathrm{m/秒}\) | メートルまいびょう(秒速メートル) | 1秒あたりに進むm数で表した速さの単位。理科や物理では m/s とも書きます。 |
用語
| 速さ | はやさ | 単位時間(1時間・1分・1秒など)あたりに進む道のりのこと。「単位量あたりの大きさ」の代表例として小学5年で学びます。 |
| 道のり | みちのり | 実際に移動した長さのこと。算数では「距離」とほぼ同じ意味で使われます(厳密には、距離は2地点をまっすぐ結んだ長さ、道のりは道に沿った長さです)。 |
| 時速 | じそく | 「1時間あたり」に進む道のりで表した速さ。同じ速さでも単位で数字が変わります(時速36 km=分速600 m=秒速10 m)。 |
| 分速 | ふんそく | 「1分あたり」に進む道のりで表した速さ。同じ速さでも単位で数字が変わります(時速36 km=分速600 m=秒速10 m)。 |
| 秒速 | びょうそく | 「1秒あたり」に進む道のりで表した速さ。同じ速さでも単位で数字が変わります(時速36 km=分速600 m=秒速10 m)。 |
| 単位量あたりの大きさ | たんいりょうあたりのおおきさ | 「1あたりどれだけか」で量を比べる考え方。速さのほか、人口密度(1km²あたりの人数)や燃費(ガソリン1Lあたりに走れる距離)も同じ仲間です。 |
| はじき (みはじ) |
はじき | 「速さ・時間・道のり」の関係を円の図で覚える方法の俗称。上に道のり(み)、下に速さ(は)と時間(じ)を書き、求めたいものを隠すと式がわかります。便利ですが、丸暗記に頼らず「速さ=1あたりに進む道のり」という意味で理解するのがおすすめです。 |
| 平均の速さ | へいきんのはやさ | 途中の速さの変化をならして「全体の道のり÷全体の時間」で求めた速さ。実際の乗り物は加速や停止をくり返すので、計算で出てくる速さは普通平均の速さです。 |
前提として理解しておくといいこと
このページの計算を「意味がわかって」使えるようになるために、前提として理解しておくといいことをまとめました。
| 速さ・単位量あたりの大きさ(小学5年) |
|
| 割り算・掛け算の関係(小学3〜4年) |
|
| 長さ・時間の単位の換算(小学2〜3年) |
|
| 小数の計算(小学5年) |
|
Excelで計算する方法
| 道のり d(km) | 100 |
| 時間 t(時間) | 2 |
| 速さ v(km/h) | =B1/B2 |
| 速さ v(km/h) | 40 |
| 時間 t(時間) | 3 |
| 道のり d(km) | =B1*B2 |
| 道のり d(km) | 150 |
| 速さ v(km/h) | 50 |
| 時間 t(時間) | =B1/B2 |
| 時速(km/h) | 36 |
| 分速に換算(m/分) | =B1*1000/60 |
| 秒速に換算(m/秒) | =B1*1000/3600 |
例えば1つ目の表なら、B1に道のり100、B2に時間2を入れると、B3に速さ50(km/h)が表示されます。「/」は割り算、「*」は掛け算の記号です。
4つ目の表は単位換算です。B1に時速36を入れると、分速600(m/分)と秒速10(m/秒)が同時に求まります。
Googleスプレッドシートで計算する方法
| 道のり d(km) | 100 |
| 時間 t(時間) | 2 |
| 速さ v(km/h) | =B1/B2 |
| 速さ v(km/h) | 40 |
| 時間 t(時間) | 3 |
| 道のり d(km) | =B1*B2 |
| 道のり d(km) | 150 |
| 速さ v(km/h) | 50 |
| 時間 t(時間) | =B1/B2 |
| 時速(km/h) | 36 |
| 分速に換算(m/分) | =B1*1000/60 |
| 秒速に換算(m/秒) | =B1*1000/3600 |
Pythonで計算する方法
distance_km = 150 # 道のり(km)
speed_kmh = 50 # 速さ(時速km)
time_hours = distance_km / speed_kmh # かかる時間(時間)
speed_m_per_min = speed_kmh * 1000 / 60 # 分速に換算(m/分)
speed_m_per_sec = speed_kmh * 1000 / 3600 # 秒速に換算(m/秒)
hours = int(time_hours) # 整数部分=時
minutes = round((time_hours - hours) * 60) # 小数部分×60=分
print(f"かかる時間: {time_hours}時間({hours}時間{minutes}分)")
print(f"速さの換算: 分速{speed_m_per_min}m / 秒速{speed_m_per_sec}m")
数式記述言語(LaTeX等)での書き方(コピペ可)
v = d ÷ t
v = \dfrac{d}{t}
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
<mrow>
<mi>v</mi>
<mo>=</mo>
<mfrac><mi>d</mi><mi>t</mi></mfrac>
</mrow>
</math>
v = d / t
d / t
v := d / t;
v = d / t;
v = d / t
d = v × t
d = v t
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
<mrow>
<mi>d</mi>
<mo>=</mo>
<mi>v</mi>
<mo>⁢</mo>
<mi>t</mi>
</mrow>
</math>
d = v * t
v * t
d := v * t;
d = v * t;
d = v t
t = d ÷ v
t = \dfrac{d}{v}
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
<mrow>
<mi>t</mi>
<mo>=</mo>
<mfrac><mi>d</mi><mi>v</mi></mfrac>
</mrow>
</math>
t = d / v
d / v
t := d / v;
t = d / v;
t = d / v
v[m/s] = v[km/h] × 1000 ÷ 3600
v_{\mathrm{m/s}} = v_{\mathrm{km/h}} \times \dfrac{1000}{3600}
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
<mrow>
<msub><mi>v</mi><mtext>m/s</mtext></msub>
<mo>=</mo>
<msub><mi>v</mi><mtext>km/h</mtext></msub>
<mo>×</mo>
<mfrac><mn>1000</mn><mn>3600</mn></mfrac>
</mrow>
</math>
v_(m/s) = v_(km/h) * 1000 / 3600
v * 1000 / 3600
v_ms := v_kmh * 1000 / 3600;
v_ms = v_kmh * 1000 / 3600;
v_(m/s) = v_(km/h) × 1000 / 3600
ChatGPT に聞いて計算してもらう方法
あなたは速さ・道のり・時間の計算アシスタントです。次の計算を、必ずPythonコードを実際に実行して行い、実行結果の数値だけを根拠に回答してください(暗算や推測で答えないでください)。 150 kmの道のりを時速50 kmで走ります。 次の値をそれぞれ求めてください。 1. かかる時間(「◯時間◯分」の形でも示すこと) 2. この速さを分速(m/分)に換算した値 3. この速さを秒速(m/秒)に換算した値 計算に使った式と、実行結果の数値を示してください。
計算ドリル(演習問題)
このページの式を、自分の手で計算できるようになるための演習問題です。
答えと解説は解答ページにあります。
使い方
-
1数値を入力計算したい数値を入力欄に入力します
-
2計算「計算する」ボタンを押します
-
3結果を確認計算結果がその場に表示されます。計算の考え方や式の解説も同じページで確認できます
DataChefの特徴
専門知識不要、直感的で簡単な操作
個人情報を登録することなく使用できます
「ダウンロード」押下でファイルを自動削除
クレジット表記不要
商用利用許諾の連絡も不要です
