原価・売上・利益率(%)・利益の4つのうち、わかっている2つを入力し、残りは空欄のままにして「計算する」を押してください。空欄にした項目とマークアップ率を計算し、売上の内訳を円グラフで表示します。
このページでできること
- 原価・売上・利益率(%)・利益の4つのうち、わかっている2つを入れるだけで、残り2つとマークアップ率(原価に対する利益の割合)をまとめて計算します
- 「1200円で仕入れて1600円で売ったら利益率は何%?」「原価1000円で利益率20%にしたい売価は?」——値付けと利益の疑問がこれ1つで解決します
- 売上の内訳(原価と利益)が円グラフで一目でわかります
- 式のやさしい解説・Excel/Googleスプレッドシート/Python用のコピペ数式・計算ドリル(演習問題)もこのページにまとまっています
この計算は何の役に立つ?
材料費と送料で原価800円かかる作品を、利益率40%になるように売りたいとします。売価は \(800 \div (1 - 0.4) \fallingdotseq 1333\) 円なので、1350円ほどに設定すればよいとわかります。
「なんとなく1000円」と値付けすると利益率は20%(利益200円)で、販売手数料を引くとほとんど残らない——そんな失敗を、売る前に数字で防げます。
飲食店では「食材の原価率は売価の30%程度が目安」とよく言われます。原価率30%は利益率(粗利率)70%と同じことなので、食材費300円の料理なら売価は \(300 \div 0.3 = 1000\) 円という計算になります。
「たった300円の材料を1000円で売るなんて」と思うかもしれませんが、お店は残りの粗利700円から人件費・家賃・光熱費を払っています。外食の値段の仕組みが、この式で見えてきます。
「売上高1000億円、営業利益80億円」というニュースなら、営業利益率は \(80 \div 1000 \times 100 = 8\)%です(営業利益は、粗利からさらに人件費などの経費を引いた利益です)。
利益率の水準は業種によって大きく違いますが、「利益 ÷ 売上 × 100」という計算の形はこのページの式と同じです。この見方ができると、株式投資や就職先選びで会社の稼ぐ力を自分で確かめられます。
仕入れ値1000円の商品に「2割乗せて」1200円で売ると、マークアップ率は20%ですが、利益率は \(200 \div 1200 \times 100 \fallingdotseq 16.67\)%にしかなりません。目標が「利益率20%」なら、正しい売価は \(1000 \div 0.8 = 1250\) 円です。
小さな差に見えて、売上1000万円の規模なら年間30万円以上の利益差になります。実際のビジネスでも起こりやすい取り違えとして知られています。
原価150円・定価500円のお弁当の利益率は \((500 - 150) \div 500 \times 100 = 70\)%です。閉店前に半額の250円にしても、利益率は \((250 - 150) \div 250 \times 100 = 40\)%で、まだ黒字です。
一方、原価150円を下回る値引きをすると赤字になります。「半額にしても捨てるよりまし」というお店の判断の裏側には、この計算があります。
式と図
用語・記号の解説
記号
| \(C\) | シー | 原価(Cost)。商品を仕入れたり作ったりするのにかかった金額です。(例:1個1200円で仕入れたら \(C = 1200\)) |
| \(R\) | アール | 売上(Revenue)。商品を売って受け取る金額(売価)です。 |
| \(P\) | ピー | 利益(Profit)。売上から原価を引いた残り(粗利)です。\(P = R - C\) で求めます。 |
| \(M\) | エム | 利益率(Margin)。売上に対する利益の割合を%で表したものです。\(M = P \div R \times 100\) で求めます。 |
| \(K\) | ケー | マークアップ率(Markup)。原価に対する利益の割合を%で表したものです。決まった1文字の記号がないため、このページでは \(K\) と書きます。\(K = P \div C \times 100\) で求めます。 |
用語
| 利益率 (売上高利益率) |
りえきりつ(うりあげだかりえきりつ) | 売上に対する利益の割合。英語ではマージン(Margin)と呼びます。「売上のうち何%が儲けか」を表し、会社の決算で使われる「営業利益率」「経常利益率」なども、この「売上を基準にする」考え方の仲間です。 |
| マークアップ率 | マークアップりつ | 原価に対する利益の割合。「原価に何%上乗せして値付けしたか」を表します。商業では、原価を基準にした値入れの割合(原価値入率)にあたる考え方です。 |
| 粗利 (粗利益) |
あらり(あらりえき) | 売上から商品の原価だけを引いた利益。人件費や家賃などの経費を引く前の利益で、このページの「利益」はこれを指します。 |
| 原価 | げんか | 商品を仕入れたり作ったりするのにかかった金額。小売店なら仕入れ値、メーカーなら材料費や製造にかかった費用です。 |
| 原価率 | げんかりつ | 売上に対する原価の割合(%)。利益率と合わせるとちょうど100%になります(原価率 = 100 − 利益率)。「飲食店の原価率は30%が目安」のように使われます。 |
| 売上 (売上高) |
うりあげ(うりあげだか) | 商品やサービスを売って受け取った金額。1個の商品の話なら売価(売る値段)のことです。 |
前提として理解しておくといいこと
このページの計算を「意味がわかって」使えるようになるために、前提として理解しておくといいことをまとめました。
| 割合・百分率(小学5年) |
|
| 割合の3用法(小学5年) |
|
| 小数の掛け算・割り算(小学5年) |
|
| 文字式・等式の変形(中学1〜2年) |
|
Excelで計算する方法
| 原価 C | 1200 |
| 売上 R | 1600 |
| 利益 P | =B2-B1 |
| 利益 P | 400 |
| 売上 R | 1600 |
| 利益率 M(%) | =B1/B2*100 |
| 利益 P | 400 |
| 原価 C | 1200 |
| マークアップ率 K(%) | =B1/B2*100 |
| 原価 C | 1000 |
| 利益率 M(%) | 20 |
| 売上 R | =B1/(1-B2/100) |
例えば1つ目の表ならB3に400(利益400円)、2つ目の表ならB3に25(利益率25%)、3つ目の表ならB3に約33.33、4つ目の表ならB3に1250(売価1250円)と表示されます。B1とB2を自分の数値に書き換えるだけで使えます。
Googleスプレッドシートで計算する方法
| 原価 C | 1200 |
| 売上 R | 1600 |
| 利益 P | =B2-B1 |
| 利益 P | 400 |
| 売上 R | 1600 |
| 利益率 M(%) | =B1/B2*100 |
| 利益 P | 400 |
| 原価 C | 1200 |
| マークアップ率 K(%) | =B1/B2*100 |
| 原価 C | 1000 |
| 利益率 M(%) | 20 |
| 売上 R | =B1/(1-B2/100) |
Pythonで計算する方法
cost = 1200 # 原価
revenue = 1600 # 売上
profit = revenue - cost # 利益
margin = profit / revenue * 100 # 利益率(%)
markup = profit / cost * 100 # マークアップ率(%)
print(f"利益: {profit}")
print(f"利益率: {margin}%")
print(f"マークアップ率: {markup}%")
# 逆算:原価と目標の利益率から売上(売価)を求める
cost2 = 1000 # 原価
target_margin = 20 # 目標の利益率(%)
revenue2 = cost2 / (1 - target_margin / 100)
print(f"利益率{target_margin}%にするための売上: {revenue2}")
数式記述言語(LaTeX等)での書き方(コピペ可)
P = R − C
P = R - C
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
<mrow>
<mi>P</mi>
<mo>=</mo>
<mi>R</mi>
<mo>−</mo>
<mi>C</mi>
</mrow>
</math>
P = R - C
r - c
P := R - C;
P = R - C;
P = R - C
M = P ÷ R × 100
M = \dfrac{P}{R} \times 100
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
<mrow>
<mi>M</mi>
<mo>=</mo>
<mfrac><mi>P</mi><mi>R</mi></mfrac>
<mo>×</mo>
<mn>100</mn>
</mrow>
</math>
M = P/R xx 100
p/r*100
M := P/R*100;
M = P/R*100;
M = P/R × 100
K = P ÷ C × 100
K = \dfrac{P}{C} \times 100
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
<mrow>
<mi>K</mi>
<mo>=</mo>
<mfrac><mi>P</mi><mi>C</mi></mfrac>
<mo>×</mo>
<mn>100</mn>
</mrow>
</math>
K = P/C xx 100
p/c*100
K := P/C*100;
K = P/C*100;
K = P/C × 100
R = C ÷ (1 − M/100)
R = \dfrac{C}{1 - M/100}
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
<mrow>
<mi>R</mi>
<mo>=</mo>
<mfrac>
<mi>C</mi>
<mrow><mn>1</mn><mo>−</mo><mi>M</mi><mo>/</mo><mn>100</mn></mrow>
</mfrac>
</mrow>
</math>
R = C/(1 - M/100)
c/(1 - m/100)
R := C/(1 - M/100);
R = C/(1 - M/100);
R = C/(1 - M/100)
ChatGPT に聞いて計算してもらう方法
あなたは利益計算のアシスタントです。次の計算を、必ずPythonコードを実際に実行して行い、実行結果の数値だけを根拠に回答してください(暗算や推測で答えないでください)。 原価1200円で仕入れた商品を1600円で売ります。 次の値をそれぞれ求めてください。 1. 利益(売上 − 原価) 2. 利益率(利益 ÷ 売上 × 100。%) 3. マークアップ率(利益 ÷ 原価 × 100。%) 4. 別の商品について:原価1000円で利益率をちょうど20%にしたい場合の売価(売価 = 原価 ÷ (1 − 20/100)) 計算に使った式と、実行結果の数値を示してください。
計算ドリル(演習問題)
このページの式を、自分の手で計算できるようになるための演習問題です。
答えと解説は解答ページにあります。
使い方
-
1数値を入力計算したい数値を入力欄に入力します
-
2計算「計算する」ボタンを押します
-
3結果を確認計算結果がその場に表示されます。計算の考え方や式の解説も同じページで確認できます
DataChefの特徴
専門知識不要、直感的で簡単な操作
個人情報を登録することなく使用できます
「ダウンロード」押下でファイルを自動削除
クレジット表記不要
商用利用許諾の連絡も不要です
