走った距離と、そのタイム(時:分:秒)を入力してください。1 kmあたりのペースと速さ、代表的な距離の通過タイムを計算します。
このページでできること
- 走った距離とタイム(時:分:秒)を入れるだけで、1 kmあたりのペース(分/km)がその場でわかります
- 同時に、分/マイルのペース・時速(km/h)・mph・分速(m/分)・秒速(m/秒)へも自動で換算します
- 距離の単位は km・マイル・m・ヤードから選べます
- 同じペースを保った場合の、5K・10K・ハーフマラソン・フルマラソンの通過タイム(区間タイム)を表とグラフで表示します
- 式のやさしい解説・Excel/Googleスプレッドシート/Python用のコピペ数式・計算ドリル(演習問題)もこのページにまとまっています
この計算は何の役に立つ?
フルマラソン(42.195 km)を4時間で完走したいとき、必要なペースは 4時間(14400秒)÷ 42.195 km ≒ 341秒/km = 約5分41秒/kmです。
これがわかると、5 km地点は約28分26秒、中間点(21.0975 km)は約2時間、と各地点の通過タイムを事前に決められます。当日は時計と見比べて「速すぎ・遅すぎ」を早めに修正でき、後半の失速(いわゆる「30 kmの壁」)を防ぐペース配分の土台になります。
持久力をつける練習では、「ゆっくり長く走る日」と「速く走る日」をペースで区別するのが基本です。感覚だけに頼らず「今日はキロ6分で」「インターバルはキロ4分30秒で」と数字で決めると、狙った強さの練習を安定してくり返せます。
市民ランナーからトップ選手まで、練習日誌はこのペースの記録が中心になっています。
ペースは走るときだけのものではありません。歩く速さを「1 kmあたり何分」でつかんでおくと、地図の距離から所要時間を見積もれます。大人の歩くペースはおよそ1 kmあたり12〜15分で、2 kmなら24〜30分ほどが目安です。
「駅まで歩くと何分か」「昼休みにどこまで行けるか」といった日常の時間の見積もりに役立ちます。
「1 kmあたりの時間」というペースの考え方は、ランニング以外の持久系スポーツでも広く使われます。自転車では「1 kmあたり何分」や時速で、水泳では「100 mあたり何分何秒」でペースを管理します。
距離の単位を変えれば同じ式で計算できるので、種目をまたいで「どのくらいの強さで動いているか」を共通のものさしで比べられます。
海外のレースやトレッドミル、GPSウォッチでは、距離がマイル、速さがmph(マイル毎時)やペースが分/マイルで表示されることがあります。1マイル=1609.344 mなので、分/マイルのペースを1.609で割ると分/kmに直せます。
単位の換算ができると、海外の記録や表示を日本でなじみのある「キロ何分」に置きかえて理解できます。
式とグラフ
用語・記号の解説
記号
| \(P\) | ピー | ペースを表す記号。英語のpace(ペース)の頭文字です。1 km(または1マイル)を走るのにかかる時間を表します。(例:1 kmを5分で走るなら \(P = 5\) 分/km) |
| \(t\) | ティー | タイム(時間)を表す記号。英語のtime(時間)の頭文字です。走るのにかかった時間や、各地点の通過タイムを表します。 |
| \(d\) | ディー | 距離を表す記号。英語のdistance(距離)の頭文字です。(例:5 kmなら \(d = 5\)) |
| \(v\) | ブイ | 速さを表す記号。英語のvelocity(速度)の頭文字です。(例:時速12 kmなら \(v = 12\)) |
| \(\mathrm{分/km}\) | ふんまいキロメートル(キロあたりのふん) | 1 kmあたり何分かかるかで表したペースの単位。スラッシュ(/)は「〜あたり」を表します。ランニングで最もよく使う言い方です。 |
| \(\mathrm{km/h}\) | キロメートルまいじ(時速キロメートル) | 1時間あたりに進むkm数で表した速さの単位。「時速12 km」と「12 km/h」は同じ意味です。 |
用語
| ペース | ペース | 1 km(または1マイル)を走るのにかかる時間のこと。速さが「1時間あたりに進む距離」なのに対し、ペースは「1距離あたりにかかる時間」で、ランニングでは「キロ5分」のように分/kmで表すのが一般的です。 |
| 通過タイム (スプリット) |
つうかタイム(スプリット) | レースや練習で、ある地点(5 km地点など)を通過したときの累積タイム。区間ごとのラップタイムと合わせて、ペース配分の確認に使います。英語ではsplit(スプリット)と呼びます。 |
| 平均の速さ | へいきんのはやさ | 途中の速さの変化をならして「全体の距離÷全体のタイム」で求めた速さ。実際の走りは加速や減速をくり返すので、距離とタイムから計算で出るのはこの平均の値です。 |
| 平均ペース | へいきんペース | 途中のペースの変化をならして「全体のタイム÷全体の距離」で求めたペース。実際の走りは加速や減速をくり返すので、距離とタイムから計算で出るのはこの平均の値です。 |
| 単位量あたりの大きさ | たんいりょうあたりのおおきさ | 「1あたりどれだけか」で量を比べる考え方。速さ(1時間あたりの距離)もペース(1 kmあたりの時間)も、この考え方の仲間です。小学5年で学びます。 |
| マイル | マイル | 主に英語圏で使われる距離の単位。1マイル=1609.344 mです。海外のレースやトレッドミルの表示ではマイルやmphが使われることがあります。 |
前提として理解しておくといいこと
このページの計算を「意味がわかって」使えるようになるために、前提として理解しておくといいことをまとめました。
| 速さ・単位量あたりの大きさ(小学5年) |
|
| 割り算・掛け算の関係(小学3〜4年) |
|
| 時間の単位(時・分・秒)の換算(小学2〜3年) |
|
| 小数の計算(小学5年) |
|
| 長さの単位の換算(小学2〜3年・中学) |
|
Excelで計算する方法
| タイム(秒) | 3025 |
| 距離(km) | 5 |
| ペース(秒/km) | =B1/B2 |
| ペースの「分」の部分 | =INT(B3/60) |
| ペースの「秒」の部分 | =MOD(B3,60) |
| 距離(km) | 5 |
| タイム(秒) | 3025 |
| 速さ(km/h) | =B1/(B2/3600) |
| ペース(秒/km) | 605 |
| 距離(km) | 10 |
| 通過タイム(秒) | =B1*B2 |
| 通過タイムの「分」の部分 | =INT(B3/60) |
| 通過タイムの「秒」の部分 | =MOD(B3,60) |
「/」は割り算、「*」は掛け算の記号です。「INT」は小数点以下を切り捨てて整数にする関数、「MOD(B3,60)」はB3を60で割った余りを求める関数です。
1つ目の表なら、B3に605(秒/km)、B4に10、B5に5と表示され、ペースは「10分5秒/km」だとわかります。タイムや距離を自分の数値に書き換えるだけで使えます。
Googleスプレッドシートで計算する方法
| タイム(秒) | 3025 |
| 距離(km) | 5 |
| ペース(秒/km) | =B1/B2 |
| ペースの「分」の部分 | =INT(B3/60) |
| ペースの「秒」の部分 | =MOD(B3,60) |
| 距離(km) | 5 |
| タイム(秒) | 3025 |
| 速さ(km/h) | =B1/(B2/3600) |
| ペース(秒/km) | 605 |
| 距離(km) | 10 |
| 通過タイム(秒) | =B1*B2 |
| 通過タイムの「分」の部分 | =INT(B3/60) |
| 通過タイムの「秒」の部分 | =MOD(B3,60) |
Pythonで計算する方法
distance_km = 5 # 距離(km)
time_seconds = 3025 # タイム(秒)。50分25秒 = 50*60+25 = 3025
pace_sec_per_km = time_seconds / distance_km # ペース(秒/km)
pace_min = int(pace_sec_per_km // 60) # ペースの「分」の部分
pace_sec = pace_sec_per_km - pace_min * 60 # ペースの「秒」の部分
speed_kmh = distance_km / (time_seconds / 3600) # 速さ(km/h)
speed_m_per_min = distance_km * 1000 / (time_seconds / 60) # 分速(m/分)
speed_m_per_sec = distance_km * 1000 / time_seconds # 秒速(m/秒)
print(f"ペース: {pace_min}分{pace_sec:.2f}秒/km")
print(f"速さ: 時速{speed_kmh:.2f}km / 分速{speed_m_per_min:.2f}m / 秒速{speed_m_per_sec:.2f}m")
数式記述言語(LaTeX等)での書き方(コピペ可)
P = t ÷ d
P = \dfrac{t}{d}
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
<mrow>
<mi>P</mi>
<mo>=</mo>
<mfrac><mi>t</mi><mi>d</mi></mfrac>
</mrow>
</math>
P = t / d
t / d
P := t / d;
P = t / d;
P = t / d
v = d ÷ t
v = \dfrac{d}{t}
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
<mrow>
<mi>v</mi>
<mo>=</mo>
<mfrac><mi>d</mi><mi>t</mi></mfrac>
</mrow>
</math>
v = d / t
d / t
v := d / t;
v = d / t;
v = d / t
t = P × d
t = P d
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
<mrow>
<mi>t</mi>
<mo>=</mo>
<mi>P</mi>
<mo>⁢</mo>
<mi>d</mi>
</mrow>
</math>
t = P * d
P * d
t := P * d;
t = P * d;
t = P d
v = 60 ÷ P
v = \dfrac{60}{P}
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
<mrow>
<mi>v</mi>
<mo>=</mo>
<mfrac><mn>60</mn><mi>P</mi></mfrac>
</mrow>
</math>
v = 60 / P
60 / P
v := 60 / P;
v = 60 / P;
v = 60 / P
ChatGPT に聞いて計算してもらう方法
あなたはランニングのペース計算アシスタントです。次の計算を、必ずPythonコードを実際に実行して行い、実行結果の数値だけを根拠に回答してください(暗算や推測で答えないでください)。 5 kmを50分25秒で走りました。 次の値をそれぞれ求めてください。 1. 1 kmあたりのペース(「◯分◯秒/km」の形で示すこと) 2. 時速(km/h) 3. 同じペースを保った場合の、ハーフマラソン(21.0975 km)とフルマラソン(42.195 km)の通過タイム(「◯時間◯分◯秒」の形で示すこと) 計算に使った式と、実行結果の数値を示してください。
計算ドリル(演習問題)
このページの式を、自分の手で計算できるようになるための演習問題です。
答えと解説は解答ページにあります。
使い方
-
1数値を入力計算したい数値を入力欄に入力します
-
2計算「計算する」ボタンを押します
-
3結果を確認計算結果がその場に表示されます。計算の考え方や式の解説も同じページで確認できます
DataChefの特徴
専門知識不要、直感的で簡単な操作
個人情報を登録することなく使用できます
「ダウンロード」押下でファイルを自動削除
クレジット表記不要
商用利用許諾の連絡も不要です
