モードを選び、数値を入力してください。ダウンロード時間モードでは、回線速度と所要時間の関係をグラフでも表示します。
このページでできること
- ファイルサイズと回線速度を入れるだけで、ダウンロード/アップロードにかかる所要時間がその場でわかります(秒だけでなく「◯分◯秒」のわかりやすい表記も表示)
- ビット(bit)・バイト(B)・KB・MB・GB・TB・Kbit・Mbit・Gbit・Tbit の間の単位変換を、一覧表でまとめて換算します
- Webサイトの必要帯域幅(PV数+平均ページサイズ+冗長係数)や、ホスティングの平均帯域幅(月間データ量÷日数)も計算できます
- 主役のダウンロード時間モードでは、回線速度を上げると所要時間がどう縮むか(反比例のグラフ)も表示します
- 式のやさしい解説・Excel/Googleスプレッドシート/Python用のコピペ数式・計算ドリル(演習問題)もこのページにまとまっています
この計算は何の役に立つ?
「4 GBのゲームを、50 Mbit/sの回線で落としたら何分かかる?」——計算すると \(4 \times 8 = 32\) ギガビット、\(32{,}000{,}000{,}000 \div 50{,}000{,}000 = 640\) 秒(約10分40秒)です。
待ち時間の見当がつくと、寝る前に開始しておく・外出前は諦める、といった段取りが立てられます。回線を2倍速にすれば時間は半分、という反比例の関係も実感できます。
動画の配信・視聴やオンライン会議は、途切れず流し続けるために一定の回線速度が要ります。1本あたりの目安を仮に5 Mbit/sとすると、家族3人が別々の部屋で同時に視聴するにはおよそ \(5 \times 3 = 15\) Mbit/s が必要、というように見積もれます。
引っ越しやプラン変更のとき、「今の使い方に必要な速度」を数字で押さえておくと、契約選びで迷いません。
サイトを公開するときは、アクセスをさばくのに必要な回線の太さ(帯域幅)を見積もります。1秒あたり10回ページが表示され、1ページ2 MBなら、\(10 \times 2\,\text{MB} \times 8 = 160\) Mbit/s が必要(冗長係数を1とした場合)です。
アクセス集中に備えて冗長係数で余裕を見込むのも実務の定番で、サーバーやクラウドの契約プランを決める土台になります。
月20 GBのプランなら、1本200 MBの動画をおよそ \(20{,}000 \div 200 = 100\) 本ぶん見ると使い切る計算です(10進で 20 GB=20,000 MB)。
「あと何本ぶん残っているか」をデータ量で把握できると、月末の速度制限を避けたり、Wi-Fiに切り替える判断をしたりしやすくなります。
1 TBのデータをクラウドへ、1 Gbit/sの回線でアップロードすると \(8 \times 10^{12} \div 10^{9} = 8000\) 秒(約2時間13分)かかります。
転送に何時間かかるかを先に見積もれると、業務時間を避けて夜間に流す・回線を増強する、といった計画が立てられます。データ移行やサーバー引っ越しの現場で欠かせない計算です。
式と図
用語・記号の解説
記号
| \(t\) | ティー | 所要時間(秒)。データ量を回線速度で割って求めます。(英語の time より) |
| \(S\) | エス | データ量(ビット)。ダウンロードするファイルの大きさを、ビットに揃えた値です。(英語の size より) |
| \(v\) | ブイ | 回線速度(1秒あたりに送れるビット数)。(英語の velocity より) |
| \(W\) | ダブリュー | 帯域幅(ビット/秒)。1秒あたりに送れるデータの最大量で、必要帯域幅・平均帯域幅を表します。(英語の bandwidth の幅=width より) |
| \(f\) | エフ | 冗長係数。混み合う時間帯に備えて、必要な帯域を何倍で見込むかの倍率です(余裕を見ないなら1)。(英語の factor より) |
用語
| ビット | びっと | 情報の最小単位で、0か1のどちらか1個分。データ量や通信速度は、根っこではこのビットの数で数えます。 |
| バイト | ばいと | ビットを8個まとめた単位(1 バイト=8 ビット)。ファイルの容量は、普通このバイト(B・KB・MB…)で表します。 |
| 帯域幅 | たいいきはば | 1秒あたりに送れるデータの最大量のこと。道路の車線の多さにたとえられ、広い(大きい)ほど一度にたくさんのデータを流せます。単位はビット/秒(bps)。 |
| スループット | するーぷっと | 実際に出ているデータ転送の速さ。帯域幅が「道路の広さ(理論上の上限)」なら、スループットは「実際に流れている車の量」で、混雑や通信の手続きの分だけ帯域幅より小さくなります。 |
| bps (ビット毎秒) |
びーぴーえす びっとまいびょう | 1秒あたりに送れるビット数を表す、通信速度の単位(bits per second)。Mbps は1秒あたり100万ビット、Gbps は1秒あたり10億ビットです。回線速度はこの単位で表すのが普通です。 |
| 10進接頭辞 | じっしんせっとうじ | K・M・G・T を1,000ずつ増やして読む接頭辞(1 KB=1,000 B)。通信速度やこのページの標準です。同じ「1 GB」でも、1,024ずつ増やす2進接頭辞とは約7%ほど値がずれます。 |
| 2進接頭辞 | にしんせっとうじ | K・M・G・T を1,024ずつ増やして読む方式で、区別するときは Ki・Mi・Gi(1 KiB=1,024 B)と書きます。パソコンの容量表示はこちらのことがあり、10進接頭辞と基準が違うと約7%ほど値がずれます。 |
| 冗長係数 | じょうちょうけいすう | サーバーの帯域幅を見積もるとき、アクセスが集中する瞬間に備えて平均の何倍を用意するかの倍率。1.5〜2倍程度を見込むことが多く、余裕を見ないなら1です。 |
| 反比例 | はんぴれい | 一方が2倍・3倍になると、もう一方が\(\dfrac{1}{2}\)・\(\dfrac{1}{3}\)…になる関係。所要時間は回線速度に反比例し、速度を上げるほど時間は短くなります。 |
前提として理解しておくといいこと
このページの計算を「意味がわかって」使えるようになるために、前提として理解しておくといいことをまとめました。
| 割り算(小学3〜4年) |
|
| 単位のしくみ(小学〜中学) |
|
| 比例・反比例(中学1年) |
|
| 大きな数と指数(中学1年) |
|
Excelで計算する方法
| データ量(MB) | 100 |
| 回線速度(Mbit/s) | 10 |
| 所要時間(秒) | =B1*8/B2 |
| データ量(バイト B) | 1000 |
| データ量(ビット bit) | =B1*8 |
| 1日のPV数 | 10000 |
| 平均ページサイズ(MB) | 2 |
| 冗長係数 | 1.5 |
| 必要帯域幅(Mbit/s) | =B1/86400*B2*8*B3 |
| 月間データ量(TB) | 1 |
| 日数 | 30 |
| 平均帯域幅(Mbit/s) | =B1*8*1000000/(B2*86400) |
2つ目の表は、バイトを8倍してビットに直すだけです(1,000 B → 8,000 bit)。
3つ目の表は、PV数を86,400(1日の秒数)で割って1秒あたりに直し、ページサイズ(ビット)と冗長係数を掛けます。例では約2.78 Mbit/s になります。
4つ目の表は、月間データ量をビットに直し、日数×86,400(秒)で割ります。1 TB・30日なら約3.09 Mbit/s です。
Googleスプレッドシートで計算する方法
| データ量(MB) | 100 |
| 回線速度(Mbit/s) | 10 |
| 所要時間(秒) | =B1*8/B2 |
| データ量(バイト B) | 1000 |
| データ量(ビット bit) | =B1*8 |
| 1日のPV数 | 10000 |
| 平均ページサイズ(MB) | 2 |
| 冗長係数 | 1.5 |
| 必要帯域幅(Mbit/s) | =B1/86400*B2*8*B3 |
| 月間データ量(TB) | 1 |
| 日数 | 30 |
| 平均帯域幅(Mbit/s) | =B1*8*1000000/(B2*86400) |
Pythonで計算する方法
file_size = 100 # ファイルサイズ
file_unit = "MB" # 単位(B/KB/MB/GB/TB)
speed = 10 # 回線速度
speed_unit = "Mbit/s" # 単位(bit/s・Kbit/s・Mbit/s・Gbit/s)
# 10進接頭辞(1000ベース)。1 バイト = 8 ビット
bits_per = {"B": 8, "KB": 8_000, "MB": 8_000_000, "GB": 8_000_000_000, "TB": 8_000_000_000_000}
bps_per = {"bit/s": 1, "Kbit/s": 1_000, "Mbit/s": 1_000_000, "Gbit/s": 1_000_000_000}
file_bits = file_size * bits_per[file_unit] # データ量(ビット)
speed_bps = speed * bps_per[speed_unit] # 回線速度(ビット/秒)
time_sec = file_bits / speed_bps # 所要時間(秒)
print(f"データ量: {file_bits:,} ビット")
print(f"回線速度: {speed_bps:,} ビット/秒")
print(f"所要時間: {time_sec} 秒")
数式記述言語(LaTeX等)での書き方(コピペ可)
t = S ÷ v
t = \dfrac{S}{v}
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
<mrow>
<mi>t</mi>
<mo>=</mo>
<mfrac><mi>S</mi><mi>v</mi></mfrac>
</mrow>
</math>
t = S / v
S / v
t := S / v;
t = S / v;
t = S/v
b = B × 8
b = B \times 8
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
<mrow>
<mi>b</mi>
<mo>=</mo>
<mi>B</mi>
<mo>×</mo>
<mn>8</mn>
</mrow>
</math>
b = B * 8
B*8
b := B*8;
b = B*8;
b = B×8
W = r × P × f
W = r \times P \times f
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
<mrow>
<mi>W</mi>
<mo>=</mo>
<mi>r</mi>
<mo>×</mo>
<mi>P</mi>
<mo>×</mo>
<mi>f</mi>
</mrow>
</math>
W = r * P * f
r*P*f
W := r*P*f;
W = r*P*f;
W = r×P×f
W = Q ÷ (d × 86400)
W = \dfrac{Q}{d \times 86400}
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
<mrow>
<mi>W</mi>
<mo>=</mo>
<mfrac>
<mi>Q</mi>
<mrow><mi>d</mi><mo>×</mo><mn>86400</mn></mrow>
</mfrac>
</mrow>
</math>
W = Q / (d * 86400)
Q/(d*86400)
W := Q/(d*86400);
W = Q/(d*86400);
W = Q/(d×86400)
ChatGPT に聞いて計算してもらう方法
あなたは通信速度の計算アシスタントです。次の計算を、必ずPythonコードを実際に実行して行い、実行結果の数値だけを根拠に回答してください(暗算や推測で答えないでください)。 接頭辞は10進(1 KB=1,000 B、1 MB=1,000,000 B …)、1 バイト=8 ビットとします。 100 MBのファイルを、10 Mbit/s(メガビット毎秒)の回線でダウンロードするのにかかる時間は何秒ですか。 また、それを「◯分◯秒」の形でも示してください。 計算に使ったコードと、実行結果の数値を示してください。
計算ドリル(演習問題)
このページの式を、自分の手で計算できるようになるための演習問題です(接頭辞は10進、1 バイト=8 ビット)。
答えと解説は解答ページにあります。
使い方
-
1数値を入力計算したい数値を入力欄に入力します
-
2計算「計算する」ボタンを押します
-
3結果を確認計算結果がその場に表示されます。計算の考え方や式の解説も同じページで確認できます
DataChefの特徴
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