前回と今回、2回続けて「満タンまで」給油したときのオドメーター(積算走行距離計)の値と、今回の給油量を入力してください。満タン法で実燃費を計算します。
このページでできること
- 前回と今回のオドメーター(積算走行距離計)の値と給油量を入れるだけで、愛車の実燃費がその場でわかります(満タン法)
- 燃費は、日本で一般的な km/L(1Lで走れる距離)と、欧州車のカタログなどで使われる L/100km(100km走るのに必要な燃料)の両方で表示します
- ガソリン単価(円/L・空欄でもOK)を入れると、給油代金と「1kmあたりのガソリン代」も同時に計算します
- 式のやさしい解説・Excel/Googleスプレッドシート/Python用のコピペ数式・計算ドリル(演習問題)もこのページにまとまっています
この計算は何の役に立つ?
カタログに書かれている燃費は決められた試験条件で測った値なので、実際の燃費(実燃費)は走り方や道路状況によってそれより悪くなることが多いです。満タン法で自分の実燃費を測っておくと、月々のガソリン代や旅行の燃料費を「自分の車の本当の数字」で見積もれるようになります。
給油のたびにオドメーターと給油量をメモするだけなので、特別な機器がなくても誰でも続けられます。
急発進・急加速を控える、タイヤの空気圧を適正に保つ、不要な荷物を降ろす——こうした工夫の効果は、満タン法で燃費を記録していると数字で確認できます。
例えば年間1万km走る人が実燃費12km/Lを13km/Lに改善できれば、使う燃料は約833Lから約769Lへ年間約64L減り、単価170円/Lなら年間約1万1千円の節約になります。
いつも12km/L前後だった燃費が、走り方を変えていないのに急に10km/Lを下回るようになったら、タイヤの空気圧不足やエンジン周りの不調などが隠れているサインかもしれません。
燃費の記録は、故障を断定するものではありませんが、「点検に出すきっかけ」として整備の世界でも重視されている身近な健康診断です。
実燃費12.5km/L・単価170円/Lなら、1km走るのにかかるガソリン代は約13.6円です。片道20kmの通勤なら1日の往復で約540円、月20日で約1万1千円と、距離に13.6円を掛けるだけで見積もれるようになります。
「1kmあたりいくら」を知っておくと、車で行くか電車で行くかの比較や、家計簿の交通費の見積もりがぐっと楽になります。
運送・配達・営業など車で仕事をする現場では、車ごとの燃費を給油記録(満タン法)で管理し、燃料費の予算やコスト計算の基礎データにしています。
例えば月3,000km走る配達の車の実燃費が10km/Lなら、燃料は月300L・単価170円/Lで月約5万1千円です。燃費の記録は経費の見積もりだけでなく、車両の入れ替え判断の材料にもなります。
式
用語・記号の解説
記号
| \(b\) | ビー | 今回のオドメーター(積算走行距離計)の値(km)。今回満タン給油したときのメーターの表示です。 |
| \(a\) | エー | 前回のオドメーターの値(km)。前回満タン給油したときのメーターの表示です。 |
| \(d\) | ディー | 走行距離(km)。前回の給油から今回の給油までに走った道のりで、\(b - a\) で求めます。英語の distance(距離)の頭文字です。 |
| \(F\) | エフ | 今回の給油量(L)。満タン法では「前回から今回までの走行で使った燃料の量」と同じになります。英語の fuel(燃料)の頭文字です。 |
| \(e\) | イー | 実燃費(km/L)。ガソリン1Lで実際に走れた距離です。英語の efficiency(効率)の頭文字です。 |
| \(e_{100}\) | イー・ひゃく | L/100km表記の実燃費。100km走るのに必要な燃料の量(L)で、\(100 \div e\) で換算します。 |
| \(u\) | ユー | ガソリン単価。ガソリン1Lあたりの価格(円/L)。英語の unit price(単価)の頭文字です。 |
| \(C\) | シー | 給油代金(円)。今回の給油で支払った金額で、給油量 × 単価で求めます。英語の cost(費用)の頭文字です。 |
| \(k\) | ケー | 1kmあたりのガソリン代(円/km)。1km走るのにかかった燃料費です。 |
用語
| オドメーター | オドメーター | 車が今までに走った距離の合計を表示するメーター(積算走行距離計)。運転席のメーターパネルにあり、リセットはできません。車の「総走行距離」として中古車の査定などにも使われます。 |
| トリップメーター | トリップメーター | ボタンでいつでも0に戻せる距離計。前回の給油時に0に戻しておけば、今回のトリップメーターの値がそのまま「前回からの走行距離」になります。 |
| 満タン法 | まんタンほう | 満タン給油から次の満タン給油までの走行距離を、そのとき入った給油量で割って実燃費を求める測り方。特別な機器がいらず、給油記録だけで燃費が測れる定番の方法です。 |
| 燃費 | ねんぴ | 燃料の消費効率のこと。日本では「ガソリン1Lで何km走れるか(km/L)」で表すのが一般的で、この数字が大きいほど少ない燃料で長く走れます。 |
| 実燃費 | じつねんぴ | 実際に走ったときの燃費。道路状況・運転のしかた・エアコンの使用・乗車人数などで変わり、カタログ燃費より悪くなることが多いです。このページの満タン法で自分で測れます。 |
| カタログ燃費 | カタログねんぴ | メーカーがカタログに記載する、決められた試験条件(現在の日本ではWLTCモードという走行パターン)で測った燃費。実際の運転での燃費はこれと差が出るのが普通です。 |
| km/L | キロメートル・パー・リットル キロ・パー・リットル | ガソリン1Lで走れる距離(km)で燃費を表す単位。日本のカタログや会話で最もよく使われます。数字が大きいほど燃費が良い車です。 |
| L/100km | リットル・パー・ひゃくキロメートル | 100km走るのに必要な燃料の量(L)で燃費を表す単位。欧州で主流の表記です。km/Lとは逆に、数字が小さいほど燃費が良いことに注意してください。 |
前提として理解しておくといいこと
このページの計算を「意味がわかって」使えるようになるために、前提として理解しておくといいことをまとめました。
つまずいたら、この表の内容に戻って復習するのが近道です。
| 大きな数の引き算(小学2〜3年) |
|
| 割り算・小数の計算(小学4〜5年) |
|
| 単位量あたりの大きさ(小学5年) |
|
| 単位の意味(小学〜中学) |
|
Excelで計算する方法
| 今回のオドメーター(km) | 45500 |
| 前回のオドメーター(km) | 45000 |
| 走行距離(km) | =B1-B2 |
| 走行距離(km) | 500 |
| 給油量(L) | 40 |
| 実燃費(km/L) | =B1/B2 |
| 実燃費(km/L) | 12.5 |
| 実燃費(L/100km) | =100/B1 |
| 給油量(L) | 40 |
| ガソリン単価(円/L) | 170 |
| 給油代金(円) | =B1*B2 |
| 給油代金(円) | 6800 |
| 走行距離(km) | 500 |
| 1kmあたりのガソリン代(円/km) | =B1/B2 |
1つ目の表はオドメーターの引き算で、B3に500(km)と表示されます。2つ目の表が満タン法の本体で、B3に12.5(km/L)と表示されます。
3つ目の表はL/100km表記への換算で、B2に8(L/100km)と表示されます。4つ目・5つ目は単価を使う表で、それぞれB3に6800(円)・13.6(円/km)と表示されます。B1とB2を自分の数値に書き換えるだけで使えます。
Googleスプレッドシートで計算する方法
| 今回のオドメーター(km) | 45500 |
| 前回のオドメーター(km) | 45000 |
| 走行距離(km) | =B1-B2 |
| 走行距離(km) | 500 |
| 給油量(L) | 40 |
| 実燃費(km/L) | =B1/B2 |
| 実燃費(km/L) | 12.5 |
| 実燃費(L/100km) | =100/B1 |
| 給油量(L) | 40 |
| ガソリン単価(円/L) | 170 |
| 給油代金(円) | =B1*B2 |
| 給油代金(円) | 6800 |
| 走行距離(km) | 500 |
| 1kmあたりのガソリン代(円/km) | =B1/B2 |
Pythonで計算する方法
current_odometer_km = 45500 # 今回のオドメーター(km)
previous_odometer_km = 45000 # 前回のオドメーター(km)
fuel_liters = 40 # 今回の給油量(L)
price_yen_per_l = 170 # ガソリン単価(円/L)
# 走行距離(km)= 今回のオドメーター − 前回のオドメーター
distance_km = current_odometer_km - previous_odometer_km
# 実燃費(km/L)= 走行距離 ÷ 給油量(満タン法)
efficiency_km_per_l = distance_km / fuel_liters
# L/100km表記 = 100 ÷ 燃費(km/L)
efficiency_l_per_100km = 100 / efficiency_km_per_l
# 給油代金(円)と1kmあたりのガソリン代(円/km)
cost_yen = fuel_liters * price_yen_per_l
cost_yen_per_km = cost_yen / distance_km
print(f"走行距離: {distance_km} km")
print(f"実燃費: {efficiency_km_per_l:.2f} km/L({efficiency_l_per_100km:.2f} L/100km)")
print(f"給油代金: {cost_yen} 円")
print(f"1kmあたりのガソリン代: {cost_yen_per_km:.2f} 円/km")
数式記述言語(LaTeX等)での書き方(コピペ可)
d = b − a
d = b - a
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
<mrow>
<mi>d</mi>
<mo>=</mo>
<mi>b</mi>
<mo>−</mo>
<mi>a</mi>
</mrow>
</math>
d = b - a
distance = currentOdometer - previousOdometer
d := b - a;
d = b - a;
d = b - a
e = d ÷ F
e = \frac{d}{F}
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
<mrow>
<mi>e</mi>
<mo>=</mo>
<mfrac><mi>d</mi><mi>F</mi></mfrac>
</mrow>
</math>
e = d / F
efficiency = distance/fuel
e := d/F;
e = d/F;
e = d/F
e₁₀₀ = 100 ÷ e
e_{100} = \frac{100}{e}
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
<mrow>
<msub><mi>e</mi><mn>100</mn></msub>
<mo>=</mo>
<mfrac><mn>100</mn><mi>e</mi></mfrac>
</mrow>
</math>
e_100 = 100 / e
efficiencyLPer100km = 100/efficiency
e100 := 100/e;
e100 = 100/e;
e_100 = 100/e
C = F × u
C = F \times u
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
<mrow>
<mi>C</mi>
<mo>=</mo>
<mi>F</mi>
<mo>×</mo>
<mi>u</mi>
</mrow>
</math>
C = F * u
cost = fuel*price
C := F*u;
C = F*u;
C = F×u
k = C ÷ d
k = \frac{C}{d}
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
<mrow>
<mi>k</mi>
<mo>=</mo>
<mfrac><mi>C</mi><mi>d</mi></mfrac>
</mrow>
</math>
k = C / d
costPerKm = cost/distance
k := C/d;
k = C/d;
k = C/d
ChatGPT に聞いて計算してもらう方法
あなたは燃費計算アシスタントです。次の計算を、必ずPythonコードを実際に実行して行い、実行結果の数値だけを根拠に回答してください(暗算や推測で答えないでください)。 前回満タン給油したときのオドメーター(積算走行距離計)は45000km、今回満タン給油したときは45500kmでした。今回の給油量は40Lです(前回も今回も満タンまで給油しています)。ガソリン単価は170円/Lです。 次の値をそれぞれ求めてください。 1. 前回の給油から今回までの走行距離(km) 2. 満タン法による実燃費(km/L)と、L/100km表記の値 3. 今回の給油代金(円)と、1kmあたりのガソリン代(円/km) 計算に使った式と、実行結果の数値を示してください。
計算ドリル(演習問題)
このページの式を、自分の手で計算できるようになるための演習問題です。
答えと解説は解答ページにあります。
使い方
-
1数値を入力計算したい数値を入力欄に入力します
-
2計算「計算する」ボタンを押します
-
3結果を確認計算結果がその場に表示されます。計算の考え方や式の解説も同じページで確認できます
DataChefの特徴
専門知識不要、直感的で簡単な操作
個人情報を登録することなく使用できます
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商用利用許諾の連絡も不要です
