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板取り計算
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棚板のたわみと耐荷重
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フローリング・床材の必要枚数計算機(ケース数・ロス率・費用の概算)

床の広さ・フローリング1枚の寸法・ロス率を入力してください。1ケースの入数と価格は空欄でもかまいません(空欄ならその項目は計算しません)。

ロス率は一般に5〜10%を見込むことが多く、斜め張りやヘリンボーンのように端材が出やすい張り方では10〜15%程度を見込むこともあります。空欄なら0%(ロスなし)で計算します。
計算結果・図
左の入力欄に床の広さと1枚の寸法を入れて「計算する」を押すと、ここに結果が表示されます。

このページでできること

  • 床の広さ(縦×横・㎡・畳数のどれでも)と、フローリング1枚の寸法(1818×303mmなど)を入れるだけで、必要な枚数がその場でわかります
  • ロス率(切りしろ・端材・張り間違いの予備)を入れると、正味の枚数とロス込みの必要枚数を分けて表示します
  • 1ケースの入数(枚数または施工面積㎡)を入れると、必要なケース数(切り上げ)と、そのケース数で実際に施工できる面積・余りがわかります
  • 単価(1ケース・1枚・1㎡あたり)を入れると、材料の概算費用も同時に計算できます
  • 式のやさしい解説・Excel/Googleスプレッドシート/Python用のコピペ数式・計算ドリル(演習問題)もこのページにまとまっています
枚数は面積をもとにした概算です。実際に必要な枚数は張り方(張る向き・継ぎ目のずらし方)や部屋の形で決まる端材の量によって変わるため、ロス率で余裕を見込みます。目地(隙間)を空けて張るタイルの枚数は「タイル枚数計算機」で計算してください。

この計算は何の役に立つ?

6畳・8畳の部屋のフローリング張り替え(DIY・リフォーム)

例えば江戸間の6畳(1畳≒1.5445㎡、床面積≒9.27㎡)に1818mm×303mmのフローリング材(1枚0.550854㎡)をロス率5%で張ると、必要面積は約9.73㎡、ロス込みの必要枚数は \(\lceil 9.73 \div 0.550854 \rceil = 18\) 枚、1ケース6枚入りなら3ケース(18枚)でちょうど足りる計算です。
同じ「6畳」でも不動産広告の基準(9.72㎡)なら19枚=4ケースになるので、畳の基準の違いが買う量に直結します。買い出しの前に計算しておくと、足りずに買い足す(同じロットが手に入らないと色が微妙に違う)失敗を減らせます。

リフォームの見積書の数量を自分で確かめる

リフォームの見積書には「LDK 床フローリング張り 20㎡」のように面積と材料費が並びます。1枚0.550854㎡の材料をロス率10%で見込むと、必要面積は22㎡、必要枚数は \(\lceil 22 \div 0.550854 \rceil = 40\) 枚、6枚入りなら7ケース(42枚)です。
この式を知っていると、見積もりのケース数や材料費がどんな根拠から出てくるのかを自分でも追いかけられ、業者との打ち合わせで確認したいこと(ロス率をいくつで見ているか、余った材料はどうなるか)を整理しやすくなります。実際の見積もりには施工費・下地処理・巾木などの条件も入るため、枚数だけで金額の妥当性は判断できません。

「1ケース=3.3㎡」の商品をケース数で買う

フローリング材やフロアタイルには「1ケース3.3㎡入り(ほぼ1坪)」のように施工面積で表示されている商品が多くあります。床面積13.2㎡(8畳相当)にロス率5%を見込むと必要面積は13.86㎡で、ケース数は \(\lceil 13.86 \div 3.3 \rceil = 5\) ケース、施工できる面積は \(5 \times 3.3 = 16.5\) ㎡です。
床面積との差(約3.3㎡=ほぼ1ケース分)が余りなので、ロス率をどう見るかでケース数が変わる境目にいることがわかります。通販でケース単位の注文をするときに、1回で注文を確定させる助けになります。

賃貸の床を傷つけずに敷く「置くだけフロアタイル」の枚数

接着剤を使わずに置くだけで敷ける床材は、賃貸でも人気のDIYです。例えば914mm×152mm(1枚0.138928㎡)の置くだけフロアタイルを、縦2.5m×横2mの部屋(5㎡)にロス率10%で敷くなら、必要面積は5.5㎡、必要枚数は \(\lceil 5.5 \div 0.138928 \rceil = 40\) 枚です。
1枚が小さい商品ほど枚数が一気に増えるので、ケース(10枚入りなど)の入数まで含めて計算しておくと、注文が一度で済みます。

学校・店舗・イベント会場の床仕上げの数量拾い

教室・店舗・展示ブースなど広い床でも考え方は同じです。例えば縦9m×横7m(63㎡)の教室に1枚0.550854㎡のフローリング材をロス率7%で張ると、必要面積は67.41㎡、必要枚数は \(\lceil 67.41 \div 0.550854 \rceil = 123\) 枚、6枚入りなら21ケース(126枚)です。
建築の積算(数量拾い)では、この「正味の数量にロス率を掛けて切り上げる」手順が材料全般の基本になっていて、フローリングに限らず壁紙・塗料・タイルでも同じ形で見積もります。

式と図

床面積
数学表記 (一般的な数式)
\(S\) \(=\) \(L\) \(\times\) \(W\)
\(S\) \(=\) \(n\) \(\times\) \(j\)
日本語表記 (記号を日本語に置き換えた式)
③ 床面積 \(S\) \(=\) ① 部屋の縦の長さ \(L\) \(\times\) ② 部屋の横の長さ \(W\)
床面積 \(S\) \(=\) ④ 畳数 \(n\) \(\times\) ⑤ 1畳の面積 \(j\)
式を日本語で読むと
① 部屋の縦の長さ \(L\) に
② 部屋の横の長さ \(W\) を掛けると
③ 床面積 \(S\) になる
④ 畳数で指定するときは、 畳数 \(n\) に
⑤ 1畳の面積 \(j\)(基準によって1.44〜1.82㎡) を掛けたものが床面積になる
簡単な例
縦3.6m×横2.7mの部屋(不動産広告の6畳=1.62㎡×6と同じ広さ)の床面積は
床面積 \(S\) \(=\) 縦(3.6m) \(\times\) 横(2.7m)
\(3.6 \times 2.7 = 9.72\,\mathrm{m^2}\)
\(6 \times 1.62 = 9.72\,\mathrm{m^2}\)
考え方のポイント
床面積は「壁の内側から内側まで」の寸法(内法)で測ります。図面の畳数から計算するときは、1畳の広さが基準によって違うことに注意してください。不動産広告の畳数は「1畳=1.62㎡」で表示するルールなので、広告の畳数ならそのまま1.62㎡を掛けます。実際の畳のサイズがわかる部屋なら、京間(≒1.8223㎡)・中京間(≒1.6529㎡)・江戸間(≒1.5445㎡)・団地間(≒1.4399㎡)から選びます(値は「坪・畳・平方メートル換算」のページと同じです)。L字型の部屋は長方形に分けてそれぞれの面積を足し、押し入れやクローゼットの中にも張るなら、その分も足します。
フローリング1枚の面積
数学表記 (一般的な数式)
\(a\) \(=\) \(l\) \(\times\) \(w\)
日本語表記 (記号を日本語に置き換えた式)
③ 1枚の面積 \(a\) \(=\) ① 1枚の長さ \(l\) \(\times\) ② 1枚の幅 \(w\)
式を日本語で読むと
① 1枚の長さ \(l\) に
② 1枚の幅 \(w\) を掛けると
③ 1枚の面積 \(a\) になる
簡単な例
1818mm×303mm(=1.818m×0.303m)のフローリング材1枚の面積は
1枚の面積 \(a\) \(=\) 長さ(1.818m) \(\times\) 幅(0.303m)
\(1.818 \times 0.303 = 0.550854\,\mathrm{m^2}\)
考え方のポイント
フローリング材は「1818mm×303mm」のように mm で表示されることが多いので、計算の前に 1000 で割ってメートルに揃えます(このページでは自動で揃えます)。1818mm×303mm は日本で最も広く使われている寸法で、6枚で約3.3㎡=ほぼ1坪になるように作られています。幅広タイプ(1818mm×145mm など)は商品の寸法どおりに入れます。無垢材の乱尺(長さがばらばら)のように1枚の寸法が決まらない商品は、1枚の寸法欄には商品に書かれた代表的な寸法を入れたうえで、1ケースの入数を「㎡」(1ケースの施工面積)で指定すると、ケース数は面積だけから計算されるので確実です(このとき枚数の欄は目安になります)。タイルのような目地(隙間)は無いので、1枚の面積はそのまま長さ×幅です。
ロス込みの必要面積
図
数学表記 (一般的な数式)
\(S_r\) \(=\) \(S\) \(\times\) \((\) \(1\) \(+\) \(r\) \()\)
日本語表記 (記号を日本語に置き換えた式)
③ ロス込みの必要面積 \(S_r\) \(=\) ① 床面積 \(S\) \(\times\) \((\) \(1\) \(+\) ② ロス率 \(r\) \()\)
式を日本語で読むと
① 床面積 \(S\) に
② 「1 + ロス率 \(r\) 」を掛ける(5%なら1.05倍にする)と
③ ロス込みの必要面積 \(S_r\) になる
簡単な例
床面積9.72㎡に、ロス率5%を見込んだ必要面積は
必要面積 \(S_r\) \(=\) 床面積(9.72㎡) \(\times\) \((\) \(1\) \(+\) ロス率(0.05) \()\)
\(9.72 \times (1 + 0.05) = 9.72 \times 1.05 = 10.206\,\mathrm{m^2}\)
考え方のポイント
フローリングは部屋の端で必ず切って合わせるため、切り落とした端材がすべて他の場所に使い回せるわけではありません。さらに、張り間違い・傷・割れの予備も要ります。この「床面積より多めに要る分」をまとめて見込むのがロス率で、内装の積算では一般に5〜10%を見込むことが多いとされます。端材が出やすい張り方(斜め張り・ヘリンボーン)や、柱・配管の切り欠きが多い部屋、細長い部屋では、多め(10〜15%程度)に見ておくと安心です。ロス率は「床面積に対する割合」なので、%を100で割った小数(5%→0.05)を1に足して掛けます。
必要な枚数(正味とロス込み)
図
数学表記 (一般的な数式)
\(N_0\) \(=\) \(\lceil\) \(S\) \(\div\) \(a\) \(\rceil\)
\(N\) \(=\) \(\lceil\) \(S_r\) \(\div\) \(a\) \(\rceil\)
日本語表記 (記号を日本語に置き換えた式)
③ 正味の枚数 \(N_0\) \(=\) \(\lceil\) ① 床面積 \(S\) \(\div\) ② 1枚の面積 \(a\) \(\rceil\)
⑤ ロス込みの必要枚数 \(N\) \(=\) \(\lceil\) ④ ロス込みの必要面積 \(S_r\) \(\div\) 1枚の面積 \(a\) \(\rceil\)
式を日本語で読むと
① 床面積 \(S\) を
② 1枚の面積 \(a\) で割って小数点以下を切り上げる(記号 \(\lceil\ \rceil\) は「切り上げ」の意味)と
③ 正味の枚数 \(N_0\) になる
④ 同じように、 ロス込みの必要面積 \(S_r\) を1枚の面積で割って切り上げると
⑤ ロス込みの必要枚数 \(N\) になる
簡単な例
床面積9.72㎡(ロス込み10.206㎡)に、1枚0.550854㎡のフローリング材を張るときの枚数は
ロス込みの必要枚数 \(N\) \(=\) \(\lceil\) 必要面積(10.206㎡) \(\div\) 1枚の面積(0.550854㎡) \(\rceil\)
\(9.72 \div 0.550854 \fallingdotseq 17.65 \quad \rightarrow \quad N_0 = \lceil 17.65 \rceil = 18\)
\(10.206 \div 0.550854 \fallingdotseq 18.53 \quad \rightarrow \quad N = \lceil 18.53 \rceil = 19\)
考え方のポイント
フローリング材は1枚単位でしか使えないため、割り算の答えに小数点以下が出たら必ず切り上げます(18.53枚→19枚)。「切り捨て」や「四捨五入」にすると足りなくなります。この切り上げを表す記号が \(\lceil\ \rceil\)(天井関数)です。 正味の枚数 \(N_0\) は「床をぴったり覆うのに最低限何枚分か」、ロス込みの必要枚数 \(N\) は「端材や予備を見込んで実際に用意したい枚数」です。2つを分けて出しておくと、ロス率をどれくらいにするかで枚数がどう変わるかが追えます。
必要なケース数と、そのケース数で施工できる面積
数学表記 (一般的な数式)
\(C\) \(=\) \(\lceil\) \(N\) \(\div\) \(k\) \(\rceil\)
\(S_c\) \(=\) \(C\) \(\times\) \(k\) \(\times\) \(a\)
日本語表記 (記号を日本語に置き換えた式)
③ 必要なケース数 \(C\) \(=\) \(\lceil\) ① ロス込みの必要枚数 \(N\) \(\div\) ② 1ケースの枚数 \(k\) \(\rceil\)
⑤ 施工できる面積 \(S_c\) \(=\) 必要なケース数 \(C\) \(\times\) 1ケースの枚数 \(k\) \(\times\) ④ 1枚の面積 \(a\)
式を日本語で読むと
① ロス込みの必要枚数 \(N\) を
② 1ケースの枚数 \(k\) で割って小数点以下を切り上げると
③ 必要なケース数 \(C\) になる
④ そのケース数に1ケースの枚数と 1枚の面積 \(a\) を掛けると
⑤ 施工できる面積 \(S_c\) になり、床面積との差が「余り」になる
簡単な例
ロス込みで19枚必要なフローリング材(1枚0.550854㎡)が、1ケース6枚入りで売られているときのケース数と、施工できる面積は
ケース数 \(C\) \(=\) \(\lceil\) 必要枚数(19枚) \(\div\) 1ケース(6枚) \(\rceil\)
\(19 \div 6 \fallingdotseq 3.17 \quad \rightarrow \quad C = \lceil 3.17 \rceil = 4\)
\(S_c = 4 \times 6 \times 0.550854 = 13.220496\,\mathrm{m^2}\)
\(13.220496 - 9.72 = 3.500496\,\mathrm{m^2}\)
\(4 \times 6 - 19 = 24 - 19 = 5\)
考え方のポイント
フローリング材はケース(梱包)単位で売られるのが普通なので、枚数と同じように切り上げでケース数を求めます。商品によっては「1ケース=3.3㎡」のように施工面積で表示されていることもあり、その場合はロス込みの必要面積 \(S_r\) を1ケースの施工面積 \(A\) で割って切り上げます(\(C = \lceil S_r \div A \rceil\)、施工できる面積は \(S_c = C \times A\))。 ケース単位で買うと、必要枚数より多めの枚数が手元に来ます。例では4ケース=24枚で、ロス込みの19枚に対して5枚、床面積9.72㎡に対して約3.5㎡分の余裕があります。この余りが大きすぎると感じたら、ロス率を少し下げても間に合うか(例では3ケース=18枚は正味の18枚ちょうどでロスがゼロになり現実的ではない)を見直す材料になります。
概算費用
数学表記 (一般的な数式)
\(T\) \(=\) \(u\) \(\times\) \(Q\)
日本語表記 (記号を日本語に置き換えた式)
③ 概算費用 \(T\) \(=\) ① 単価 \(u\) \(\times\) ② 数量 \(Q\)
式を日本語で読むと
① 単価 \(u\)(1ケース・1枚・1㎡あたりの価格) に
② 数量 \(Q\)(単価に合わせたケース数・枚数・面積) を掛けると
③ 概算費用 \(T\) になる
簡単な例
1ケース12,000円のフローリング材を4ケース買うときの費用は
概算費用 \(T\) \(=\) 単価(12,000円) \(\times\) 数量(4ケース)
\(12000 \times 4 = 48000\)
考え方のポイント
単価と数量の「単位」を揃えるのがポイントです。1ケースあたりの単価ならケース数 \(C\) を、1枚あたりの単価ならロス込みの必要枚数 \(N\) を、1㎡あたりの単価ならロス込みの必要面積 \(S_r\) を掛けます。フローリング材本体のほかに、接着剤・釘や、下地の調整・巾木・見切り材、施工を頼む場合の工賃は別にかかります。単価は商品・時期によって大きく変わるので、このページには既定値を置いていません。
フローリングの必要枚数は「床面積 × (1 + ロス率) ÷ 1枚の面積」を切り上げて求めるのが基本です。ロス率は張り方や部屋の形で変わるため一般に5〜10%を見込み、ケース数は必要枚数を1ケースの枚数で割って切り上げます。ケース数から逆に「施工できる面積」を求めると、どれだけ余るかもわかります。

用語・記号の解説

記号

\(S\) エス 床面積(フローリングを張る場所の正味の広さ)。Square(平方)や Surface(面)の頭文字に由来するといわれます。縦×横・㎡・畳数のいずれかで指定します。
\(L\)・\(W\) エル・ダブリュー 部屋の縦の長さと横の長さ(m)。Length(長さ)と Width(幅)の頭文字です。壁の内側から内側までを測ります。
\(n\) エヌ 畳数。number(数)の頭文字です。
\(j\) ジェー 1畳の面積(㎡)。畳(jo)の頭文字です。基準によって変わります(不動産表示規約=1.62㎡、京間≒1.8223㎡、中京間≒1.6529㎡、江戸間≒1.5445㎡、団地間≒1.4399㎡)。
\(l\)・\(w\) エル・ダブリュー(小文字) フローリング1枚の長さと幅。部屋の \(L\)・\(W\) と区別するため小文字で書きます。計算のときはメートルに揃えます(例:1818mm → 1.818m)。
\(a\) エー フローリング1枚の面積。area(面積)の頭文字です。\(a = l \times w\) で求めます。
\(r\) アール ロス率。rate(率)の頭文字です。式の中では%を100で割った小数(5%→0.05)で使います。
\(S_r\) エス・アール ロス込みの必要面積。\(S_r = S \times (1 + r)\) で求めます。添え字の \(r\) は「ロス率を掛けた後」という意味です。
\(N_0\) エヌ・ゼロ 正味の枚数(ロスを見込まない、床をぴったり覆うのに最低限必要な枚数)。\(N_0 = \lceil S \div a \rceil\) で求めます。
\(N\) エヌ ロス込みの必要枚数。\(N = \lceil S_r \div a \rceil\) で求めます。
\(k\) ケー 1ケース(1梱包)に入っているフローリング材の枚数。
\(A\) エー(大文字) 1ケースで施工できる面積(㎡)。商品に「1ケース=3.3㎡」のように書かれている値です。枚数 \(k\) の代わりに使えます。
\(C\) シー 必要なケース数。case(ケース)の頭文字です。\(C = \lceil N \div k \rceil\)(または \(\lceil S_r \div A \rceil\))で求めます。
\(S_c\) エス・シー そのケース数で施工できる面積。\(S_c = C \times k \times a\)(または \(C \times A\))で求めます。床面積 \(S\) との差が余りです。
\(u\) ユー 単価(1ケースあたり・1枚あたり・1㎡あたりのいずれか)。unit price(単価)の頭文字です。
\(Q\) キュー 単価の単位に合わせた数量(ケース数・枚数・面積のいずれか)。quantity(数量)の頭文字です。
\(T\) ティー 概算費用(フローリング材本体のみ。接着剤・下地・工賃などは含みません)。total(合計)の頭文字です。
\(\lceil x \rceil\) 天井関数(てんじょうかんすう) 小数点以下を切り上げて整数にする記号。(例:\(\lceil 18.53 \rceil = 19\)、\(\lceil 18 \rceil = 18\))

用語

フローリング フローリング 木質系の板を並べて張る床仕上げ材の総称。合板の表面に薄い木を張った「複合フローリング」と、1枚の木でできた「無垢フローリング」があります。日本では1818mm×303mmの寸法が広く使われ、6枚で約3.3㎡(ほぼ1坪)になります。
床材 ゆかざい 床の仕上げに使う材料の総称。フローリングのほか、クッションフロア・カーペット・タイル・畳などがあります。このページは「1枚ずつ並べて張る板状の床材」の枚数計算に使えます。
ロス率 ロスりつ 床面積に対して、切りしろ・端材・張り間違いの予備として多めに用意する割合。内装の積算では一般に5〜10%を見込むことが多く、斜め張りやヘリンボーンのように端材が出やすい張り方では10〜15%程度を見込むこともあります。
端材 はざい 部屋の端や柱の周りでフローリング材を切って張るときに出る余りの部分。継ぎ目をずらして張る(りゃんこ張り)ときは、列の端で切った残りを次の列の始まりに使い回せますが、すべてが使い回せるわけではないため、ロス率で余裕を見ます。
正味 しょうみ 余裕や予備を含まない、必要最小限の量のこと。このページでは「床をぴったり覆うのに必要な面積・枚数」を正味と呼び、ロスを上乗せしたものと区別しています。
ケース ケース フローリング材の販売単位(梱包)。「1ケース6枚入り」「1ケース3.3㎡」のように、枚数か施工面積で表示されます。ケース単位でしか買えないことが多いため、ケース数は切り上げで求めます。
内法 うちのり 壁の内側から内側までの寸法。床面積を測るときはこの内法で測ります(壁の厚みの中心で測る「壁芯」より少し小さくなります)。
切り上げ きりあげ 小数点以下があれば、値を1つ上の整数にする端数処理。フローリング材は1枚・1ケース単位でしか用意できないため、枚数・ケース数の計算では必ず切り上げます。
りゃんこ張り りゃんこばり 隣り合う列の継ぎ目が一直線に並ばないよう、列ごとに半分や1/3ずつずらして張る方法。フローリングの最も一般的な張り方で、端で切った残りを次の列に使えるため端材が比較的少なくて済みます。
割り付け わりつけ 床材をどの向きに・どこから・継ぎ目をどうずらして並べるかを決めること。割り付けによって端で切る枚数や端材の量が変わるため、同じ床面積でも実際に使う枚数は多少前後します。このページの枚数は割り付けを決める前の「面積からの概算」です。
乱尺 らんじゃく 1枚ごとに長さが違う(そろっていない)床材のこと。無垢フローリングに多く、1枚の寸法が決まらないため、1ケースの施工面積(㎡)からケース数を求めます。
積算 せきさん 工事に必要な材料の数量(数量拾い)と費用を、図面や寸法から計算して見積もること。材料の数量は「正味の量にロス率を見込んで切り上げる」のが基本の手順です。
畳の基準 たたみのきじゅん 1畳の広さの決め方。不動産広告では「1畳=1.62㎡以上」で表示するルールがあり、実際の畳は地域によって京間・中京間・江戸間・団地間などサイズが違います。このページの値は「坪・畳・平方メートル換算」のページと同じです。

前提として理解しておくといいこと

このページの計算を「意味がわかって」使えるようになるために、前提として理解しておくといいことをまとめました。

長方形の面積(小学4年)
  • 長方形の面積が「縦 × 横」で求められること
  • L字型の部屋のように長方形が組み合わさった形は、長方形に分けて面積を足せばよいこと
長さ・面積の単位の換算(小学2〜6年)
  • 1m = 1000mm、1m = 100cm の関係がわかること
  • 1818mm × 303mm のように mm で書かれた寸法を、1000で割ってメートルに直してから掛けると㎡になること
小数の掛け算・割り算(小学5年)
  • \(1.818 \times 0.303\) や \(10.206 \div 0.550854\) のような小数の計算の意味がわかること(計算自体は電卓でかまいません)
割合(小学5年)
  • 「5%増し」が「×1.05」で計算できること(%を100で割った小数を1に足す)
概数・端数処理(小学4年)
  • 切り上げ・切り捨て・四捨五入の違いがわかること
  • 「材料の枚数やケース数はなぜ切り上げるのか」を自分の言葉で説明できること

Excelで計算する方法

Excelファイルをダウンロード
式ごとにシートが分かれたExcelファイルです。貼り付け場所を気にせず、開いてすぐ使えます。
下の表を丸ごとコピーして、ExcelのA1セルに貼り付けるとそのまま使えます。
「床面積」を求める表
部屋の縦の長さ(m) 3.6
部屋の横の長さ(m) 2.7
床面積(㎡) =B1*B2
「フローリング1枚の面積」を求める表
1枚の長さ(mm) 1818
1枚の幅(mm) 303
1枚の面積(㎡) =(B1/1000)*(B2/1000)
「ロス込みの必要面積」を求める表
床面積(㎡) 9.72
ロス率(%) 5
ロス込みの必要面積(㎡) =B1*(1+B2/100)
「必要な枚数(正味とロス込み)」を求める表
床面積(㎡) 9.72
ロス込みの必要面積(㎡) 10.206
1枚の面積(㎡) 0.550854
正味の枚数 =ROUNDUP(B1/B3,0)
ロス込みの必要枚数 =ROUNDUP(B2/B3,0)
「必要なケース数と施工できる面積」を求める表
ロス込みの必要枚数 19
1ケースの枚数 6
1枚の面積(㎡) 0.550854
床面積(㎡) 9.72
必要なケース数 =ROUNDUP(B1/B2,0)
施工できる面積(㎡) =B5*B2*B3
余り(㎡) =B6-B4
「概算費用」を求める表
単価(円) 12000
数量(ケース・枚・㎡) 4
概算費用(円) =B1*B2
貼り付けると、B列の上の行が入力欄になり、最後の行(またはその手前から)が自動計算の結果になります。
「ROUNDUP(値, 0)」は小数点以下を切り上げて整数にする関数です(式の ⌈ ⌉ に対応します)。
2つ目の表は、mmで入力した寸法を「/1000」でメートルに直してから掛けています(B3に0.550854と表示されます)。
3つ目の表は「%」を100で割って「1+」に足しているので、B3は10.206になります。4つ目の表のB4は18枚・B5は19枚、5つ目の表はB5が4ケース・B6が13.220496㎡・B7が約3.5㎡になります。B列を自分の数値に書き換えるだけで使えます。

Googleスプレッドシートで計算する方法

Excelファイルをダウンロード
上のExcelファイルをダウンロードし、Googleドライブにアップロードして開くと、そのままスプレッドシートとして使えます。
下の表を丸ごとコピーして、GoogleスプレッドシートのA1セルに貼り付けるとそのまま使えます。
「床面積」を求める表
部屋の縦の長さ(m) 3.6
部屋の横の長さ(m) 2.7
床面積(㎡) =B1*B2
「フローリング1枚の面積」を求める表
1枚の長さ(mm) 1818
1枚の幅(mm) 303
1枚の面積(㎡) =(B1/1000)*(B2/1000)
「ロス込みの必要面積」を求める表
床面積(㎡) 9.72
ロス率(%) 5
ロス込みの必要面積(㎡) =B1*(1+B2/100)
「必要な枚数(正味とロス込み)」を求める表
床面積(㎡) 9.72
ロス込みの必要面積(㎡) 10.206
1枚の面積(㎡) 0.550854
正味の枚数 =ROUNDUP(B1/B3,0)
ロス込みの必要枚数 =ROUNDUP(B2/B3,0)
「必要なケース数と施工できる面積」を求める表
ロス込みの必要枚数 19
1ケースの枚数 6
1枚の面積(㎡) 0.550854
床面積(㎡) 9.72
必要なケース数 =ROUNDUP(B1/B2,0)
施工できる面積(㎡) =B5*B2*B3
余り(㎡) =B6-B4
「概算費用」を求める表
単価(円) 12000
数量(ケース・枚・㎡) 4
概算費用(円) =B1*B2
Excelと同じ式(ROUNDUPも同じ関数名)がそのまま使えます。表を丸ごとコピーしてA1セルに貼り付け、B列を自分の数値に書き換えてください。

Pythonで計算する方法

import math

room_length_m = 3.6        # 部屋の縦の長さ(m)
room_width_m = 2.7         # 部屋の横の長さ(m)
plank_length_mm = 1818     # フローリング1枚の長さ(mm)
plank_width_mm = 303       # フローリング1枚の幅(mm)
loss_rate_percent = 5      # ロス率(%)
planks_per_case = 6        # 1ケースの枚数
price_per_case = 12000     # 1ケースあたりの価格(円)

floor_area_m2 = room_length_m * room_width_m                              # 床面積(正味)
plank_area_m2 = (plank_length_mm / 1000) * (plank_width_mm / 1000)        # 1枚の面積(mmをmに揃える)
required_area_m2 = floor_area_m2 * (1 + loss_rate_percent / 100)          # ロス込みの必要面積

# 割り切れる値が浮動小数の誤差で1枚多く繰り上がらないよう、小数9桁に丸めてから切り上げる
planks_net = math.ceil(round(floor_area_m2 / plank_area_m2, 9))           # 正味の枚数(切り上げ)
planks_needed = math.ceil(round(required_area_m2 / plank_area_m2, 9))     # ロス込みの必要枚数(切り上げ)
cases_needed = math.ceil(planks_needed / planks_per_case)                 # 必要なケース数(切り上げ)
coverable_area_m2 = cases_needed * planks_per_case * plank_area_m2        # そのケース数で施工できる面積
surplus_area_m2 = coverable_area_m2 - floor_area_m2                       # 床面積に対する余り
cost = cases_needed * price_per_case                                      # 概算費用(円)

print(f"床面積: {floor_area_m2:.4f} ㎡、ロス込みの必要面積: {required_area_m2:.4f} ㎡")
print(f"1枚の面積: {plank_area_m2:.6f} ㎡")
print(f"正味の枚数: {planks_net} 枚、ロス込みの必要枚数: {planks_needed} 枚")
print(f"必要なケース数: {cases_needed} ケース({cases_needed * planks_per_case} 枚)")
print(f"施工できる面積: {coverable_area_m2:.4f} ㎡、余り: {surplus_area_m2:.4f} ㎡")
print(f"概算費用: {cost} 円")
標準ライブラリだけで動きます。math.ceil() が切り上げ(式の ⌈ ⌉)です。先頭の寸法・ロス率・ケースの枚数・価格を自分の数値に書き換えて実行してください。1ケースが施工面積(㎡)で表示されている商品なら、cases_needed = math.ceil(required_area_m2 / case_area_m2) のように必要面積を1ケースの面積で割ります。

数式記述言語(LaTeX等)での書き方(コピペ可)

床面積
S = L × W,  S = n × j
S = L \times W,\quad S = n \times j
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <mrow>
    <mi>S</mi><mo>=</mo><mi>L</mi><mo>&#xD7;</mo><mi>W</mi>
    <mo>,</mo>
    <mi>S</mi><mo>=</mo><mi>n</mi><mo>&#xD7;</mo><mi>j</mi>
  </mrow>
</math>
S = L xx W,  S = n xx j
{L*W, n*j}
S := L*W;  S := n*j;
S = L*W; S = n*j;
S = L × W, S = n × j
フローリング1枚の面積
a = l × w
a = l \times w
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <mrow>
    <mi>a</mi><mo>=</mo><mi>l</mi><mo>&#xD7;</mo><mi>w</mi>
  </mrow>
</math>
a = l xx w
l*w
a := l*w;
a = l*w;
a = l × w
ロス込みの必要面積
Sᵣ = S × (1 + r)
S_r = S \times (1 + r)
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <mrow>
    <msub><mi>S</mi><mi>r</mi></msub>
    <mo>=</mo>
    <mi>S</mi><mo>&#xD7;</mo>
    <mrow><mo>(</mo><mn>1</mn><mo>+</mo><mi>r</mi><mo>)</mo></mrow>
  </mrow>
</math>
S_r = S xx (1 + r)
s*(1 + r)
S_r := S*(1 + r);
S_r = S*(1 + r);
S_r = S × (1 + r)
必要な枚数(正味とロス込み)
N₀ = ⌈S ÷ a⌉,  N = ⌈Sᵣ ÷ a⌉
N_0 = \left\lceil \frac{S}{a} \right\rceil,\quad N = \left\lceil \frac{S_r}{a} \right\rceil
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <mrow>
    <msub><mi>N</mi><mn>0</mn></msub>
    <mo>=</mo>
    <mo>&#x2308;</mo><mfrac><mi>S</mi><mi>a</mi></mfrac><mo>&#x2309;</mo>
    <mo>,</mo>
    <mi>N</mi>
    <mo>=</mo>
    <mo>&#x2308;</mo><mfrac><msub><mi>S</mi><mi>r</mi></msub><mi>a</mi></mfrac><mo>&#x2309;</mo>
  </mrow>
</math>
N_0 = |~ S / a ~|,  N = |~ S_r / a ~|
{Ceiling[s/a], Ceiling[sr/a]}
N0 := ceil(S/a);  N := ceil(S_r/a);
N0 = ceil(S/a); N = ceil(S_r/a);
N_0 = ⌈S/a⌉, N = ⌈S_r/a⌉
必要なケース数と、そのケース数で施工できる面積
C = ⌈N ÷ k⌉,  Sc = C × k × a
C = \left\lceil \frac{N}{k} \right\rceil,\quad S_c = C \times k \times a
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <mrow>
    <mi>C</mi>
    <mo>=</mo>
    <mo>&#x2308;</mo><mfrac><mi>N</mi><mi>k</mi></mfrac><mo>&#x2309;</mo>
    <mo>,</mo>
    <msub><mi>S</mi><mi>c</mi></msub>
    <mo>=</mo>
    <mi>C</mi><mo>&#xD7;</mo><mi>k</mi><mo>&#xD7;</mo><mi>a</mi>
  </mrow>
</math>
C = |~ N / k ~|,  S_c = C xx k xx a
{Ceiling[n/k], Ceiling[n/k]*k*a}
C := ceil(N/k);  S_c := C*k*a;
C = ceil(N/k); S_c = C*k*a;
C = ⌈N/k⌉, S_c = C × k × a
概算費用
T = u × Q
T = u \times Q
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <mrow>
    <mi>T</mi>
    <mo>=</mo>
    <mi>u</mi>
    <mo>&#xD7;</mo>
    <mi>Q</mi>
  </mrow>
</math>
T = u * Q
u*q
T := u*Q;
T = u*Q;
T = u × Q

ChatGPT に聞いて計算してもらう方法

あなたは内装工事の数量計算アシスタントです。次の計算を、必ずPythonコードを実際に実行して行い、実行結果の数値だけを根拠に回答してください(暗算や推測で答えないでください)。

縦3.6m×横2.7mの部屋に、1818mm×303mmのフローリング材を張ります。ロス率は5%、フローリング材は1ケース6枚入りです。
次の値をそれぞれ求めてください。
1. 床面積(㎡)と、ロス率5%を見込んだ必要面積(㎡)
2. フローリング1枚の面積(㎡)
3. 正味の枚数(床面積÷1枚の面積の切り上げ)と、ロス込みの必要枚数(必要面積÷1枚の面積の切り上げ)
4. 必要なケース数(ロス込みの枚数÷6の切り上げ)と、そのケース数で施工できる面積(㎡)・床面積に対する余り(㎡)

計算に使った式と、実行結果の数値を示してください。

計算ドリル(演習問題)

このページの式を、自分の手で計算できるようになるための演習問題です。
答えと解説は解答ページにあります。


使い方
  1. 1
    数値を入力
    計算したい数値を入力欄に入力します
  2. 2
    計算
    「計算する」ボタンを押します
  3. 3
    結果を確認
    計算結果がその場に表示されます。計算の考え方や式の解説も同じページで確認できます
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