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ウッドデッキの材料
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スロープの必要長さ
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ネジの下穴径と長さ
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塗料の希釈計算
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巾木・廻り縁の長さ
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ブラインドの採寸
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額縁の取り付け高さと配置
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排水勾配と高低差
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ビス・釘の必要本数
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木材の材積(m³・才)
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フェンスの本数
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木材の収縮量(含水率変化)
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接着剤・コーキングの必要量
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部屋の熱損失の目安
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家具の搬入可否
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引越しのダンボール枚数
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収納・棚の容量
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板取り計算
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棚板のたわみと耐荷重
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絶対値の方程式・不等式 計算機(基本形と場合分けの2通りの途中式・数直線付き)

絶対値の中身 ax + b の係数 a・b と、右辺の数 c、比較の種類(=・<・≦・>・≧)を入力してください。下の数式は入力欄と連動していて、数の部分を直接書き換えても計算できます。

数値は半角で入力してください。小数・負の数・3/4 のような分数が使えます。a の空欄は 1(x は 1x の意味)、b・c の空欄は 0 として扱います。
計算結果・グラフ
左の入力欄に係数 a・b と右辺の数 c、比較の種類を入れて「計算する」を押すと、ここに2通りの解き方の途中式と数直線が表示されます。

このページでできること

  • 絶対値の方程式・不等式 \(|ax+b| = c\)・\(< c\)・\(\leqq c\)・\(> c\)・\(\geqq c\) を、係数と比較の種類を選ぶだけで解けます。解は約分済みの分数(厳密値)で表示します
  • 高校1年で習う2通りの解き方——①基本形(\(|X| = c\) ならば \(X = \pm c\) など)と、②場合分け(\(ax+b \geqq 0\) と \(< 0\) に分けて絶対値を外す)——の途中式を両方表示します。場合分けでは、各場合の解と場合の条件との共通範囲(解の吟味)まで1行ずつ示します
  • \(c = 0\) や \(c < 0\) のような引っかかりやすい場合(解が1点だけ・1点だけを除くすべての実数・解なし・すべての実数)も、「絶対値は必ず 0 以上」という理由付きで正しく判定します
  • 不等式の解の範囲は数直線の図で表示。境界が解に含まれるか(黒丸)含まれないか(白丸)も見分けられます
  • 係数には小数・負の数のほか 3/4 のような分数も入力できます。式のやさしい解説・Excel/Googleスプレッドシート/Python用のコピペ数式・計算ドリル(演習問題)もこのページにまとまっています
右辺は数 \(c\) だけに対応しています。\(|x-1| < 2x\) のように右辺に \(x\) を含む式がある形や、\(|x-1| + |x-2|\) のように絶対値が2つ以上ある式には対応していません(これらも、下の「式と数直線」で紹介する場合分けの考え方を使えば手計算で解けます)。

この計算は何の役に立つ?

部品の合格範囲を決める(製造・品質管理の公差)

工業製品の寸法は「設計値 ± 許容差」で管理されます。例えば「長さ 50mm、許容差 ±0.5mm」の部品なら、合格条件は \(|x - 50| \leqq 0.5\) という絶対値の不等式そのもので、解の範囲 \(49.5 \leqq x \leqq 50.5\) が合格範囲です。
図面に書かれる「\(50 \pm 0.5\)」という表記(公差)は、この不等式を短く書いたものにあたります。

家庭に届く電気の電圧の基準(インフラの維持範囲)

日本の家庭用コンセントの電圧(100V用)は、法令で「101V ± 6V に維持するよう努める」と定められています。これは \(|V - 101| \leqq 6\)、つまり \(95 \leqq V \leqq 107\)(V)という範囲の指定です。
「基準値からのずれの大きさを一定以内に収める」という決まりごとは、水道の水圧や食品の内容量表示など多くの分野にあり、どれも絶対値の不等式で表せます。

プログラムのしきい値判定(許容誤差・当たり判定)

プログラミングでは「目標値との差が一定以下なら同じとみなす」判定を if abs(x - target) <= eps のように書きます。小数の計算誤差を許して比較するときや、ゲームでキャラクターが目的地に「ほぼ到着した」と判定するときの定番の書き方です。
この1行は絶対値の不等式 \(|x - t| \leqq \varepsilon\) をそのままコードにしたもので、解の範囲の考え方がそのまま動作範囲になります。

実験・測定の誤差の大きさを評価する(理科・検査)

測定値と真の値のずれ(誤差)は、プラス側にもマイナス側にも出ます。「ずれの大きさが一定以下か」を問題にするときは、符号を消した \(|\text{測定値} - \text{基準値}|\) で評価するのが基本です。
例えば体温計や体重計の精度表示「±0.1」は、\(|\text{表示値} - \text{真の値}| \leqq 0.1\) がおおむね保証されるという意味で、この範囲を意識すると測定結果の読み方が変わります。

式と数直線

絶対値の方程式の基本形(\(c > 0\) のとき)
数直線のイメージ
数学表記 (一般的な数式)
\(X\) \(=\) \(c\) \(,\ \ \) \(-c\)
日本語表記 (記号を日本語に置き換えた式)
③ 絶対値の中身 \(X\) \(=\) ① プラス側の \(c\) \(,\ \ \) ② マイナス側の \(-c\)
式を日本語で読むと
① 絶対値 \(|X|\) は「数直線の上で 0 からどれだけ離れているか」という距離。0 からの距離がちょうど \(c\) になる数は、 プラス側の \(c\) と
② マイナス側の \(-c\) の2つだけなので
③ 絶対値の中身 \(X\) はそのどちらかと等しい
簡単な例
\(|x| = 3\) の解は、0 からの距離が 3 になる数なので
中身 \(x\) \(=\) \(3\) \(,\ \ \) \(-3\)
\(x = 3,\ \ x = -3\)
考え方のポイント
\(|X| = c\) の形の方程式は、中身 \(X\) をひとかたまりとみて \(X = \pm c\) と外すのが基本です。例えば \(|2x - 3| = 5\) なら、\(2x - 3 = 5\) と \(2x - 3 = -5\) の2本の一次方程式に分かれます。 この基本形が使えるのは、右辺の \(c\) が正のときだけです。\(c = 0\) なら「中身が 0 になる1点」だけが解、\(c\) が負なら「絶対値は負の数になれない」ので解なしです(この計算機は、この場合分けも理由付きで自動判定します)。
絶対値の不等式の基本形(\(<\)・\(\leqq\):間の範囲)
数直線のイメージ
数学表記 (一般的な数式)
\(-c\) \(<\) \(X\) \(<\) \(c\)
日本語表記 (記号を日本語に置き換えた式)
① マイナス側の境界 \(-c\) \(<\) ③ 絶対値の中身 \(X\) \(<\) ② プラス側の境界 \(c\)
式を日本語で読むと
① \(|X| < c\)(0 からの距離が \(c\) より小さい)を満たす数は、 マイナス側の境界 \(-c\) より右で
② プラス側の境界 \(c\) より左に集まっているので
③ 絶対値の中身 \(X\) は2つの境界に挟まれた「間」の範囲になる
簡単な例
\(|x| \leqq 2\) の解は、0 からの距離が 2 以下の範囲なので
\(-2\) \(\leqq\) 中身 \(x\) \(\leqq\) \(2\)
\(-2 \leqq x \leqq 2\)
考え方のポイント
等号入りの \(|X| \leqq c\) では境界の値そのものも解に含まれ、\(-c \leqq X \leqq c\) になります。数直線では、境界を含むときは黒丸(塗りつぶし)、含まないときは白丸で描き分けます。 \(-c < X < c\) は「\(-c < X\) かつ \(X < c\)」を1本にまとめた書き方です。「かつ」なので、2つの条件の共通範囲だけが解になります。
絶対値の不等式の基本形(\(>\)・\(\geqq\):外側の範囲)
数直線のイメージ
数学表記 (一般的な数式)
\(X\) \(<\) \(-c\) \(,\ \ \) \(c\) \(<\) \(X\)
日本語表記 (記号を日本語に置き換えた式)
③ 絶対値の中身 \(X\) \(<\) ① マイナス側の境界 \(-c\) \(,\ \ \) ② プラス側の境界 \(c\) \(<\) 絶対値の中身 \(X\)
式を日本語で読むと
① \(|X| > c\)(0 からの距離が \(c\) より大きい)を満たす数は、 マイナス側の境界 \(-c\) よりさらに左にあるか
② プラス側の境界 \(c\) よりさらに右にあるかのどちらかなので
③ 絶対値の中身 \(X\) は境界の「外側」の2つの範囲に分かれる
簡単な例
\(|x| > 1\) の解は、0 からの距離が 1 より大きい範囲なので
中身 \(x\) \(<\) \(-1\) \(,\ \ \) \(1\) \(<\) 中身 \(x\)
\(x < -1,\ \ 1 < x\)
考え方のポイント
「\(<\) なら間、\(>\) なら外側」とセットで覚えるのが定番です。似た「間・外側」の考え方は、二次不等式(放物線と \(x\) 軸の位置関係)でも登場します。 \(x < -1,\ \ 1 < x\) の「,」は「または」の意味です。1つの \(x\) が両方の範囲に同時に入ることはないので、「かつ」と混同しないよう注意してください。
場合分けで絶対値を外す(どんな式にも通用する方法)
グラフのイメージ
数学表記 (一般的な数式)
\(\lvert X \rvert\) \(=\) \(X\) \(\quad (X \geqq 0)\)
\(\lvert X \rvert\) \(=\) \(-X\) \(\quad (X < 0)\)
日本語表記 (記号を日本語に置き換えた式)
③ 絶対値 \(|X|\) \(=\) ① そのままの \(X\) \(\quad (X \geqq 0)\)
絶対値 \(|X|\) \(=\) ② 符号を変えた \(-X\) \(\quad (X < 0)\)
式を日本語で読むと
① 中身が 0 以上(\(X \geqq 0\))の場合は、 そのままの \(X\) として外せて
② 中身が負(\(X < 0\))の場合は、 符号を変えた \(-X\) として外すので
③ 絶対値 \(|X|\) は、中身の符号で場合分けすれば必ず外せる
簡単な例
中身が負の例:\(X = -5\) のときは符号を変えて外すと
\(\lvert -5 \rvert\) \(=\) 符号を変えた \(-(-5)\)
\(\lvert -5 \rvert = -(-5) = 5\)
考え方のポイント
「マイナスを付けるのに、結果はプラスになる」のが混乱しやすいところです。\(X\) 自体が負の数なら、\(-X\) は正の数になります(\(X = -5\) なら \(-X = 5\))。 場合分けで外したら、各場合の解が「場合の条件」(\(X \geqq 0\) や \(X < 0\) を \(x\) の範囲に直したもの)に合っているかを必ず確かめます(解の吟味)。合っていない解は不適として捨て、最後に各場合の解を合わせたものが答えです。 この場合分けは、基本形が使えない複雑な式(右辺に \(x\) がある式や、絶対値が2つある式など)でも通用する万能の方法です。この計算機の結果欄では、解き方②としてこの場合分けの途中式と解の吟味を表示します。
絶対値の方程式・不等式は、右辺の \(c\) が正なら基本形(\(=\) は \(X = \pm c\)、\(<\) は間の範囲 \(-c < X < c\)、\(>\) は外側の範囲 \(X < -c,\ c < X\))で一次方程式・不等式に直して解けます。基本形が使えない式でも、中身の符号による場合分けで必ず絶対値を外せます。場合分けをしたら、各場合の解と場合の条件との共通範囲を確かめる「解の吟味」を忘れないのがポイントです。

用語・記号の解説

記号

\(|x|\) エックスの絶対値 絶対値の記号。数を縦棒2本で挟んで書き、「数直線の上で 0 からどれだけ離れているか」(距離)を表します。距離なので必ず 0 以上で、\(|5| = 5\)、\(|-5| = 5\) です。
\(X\) エックス(大文字) このページでは、絶対値の中身 \(ax+b\) をひとかたまりとみたときの置き換えの文字です。「中身をまとめて1つの文字とみる」と、基本形がそのまま使えるようになります。
\(a,\ b,\ c\) エー・ビー・シー 決まった数(定数)を表すときによく使われる文字。「決まった数」にはアルファベットの最初の方の文字 \(a,\ b,\ c\) を使う慣例があります。このページでは \(a\)・\(b\) が絶対値の中身 \(ax+b\) の係数と定数項、\(c\) が右辺の比べる数です。
\(x\) エックス 求めたい未知の数(未知数)。未知数にはアルファベットの終わりの方の文字 \(x,\ y,\ z\) を使う慣例があり、数学者デカルトの書き方に由来するといわれます。
\(\pm\) プラスマイナス 「\(+\) の場合と \(-\) の場合の両方」をまとめて書く記号。\(X = \pm 5\) は、\(X = 5\) と \(X = -5\) の2つをまとめた書き方です。
\(<,\ >\) しょうなり・だいなり (〜より小さい・〜より大きい) 大小関係を表す不等号。記号の開いた側が大きい数です。境界の値そのものは含みません(数直線では白丸で表します)。
\(\geqq,\ \leqq\) だいなりイコール・しょうなりイコール (〜以上・〜以下) 「以上」「以下」を表す不等号。境界の値そのものも含みます。日本の教科書では等号部分を2本線で書く \(\geqq\)・\(\leqq\) が使われますが、海外や大学では1本線の ≥・≤ が普通で、意味は同じです。
\(\neq\) ノットイコール 「等しくない」ことを表す記号。\(x \neq 2\) は「2 以外のすべての実数」という意味で、\(|X| > 0\) の形の解に登場します。

用語

絶対値 ぜったいち 数直線の上で、0 からその数までの距離。距離なので必ず 0 以上です。正の数はそのまま(\(|5| = 5\))、負の数は符号を取った値(\(|-5| = 5\))になります。中学1年で意味を、高校の数学Iで方程式・不等式への使い方を学びます。
方程式 ほうていしき まだわかっていない数(未知数)を含む等式。等式を成り立たせる未知数の値を「解」といい、解をすべて求めることを「方程式を解く」といいます。
不等式 ふとうしき 数や式の大小関係を、不等号(\(<\)・\(\leqq\)・\(>\)・\(\geqq\))で表した式。解は1つの数ではなく「範囲」になることが多く、数直線で表すとわかりやすくなります。
一次式 いちじしき \(2x - 3\) のように、\(x\) の1乗までしか出てこない式。このページの絶対値の中身は一次式です。
場合分け ばあいわけ 状況によって式の形が変わるとき、「〜の場合」「〜の場合」と分けて、それぞれの場合ごとに解く方法。絶対値は中身の符号で外し方が変わるので、場合分けの代表例です。
解の吟味 かいのぎんみ 出てきた答えが、前提としていた条件に合っているかを確かめること。場合分けでは、各場合の解が「場合の条件」を満たすか(範囲なら共通範囲があるか)を必ず確かめ、合わない解は不適として捨てます。
共通範囲 きょうつうはんい 2つの範囲の両方に含まれる部分(「かつ」にあたる範囲)。数直線を上下に並べて描き、重なった部分を読み取るのが定番のやり方です。
数直線 すうちょくせん 数を直線の上の点として並べた図。右へ行くほど大きい数になります。絶対値(0 からの距離)や不等式の解の範囲を目で確かめるのに使います。
移項 いこう 等式・不等式の項を、符号を変えて反対側の辺へ移すこと。\(2x - 3 = 5\) の \(-3\) を右辺へ移すと \(2x = 5 + 3\) になります。
実数 じっすう 数直線の上に置けるすべての数。整数・分数・小数のほか、\(\sqrt{2}\) や円周率のような数も含みます。
解なし かいなし 条件を満たす \(x\) が1つも無いこと。例えば \(|x| = -2\) は、絶対値が負の数になれないので解なしです。
すべての実数 すべてのじっすう \(x\) がどんな値でも成り立つこと。例えば \(|x| \geqq -1\) は、絶対値が必ず 0 以上なのでいつでも成り立ちます。

前提として理解しておくといいこと

このページの計算を「意味がわかって」使えるようになるために、前提として理解しておくといいことをまとめました。
つまずいたら、この表の内容に戻って復習するのが近道です。

正負の数と数直線(中学1年)
  • 数直線の上で、右へ行くほど数が大きくなることがわかること
  • \(-3 + 5 = 2\) のような、負の数を含む足し算・引き算ができること
  • \(-(-5) = 5\) のように、負の数にマイナスを付けると正の数になることがわかること
絶対値の意味(中学1年)
  • 絶対値が「数直線の上で 0 からその数までの距離」だとわかること(\(|5| = 5\)、\(|-5| = 5\))
  • 距離なので絶対値は必ず 0 以上になる、と説明できること
一次方程式(中学1年)
  • 移項(項を、符号を変えて反対側の辺へ移すこと)ができること
  • \(2x = 8\) の両辺を 2 で割って \(x = 4\) と解けること
一次不等式(高校 数学I)
  • 不等式でも移項や「両辺を同じ正の数で割る」操作ができること
  • 両辺に負の数を掛ける・負の数で割ると、不等号の向きが変わることがわかること(例:\(-2x \leqq 6\) の両辺を \(-2\) で割ると \(x \geqq -3\))
  • 「かつ」(共通範囲)と「または」(合わせた範囲)の違いを、数直線でイメージできること
分数の計算(小学5年〜中学1年)
  • 約分と、分母が違う分数の足し算・引き算(通分)ができること
  • 答えを \(\dfrac{3}{2}\) のような分数のまま扱うことに慣れていること

Excelで計算する方法

Excelファイルをダウンロード
式ごとにシートが分かれたExcelファイルです。貼り付け場所を気にせず、開いてすぐ使えます。
下の表を丸ごとコピーして、ExcelのA1セルに貼り付けるとそのまま使えます。
「|ax+b| = c の解」を求める表
xの係数 a 2
定数項 b -3
右辺の数 c 5
解1(中身が c になる x) =(B3-B2)/B1
解2(中身が −c になる x) =(-B3-B2)/B1
「|ax+b| ≦ c の解の範囲」を求める表
xの係数 a 2
定数項 b -3
右辺の数 c 5
範囲の左端 =MIN((B3-B2)/B1,(-B3-B2)/B1)
範囲の右端 =MAX((B3-B2)/B1,(-B3-B2)/B1)
「解を代入して確かめる」表(検算)
xの係数 a 2
定数項 b -3
確かめたい x 4
|ax+b| の値 =ABS(B1*B3+B2)
貼り付けると、上の行(係数と右辺の数)が入力欄になり、下の行が自動計算の結果になります。
1つ目の表は |2x − 3| = 5 の例で、解1 が 4、解2 が −1 になります。c に 0 以下の数を入れたときは計算上の数値は出ますが、実際の解は「c = 0 なら1点だけ・c が負なら解なし」なので注意してください(このページの計算機は自動で判定します)。
2つ目の表は |2x − 3| ≦ 5 の解の範囲 −1 ≦ x ≦ 4 を求める表で、MIN が左端・MAX が右端です。>・≧ のときは、この2つの値の「外側」が解の範囲になります。
3つ目の表は検算用です。解 x = 4 を代入すると、ABS(絶対値を求める関数)の値が右辺の 5 に戻ることが確かめられます。

Googleスプレッドシートで計算する方法

Excelファイルをダウンロード
上のExcelファイルをダウンロードし、Googleドライブにアップロードして開くと、そのままスプレッドシートとして使えます。
下の表を丸ごとコピーして、GoogleスプレッドシートのA1セルに貼り付けるとそのまま使えます。
「|ax+b| = c の解」を求める表
xの係数 a 2
定数項 b -3
右辺の数 c 5
解1(中身が c になる x) =(B3-B2)/B1
解2(中身が −c になる x) =(-B3-B2)/B1
「|ax+b| ≦ c の解の範囲」を求める表
xの係数 a 2
定数項 b -3
右辺の数 c 5
範囲の左端 =MIN((B3-B2)/B1,(-B3-B2)/B1)
範囲の右端 =MAX((B3-B2)/B1,(-B3-B2)/B1)
「解を代入して確かめる」表(検算)
xの係数 a 2
定数項 b -3
確かめたい x 4
|ax+b| の値 =ABS(B1*B3+B2)
Excelと同じ式がそのまま使えます。表を丸ごとコピーしてA1セルに貼り付け、係数と右辺の数を自分の数値に書き換えてください。

Pythonで計算する方法

from fractions import Fraction

# |a*x + b| ? c を解く(3/4 のような分数は Fraction(3, 4) と書ける)
a = Fraction(2)     # xの係数
b = Fraction(-3)    # 定数項(絶対値の中)
c = Fraction(5)     # 右辺の数
sign = "<="         # "=", "<", "<=", ">", ">=" から選ぶ

lower = (-c - b) / a    # 中身が -c になる x
upper = (c - b) / a     # 中身が c になる x
left, right = min(lower, upper), max(lower, upper)

if c > 0:
    if sign == "=":
        print(f"解: x = {left}, {right}")
    elif sign in ("<", "<="):
        print(f"解: {left} {sign} x {sign} {right}")
    else:
        flipped = "<" if sign == ">" else "<="
        print(f"解: x {flipped} {left}, {right} {flipped} x")
elif c == 0:
    boundary = -b / a   # 中身が 0 になる x
    if sign in ("=", "<="):
        print(f"解: x = {boundary}")
    elif sign == "<":
        print("解なし")
    elif sign == ">":
        print(f"解: x ≠ {boundary}")
    else:
        print("すべての実数")
else:
    # 絶対値は必ず 0 以上なので、負の数 c との比較は自動的に決まる
    if sign in (">", ">="):
        print("すべての実数")
    else:
        print("解なし")
標準ライブラリの fractions モジュールを使うと、小数の丸め誤差なしの厳密な分数のまま計算できます。この例は |2x − 3| ≦ 5 を解くもので、実行すると「解: -1 <= x <= 4」と表示されます。係数と比較の種類(sign)を書き換えて実行してください。

数式記述言語(LaTeX等)での書き方(コピペ可)

絶対値の方程式の基本形(\(c > 0\) のとき)
|X| = c ⇔ X = ±c (c > 0)
\lvert X \rvert = c \iff X = \pm c \quad (c > 0)
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <mrow>
    <mo>|</mo><mi>X</mi><mo>|</mo>
    <mo>=</mo><mi>c</mi>
    <mo>&#x21D4;</mo>
    <mi>X</mi><mo>=</mo><mo>&#xB1;</mo><mi>c</mi>
  </mrow>
</math>
abs(X) = c iff X = +-c
Solve[Abs[x] == c, x, Reals]
solve(abs(x) = c, x);
solve(abs(x) == c, x)
|X| = c ⇔ X = ±c (c > 0)
絶対値の不等式の基本形(\(<\)・\(\leqq\):間の範囲)
|X| < c ⇔ −c < X < c
\lvert X \rvert < c \iff -c < X < c
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <mrow>
    <mo>|</mo><mi>X</mi><mo>|</mo>
    <mo>&lt;</mo><mi>c</mi>
    <mo>&#x21D4;</mo>
    <mo>&#x2212;</mo><mi>c</mi><mo>&lt;</mo><mi>X</mi><mo>&lt;</mo><mi>c</mi>
  </mrow>
</math>
abs(X) < c iff -c < X < c
Reduce[Abs[x] < c, x, Reals]
solve(abs(x) < c, x);
solve(abs(x) < c, x, 'ReturnConditions', true)
|X| < c ⇔ −c < X < c
絶対値の不等式の基本形(\(>\)・\(\geqq\):外側の範囲)
|X| > c ⇔ X < −c, c < X
\lvert X \rvert > c \iff X < -c,\ \ c < X
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <mrow>
    <mo>|</mo><mi>X</mi><mo>|</mo>
    <mo>&gt;</mo><mi>c</mi>
    <mo>&#x21D4;</mo>
    <mi>X</mi><mo>&lt;</mo><mo>&#x2212;</mo><mi>c</mi>
    <mo>,</mo>
    <mi>c</mi><mo>&lt;</mo><mi>X</mi>
  </mrow>
</math>
abs(X) > c iff X < -c or c < X
Reduce[Abs[x] > c, x, Reals]
solve(abs(x) > c, x);
solve(abs(x) > c, x, 'ReturnConditions', true)
|X| > c ⇔ X < −c, c < X
場合分けで絶対値を外す(どんな式にも通用する方法)
|X| = X (X ≧ 0), |X| = −X (X < 0)
\lvert X \rvert = \begin{cases} X & (X \geqq 0) \\ -X & (X < 0) \end{cases}
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <mrow>
    <mo>|</mo><mi>X</mi><mo>|</mo><mo>=</mo>
    <mrow>
      <mo>{</mo>
      <mtable columnalign="left left">
        <mtr>
          <mtd><mi>X</mi></mtd>
          <mtd><mo>(</mo><mi>X</mi><mo>&#x2267;</mo><mn>0</mn><mo>)</mo></mtd>
        </mtr>
        <mtr>
          <mtd><mo>&#x2212;</mo><mi>X</mi></mtd>
          <mtd><mo>(</mo><mi>X</mi><mo>&lt;</mo><mn>0</mn><mo>)</mo></mtd>
        </mtr>
      </mtable>
    </mrow>
  </mrow>
</math>
abs(X) = {(X, (X >= 0)), (-X, (X < 0)):}
Abs[x] == Piecewise[{{x, x >= 0}, {-x, x < 0}}]
abs(x) = piecewise(x >= 0, x, x < 0, -x);
piecewise(x >= 0, x, x < 0, -x)
|X| = X (X ≥ 0), |X| = −X (X < 0)

ChatGPT に聞いて計算してもらう方法

あなたは数学(数学I)の計算アシスタントです。次の計算を、必ずPythonコードを実際に実行して行い、実行結果の数値だけを根拠に回答してください(暗算や推測で答えないでください)。

絶対値の不等式 |2x − 3| ≦ 5 を解いてください。
次の内容をそれぞれ示してください。
1. 基本形に直した不等式(−c ≦ 2x−3 ≦ c の形)
2. 解の範囲(境界は約分済みの分数または整数で)
3. 場合分け(2x−3 ≧ 0 の場合と 2x−3 < 0 の場合)でも解き、それぞれの場合の解と場合の条件との共通範囲を示したうえで、1と同じ答えになることの確認

Pythonでは sympy の solveset(または Abs を使った Reduce 相当の機能)と fractions を使って厳密に計算し、計算に使ったコードと実行結果を示してください。

計算ドリル(演習問題)

このページの解き方を、自分の手で使えるようになるための演習問題です。
答えと解説は解答ページにあります。


使い方
  1. 1
    数値を入力
    計算したい数値を入力欄に入力します
  2. 2
    計算
    「計算する」ボタンを押します
  3. 3
    結果を確認
    計算結果がその場に表示されます。計算の考え方や式の解説も同じページで確認できます
  DataChefの特徴
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