「税抜価格」「税率(%)」「税込価格」の3つのうち、わかっている2つを入力し、求めたい1つは空欄のままにして「計算する」を押してください。残りの1つと消費税額をまとめて計算します。
このページでできること
- 「税抜価格」「税率(%)」「税込価格」の3つのうち、わかっている2つを入れるだけで、残りの1つと消費税額がその場でわかります
- 「税抜1,000円の税込価格はいくら?」「税込1,080円の本体価格はいくら?」——どちら向きの計算もこれ1つでできます
- 税率は自由に入力できるので、標準税率10%・軽減税率8%はもちろん、過去の税率(5%・3%)や海外の付加価値税の計算にも使えます
- 式のやさしい解説・Excel/Googleスプレッドシート/Python用のコピペ数式・計算ドリル(演習問題)もこのページにまとまっています
この計算は何の役に立つ?
店頭の値札は税込(総額表示)が原則ですが、業務用の店やネット通販、見積書などでは「本体価格+税」の表示も使われています。税抜1,000円なら支払いは \(1000 \times 1.1 = 1100\) 円。
「×1.1(食品なら×1.08)」という倍率の掛け算を知っていると、レジに並ぶ前の合計の見積もりや予算オーバーの判断が一瞬でできます。
会社の経費精算や個人事業の帳簿付けでは、税込金額から本体価格と消費税額を分けて記帳する場面がよくあります。税込11,000円の領収書なら、本体価格は \(11000 \div 1.1 = 10000\) 円、消費税は1,000円です。
割り戻しの式は、経理の実務で一番出番の多い消費税計算です。
「税込で切りのいい1,100円にしたい。本体価格はいくらにすればいい?」——値付けの逆算は割り戻しの式そのものです(\(1100 \div 1.1 = 1000\) 円)。
また、課税事業者は受け取った消費税から仕入れなどで支払った消費税を差し引いた額を申告して納めるので、売上に対する消費税額の概算は、手元に残るお金の計画に直結します。
同じ税抜500円のお弁当でも、テイクアウト(飲食料品=軽減税率8%)なら \(500 \times 1.08 = 540\) 円、店内飲食(外食=標準税率10%)なら \(500 \times 1.1 = 550\) 円と支払額が変わります。
どちらの税率が適用されるかを知っていると、レシートの「8%対象」「10%対象」の区分も読み解けるようになります。
消費税は価格に比例するので、高額になるほど税額も大きくなります。本体価格200万円の車なら、消費税は \(200 \times 0.1 = 20\) 万円(20万円)です。
大きな買い物の資金計画では、本体価格だけでなく「税額そのもの」がいくらになるかを把握しておくことが大切です。
式
用語・記号の解説
記号
| \(X\) | エックス | 税抜価格(本体価格)。消費税が付く前の、商品そのものの価格です。 |
| \(R\) | アール | 税率(%)。日本の消費税では標準税率が10、軽減税率が8です。 |
| \(Y\) | ワイ | 税込価格。消費税を含んだ、実際に支払う価格です。 |
| \(T\) | ティー | 消費税額。税込価格と税抜価格の差(\(T = Y - X\))です。 |
| \(1 + R \div 100\) | 税込の倍率 | 税抜価格の何倍を支払うかを表す数。税率10%なら1.1、8%なら1.08です。 |
用語
| 消費税 | しょうひぜい | 商品やサービスの購入にかかる税金。日本では1989年に3%で導入され、5%(1997年)、8%(2014年)を経て、2019年10月から標準税率10%になりました。価格に上乗せして消費者が負担し、事業者を通じて納められます。 |
| 税抜価格 | ぜいぬきかかく | 消費税が付く前の商品そのものの価格。「本体価格」とも呼ばれます。 |
| 税込価格 | ぜいこみかかく | 消費税を含んだ、実際に支払う価格。日本では消費者向けの値札や広告は税込価格で表示すること(総額表示)が義務付けられています。 |
| 標準税率 | ひょうじゅんぜいりつ | 日本の消費税の基本の税率で、2019年10月から10%です。内訳は国税(消費税)7.8%+地方消費税2.2%です。 |
| 軽減税率 | けいげんぜいりつ | 生活必需品の負担を抑えるために低く設定された8%の税率。対象は「酒類・外食を除く飲食料品」と「週2回以上発行される定期購読の新聞」です。内訳は国税6.24%+地方消費税1.76%です。 |
| 総額表示 | そうがくひょうじ | 消費者向けの価格表示を税込価格で行う義務のこと。2021年4月から完全に義務化されました。事業者同士の取引や見積書では税抜表示も使われます。 |
| 割り戻し | わりもどし | 税込価格から税抜価格を求めるように、掛け算した後の値を「割って元に戻す」計算のこと。税率10%の税込価格なら1.1で割ります。 |
| 端数処理 | はすうしょり | 計算で出た1円未満の端数をどう扱うかの処理。消費税の端数は切り捨て・四捨五入・切り上げのどれにするか法律で統一されておらず、事業者が決められます(実務では切り捨てが多く使われています)。 |
前提として理解しておくといいこと
このページの計算を「意味がわかって」使えるようになるために、前提として理解しておくといいことをまとめました。
つまずいたら、この表の内容に戻って復習するのが近道です。
| 割合・百分率(小学5年) |
|
| 小数の掛け算・割り算(小学5年) |
|
| 「〇%増し」を1つの掛け算にまとめる考え方(中学1年 文字と式) |
|
Excelで計算する方法
| 税抜価格(本体価格) | 1000 |
| 税率(%) | 10 |
| 税込価格 | =B1*(1+B2/100) |
| 税抜価格(本体価格) | 1000 |
| 税率(%) | 10 |
| 消費税額 | =B1*B2/100 |
| 税込価格(支払額) | 1080 |
| 税率(%) | 8 |
| 税抜価格 | =B1/(1+B2/100) |
| 税抜価格(本体価格) | 100 |
| 税込価格(支払額) | 108 |
| 税率(%) | =(B2/B1-1)*100 |
例えば1つ目の表なら、B3に 1000 × 1.1 = 1100 と表示されます。B1とB2を自分の数値に書き換えるだけで使えます。
消費税の1円未満の端数を切り捨てたいときは、=ROUNDDOWN(B1*B2/100,0) のようにROUNDDOWN関数で数式を包みます。
Googleスプレッドシートで計算する方法
| 税抜価格(本体価格) | 1000 |
| 税率(%) | 10 |
| 税込価格 | =B1*(1+B2/100) |
| 税抜価格(本体価格) | 1000 |
| 税率(%) | 10 |
| 消費税額 | =B1*B2/100 |
| 税込価格(支払額) | 1080 |
| 税率(%) | 8 |
| 税抜価格 | =B1/(1+B2/100) |
| 税抜価格(本体価格) | 100 |
| 税込価格(支払額) | 108 |
| 税率(%) | =(B2/B1-1)*100 |
端数の切り捨てに使うROUNDDOWN関数も、Googleスプレッドシートでそのまま動きます。
Pythonで計算する方法
net_price = 1000 # 税抜価格(本体価格)
tax_rate = 10 # 税率(%)。軽減税率なら 8
tax_amount = net_price * tax_rate / 100 # 消費税額
gross_price = net_price + tax_amount # 税込価格
print(f"消費税額: {tax_amount}")
print(f"税込価格: {gross_price}")
# 税込価格から税抜価格に戻す(割り戻し)
gross_price2 = 1080 # 税込価格
tax_rate2 = 8 # 税率(%)
net_price2 = gross_price2 / (1 + tax_rate2 / 100)
# 小数の計算誤差で 999.9999999999999 のようにわずかにずれることがあるため、丸めて表示する
print(f"税抜価格: {round(net_price2, 2)}")
数式記述言語(LaTeX等)での書き方(コピペ可)
Y = X × (1 + R ÷ 100)
Y = X \times \left(1 + \frac{R}{100}\right)
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
<mrow>
<mi>Y</mi>
<mo>=</mo>
<mi>X</mi>
<mo>×</mo>
<mrow>
<mo>(</mo>
<mn>1</mn>
<mo>+</mo>
<mfrac><mi>R</mi><mn>100</mn></mfrac>
<mo>)</mo>
</mrow>
</mrow>
</math>
Y = X xx (1 + R/100)
net*(1 + rate/100)
gross := net*(1 + rate/100);
gross = net*(1 + rate/100);
Y = X × (1 + R/100)
T = X × R ÷ 100
T = X \times \frac{R}{100}
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
<mrow>
<mi>T</mi>
<mo>=</mo>
<mi>X</mi>
<mo>×</mo>
<mfrac><mi>R</mi><mn>100</mn></mfrac>
</mrow>
</math>
T = X xx R/100
net*rate/100
tax := net*rate/100;
tax = net*rate/100;
T = X × R/100
X = Y ÷ (1 + R ÷ 100)
X = \frac{Y}{1 + \frac{R}{100}}
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
<mrow>
<mi>X</mi>
<mo>=</mo>
<mfrac>
<mi>Y</mi>
<mrow>
<mn>1</mn>
<mo>+</mo>
<mfrac><mi>R</mi><mn>100</mn></mfrac>
</mrow>
</mfrac>
</mrow>
</math>
X = Y/(1 + R/100)
gross/(1 + rate/100)
net := gross/(1 + rate/100);
net = gross/(1 + rate/100);
X = Y/(1 + R/100)
R = (Y ÷ X − 1) × 100
R = \left(\frac{Y}{X} - 1\right) \times 100
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
<mrow>
<mi>R</mi>
<mo>=</mo>
<mrow>
<mo>(</mo>
<mfrac><mi>Y</mi><mi>X</mi></mfrac>
<mo>−</mo>
<mn>1</mn>
<mo>)</mo>
</mrow>
<mo>×</mo>
<mn>100</mn>
</mrow>
</math>
R = (Y/X - 1) xx 100
(gross/net - 1)*100
rate := (gross/net - 1)*100;
rate = (gross/net - 1)*100;
R = (Y/X - 1) × 100
ChatGPT に聞いて計算してもらう方法
あなたは消費税計算のアシスタントです。次の計算を、必ずPythonコードを実際に実行して行い、実行結果の数値だけを根拠に回答してください(暗算や推測で答えないでください)。 1. 税抜価格1,000円・税率10%のときの消費税額と税込価格 2. 税込価格1,080円・税率8%のときの税抜価格(本体価格)と消費税額 3. 税抜価格100円の商品が税込108円で売られているときの税率(%) 計算に使った式と、実行結果の数値を示してください。
計算ドリル(演習問題)
このページの式を、自分の手で計算できるようになるための演習問題です。
答えと解説は解答ページにあります。
使い方
-
1数値を入力計算したい数値を入力欄に入力します
-
2計算「計算する」ボタンを押します
-
3結果を確認計算結果がその場に表示されます。計算の考え方や式の解説も同じページで確認できます
DataChefの特徴
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クレジット表記不要
商用利用許諾の連絡も不要です
