表示回数・クリック数・クリック率(CTR)の3つのうち、わかっている2つを入力し、残りは空欄のままにして「計算する」を押してください。空欄にした項目を計算し、表示1,000回あたりのクリック数を図で表示します。
このページでできること
- 表示回数(インプレッション)・クリック数・クリック率(CTR:Click-Through Rate)の3つのうち、わかっている2つを入れるだけで、残り1つを計算します
- 「10,000回表示されて250回クリック、CTRは何%?」「CTR 1.5%で1,000クリック集めるには何回表示が必要?」——広告・検索結果・メールのクリック率の疑問がこれ1つで解決します
- 目標クリック数から逆算する「必要表示回数」は、表示回数が整数になるように切り上げて表示します
- 表示1,000回あたりのクリック数を図で確かめられます
- 式のやさしい解説・Excel/Googleスプレッドシート/Python用のコピペ数式・計算ドリル(演習問題)もこのページにまとまっています
この計算は何の役に立つ?
検索連動型の広告で、広告文Aは8,000回表示されて96クリック(CTR \(96 \div 8000 \times 100 = 1.2\)%)、見出しを変えた広告文Bは同じ8,000回表示で160クリック(CTR 2%)だったとします。同じ表示回数でもクリック数が約1.67倍になり、CTRの差として「どちらの広告文が興味を引くか」が数字でわかります。
広告運用では、このCTRの比較を繰り返して広告文や画像を選び直します。ただし表示回数が少ないうちは偶然の差も大きいので、ある程度の回数がたまってから判断するのが一般的です。
自社サイトのあるページが、検索結果に月20,000回表示されて400回クリックされているとします。CTRは \(400 \div 20000 \times 100 = 2\)%です。ページのタイトルや説明文を魅力的にしてCTRが3%に上がれば、順位が同じでもクリック数は \(20000 \times 3 \div 100 = 600\) 回と1.5倍になります。
「順位を上げる」以外に「同じ表示回数でクリックを増やす」という改善の道があることが、この計算で見えてきます。表示回数とクリック数はGoogle Search Consoleで無料で確認できます。
キャンペーンでサイトに1,000回のクリック(訪問)を集めたいとします。これまでの広告のCTRが1.5%なら、必要な表示回数は \(1000 \div 1.5 \times 100 = 66666.6\cdots\) で、切り上げて66,667回です。
表示回数がわかれば、表示1,000回あたりの単価(CPM)や過去の実績と合わせて「どのくらいの予算・期間が要るか」の見積もりにつながります。実際のCTRはぶれるので、計画は少し多めに見ておくのが普通です。
5,000通配信したメールで、本文のリンクが150回クリックされたなら、配信数基準のクリック率は \(150 \div 5000 \times 100 = 3\)%です。件名や本文の書き方を変えた回と比べれば、どの書き方が読者を動かすかがわかります。
ただしメールでは「開封した人のうち何%がクリックしたか」(開封者基準の率)を使うこともあり、基準が違うと数値は別物になります。レポートを読むときは、どちらの基準の率かを必ず確かめましょう。
動画配信サービスでは、動画のサムネイルが表示された回数と、そこから再生された回数からクリック率が計算され、管理画面に表示されます。例えばサムネイルが50,000回表示されて2,000回クリックされたら \(2000 \div 50000 \times 100 = 4\)%です。
サムネイルやタイトルを変えたときにこの値がどう動くかを見ると、「どんな見せ方が視聴者に選ばれるか」を数字で確かめられます。SNSの投稿やバナー広告でも考え方は同じです。
式と図
用語・記号の解説
記号
| \(\mathrm{CTR}\) | シーティーアール | クリック率。Click-Through Rate(クリック・スルー・レート)の頭文字で、表示回数に対するクリック数の割合(%)です。\(\mathrm{CTR} = C \div I \times 100\) で求めます。 |
| \(C\) | シー | クリック数。Clicks(クリック)の頭文字です。逆算の式では「集めたい目標のクリック数」を表します。(例:250回クリックされたら \(C = 250\)) |
| \(I\) | アイ | 表示回数(インプレッション)。Impressions(インプレッション)の頭文字です。広告や検索結果・リンクが画面に出た回数で、CTRの割り算の「割る数(基準)」になります。 |
| \(100\) | ひゃく | 百分率(パーセント)の基準。割合(小数)に100を掛けると%になり、%を100で割ると小数の割合に戻ります(\(0.025 \times 100 = 2.5\%\)、\(2.5\% \div 100 = 0.025\))。 |
| \(\lceil\ \rceil\) | てんじょうかんすう(切り上げ) | 中の数の小数点以下を切り上げて整数にする記号(天井関数)。\(\lceil 4285.71 \rceil = 4286\)、\(\lceil 2500 \rceil = 2500\) のように、整数はそのままです。「天井」=その数以上で最も近い整数、という意味です。 |
用語
| クリック率 (CTR) |
クリックりつ(シーティーアール) | 表示された回数のうち、クリックされた回数の割合(%)。広告・検索結果・SNSの投稿・メールのリンクなど、「見せて、押してもらう」もの全般の反応の良さを測る基本の指標です。見出し・画像・掲載順位などで大きく変わります。 |
| 表示回数 (インプレッション) |
ひょうじかいすう(インプレッション) | 広告や検索結果・投稿が画面に表示された回数。英語の impression(印象)から「インプレッション」「imp(インプ)」とも呼びます。同じ人に3回表示されれば3回と数える(人数ではなく回数)のが基本です。 |
| クリック数 | クリックすう | 表示されたものが実際にクリック(タップ)された回数。広告なら広告のリンク先に移動した回数、検索結果ならそのページが開かれた回数です。 |
| リスティング広告 (検索連動型広告) |
リスティングこうこく(けんさくれんどうがたこうこく) | 検索結果の上や下に出る、検索した言葉に連動した広告。表示回数・クリック数・CTRが管理画面で毎日確認できるため、CTRの計算と改善が最も日常的に行われる分野です。 |
| 自然検索 (オーガニック検索) |
しぜんけんさく(オーガニックけんさく) | 検索結果のうち広告ではない部分。自社サイトが検索結果に出た回数(表示回数)とクリック数は、Google Search Console などの無料ツールで確認でき、そのCTRを改善するのがSEOの基本作業の一つです。 |
| コンバージョン率 (CVR) |
コンバージョンりつ(シーブイアール) | Conversion Rate(コンバージョン・レート)の略で、クリックした人のうち、購入や申し込みなどの目的の行動(コンバージョン)に至った割合(%)。CTRが「見た→押した」の割合なら、CVRは「押した→買った」の割合で、CTRの次の段階の指標です。 |
| 切り上げ | きりあげ | 小数点以下を捨てて、1大きい整数にする丸め方(4285.71→4286)。必要表示回数のように「これだけあれば足りる回数」を求めるときは、切り捨てや四捨五入では目標に届かない場合があるため、切り上げを使います。 |
| 割合の3用法 | わりあいのさんようほう | 「比べられる量 ÷ もとにする量 = 割合」「もとにする量 × 割合 = 比べられる量」「比べられる量 ÷ 割合 = もとにする量」の3つの式のこと。このページの3本の式は、クリック数を比べられる量・表示回数をもとにする量とした3用法そのものです。 |
前提として理解しておくといいこと
このページの計算を「意味がわかって」使えるようになるために、前提として理解しておくといいことをまとめました。
| 割合・百分率(小学5年) |
|
| 割合の3用法(小学5年) |
|
| 小数の掛け算・割り算(小学5年) |
|
| 概数・切り上げ(小学4年) |
|
| 文字式・等式の変形(中学1〜2年) |
|
Excelで計算する方法
| クリック数 C | 250 |
| 表示回数 I | 10000 |
| クリック率 CTR(%) | =B1/B2*100 |
| 表示回数 I | 40000 |
| クリック率 CTR(%) | 2.5 |
| 見込みクリック数 C | =B1*B2/100 |
| 目標クリック数 C | 50 |
| クリック率 CTR(%) | 2 |
| 必要表示回数 I | =ROUNDUP(B1/B2*100,0) |
例えば1つ目の表ならB3に2.5(CTR 2.5%)、2つ目の表ならB3に1000(見込み1,000クリック)、3つ目の表ならB3に2500(必要表示回数2,500回)と表示されます。3つ目のROUNDUP関数は「小数点以下を切り上げて整数にする」関数で、割り切れないとき(例:30÷0.7×100=4285.71…)も4286のように1回多い整数を返します。B1とB2を自分の数値に書き換えるだけで使えます。
Googleスプレッドシートで計算する方法
| クリック数 C | 250 |
| 表示回数 I | 10000 |
| クリック率 CTR(%) | =B1/B2*100 |
| 表示回数 I | 40000 |
| クリック率 CTR(%) | 2.5 |
| 見込みクリック数 C | =B1*B2/100 |
| 目標クリック数 C | 50 |
| クリック率 CTR(%) | 2 |
| 必要表示回数 I | =ROUNDUP(B1/B2*100,0) |
Pythonで計算する方法
import math
clicks = 250 # クリック数
impressions = 10000 # 表示回数
ctr = clicks / impressions * 100 # クリック率 CTR(%)
print(f"クリック率: {ctr}%")
# 見込みクリック数:表示回数と CTR から
impressions2 = 40000
ctr2 = 2.5
expected_clicks = impressions2 * ctr2 / 100
print(f"見込みクリック数: {expected_clicks}")
# 必要表示回数:目標クリック数と CTR から(小数点以下を切り上げ)
target_clicks = 50
ctr3 = 2
# round(..., 6) は浮動小数点の誤差(1000.0000000001 など)で切り上げが1つ多くならないための保険
required_impressions = math.ceil(round(target_clicks / ctr3 * 100, 6))
print(f"必要表示回数: {required_impressions}")
数式記述言語(LaTeX等)での書き方(コピペ可)
CTR = C ÷ I × 100
\mathrm{CTR} = \dfrac{C}{I} \times 100
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
<mrow>
<mi>CTR</mi>
<mo>=</mo>
<mfrac><mi>C</mi><mi>I</mi></mfrac>
<mo>×</mo>
<mn>100</mn>
</mrow>
</math>
CTR = C/I xx 100
clicks/impressions*100
CTR := clicks/impressions*100;
CTR = clicks/impressions*100;
CTR = C/I × 100
C = I × CTR ÷ 100
C = I \times \dfrac{\mathrm{CTR}}{100}
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
<mrow>
<mi>C</mi>
<mo>=</mo>
<mi>I</mi>
<mo>×</mo>
<mfrac><mi>CTR</mi><mn>100</mn></mfrac>
</mrow>
</math>
C = I xx CTR/100
impressions*ctr/100
clicks := impressions*ctr/100;
clicks = impressions*ctr/100;
C = I × CTR/100
I = ⌈C ÷ CTR × 100⌉
I = \left\lceil \dfrac{C}{\mathrm{CTR}} \times 100 \right\rceil
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
<mrow>
<mi>I</mi>
<mo>=</mo>
<mo>⌈</mo>
<mfrac><mi>C</mi><mi>CTR</mi></mfrac>
<mo>×</mo>
<mn>100</mn>
<mo>⌉</mo>
</mrow>
</math>
I = |~ C/CTR xx 100 ~|
Ceiling[clicks/ctr*100]
impressions := ceil(clicks/ctr*100);
impressions = ceil(clicks/ctr*100);
I = ⌈C/CTR × 100⌉
ChatGPT に聞いて計算してもらう方法
あなたはWeb広告の指標計算のアシスタントです。次の計算を、必ずPythonコードを実際に実行して行い、実行結果の数値だけを根拠に回答してください(暗算や推測で答えないでください)。 広告が10,000回表示され、250回クリックされました。 次の値をそれぞれ求めてください。 1. クリック率 CTR(クリック数 ÷ 表示回数 × 100。%) 2. 同じCTRのまま40,000回表示したときの見込みクリック数(表示回数 × CTR ÷ 100) 3. 別の広告について:CTRが0.7%のとき、30回のクリックを集めるのに必要な表示回数(クリック数 ÷ CTR × 100 を小数点以下切り上げ) 計算に使った式と、実行結果の数値を示してください。
計算ドリル(演習問題)
このページの式を、自分の手で計算できるようになるための演習問題です。
答えと解説は解答ページにあります。
使い方
-
1数値を入力計算したい数値を入力欄に入力します
-
2計算「計算する」ボタンを押します
-
3結果を確認計算結果がその場に表示されます。計算の考え方や式の解説も同じページで確認できます
DataChefの特徴
専門知識不要、直感的で簡単な操作
個人情報を登録することなく使用できます
「ダウンロード」押下でファイルを自動削除
クレジット表記不要
商用利用許諾の連絡も不要です
