流入数・コンバージョン数(CV数)・コンバージョン率 CVR(%)の3つのうち、わかっている2つを入力し、残りは空欄のままにして「計算する」を押してください。空欄にした項目を計算し、流入→CVの内訳をグラフで表示します。
このページでできること
- 流入数(クリック数・セッション数・ユーザー数)・コンバージョン数(CV数)・コンバージョン率 CVR(%)の3つのうち、わかっている2つを入れるだけで残り1つを計算します
- 「クリック2000回でCV50件ならCVRは何%?」「目標CV30件をCVR2.5%で取るには流入が何回必要?」「流入5000回でCVR1.8%なら何件取れる?」——広告運用・サイト改善の3つの疑問がこれ1つで解決します
- 必要な流入数は人数・回数なので端数を切り上げて表示し、あわせて「CV1件あたりに必要な流入数(\(100 \div \mathrm{CVR}\))」も計算します
- 流入→CVの内訳がファネル風の棒グラフで一目でわかります
- 式のやさしい解説・Excel/Googleスプレッドシート/Python用のコピペ数式・計算ドリル(演習問題)もこのページにまとまっています
この計算は何の役に立つ?
広告の管理画面に「クリック2000回・コンバージョン50件」とあれば、CVRは \(50 \div 2000 \times 100 = 2.5\)%です。CVRは広告の成果を測る一番基本の指標で、複数の広告や検索キーワードを「どれが成果につながりやすいか」で比べるときに使います。
ただし管理画面のCVRはクリック数が分母、アクセス解析ツールのCVRはセッション数が分母、というように数え方が違うことがあります。同じ広告でも数値がずれるのはそのためで、比べるときは分母をそろえます。
「今月は申込を30件取りたい」という目標があり、これまでのCVRが2.5%なら、必要なクリック数は \(30 \times 100 \div 2.5 = 1200\) 回です。クリック単価(CPC)が平均120円なら、予算の目安は \(1200 \times 120 = 144000\) 円になります。
このように「目標CV数 → 必要流入数 → 予算」と逆算するのが、広告の計画づくりの基本の流れです。CVRが1.25%に下がると必要なクリック数は2400回に倍増するので、予算を抑えたいならCVRの改善が効く、ということも数字で確かめられます。
月5000セッションの申込ページで、CVRが1%から2%に改善したとします。見込みCV数は \(5000 \times 1 \div 100 = 50\) 件から \(5000 \times 2 \div 100 = 100\) 件に増え、流入を増やさなくても成果が2倍になります。
流入を2倍にするには広告費がおよそ2倍かかりますが、ページの改善は一度直せば効果が続きます。「流入を増やすか、CVRを上げるか」を比べて優先順位を決めるときに、この見積もりが役立ちます(改善後のCVRが本当に上がったかどうかの判定には、十分なセッション数が必要です)。
ネットショップで1か月に10000セッションの訪問があり、購入が120件なら、購入率(CVR)は \(120 \div 10000 \times 100 = 1.2\)%です。裏返すと「約83セッションに1件しか買われていない」(\(100 \div 1.2 \fallingdotseq 83.3\))ということで、商品ページや決済の流れに改善の余地がないかを考えるきっかけになります。
売上は「セッション数 × CVR × 平均注文額」に分解できるので、CVRは売上を動かす3つの要素のうちの1つです。
社内勉強会の申込ページに400人が訪問し、12人が申し込んだなら申込率は \(12 \div 400 \times 100 = 3\)%です。CVRの考え方は広告に限らず、求人ページの応募率、メールマガジンの登録率、資料ダウンロード率など「来た人のうち何%が行動したか」を測る場面すべてに当てはまります。
次回の勉強会で30人集めたいなら、同じ申込率3%として必要な訪問数は \(30 \times 100 \div 3 = 1000\) 人、と告知の規模を決める目安にもなります。
式と図
用語・記号の解説
記号
| \(\mathrm{CVR}\) | シーブイアール | コンバージョン率。英語の Conversion Rate(コンバージョン・レート)の頭文字で、流入のうち何%がコンバージョンに至ったかを表します。\(\mathrm{CVR} = C \div N \times 100\) で求めます。海外の資料や広告の管理画面では CR や Conv. rate(Conversion rate の略)と書かれることもあります。 |
| \(C\) | シー | コンバージョン数(件数)。Conversion(コンバージョン)の頭文字です。(例:申込が50件なら \(C = 50\)) |
| \(N\) | エヌ | 流入数(クリック数・セッション数・ユーザー数のどれか)。数学で「個数」を表すときによく使う number(数)の頭文字です。(例:2000クリックなら \(N = 2000\)) |
| \(V\) | ブイ | CV1件あたりに必要な流入数。Visits(訪問)の頭文字にちなんでこのページで使う記号で、\(V = 100 \div \mathrm{CVR}\) で求めます。 |
| \(\lceil\ \rceil\) | てんじょうかんすう(切り上げ) | 中の数を切り上げて整数にする記号(天井関数)。\(\lceil 1666.67 \rceil = 1667\) のように使います。必要な流入数のような「人数・回数」を求めるときに登場します。 |
用語
| コンバージョン (CV) |
コンバージョン(シーブイ) | サイトや広告の目的として数える「成果」の行動。ECサイトなら購入、サービスサイトなら申込や資料請求、アプリならインストールなど、何をCVにするかはサイトごとに決めます。英語の conversion は「転換」という意味で、「訪問者がお客さんに転換した」というイメージです。 |
| コンバージョン率 (CVR) |
コンバージョンりつ(シーブイアール) | 流入のうち何%がコンバージョンに至ったかを表す割合。\(\mathrm{CVR} = C \div N \times 100\) です。同じサイトでも「分母を何で数えるか」で値が変わるため、比較するときは数え方をそろえます。 |
| 流入数 (分母の数え方) |
りゅうにゅうすう | CVRの分母にする「来た数」の総称。広告運用ではクリック数、サイト分析ではセッション数(訪問回数)、人数ベースならユーザー数を使うのが一般的です。同じ人が2回来ればクリック・セッションは2、ユーザーは1と数えるので、ユーザー数を分母にしたCVRの方が大きめに出ます。 |
| クリック数 | クリックすう | 広告や検索結果がクリックされた回数。広告管理画面のCVRは、通常この「クリック数」を分母にしています。 |
| セッション | セッション | ユーザーがサイトに来てから離れるまでの「1回の訪問」。同じ人が朝と夜に来れば2セッションです。アクセス解析ツールのCVRは、この「セッション数」を分母にすることが多いです(ツールによってはセッション基準とユーザー基準の両方のCVRを表示します)。 |
| ユーザー数 (UU) |
ユーザーすう(ユーユー) | 一定期間にサイトを訪れた「人」の数(重複を除いた人数)。ユニークユーザー(UU)とも呼びます。 |
| クリック率 (CTR) |
クリックりつ(シーティーアール) | 広告や検索結果が表示された回数のうち、何%がクリックされたかを表す割合。「表示→クリック」がCTR、「クリック→CV」がCVRで、2つを(%を小数に直してから)掛けると「表示→CV」の割合になります。 |
| 顧客獲得単価 (CPA) |
こきゃくかくとくたんか(シーピーエー) | CV1件を獲得するのにかかった広告費。広告費 ÷ CV数 で求めるほか、クリック単価(CPC)とCVRから \(\mathrm{CPA} = \mathrm{CPC} \times 100 \div \mathrm{CVR}\) と計算できます。CVRが上がるとCPAは下がります。 |
| クリック単価 (CPC) |
クリックたんか(シーピーシー) | 広告が1回クリックされるごとにかかる費用。必要な流入数(クリック数)にCPCを掛けると、必要な広告予算の目安になります。 |
| ファネル | ファネル | 表示→クリック→CVのように、段階が進むごとに人数が減っていく様子を「漏斗(じょうご)」の形に例えた考え方。このページのグラフは「流入→CV」の2段のファネルです。 |
| 切り上げ | きりあげ | 小数点以下に端数があれば、どんなに小さくても1つ大きい整数にすること。必要な流入数は「目標を確実に満たす最小の整数」なので、四捨五入ではなく切り上げにします。 |
| 期待値 (見込み) |
きたいち(みこみ) | 平均的に見込める値のこと。「見込みCV数37.5件」は「ぴったり37.5件」ではなく、「同じ条件を何度も繰り返せば平均してそのくらい」という意味です。 |
前提として理解しておくといいこと
このページの計算を「意味がわかって」使えるようになるために、前提として理解しておくといいことをまとめました。
| 割合・百分率(小学5年) |
|
| 割合の3用法(小学5年) |
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| 小数の掛け算・割り算(小学5年) |
|
| 概数・切り上げ(小学4年) |
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| 文字式・等式の変形(中学1〜2年) |
|
Excelで計算する方法
| 流入数 N | 2000 |
| コンバージョン数 C | 50 |
| CVR(%) | =B2/B1*100 |
| 目標のコンバージョン数 C | 50 |
| 目標のCVR(%) | 3 |
| 必要な流入数 N(切り上げ) | =ROUNDUP(B1*100/B2,0) |
| 流入数 N | 5000 |
| CVR(%) | 1.8 |
| 見込みのコンバージョン数 C | =B1*B2/100 |
| CVR(%) | 2.5 |
| CV1件あたりの流入数 V | =100/B1 |
例えば1つ目の表ならB3に2.5(CVR2.5%)、2つ目の表ならB3に1667(必要な流入数。ROUNDUP関数で切り上げ)、3つ目の表ならB3に90(見込みCV数)、4つ目の表ならB2に40(40クリックに1件)と表示されます。入力欄を自分の数値に書き換えるだけで使えます。
Googleスプレッドシートで計算する方法
| 流入数 N | 2000 |
| コンバージョン数 C | 50 |
| CVR(%) | =B2/B1*100 |
| 目標のコンバージョン数 C | 50 |
| 目標のCVR(%) | 3 |
| 必要な流入数 N(切り上げ) | =ROUNDUP(B1*100/B2,0) |
| 流入数 N | 5000 |
| CVR(%) | 1.8 |
| 見込みのコンバージョン数 C | =B1*B2/100 |
| CVR(%) | 2.5 |
| CV1件あたりの流入数 V | =100/B1 |
Pythonで計算する方法
import math
visits = 2000 # 流入数(クリック数など)
conversions = 50 # コンバージョン数
cvr = conversions / visits * 100 # CVR(%)
visits_per_cv = 100 / cvr # CV1件あたりに必要な流入数
print(f"CVR: {cvr}%")
print(f"CV1件あたりの流入数: {visits_per_cv}")
# 逆算:目標CV数と目標CVRから必要な流入数(切り上げ)
target_conversions = 50 # 目標のCV数
target_cvr = 3 # 目標のCVR(%)
needed_visits = math.ceil(target_conversions * 100 / target_cvr)
print(f"必要な流入数: {needed_visits}")
# 見込み:流入数とCVRから見込みCV数
visits2 = 5000 # 流入数
cvr2 = 1.8 # CVR(%)
expected_conversions = visits2 * cvr2 / 100
print(f"見込みCV数: {expected_conversions}")
数式記述言語(LaTeX等)での書き方(コピペ可)
CVR = C ÷ N × 100
\mathrm{CVR} = \dfrac{C}{N} \times 100
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
<mrow>
<mi>CVR</mi>
<mo>=</mo>
<mfrac><mi>C</mi><mi>N</mi></mfrac>
<mo>×</mo>
<mn>100</mn>
</mrow>
</math>
CVR = C/N xx 100
c/n*100
CVR := C/N*100;
CVR = C/N*100;
CVR = C/N × 100
N = ⌈C × 100 ÷ CVR⌉
N = \left\lceil \dfrac{C \times 100}{\mathrm{CVR}} \right\rceil
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
<mrow>
<mi>N</mi>
<mo>=</mo>
<mo>⌈</mo>
<mfrac>
<mrow><mi>C</mi><mo>×</mo><mn>100</mn></mrow>
<mi>CVR</mi>
</mfrac>
<mo>⌉</mo>
</mrow>
</math>
N = |~ (C xx 100)/(CVR) ~|
Ceiling[c*100/cvr]
N := ceil(C*100/CVR);
N = ceil(C*100/CVR);
N = ⌈(C × 100)/CVR⌉
C = N × CVR ÷ 100
C = N \times \dfrac{\mathrm{CVR}}{100}
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
<mrow>
<mi>C</mi>
<mo>=</mo>
<mi>N</mi>
<mo>×</mo>
<mfrac><mi>CVR</mi><mn>100</mn></mfrac>
</mrow>
</math>
C = N xx CVR/100
n*cvr/100
C := N*CVR/100;
C = N*CVR/100;
C = N × CVR/100
ChatGPT に聞いて計算してもらう方法
あなたはWebマーケティングの計算アシスタントです。次の計算を、必ずPythonコードを実際に実行して行い、実行結果の数値だけを根拠に回答してください(暗算や推測で答えないでください)。 広告が2000回クリックされ、そのうち50件が申込(コンバージョン)になりました。 次の値をそれぞれ求めてください。 1. コンバージョン率 CVR(コンバージョン数 ÷ 流入数 × 100。%) 2. CV1件あたりに必要な流入数(100 ÷ CVR) 3. 別のページについて:CVRが3%のとき、申込を50件取るのに必要なクリック数(コンバージョン数 × 100 ÷ CVR を切り上げ) 4. 別のページについて:CVRが1.8%のページに5000セッションの流入があるときの見込みコンバージョン数(流入数 × CVR ÷ 100) 計算に使った式と、実行結果の数値を示してください。
計算ドリル(演習問題)
このページの式を、自分の手で計算できるようになるための演習問題です。
答えと解説は解答ページにあります。
使い方
-
1数値を入力計算したい数値を入力欄に入力します
-
2計算「計算する」ボタンを押します
-
3結果を確認計算結果がその場に表示されます。計算の考え方や式の解説も同じページで確認できます
DataChefの特徴
専門知識不要、直感的で簡単な操作
個人情報を登録することなく使用できます
「ダウンロード」押下でファイルを自動削除
クレジット表記不要
商用利用許諾の連絡も不要です
