2つの分数を見たままの形(上の欄=分子、下の欄=分母)で入力し、真ん中のプルダウンで計算の種類(+ − × ÷)を選んでください。答えは約分済みの分数と小数で表示し、途中式も出ます。
このページでできること
- 分数同士の足し算・引き算・掛け算・割り算(例:\(\dfrac{2}{7} + \dfrac{3}{8}\))が、分子と分母を入れるだけでその場で計算できます
- 答えは約分済みの分数(既約分数)で表示。1より大きい仮分数のときは帯分数でも、あわせて小数でも表示します
- 通分・逆数の掛け算・約分といった、答えにたどり着くまでの途中式も表示します
- 式のやさしい解説・Excel/Googleスプレッドシート/Python用のコピペ数式・計算ドリル(演習問題)もこのページにまとまっています
この計算は何の役に立つ?
海外のレシピは「\(\dfrac{1}{3}\) カップ」「\(\dfrac{3}{4}\) カップ」のような分数表記が多く、量の調整は分数の掛け算そのものです。例えば「\(\dfrac{3}{4}\) カップの \(\dfrac{2}{3}\) の量」は \(\dfrac{3}{4} \times \dfrac{2}{3} = \dfrac{1}{2}\)(半カップ)。
倍量にしたり半量にしたりするときも、レシピの分数にそのまま掛け算すれば正確な分量が出せます。
日本の法定相続分は「配偶者が \(\dfrac{1}{2}\)、残りを子どもで等分」のように分数で決められています。子どもが2人なら1人あたり \(\dfrac{1}{2} \times \dfrac{1}{2} = \dfrac{1}{4}\) です。
全員の持分を足して \(\dfrac{1}{2} + \dfrac{1}{4} + \dfrac{1}{4} = 1\) になることを確かめれば、もれなく分けられたことがわかります。不動産の共有持分の計算も同じ分数の足し算・掛け算です。
ネジ・レンチ・木材・水道管などの米国規格の寸法は「\(\dfrac{3}{8}\) インチ」「\(\dfrac{1}{2}\) インチ」のような分数で表されます。
厚さ \(\dfrac{3}{8}\) インチの板を2枚重ねれば \(\dfrac{3}{8} + \dfrac{3}{8} = \dfrac{3}{4}\) インチ、\(\dfrac{1}{2}\) インチと \(\dfrac{3}{8}\) インチの部品の段差は \(\dfrac{1}{2} - \dfrac{3}{8} = \dfrac{1}{8}\) インチ——工具選びや寸法合わせは分数の足し算・引き算でできています。
4分音符は全音符の \(\dfrac{1}{4}\)、8分音符は \(\dfrac{1}{8}\) と、音符の長さはそもそも分数です。付点4分音符の長さは \(\dfrac{1}{4} + \dfrac{1}{8} = \dfrac{3}{8}\) です。
4分の4拍子の1小節は、音符の長さを全部足すと \(\dfrac{4}{4} = 1\) になるように音を並べます。楽譜のリズムを読んだり作ったりする作業は、分数の足し算の連続です。
「45分の会議」は \(\dfrac{3}{4}\) 時間、「30分の移動」は \(\dfrac{1}{2}\) 時間。時間は60進法なので、昔から分数と相性のよい量です。
45分の会議2つと30分の移動をあわせると \(\dfrac{3}{4} + \dfrac{3}{4} + \dfrac{1}{2} = 2\) 時間、のように、予定の合計や残り時間を分数の足し算・引き算で見積もれます。
式
用語・記号の解説
記号
| \(\dfrac{a}{b}\) | ビーぶんのエー | 1つ目の分数。上の \(a\) が分子、下の \(b\) が分母です。(例:\(\dfrac{2}{7}\) なら分子2・分母7) |
| \(\dfrac{c}{d}\) | ディーぶんのシー | 2つ目の分数。割り算のときは「割る数」になります。 |
| \(\dfrac{d}{c}\) | シーぶんのディー | \(\dfrac{c}{d}\) の分子と分母をひっくり返した分数(逆数)。割り算を掛け算に直すときに使います。 |
| \(g\) | ジー | 分子と分母の最大公約数。約分するときに、分子と分母をこの数で割ります。 |
用語
| 分子 | ぶんし | 分数の上側の数。「かけらがいくつ分あるか」という個数を表します。 |
| 分母 | ぶんぼ | 分数の下側の数。「1を何等分したか(かけらの大きさ)」を表します。0にはできません。 |
| 通分 | つうぶん | 分母が違う分数同士を、値を変えずに同じ分母に揃えること。足し算・引き算の前に必要です。 |
| 約分 | やくぶん | 分子と分母を共通の数(最大公約数)で割って、分数を一番簡単な形にすること。 |
| 既約分数 | きやくぶんすう | それ以上約分できない分数。この計算機の答えはすべて既約分数で表示されます。 |
| 最大公約数 | さいだいこうやくすう | 2つの数の両方を割り切れる数(公約数)のうち、一番大きいもの。約分に使います。(例:18と12なら6) |
| 最小公倍数 | さいしょうこうばいすう | 2つの数に共通する倍数のうち、一番小さいもの。通分で分母を揃えるときに使うと数字が小さくてすみます。(例:4と6なら12) |
| 逆数 | ぎゃくすう | 分子と分母をひっくり返した分数。もとの数と掛けると1になります(\(\dfrac{6}{7} \times \dfrac{7}{6} = 1\))。分数の割り算で使います。 |
| 真分数 | しんぶんすう | 分子が分母より小さい、1より小さい分数。(例:\(\dfrac{1}{2}\)) |
| 仮分数 | かぶんすう | 分子が分母と同じか大きい、1以上の分数。(例:\(\dfrac{3}{2}\)) |
| 帯分数 | たいぶんすう | 仮分数を「整数+真分数」の形で表したもの。(例:\(\dfrac{3}{2} = 1\dfrac{1}{2}\)=1と2分の1)大きさがイメージしやすい書き方です。 |
前提として理解しておくといいこと
このページの計算を「意味がわかって」使えるようになるために、前提として理解しておくといいことをまとめました。
| 分数の意味(小学2〜4年) |
|
| 九九と割り算(小学2〜4年) |
|
| 公約数・公倍数(小学5年) |
|
| 通分・約分と分数の足し算引き算(小学5年) |
|
| 分数の掛け算・割り算(小学6年) |
|
Excelで計算する方法
| 分数1の分子 a | 2 |
| 分数1の分母 b | 7 |
| 分数2の分子 c | 3 |
| 分数2の分母 d | 8 |
| 約分前の分子(a×d+c×b) | =B1*B4+B3*B2 |
| 約分前の分母(b×d) | =B2*B4 |
| 最大公約数 | =GCD(ABS(B5),ABS(B6)) |
| 答えの分子(約分済み) | =B5/B7 |
| 答えの分母(約分済み) | =B6/B7 |
| 小数で表すと | =B5/B6 |
| 分数1の分子 a | 1 |
| 分数1の分母 b | 2 |
| 分数2の分子 c | 1 |
| 分数2の分母 d | 3 |
| 約分前の分子(a×d−c×b) | =B1*B4-B3*B2 |
| 約分前の分母(b×d) | =B2*B4 |
| 最大公約数 | =GCD(ABS(B5),ABS(B6)) |
| 答えの分子(約分済み) | =B5/B7 |
| 答えの分母(約分済み) | =B6/B7 |
| 小数で表すと | =B5/B6 |
| 分数1の分子 a | 2 |
| 分数1の分母 b | 3 |
| 分数2の分子 c | 9 |
| 分数2の分母 d | 4 |
| 約分前の分子(a×c) | =B1*B3 |
| 約分前の分母(b×d) | =B2*B4 |
| 最大公約数 | =GCD(ABS(B5),ABS(B6)) |
| 答えの分子(約分済み) | =B5/B7 |
| 答えの分母(約分済み) | =B6/B7 |
| 小数で表すと | =B5/B6 |
| 分数1の分子 a | 3 |
| 分数1の分母 b | 5 |
| 分数2の分子 c | 6 |
| 分数2の分母 d | 7 |
| 約分前の分子(a×d) | =B1*B4 |
| 約分前の分母(b×c) | =B2*B3 |
| 最大公約数 | =GCD(ABS(B5),ABS(B6)) |
| 答えの分子(約分済み) | =B5/B7 |
| 答えの分母(約分済み) | =B6/B7 |
| 小数で表すと | =B5/B6 |
| 約分する前の分子 | 18 |
| 約分する前の分母 | 12 |
| 最大公約数 | =GCD(ABS(B1),ABS(B2)) |
| 約分した分子 | =B1/B3 |
| 約分した分母 | =B2/B3 |
「*」は掛け算、「/」は割り算、GCDは最大公約数を求めるExcelの関数です(ABSは念のため符号を外すために付けています)。
例えば1つ目の表(足し算)なら、B8とB9が約分済みの答えの分子・分母になり、\(\dfrac{2}{7} + \dfrac{3}{8}\) では \(\dfrac{37}{56}\)(小数で約0.6607)になります。
マイナスの分数を計算したいときは、分子側にマイナスを付けて入力してください。
Googleスプレッドシートで計算する方法
| 分数1の分子 a | 2 |
| 分数1の分母 b | 7 |
| 分数2の分子 c | 3 |
| 分数2の分母 d | 8 |
| 約分前の分子(a×d+c×b) | =B1*B4+B3*B2 |
| 約分前の分母(b×d) | =B2*B4 |
| 最大公約数 | =GCD(ABS(B5),ABS(B6)) |
| 答えの分子(約分済み) | =B5/B7 |
| 答えの分母(約分済み) | =B6/B7 |
| 小数で表すと | =B5/B6 |
| 分数1の分子 a | 1 |
| 分数1の分母 b | 2 |
| 分数2の分子 c | 1 |
| 分数2の分母 d | 3 |
| 約分前の分子(a×d−c×b) | =B1*B4-B3*B2 |
| 約分前の分母(b×d) | =B2*B4 |
| 最大公約数 | =GCD(ABS(B5),ABS(B6)) |
| 答えの分子(約分済み) | =B5/B7 |
| 答えの分母(約分済み) | =B6/B7 |
| 小数で表すと | =B5/B6 |
| 分数1の分子 a | 2 |
| 分数1の分母 b | 3 |
| 分数2の分子 c | 9 |
| 分数2の分母 d | 4 |
| 約分前の分子(a×c) | =B1*B3 |
| 約分前の分母(b×d) | =B2*B4 |
| 最大公約数 | =GCD(ABS(B5),ABS(B6)) |
| 答えの分子(約分済み) | =B5/B7 |
| 答えの分母(約分済み) | =B6/B7 |
| 小数で表すと | =B5/B6 |
| 分数1の分子 a | 3 |
| 分数1の分母 b | 5 |
| 分数2の分子 c | 6 |
| 分数2の分母 d | 7 |
| 約分前の分子(a×d) | =B1*B4 |
| 約分前の分母(b×c) | =B2*B3 |
| 最大公約数 | =GCD(ABS(B5),ABS(B6)) |
| 答えの分子(約分済み) | =B5/B7 |
| 答えの分母(約分済み) | =B6/B7 |
| 小数で表すと | =B5/B6 |
| 約分する前の分子 | 18 |
| 約分する前の分母 | 12 |
| 最大公約数 | =GCD(ABS(B1),ABS(B2)) |
| 約分した分子 | =B1/B3 |
| 約分した分母 | =B2/B3 |
表を丸ごとコピーしてA1セルに貼り付け、上の入力欄(分子・分母)を自分の数値に書き換えてください。
Pythonで計算する方法
from fractions import Fraction fraction_1 = Fraction(2, 7) # 1つ目の分数(分子, 分母) fraction_2 = Fraction(3, 8) # 2つ目の分数(分子, 分母) print(fraction_1 + fraction_2) # 足し算 → 37/56 print(fraction_1 - fraction_2) # 引き算 → -5/56 print(fraction_1 * fraction_2) # 掛け算 → 3/28 print(fraction_1 / fraction_2) # 割り算 → 16/21 print(float(fraction_1 + fraction_2)) # 足し算の答えを小数で → 0.6607142857142857
数式記述言語(LaTeX等)での書き方(コピペ可)
a/b + c/d = (a×d + c×b)/(b×d)
\dfrac{a}{b} + \dfrac{c}{d} = \dfrac{ad + cb}{bd}
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
<mrow>
<mfrac><mi>a</mi><mi>b</mi></mfrac>
<mo>+</mo>
<mfrac><mi>c</mi><mi>d</mi></mfrac>
<mo>=</mo>
<mfrac>
<mrow><mi>a</mi><mo>×</mo><mi>d</mi><mo>+</mo><mi>c</mi><mo>×</mo><mi>b</mi></mrow>
<mrow><mi>b</mi><mo>×</mo><mi>d</mi></mrow>
</mfrac>
</mrow>
</math>
a/b + c/d = (a*d + c*b)/(b*d)
Together[a/b + c/d]
r := normal(a/b + c/d);
r = simplifyFraction(a/b + c/d);
a/b + c/d = (a×d + c×b)/(b×d)
a/b − c/d = (a×d − c×b)/(b×d)
\dfrac{a}{b} - \dfrac{c}{d} = \dfrac{ad - cb}{bd}
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
<mrow>
<mfrac><mi>a</mi><mi>b</mi></mfrac>
<mo>−</mo>
<mfrac><mi>c</mi><mi>d</mi></mfrac>
<mo>=</mo>
<mfrac>
<mrow><mi>a</mi><mo>×</mo><mi>d</mi><mo>−</mo><mi>c</mi><mo>×</mo><mi>b</mi></mrow>
<mrow><mi>b</mi><mo>×</mo><mi>d</mi></mrow>
</mfrac>
</mrow>
</math>
a/b - c/d = (a*d - c*b)/(b*d)
Together[a/b - c/d]
r := normal(a/b - c/d);
r = simplifyFraction(a/b - c/d);
a/b - c/d = (a×d - c×b)/(b×d)
a/b × c/d = (a×c)/(b×d)
\dfrac{a}{b} \times \dfrac{c}{d} = \dfrac{ac}{bd}
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
<mrow>
<mfrac><mi>a</mi><mi>b</mi></mfrac>
<mo>×</mo>
<mfrac><mi>c</mi><mi>d</mi></mfrac>
<mo>=</mo>
<mfrac>
<mrow><mi>a</mi><mo>×</mo><mi>c</mi></mrow>
<mrow><mi>b</mi><mo>×</mo><mi>d</mi></mrow>
</mfrac>
</mrow>
</math>
a/b xx c/d = (a*c)/(b*d)
Together[(a/b)*(c/d)]
r := normal((a/b)*(c/d));
r = simplifyFraction((a/b)*(c/d));
a/b × c/d = (a×c)/(b×d)
a/b ÷ c/d = a/b × d/c = (a×d)/(b×c)
\dfrac{a}{b} \div \dfrac{c}{d} = \dfrac{a}{b} \times \dfrac{d}{c} = \dfrac{ad}{bc}
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
<mrow>
<mfrac><mi>a</mi><mi>b</mi></mfrac>
<mo>÷</mo>
<mfrac><mi>c</mi><mi>d</mi></mfrac>
<mo>=</mo>
<mfrac><mi>a</mi><mi>b</mi></mfrac>
<mo>×</mo>
<mfrac><mi>d</mi><mi>c</mi></mfrac>
<mo>=</mo>
<mfrac>
<mrow><mi>a</mi><mo>×</mo><mi>d</mi></mrow>
<mrow><mi>b</mi><mo>×</mo><mi>c</mi></mrow>
</mfrac>
</mrow>
</math>
a/b -: c/d = a/b xx d/c = (a*d)/(b*c)
Together[(a/b)/(c/d)]
r := normal((a/b)/(c/d));
r = simplifyFraction((a/b)/(c/d));
a/b ÷ c/d = (a×d)/(b×c)
a/b = (a÷g)/(b÷g) (g = GCD(a, b))
\dfrac{a}{b} = \dfrac{a \div g}{b \div g} \quad (g = \gcd(a, b))
<math xmlns="http://www.w3.org/1998/Math/MathML" display="block">
<mrow>
<mfrac><mi>a</mi><mi>b</mi></mfrac>
<mo>=</mo>
<mfrac>
<mrow><mi>a</mi><mo>÷</mo><mi>g</mi></mrow>
<mrow><mi>b</mi><mo>÷</mo><mi>g</mi></mrow>
</mfrac>
</mrow>
</math>
a/b = (a-:g)/(b-:g)
Simplify[a/b]
r := normal(a/b);
r = simplifyFraction(a/b);
a/b = (a÷g)/(b÷g)
ChatGPT に聞いて計算してもらう方法
あなたは分数計算のアシスタントです。次の計算を、必ずPythonコードを実際に実行して行い、実行結果の数値だけを根拠に回答してください(暗算や推測で答えないでください)。Pythonでは標準ライブラリのfractionsモジュール(Fraction)を使ってください。 次の分数の計算をそれぞれ行い、答えを「約分済みの分数」と「小数」の両方で示してください。 1. 2/7 + 3/8 2. 1/2 - 3/4 3. 2/3 × 9/4 4. 3/5 ÷ 6/7 計算に使った式と、実行結果の数値を示してください。
計算ドリル(演習問題)
このページの式を、自分の手で計算できるようになるための演習問題です。答えは約分した形(既約分数)まで直しましょう。
答えと解説は解答ページにあります。
使い方
-
1数値を入力計算したい数値を入力欄に入力します
-
2計算「計算する」ボタンを押します
-
3結果を確認計算結果がその場に表示されます。計算の考え方や式の解説も同じページで確認できます
DataChefの特徴
専門知識不要、直感的で簡単な操作
個人情報を登録することなく使用できます
「ダウンロード」押下でファイルを自動削除
クレジット表記不要
商用利用許諾の連絡も不要です
