データの数値を、カンマ(,)区切りで入力してください。平均値(算術平均)・中央値(メジアン)・最頻値(モード)・範囲(レンジ)の4つの指標を、小さい順に並べ替えたデータと一緒にまとめて計算します。
このページでできること
- 数値をカンマ(,)区切りで入れるだけで、平均値(算術平均)・中央値(メジアン)・最頻値(モード)・範囲(レンジ)の4つの指標がまとめてわかります
- 最頻値(一番多く現れる値)は自動で数えます。最頻値が2つ以上ある場合(二峰性・多峰性)や、すべての値が1回ずつで「最頻値なし」になる場合も正しく判定します
- 小さい順に並べ替えたデータ・最大値・最小値・合計・個数も同時に表示されるので、中央値や範囲の確かめ算がそのままできます
- 「平均値・中央値・最頻値はどう使い分ける?」のやさしい解説・Excel/Googleスプレッドシート/Python用のコピペ数式・計算ドリル(演習問題)もこのページにまとまっています
この計算は何の役に立つ?
ある日に売れた靴7足のサイズが 24.5, 25, 24.5, 26, 25, 24.5, 27(cm)だったとします。平均値は約25.2cmですが、お店が多めに仕入れるべきなのは「一番多く売れるサイズ」=最頻値の24.5cm(3足)です。
サイズ・色・型番のように「どれが一番よく出るか」で決める仕入れや在庫の判断では、平均値ではなく最頻値が実務の主役になります。
例えば5世帯の貯蓄額が 300万, 300万, 400万, 500万, 4000万円 だと、平均値は1100万円ですが、中央値は400万円、最頻値は300万円です。
貯蓄額や年収のような偏った分布では、一部の大きな値が平均値を引き上げるため、「真ん中の実感」に近いのは中央値や最頻値です。実際、厚生労働省の国民生活基礎調査でも所得の平均値と中央値が併記されています。ニュースの「平均」を読むとき、この使い分けを知っていると数字に惑わされません。
クラス30人の給食の人気投票で カレー12票・からあげ10票・ハンバーグ8票 なら、代表メニューは最頻値の「カレー」です。メニューの平均や中央値は計算のしようがありません。
このように、数値ではないデータ(カテゴリデータ)に使える代表値は最頻値だけです。商品アンケートの回答分析から選挙の得票まとめまで、一番出番の多い「集計の基本」です。
工場では、製品の寸法や重さを定期的に数個ずつ抜き取り、その範囲(最大値−最小値)を記録して見張る「R管理図」という手法が広く使われています(管理図は、品質管理のQC七つ道具の1つです)。
範囲が急に広がったら、機械のゆるみや材料のばらつきなど異常のサイン。「引き算1回で散らばりがわかる」手軽さが、現場で毎日使われている理由です。
クラスの平均点が60点でも、「よくできた組(80点前後)」と「つまずいた組(40点前後)」に分かれていると、60点付近の生徒はほとんどいない——ということが起こります(二峰性のある分布)。
平均値だけで判断せず、最頻値や中央値、点数の散らばり(範囲)もあわせて見ると、クラスの実態に合った対策が立てられます。
式
用語・記号の解説
記号
| \(x_1, x_2, \ldots, x_n\) | エックスいち、エックスに、…、エックスエヌ | 1つ1つのデータ。(例:5回分のテストの点数) |
| \(n\) | エヌ | データの個数。(例:5回分なら \(n = 5\)) |
| \(\bar{x}\) | エックスバー | 平均値(算術平均)。文字の上に横棒を引いた記号で、統計では「平均」を表す定番の書き方です。母集団全体の平均は \(\mu\)(ミュー)と書き分けます。 |
| \(\tilde{x}\) | エックスチルダ | 中央値(メジアン)。教科書では記号を使わずに「中央値」と言葉で書くことも多く、Me と書くこともあります。 |
| \(M_o\) | エム・オー(モード) | 最頻値(モード)。英語の Mode を略した記号で、Mo と書くこともあります。教科書では記号を使わず言葉で書くのが普通です。 |
| \(f(x)\) | エフ・エックス | 値 \(x\) がデータの中に現れる回数(度数)。(例:70が2回現れるなら \(f(70) = 2\)) |
| \(f_{\max}\) | エフ・マックス | 度数の最大値(一番多い出現回数)。最頻値は度数がこの値に等しい値のことです。 |
| \(x_{(k)}\) | エックス・かっこケー | データを小さい順に並べたときの \(k\) 番目の値。(例:\(x_{(1)}\) は最小値) |
| \(x_{\max},\ x_{\min}\) | エックス・マックス、エックス・ミン | データの最大値と最小値。範囲の式の材料です。 |
| \(R\) | アール | 範囲(レンジ)。最大値から最小値を引いた値で、Range の頭文字です。 |
用語
| 代表値 | だいひょうち | データ全体の特徴を1つの数で表す値のこと。平均値・中央値・最頻値の3つが代表的で、現在の学習指導要領では小学6年の「データの活用」で学びます。 |
| 平均値 (算術平均) |
へいきんち(さんじゅつへいきん) | すべてのデータを足して、データの個数で割った値。普通「平均」と言えばこれを指します。すべての値を計算に使うぶん、外れ値に引っ張られやすい性質があります。 |
| 中央値 (メジアン) |
ちゅうおうち | データを小さい順に並べたときの、ちょうど真ん中の値。偶数個のときは真ん中の2つの値の平均を取ります。外れ値に影響されにくい代表値です。 |
| 最頻値 (モード) |
さいひんち | データの中で最も多く現れる値。度数が最大の値が複数あればそれらすべてが最頻値で、すべての値が1回ずつなら最頻値はありません。カテゴリデータにも使える唯一の代表値です。 |
| 範囲 (レンジ) |
はんい | 最大値から最小値を引いた値。データの散らばり具合の、一番手軽な目安です。 |
| 度数 | どすう | その値(またはその階級)がデータの中に現れる回数のこと。最頻値は「度数が一番大きい値」です。 |
| 度数分布表 | どすうぶんぷひょう | データを「60以上70未満」のような区間(階級)に分けて、各階級の度数を数えた表。身長のように細かく散らばるデータの最頻値は、一番度数の多い階級で考えます。 |
| 階級 | かいきゅう | 度数分布表で、データを分ける「60以上70未満」のような区間のこと。階級の真ん中の値を階級値といい、細かく散らばるデータの最頻値は、一番度数の多い階級の階級値で考えます。 |
| 二峰性 (多峰性) |
にほうせい(たほうせい) | データの分布に山が2つ(またはそれ以上)あること。最頻値が複数あるのはこのサインで、性質の違う2つのグループが混ざっている可能性があります。 |
| 外れ値 | はずれち | 他の値から極端に離れた値のこと。平均値と範囲は外れ値に大きく引っ張られますが、中央値と最頻値は影響されにくい性質があります。 |
前提として理解しておくといいこと
このページの計算を「意味がわかって」使えるようになるために、前提として理解しておくといいことをまとめました。
| 足し算・引き算・割り算(小学3〜4年) |
|
| 平均(小学5年) |
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| データの活用・代表値(小学6年) |
|
| 度数分布表・ヒストグラム(中学1年) |
|
Excelで計算する方法
| 1つ目の数 | 60 |
| 2つ目の数 | 70 |
| 3つ目の数 | 70 |
| 4つ目の数 | 80 |
| 5つ目の数 | 95 |
| 最頻値(モード) | =MODE.SNGL(B1:B5) |
| 1つ目の数 | 60 |
| 2つ目の数 | 70 |
| 3つ目の数 | 70 |
| 4つ目の数 | 80 |
| 5つ目の数 | 95 |
| 合計 | =SUM(B1:B5) |
| 個数 | =COUNT(B1:B5) |
| 平均値(算術平均) | =AVERAGE(B1:B5) |
| 1つ目の数 | 60 |
| 2つ目の数 | 70 |
| 3つ目の数 | 70 |
| 4つ目の数 | 80 |
| 5つ目の数 | 95 |
| 中央値(メジアン) | =MEDIAN(B1:B5) |
| 1つ目の数 | 60 |
| 2つ目の数 | 70 |
| 3つ目の数 | 70 |
| 4つ目の数 | 80 |
| 5つ目の数 | 95 |
| 最大値 | =MAX(B1:B5) |
| 最小値 | =MIN(B1:B5) |
| 範囲(最大値−最小値) | =B6-B7 |
1つ目の表ではB6に最頻値70、2つ目の表ではB6に合計375・B7に個数5・B8に平均値75、3つ目の表ではB6に中央値70、4つ目の表ではB8に範囲35が表示されます。
最頻値のMODE.SNGLは、最頻値が複数あるときは最初の1つしか返しません。複数まとめて知りたいときは「=MODE.MULT(B1:B5)」を使ってください(複数のセルにこぼれて表示されます)。すべての値が1回ずつのときは「#N/A」エラーになります=最頻値なし、という意味です。
データの個数を変えたいときは、数値の行を増やし(減らし)てから、式の「B1:B5」の部分を実際のデータ範囲(例:7個なら B1:B7)に書き換えてください。
Googleスプレッドシートで計算する方法
| 1つ目の数 | 60 |
| 2つ目の数 | 70 |
| 3つ目の数 | 70 |
| 4つ目の数 | 80 |
| 5つ目の数 | 95 |
| 最頻値(モード) | =MODE(B1:B5) |
| 1つ目の数 | 60 |
| 2つ目の数 | 70 |
| 3つ目の数 | 70 |
| 4つ目の数 | 80 |
| 5つ目の数 | 95 |
| 合計 | =SUM(B1:B5) |
| 個数 | =COUNT(B1:B5) |
| 平均値(算術平均) | =AVERAGE(B1:B5) |
| 1つ目の数 | 60 |
| 2つ目の数 | 70 |
| 3つ目の数 | 70 |
| 4つ目の数 | 80 |
| 5つ目の数 | 95 |
| 中央値(メジアン) | =MEDIAN(B1:B5) |
| 1つ目の数 | 60 |
| 2つ目の数 | 70 |
| 3つ目の数 | 70 |
| 4つ目の数 | 80 |
| 5つ目の数 | 95 |
| 最大値 | =MAX(B1:B5) |
| 最小値 | =MIN(B1:B5) |
| 範囲(最大値−最小値) | =B6-B7 |
表を丸ごとコピーしてA1セルに貼り付け、B1〜B5を自分の数値に書き換えてください。
Pythonで計算する方法
import statistics
numbers = [10, 2, 38, 23, 38, 23, 21] # 調べたいデータ
mean_value = statistics.mean(numbers) # 平均値(算術平均)
median_value = statistics.median(numbers) # 中央値(メジアン)
mode_values = statistics.multimode(numbers) # 最頻値(複数あれば全部入ったリスト)
value_range = max(numbers) - min(numbers) # 範囲(最大値−最小値)
print(f"平均値: {mean_value}")
print(f"中央値: {median_value}")
print(f"最頻値: {mode_values}")
print(f"範囲: {value_range}")
print(f"小さい順: {sorted(numbers)}")
数式記述言語(LaTeX等)での書き方(コピペ可)
Mo = x (f(x) = f_max)
M_o = x \quad \bigl(\, f(x) = f_{\max} \,\bigr)
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
<mrow>
<msub><mi>M</mi><mi>o</mi></msub>
<mo>=</mo>
<mi>x</mi>
<mspace width="1em"/>
<mrow>
<mo>(</mo>
<mi>f</mi><mo>(</mo><mi>x</mi><mo>)</mo>
<mo>=</mo>
<msub><mi>f</mi><mi>max</mi></msub>
<mo>)</mo>
</mrow>
</mrow>
</math>
M_o = x (f(x) = f_(max))
Commonest[{x1, x2, x3}]
Statistics:-Mode([x1, x2, x3]);
M = mode(x);
M_o = x (f(x) = f_max)
x̄ = (x₁ + x₂ + ⋯ + xₙ) ÷ n
\bar{x} = \frac{x_1 + x_2 + \cdots + x_n}{n} = \frac{1}{n}\sum_{i=1}^{n} x_i
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
<mrow>
<mover accent="true"><mi>x</mi><mo>¯</mo></mover>
<mo>=</mo>
<mfrac>
<mrow>
<msub><mi>x</mi><mn>1</mn></msub>
<mo>+</mo>
<msub><mi>x</mi><mn>2</mn></msub>
<mo>+</mo>
<mo>⋯</mo>
<mo>+</mo>
<msub><mi>x</mi><mi>n</mi></msub>
</mrow>
<mi>n</mi>
</mfrac>
</mrow>
</math>
bar x = (x_1 + x_2 + cdots + x_n) / n
Mean[{x1, x2, x3}]
xbar := add(x[i], i = 1 .. n)/n;
xbar = mean(x);
x̄ = (x_1 + x_2 + ⋯ + x_n)/n
\tilde{x} = \begin{cases} x_{(\,(n+1)/2\,)} & (n:\ \mathrm{odd}) \\[6pt] \dfrac{x_{(n/2)} + x_{(n/2+1)}}{2} & (n:\ \mathrm{even}) \end{cases}
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
<mrow>
<mover accent="true"><mi>x</mi><mo>~</mo></mover>
<mo>=</mo>
<mrow>
<mo>{</mo>
<mtable columnalign="center left">
<mtr>
<mtd><msub><mi>x</mi><mrow><mo>(</mo><mo>(</mo><mi>n</mi><mo>+</mo><mn>1</mn><mo>)</mo><mo>/</mo><mn>2</mn><mo>)</mo></mrow></msub></mtd>
<mtd><mrow><mo>(</mo><mi>n</mi><mo>:</mo><mtext>odd</mtext><mo>)</mo></mrow></mtd>
</mtr>
<mtr>
<mtd><mfrac>
<mrow>
<msub><mi>x</mi><mrow><mo>(</mo><mi>n</mi><mo>/</mo><mn>2</mn><mo>)</mo></mrow></msub>
<mo>+</mo>
<msub><mi>x</mi><mrow><mo>(</mo><mi>n</mi><mo>/</mo><mn>2</mn><mo>+</mo><mn>1</mn><mo>)</mo></mrow></msub>
</mrow>
<mn>2</mn>
</mfrac></mtd>
<mtd><mrow><mo>(</mo><mi>n</mi><mo>:</mo><mtext>even</mtext><mo>)</mo></mrow></mtd>
</mtr>
</mtable>
</mrow>
</mrow>
</math>
tilde x = {(x_(((n+1)/2)), if n odd), ((x_((n/2)) + x_((n/2+1)))/2, if n even):}
Median[{x1, x2, x3}]
Statistics:-Median([x1, x2, x3]);
med = median(x);
x̃ = (x_((n/2)) + x_((n/2+1)))/2(データが偶数個のとき。奇数個のときは x̃ = x_(((n+1)/2)))
R = xₘₐₓ − xₘᵢₙ
R = x_{\max} - x_{\min}
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
<mrow>
<mi>R</mi>
<mo>=</mo>
<msub><mi>x</mi><mi>max</mi></msub>
<mo>−</mo>
<msub><mi>x</mi><mi>min</mi></msub>
</mrow>
</math>
R = x_(max) - x_(min)
Max[{x1, x2, x3}] - Min[{x1, x2, x3}]
R := max(L) - min(L);
R = max(x) - min(x);
R = x_max − x_min
ChatGPT に聞いて計算してもらう方法
あなたは統計計算のアシスタントです。次の計算を、必ずPythonコードを実際に実行して行い、実行結果の数値だけを根拠に回答してください(暗算や推測で答えないでください)。 次のデータについて、以下の値をそれぞれ求めてください。 データ: 10, 2, 38, 23, 38, 23, 21 1. 平均値(算術平均) 2. 中央値(メジアン) 3. 最頻値(モード)。複数あればすべて挙げ、すべての値が1回ずつなら「最頻値なし」と答えてください 4. 範囲(最大値−最小値) 5. 小さい順に並べ替えたデータ 計算に使った式と、実行結果の数値を示してください。
計算ドリル(演習問題)
このページの4つの指標を、自分の手で求められるようになるための演習問題です。
答えと解説は解答ページにあります。
使い方
-
1数値を入力計算したい数値を入力欄に入力します
-
2計算「計算する」ボタンを押します
-
3結果を確認計算結果がその場に表示されます。計算の考え方や式の解説も同じページで確認できます
DataChefの特徴
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