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フェンスの本数
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板取り計算
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棚板のたわみと耐荷重
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建ぺい率・容積率計算機(建てられる最大面積の逆算つき)

「求めるもの」を選び、敷地と建物の面積を入力してください。面積の単位は㎡と坪から選べます。上限%は自治体の都市計画で定められた値を入れます。

逆算モードの「現在の建築面積・延床面積」は空欄でもかまいません。入れると、上限までの余裕(あと何㎡建てられるか)も表示します。
計算結果・図
左の入力欄に敷地面積と建物の面積を入れて「計算する」を押すと、ここに結果が表示されます。

このページでできること

  • 敷地面積・建築面積・延床面積を入れるだけで、建ぺい率(建築面積 ÷ 敷地面積)と容積率(延床面積 ÷ 敷地面積)が%でわかります
  • 面積は㎡でも坪でも入力できます(坪は 1坪 = \(\dfrac{400}{121}\) ㎡ で㎡に換算します)
  • 逆に、敷地面積と上限の建ぺい率%・容積率%を入れると、その敷地に建てられる最大建築面積・最大延床面積と、階数の目安(最大延床面積 ÷ 最大建築面積)を逆算できます
  • 現在の建物の建築面積・延床面積も入れると、上限までの余裕(あと何㎡建てられるか)と現在の割合もわかります
  • 敷地の中で建築面積がどれくらいの割合かを図で確認できます
上限の建ぺい率%・容積率%は、お住まいの自治体の都市計画で定められた値(土地の資料や不動産広告に書かれている値)を入力してください。制度上の緩和や延床面積に算入しない部分(角地の緩和・車庫の一部など)はこのページでは扱いません。また、逆算した最大面積は「入力した上限%から計算した面積」であり、前面道路の幅による容積率の制限や高さの制限などで、実際に建てられる大きさはこれより小さくなることがあります。実際の判定は自治体の窓口や建築士に確認してください。

この計算は何の役に立つ?

土地探しで「どれくらいの家が建つか」の見当をつける

不動産広告の土地情報には「土地面積 100㎡・建ぺい率60%・容積率200%」のように書かれています。これだけで、建築面積は最大 \(100 \times 0.6 = 60\) ㎡、延床面積は最大 \(100 \times 2 = 200\) ㎡と見当がつきます。
「希望の間取りに延床面積110㎡ほしい」という条件と見比べれば、その土地で足りるかどうかを内見の前に絞り込めます(正確な上限は緩和や不算入の扱いで変わるので、最終的には建築士に確認します)。

増築・建て替えの前に「あと何㎡建てられるか」を確認する

敷地150㎡・建ぺい率上限50%・容積率上限100%の土地に、建築面積60㎡・延床面積110㎡の家があるなら、余裕は建築面積 \(75 - 60 = 15\) ㎡、延床面積 \(150 - 110 = 40\) ㎡です。
「1階に6畳(約10㎡)の部屋を足す」なら面積の上では両方の余裕に収まりますが、「1階に20㎡の部屋を足す」と建築面積の余裕15㎡を超えます。設計を依頼する前に、増築の希望が面積の上で無理のない範囲かを見ておく目安になります(実際に増築できるかは、高さの制限や構造などの条件も含めて建築士に確認します)。

庭・駐車場に使える地面の広さを知る

建ぺい率の分だけ建物に使われるので、残りが庭・駐車場・通路に使える地面です。敷地120㎡で建ぺい率の上限が50%なら、建物は最大60㎡、残り60㎡が建物の外の地面です。
車1台の駐車スペースにおおよそ \(2.5 \times 5 = 12.5\) ㎡ほど要ることを考えると、「2台分+庭」がとれるかどうかの見当がつきます。

不動産広告の「建ぺい率・容積率」の意味を読み解く

同じ100㎡の土地でも、例えば「建ぺい率40%・容積率80%」と書かれた土地なら最大延床面積80㎡、「建ぺい率80%・容積率400%」と書かれた土地なら最大延床面積400㎡と、建てられる建物の大きさの上限がまったく違います。
容積率 ÷ 建ぺい率(80 ÷ 40 = 2、400 ÷ 80 = 5)は「建ぺい率いっぱいに建てたとき何階分積めるか」の目安なので、その土地が低い建物向きか高い建物向きかも読み取れます。

二世帯住宅・賃貸併用住宅の階数を考える

「延床面積を親世帯用70㎡+子世帯用70㎡の合計140㎡にしたい」というとき、敷地100㎡・建ぺい率上限60%なら建築面積は最大60㎡なので、\(140 \div 60 \fallingdotseq 2.33\) 階分、つまり3階建てが必要になる計算です。
容積率の上限が150%なら最大延床面積は150㎡で140㎡は収まりますが、上限が100%なら数字の上で100㎡までになるので、計画の見直しが要ります。

式と図

建ぺい率
図
数学表記 (一般的な数式)
\(C\) \(=\) \(B\) \(\div\) \(S\) \(\times\) \(100\)
日本語表記 (記号を日本語に置き換えた式)
③ 建ぺい率 \(C\) \(=\) ① 建築面積 \(B\) \(\div\) ② 敷地面積 \(S\) \(\times\) \(100\)
式を日本語で読むと
① 建築面積 \(B\) を
② 敷地面積 \(S\) で割って、100を掛けて%にすると
③ 建ぺい率 \(C\) になる
簡単な例
敷地面積120㎡の土地に、建築面積(真上から見た面積)60㎡の家が建っているときの建ぺい率は
建ぺい率 \(C\) \(=\) 建築面積(60㎡) \(\div\) 敷地面積(120㎡) \(\times\) \(100\)
\(60 \div 120 \times 100 = 0.5 \times 100 = 50\ (\%)\)
考え方のポイント
建ぺい率は「敷地のうち、どれだけを建物で覆っているか」の割合です。分子の建築面積は、建物を真上から見たときの面積(水平投影面積)で、1階の床面積とほぼ同じことが多いですが、1階より2階が張り出している建物ではその張り出しも含みます。 建ぺい率が小さいほど、庭・駐車場・通路として使える地面が広く残ります。例の場合、敷地120㎡のうち建物が60㎡なので、残りの60㎡が建物の外の地面です。 坪で入力した場合は、1坪 = \(\dfrac{400}{121}\) ㎡(約3.3058㎡)で㎡に直してから計算します(割合なので、分子と分母を同じ単位にすれば坪のまま計算しても答えは同じです)。
容積率
図
数学表記 (一般的な数式)
\(V\) \(=\) \(F\) \(\div\) \(S\) \(\times\) \(100\)
日本語表記 (記号を日本語に置き換えた式)
③ 容積率 \(V\) \(=\) ① 延床面積 \(F\) \(\div\) ② 敷地面積 \(S\) \(\times\) \(100\)
式を日本語で読むと
① 延床面積 \(F\) を
② 敷地面積 \(S\) で割って、100を掛けて%にすると
③ 容積率 \(V\) になる
簡単な例
敷地面積120㎡の土地に、1階60㎡+2階60㎡+3階30㎡(延床面積150㎡)の家が建っているときの容積率は
容積率 \(V\) \(=\) 延床面積(150㎡) \(\div\) 敷地面積(120㎡) \(\times\) \(100\)
\(150 \div 120 \times 100 = 1.25 \times 100 = 125\ (\%)\)
考え方のポイント
容積率は「敷地に対して、床が合計でどれだけあるか」の割合です。名前に「容積」とありますが、計算に使うのは体積ではなく、各階の床面積を全部足した延床面積です。建物を上に積むほど延床面積が増えるので、容積率は100%を超えることも普通にあります(例の125%は「敷地の1.25倍の床がある」という意味です)。 建ぺい率が「敷地の平面のうちどれだけを覆うか」を決めるのに対し、容積率は「どれだけ上に積めるか」を決めます。2つを組み合わせると、その敷地に建てられる建物の大きさの上限が見えてきます(次の式)。
建てられる最大建築面積・最大延床面積(逆算)
数学表記 (一般的な数式)
\(B_{\max}\) \(=\) \(S\) \(\times\) \(C_{\max}\) \(\div\) \(100\)
\(F_{\max}\) \(=\) \(S\) \(\times\) \(V_{\max}\) \(\div\) \(100\)
日本語表記 (記号を日本語に置き換えた式)
④ 最大建築面積 \(B_{\max}\) \(=\) ① 敷地面積 \(S\) \(\times\) ② 建ぺい率の上限 \(C_{\max}\) \(\div\) \(100\)
最大延床面積 \(F_{\max}\) \(=\) 敷地面積 \(S\) \(\times\) ③ 容積率の上限 \(V_{\max}\) \(\div\) \(100\)
式を日本語で読むと
① 敷地面積 \(S\) に
② 建ぺい率の上限 \(C_{\max}\) を掛けて100で割る(%を割合に戻す)と最大建築面積になり、同じように
③ 容積率の上限 \(V_{\max}\) を掛けて100で割ると最大延床面積になる。つまり
④ 最大建築面積 \(B_{\max}\)・最大延床面積 \(F_{\max}\) は、敷地面積に上限の割合を掛けた値
簡単な例
敷地面積100㎡の土地で、建ぺい率の上限が60%・容積率の上限が200%のとき、建てられる最大の面積は
最大建築面積 \(B_{\max}\) \(=\) 敷地面積(100㎡) \(\times\) 建ぺい率の上限(60%) \(\div\) \(100\)
最大延床面積 \(F_{\max}\) \(=\) 敷地面積(100㎡) \(\times\) 容積率の上限(200%) \(\div\) \(100\)
\(100 \times 60 \div 100 = 60\ \mathrm{m^2}\)
\(100 \times 200 \div 100 = 200\ \mathrm{m^2}\)
考え方のポイント
建ぺい率・容積率の式を「面積=」の形に書き直したものです。「敷地の60%まで建物で覆ってよい」なら、敷地100㎡ × 0.6 = 60㎡ が建築面積の上限、「敷地の200%まで床を作ってよい」なら 100㎡ × 2 = 200㎡ が延床面積の上限です。土地探しや建て替えの検討で「この土地にどれくらいの家が建つか」の見当をつけるときの基本の計算です。 上限の%は用途地域などに応じて自治体の都市計画で定められていて、土地の資料や不動産広告に「建ぺい率60%・容積率200%」のように書かれています。角地の緩和や、車庫・地下室の一部を延床面積に算入しない扱いなど、制度上の緩和・不算入もありますが、条件が細かいためこのページでは扱いません。逆に、前面道路の幅による容積率の制限や高さの制限などで、実際に建てられる大きさがこの計算より小さくなることもあります。この式の答えは「入力した上限%から計算した面積」と考え、実際の判定は自治体の窓口や建築士に確認してください。
階数の目安
数学表記 (一般的な数式)
\(n\) \(=\) \(F\) \(\div\) \(B\)
日本語表記 (記号を日本語に置き換えた式)
③ 階数の目安 \(n\) \(=\) ① 延床面積 \(F\) \(\div\) ② 建築面積 \(B\)
式を日本語で読むと
① 延床面積 \(F\) を
② 建築面積 \(B\) で割ると
③ 階数の目安 \(n\) になる(延床面積が建築面積の何倍あるか)
簡単な例
建築面積60㎡・延床面積150㎡の家(前の例)の階数の目安は
階数の目安 \(n\) \(=\) 延床面積(150㎡) \(\div\) 建築面積(60㎡)
\(150 \div 60 = 2.5\)
考え方のポイント
「各階の床面積が建築面積と同じ」と考えたときの階数です。2.5なら「2階建てなら各階に少し余裕がある、3階建てなら3階は建築面積の半分ほど」という見当がつきます。ちょうど2なら、1階と2階が同じ広さの総2階です。逆算モードでは最大延床面積 ÷ 最大建築面積、つまり \(V_{\max} \div C_{\max}\)(例:200% ÷ 60% ≒ 3.33)で、「建ぺい率いっぱいに建てたとき、容積率の上限まで何階分積めるか」の目安になります。 実際の階数は、各階の床面積の取り方や高さの制限などで変わるため、あくまで目安です。
上限までの余裕(あと何㎡建てられるか)
数学表記 (一般的な数式)
\(\Delta B\) \(=\) \(B_{\max}\) \(-\) \(B\)
\(\Delta F\) \(=\) \(F_{\max}\) \(-\) \(F\)
日本語表記 (記号を日本語に置き換えた式)
③ 建築面積の余裕 \(\Delta B\) \(=\) ① 最大建築面積 \(B_{\max}\) \(-\) ② 現在の建築面積 \(B\)
延床面積の余裕 \(\Delta F\) \(=\) 最大延床面積 \(F_{\max}\) \(-\) 現在の延床面積 \(F\)
式を日本語で読むと
① 最大建築面積 \(B_{\max}\) から
② 現在の建築面積 \(B\) を引くと
③ 建築面積の余裕 \(\Delta B\) になる。延床面積も同じように、最大延床面積 \(F_{\max}\) から現在の延床面積 \(F\) を引くと余裕 \(\Delta F\) になる
簡単な例
敷地150㎡・上限が建ぺい率50%・容積率100%(最大建築面積75㎡・最大延床面積150㎡)の土地に、建築面積60㎡・延床面積110㎡の家が建っているときの余裕は
建築面積の余裕 \(\Delta B\) \(=\) 最大建築面積(75㎡) \(-\) 現在の建築面積(60㎡)
延床面積の余裕 \(\Delta F\) \(=\) 最大延床面積(150㎡) \(-\) 現在の延床面積(110㎡)
\(75 - 60 = 15\ \mathrm{m^2}\)
\(150 - 110 = 40\ \mathrm{m^2}\)
考え方のポイント
増築や建て替えを考えるときの「あとどれだけ建てられるか」の計算です。例では、1階を横に広げるなら15㎡まで、床を増やすなら合計40㎡までが目安です。2階に部屋を足すだけなら建築面積は変わらないので、延床面積の余裕40㎡だけを見ればよい、というように、どちらの余裕が効くかは増築の仕方で変わります。 余裕がマイナスになった場合は、入力した現在の面積が上限を超えているということです。建てた後に上限が変わった建物や、面積の数え方の違いで起こることがあるので、そのまま結論にせず自治体や建築士に確認してください。
建ぺい率は「建築面積 ÷ 敷地面積 × 100」、容積率は「延床面積 ÷ 敷地面積 × 100」です。逆に、敷地面積に上限の割合を掛ければ、その土地に建てられる最大建築面積・最大延床面積が求められます。上限の%は自治体の都市計画で定められた値を使い、緩和・不算入の扱いは自治体や建築士に確認してください。

用語・記号の解説

記号

\(S\) エス 敷地面積(建物を建てる土地の面積)。Site(敷地)の頭文字です。㎡で計算します(坪で入力した場合は㎡に換算します)。
\(B\) ビー 建築面積(建物を真上から見たときの面積)。Building(建物)の頭文字です。逆算モードでは「現在の建築面積」を表します。
\(F\) エフ 延床面積(各階の床面積の合計)。Floor(床)の頭文字です。逆算モードでは「現在の延床面積」を表します。
\(C\) シー 建ぺい率(%)。英語で建ぺい率を building Coverage ratio(建物で覆う割合)と呼ぶことから、Coverage の頭文字を使っています。\(C = B \div S \times 100\) で求めます。
\(V\) ブイ 容積率(%)。「容積」の英語 Volume の頭文字です(名前は容積ですが、計算するのは延床面積の割合です)。\(V = F \div S \times 100\) で求めます。
\(C_{\max}\)・\(V_{\max}\) シーマックス・ブイマックス 建ぺい率・容積率の上限(%)。max は maximum(最大)の略です。自治体の都市計画で定められた値を入力します。
\(B_{\max}\)・\(F_{\max}\) ビーマックス・エフマックス 上限の割合から逆算した、建てられる最大建築面積・最大延床面積。\(B_{\max} = S \times C_{\max} \div 100\)、\(F_{\max} = S \times V_{\max} \div 100\) で求めます。
\(n\) エヌ 階数の目安。number(数)の頭文字です。延床面積 ÷ 建築面積で、「各階の床面積が建築面積と同じ」と考えたときの階数を表します。
\(\Delta B\)・\(\Delta F\) デルタビー・デルタエフ 上限までの余裕(あと何㎡建てられるか)。\(\Delta\)(デルタ)は「差」を表すギリシャ文字で、difference(差)の頭文字 d にあたる文字です。\(\Delta B = B_{\max} - B\)、\(\Delta F = F_{\max} - F\) で求めます。

用語

建ぺい率 けんぺいりつ 敷地面積に対する建築面積の割合(%)。「敷地のどれだけを建物で覆ってよいか」を表し、日当たり・風通し・防火のために上限が定められています。「建蔽率」とも書きます。
容積率 ようせきりつ 敷地面積に対する延床面積の割合(%)。「敷地に対してどれだけの床を作れるか」を表し、建物の大きさ(人口の密度)を抑えるために上限が定められています。上に積むほど増えるので100%を超えることも普通です。
敷地面積 しきちめんせき 建物を建てる土地の面積。土地の登記簿や不動産広告の「土地面積」にあたります。建ぺい率・容積率の分母になる値です。
建築面積 けんちくめんせき 建物を真上から見たときの、外周で囲まれた面積(水平投影面積)。1階の床面積とほぼ同じことが多いですが、2階が1階より張り出している部分は建築面積に含まれます。
延床面積 のべゆかめんせき 建物の各階の床面積を全部足した面積。2階建てなら1階の床面積+2階の床面積です。「延べ面積」「延べ床面積」とも呼びます。
水平投影面積 すいへいとうえいめんせき 建物を真上から光で照らしたときに地面にできる影の面積、つまり「真上から見た面積」。建築面積はこの考え方で測ります。
用途地域 ようとちいき 都市計画で定められた、その土地に建てられる建物の種類や規模のルールの区分(住居系・商業系・工業系など)。建ぺい率・容積率の上限もこの区分ごとに決まります。自分の土地がどの区分かは自治体の都市計画図や窓口で確認できます。
都市計画 としけいかく 住みやすい街を作るために、土地の使い方や道路・公園などの配置を自治体が定めた計画。建ぺい率・容積率の上限は、この計画の中で用途地域ごとに定められています。
緩和 かんわ 一定の条件を満たすときに、上限の割合を通常より上乗せしてよいとする制度上の取り扱い(角地の場合など)。条件が細かいため、このページでは扱いません。該当しそうなときは自治体や建築士に確認してください。
不算入 ふさんにゅう 車庫や地下室などの一部を、条件付きで延床面積に数えなくてよいとする制度上の取り扱い。緩和と同じく条件が細かいため、このページでは扱いません。
総2階 そうにかい 1階と2階の床面積がほぼ同じ、真四角に近い2階建て。延床面積 = 建築面積 × 2 になるので、階数の目安がちょうど2になります。
坪 つぼ 日本で土地や建物の広さに使う単位。1坪 = \(\dfrac{400}{121}\) ㎡(約3.3058㎡)で、畳およそ2枚分の広さです。このページの坪入力は「坪・畳・平方メートル換算」ページと同じ換算値を使います。

前提として理解しておくといいこと

このページの計算を「意味がわかって」使えるようになるために、前提として理解しておくといいことをまとめました。

割合と百分率(小学5年)
  • 「比べられる量 ÷ もとにする量」で割合が求められ、100を掛けると%になること(例:\(60 \div 120 = 0.5\) → \(50\,\%\))
  • 「もとにする量 × 割合」で比べられる量が求められること(例:\(100\,\text{m}^2\) の \(60\,\%\) は \(100 \times 0.6 = 60\,\text{m}^2\))
  • 割合が100%を超えることもあること(延床面積が敷地面積より大きい場合の容積率)
面積と単位(小学4年〜中学1年)
  • 長方形の面積が「縦 × 横」で求められ、単位が \(\text{m}^2\)(平方メートル)になること
  • 面積は足し算できること(各階の床面積を足すと延床面積になる)
単位の換算(中学1年〜一般)
  • 1坪 = \(\dfrac{400}{121}\) ㎡(約3.3058㎡)のように、換算の値を掛ければ単位を直せること
  • 割合の計算では、分子と分母を同じ単位にすれば、㎡でも坪でも答えが同じになること
小数の掛け算・割り算(小学5年)
  • \(150 \div 60 = 2.5\) や \(100 \times 0.6\) のような小数の計算ができること(計算自体は電卓でかまいません)

Excelで計算する方法

Excelファイルをダウンロード
式ごとにシートが分かれたExcelファイルです。貼り付け場所を気にせず、開いてすぐ使えます。
下の表を丸ごとコピーして、ExcelのA1セルに貼り付けるとそのまま使えます。
「建ぺい率」を求める表
敷地面積(㎡) 120
建築面積(㎡) 60
建ぺい率(%) =B2/B1*100
「容積率」を求める表
敷地面積(㎡) 120
延床面積(㎡) 150
容積率(%) =B2/B1*100
「建てられる最大建築面積・最大延床面積」を求める表
敷地面積(㎡) 100
建ぺい率の上限(%) 60
容積率の上限(%) 200
最大建築面積(㎡) =B1*B2/100
最大延床面積(㎡) =B1*B3/100
「階数の目安」を求める表
延床面積(㎡) 150
建築面積(㎡) 60
階数の目安 =B1/B2
「上限までの余裕」を求める表
最大建築面積(㎡) 75
現在の建築面積(㎡) 60
最大延床面積(㎡) 150
現在の延床面積(㎡) 110
建築面積の余裕(㎡) =B1-B2
延床面積の余裕(㎡) =B3-B4
貼り付けると、B列の上の行が入力欄になり、最後の行が自動計算の結果になります。
「/」が割り算、「*」が掛け算です。1つ目の表のB3は50(%)、2つ目の表のB3は125(%)になります。
3つ目の表は「%」を「/100」で割合に戻してから敷地面積に掛けています(B4に60、B5に200と表示されます)。
4つ目の表のB3は2.5、5つ目の表はB5に15、B6に40と表示されます。坪で入力したい場合は、各面積のセルに「=30*400/121」のように書くと㎡に換算されます。

Googleスプレッドシートで計算する方法

Excelファイルをダウンロード
上のExcelファイルをダウンロードし、Googleドライブにアップロードして開くと、そのままスプレッドシートとして使えます。
下の表を丸ごとコピーして、GoogleスプレッドシートのA1セルに貼り付けるとそのまま使えます。
「建ぺい率」を求める表
敷地面積(㎡) 120
建築面積(㎡) 60
建ぺい率(%) =B2/B1*100
「容積率」を求める表
敷地面積(㎡) 120
延床面積(㎡) 150
容積率(%) =B2/B1*100
「建てられる最大建築面積・最大延床面積」を求める表
敷地面積(㎡) 100
建ぺい率の上限(%) 60
容積率の上限(%) 200
最大建築面積(㎡) =B1*B2/100
最大延床面積(㎡) =B1*B3/100
「階数の目安」を求める表
延床面積(㎡) 150
建築面積(㎡) 60
階数の目安 =B1/B2
「上限までの余裕」を求める表
最大建築面積(㎡) 75
現在の建築面積(㎡) 60
最大延床面積(㎡) 150
現在の延床面積(㎡) 110
建築面積の余裕(㎡) =B1-B2
延床面積の余裕(㎡) =B3-B4
Excelと同じ式がそのまま使えます。表を丸ごとコピーしてA1セルに貼り付け、B列を自分の数値に書き換えてください。

Pythonで計算する方法

site_area = 120.0        # 敷地面積(㎡)。坪なら 30 * 400 / 121 のように㎡へ換算
building_area = 60.0     # 建築面積(㎡)
floor_area = 150.0       # 延床面積(㎡)

# 建ぺい率・容積率(%)と階数の目安
coverage_ratio = building_area / site_area * 100
floor_area_ratio = floor_area / site_area * 100
floors_estimate = floor_area / building_area

print(f"建ぺい率: {coverage_ratio:.2f} %")
print(f"容積率: {floor_area_ratio:.2f} %")
print(f"階数の目安: {floors_estimate:.2f} 階分")

# 逆算:上限の%から建てられる最大面積と、現在の建物からの余裕
coverage_limit = 60.0    # 建ぺい率の上限(%)。自治体の都市計画で定められた値
far_limit = 200.0        # 容積率の上限(%)
max_building_area = site_area * coverage_limit / 100
max_floor_area = site_area * far_limit / 100
building_margin = max_building_area - building_area
floor_margin = max_floor_area - floor_area

print(f"最大建築面積: {max_building_area:.2f} ㎡(余裕 {building_margin:.2f} ㎡)")
print(f"最大延床面積: {max_floor_area:.2f} ㎡(余裕 {floor_margin:.2f} ㎡)")
標準ライブラリだけで動きます。先頭の面積と上限の%を自分の数値に書き換えて実行してください。余裕がマイナスなら、現在の面積が上限を超えているということです。

数式記述言語(LaTeX等)での書き方(コピペ可)

建ぺい率
C = B ÷ S × 100
C = \frac{B}{S} \times 100
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <mrow>
    <mi>C</mi>
    <mo>=</mo>
    <mfrac><mi>B</mi><mi>S</mi></mfrac>
    <mo>&#xD7;</mo>
    <mn>100</mn>
  </mrow>
</math>
C = B / S xx 100
b/s*100
C := B/S*100;
C = B/S*100;
C = B/S × 100
容積率
V = F ÷ S × 100
V = \frac{F}{S} \times 100
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <mrow>
    <mi>V</mi>
    <mo>=</mo>
    <mfrac><mi>F</mi><mi>S</mi></mfrac>
    <mo>&#xD7;</mo>
    <mn>100</mn>
  </mrow>
</math>
V = F / S xx 100
f/s*100
V := F/S*100;
V = F/S*100;
V = F/S × 100
建てられる最大建築面積・最大延床面積(逆算)
Bmax = S × Cmax ÷ 100,  Fmax = S × Vmax ÷ 100
B_{\max} = S \times \frac{C_{\max}}{100},\quad F_{\max} = S \times \frac{V_{\max}}{100}
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <mrow>
    <msub><mi>B</mi><mi>max</mi></msub>
    <mo>=</mo>
    <mi>S</mi><mo>&#xD7;</mo>
    <mfrac><msub><mi>C</mi><mi>max</mi></msub><mn>100</mn></mfrac>
    <mo>,</mo>
    <msub><mi>F</mi><mi>max</mi></msub>
    <mo>=</mo>
    <mi>S</mi><mo>&#xD7;</mo>
    <mfrac><msub><mi>V</mi><mi>max</mi></msub><mn>100</mn></mfrac>
  </mrow>
</math>
B_max = S xx C_max / 100,  F_max = S xx V_max / 100
{s*cmax/100, s*vmax/100}
Bmax := S*Cmax/100;  Fmax := S*Vmax/100;
Bmax = S*Cmax/100; Fmax = S*Vmax/100;
B_max = S × C_max/100, F_max = S × V_max/100
階数の目安
n = F ÷ B
n = \frac{F}{B}
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <mrow>
    <mi>n</mi>
    <mo>=</mo>
    <mfrac><mi>F</mi><mi>B</mi></mfrac>
  </mrow>
</math>
n = F / B
f/b
n := F/B;
n = F/B;
n = F/B
上限までの余裕(あと何㎡建てられるか)
ΔB = Bmax − B,  ΔF = Fmax − F
\Delta B = B_{\max} - B,\quad \Delta F = F_{\max} - F
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
  <mrow>
    <mi>&#x394;</mi><mi>B</mi>
    <mo>=</mo>
    <msub><mi>B</mi><mi>max</mi></msub>
    <mo>&#x2212;</mo>
    <mi>B</mi>
    <mo>,</mo>
    <mi>&#x394;</mi><mi>F</mi>
    <mo>=</mo>
    <msub><mi>F</mi><mi>max</mi></msub>
    <mo>&#x2212;</mo>
    <mi>F</mi>
  </mrow>
</math>
Delta B = B_max - B,  Delta F = F_max - F
{bmax - b, fmax - f}
dB := Bmax - B;  dF := Fmax - F;
dB = Bmax - B; dF = Fmax - F;
ΔB = B_max − B, ΔF = F_max − F

ChatGPT に聞いて計算してもらう方法

あなたは住宅の面積計算のアシスタントです。次の計算を、必ずPythonコードを実際に実行して行い、実行結果の数値だけを根拠に回答してください(暗算や推測で答えないでください)。

敷地面積120㎡の土地に、建築面積60㎡・延床面積150㎡の家が建っています。
次の値をそれぞれ求めてください。
1. 建ぺい率(建築面積 ÷ 敷地面積 × 100)
2. 容積率(延床面積 ÷ 敷地面積 × 100)
3. 階数の目安(延床面積 ÷ 建築面積)
4. この土地の建ぺい率の上限が60%・容積率の上限が200%のときの、最大建築面積と最大延床面積、および現在の建物からの余裕(最大 − 現在)

計算に使った式と、実行結果の数値を示してください。制度上の緩和や不算入は考えないでください。

計算ドリル(演習問題)

このページの式を、自分の手で計算できるようになるための演習問題です。
答えと解説は解答ページにあります。


使い方
  1. 1
    数値を入力
    計算したい数値を入力欄に入力します
  2. 2
    計算
    「計算する」ボタンを押します
  3. 3
    結果を確認
    計算結果がその場に表示されます。計算の考え方や式の解説も同じページで確認できます
  DataChefの特徴
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